王は再び聖剣を抜く   作:剣士雪

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第1章 王国の闇
プロローグ


ーー召喚ーー

 

ーー気が付いたら、教室じゃなかった………

 

どういうことかと言うと、教室で私達は、掃除を終えて、帰宅の準備をしていました。あれは、一瞬のことだったのです、視界を奪われる程、眩し過ぎる光に世界を覆い尽くされた。視界が晴れると共に現れたのは髭が良く似合うおじさん、思ってしまった。これ、勇者召喚じゃない?っと。

 

ーーそう、気が付いたら、謁見の間だったの………

 

おもむろにおじさんが口を開きました。そして、とても長い説明が終わるとおじさんは仰りました。

 

「頼む、お主たちに世界を救って欲しいのじゃ」

 

一国の国王が頭を下げる程にこの世界は切羽詰まっていたのです。だから、私は心良く受けようと思った、でも違ったっとそんな事を考えていると、私たちのリーダーである生徒会長が言いました。

 

「国王陛下、頭をお上げください」

 

「きっと、私達が世界を救って見せます」

 

私は思ってしまった本当に切羽詰まっているのかと、なぜって思う人がいるかもしれない。先程の思考の続きをしよう。召喚された殆どの者が国王の傍に居る姫の魔眼の虜になっていた。この様な下衆な戦法使う様な国なのだ。

 

ーーそう、この国は信用に値しない………

 

だが、皆が生き残る為にも私も虜にされている振りをしなければならない。私と言えども人質を取られてしまったら思う様に動けなくなってしまう、だからあくまで自然に振る舞うのだ。そう、思考している内にかなり話が進んでいるらしく、どうやら魔力量など勇者の適正があるかなどをこれから調べるらしい。

 

「うむ、とりあえず名前を呼んだら前に出て来ておくれ」

 

「「かしこまりました、国王陛下」」

 

「では、本田拓也殿から始める」

 

拓也は水晶に手を触れると眩しく輝き出すと、水晶の色は緑→黄→赤→白へと至ると、回りから歓声が鳴り響くどうやら話を聞いたところによると白が一番凄いみたい。

あっ拓也って誰?って話、拓也とは生徒会長の事です。

どんな人か?ですか。拓也は黒目黒髪で文武両道で優しく、優雅で誰にでも愛想を振りまくモテモテのイケメンですよ。あら、皆様に説明している内に私の番が来た様です。

 

「桜・フォン・エインズワース殿」

 

私が水晶に触れると何も起こらなかったのです。

 

「魔力がない者もいるのだな姫よ」

 

「恐らく、父上彼女の回りの者が些か優秀過ぎたのでしょう」

 

水晶が光らないと魔力が無いとうことらしいです。無いと分かったら直ぐに姫の態度が変わり始めました、あれは正に人を蔑む目でしたが国王に何かを言われた途端眼の色が変わりました。

 

「拓也殿に桜殿それに翔殿達には勇者の適正がある様じゃな」

 

「それでは、勇者様方は別の場所にご案内します。」

 

「付いて来てください。」

 

どうやら、ここから別行動になるらしい、それにしても、姫の反応が面白い、媚びる様な眼差し勇者と分かった途端にこれです。

 

「ここです」

 

案内された場所は庭園でした、色とりどりのお花が植えられた美しい場所でした真ん中に大きな石があり、そこには、剣が三本刺さっていました。

 

「ここはかつての勇者が置いていたと言われる聖剣が三本刺さっています。」

 

「これらを勇者様方に抜いて頂きます。」

 

聖剣を抜くだけという事だけで少し拍子抜けでした生前もやっているとても簡単な事、選定の儀って事ですね。姫が言うにはどれかしらが、抜けるらしいです。それにしても聖剣にはどれかしらの世界から降霊させた英雄の魂が宿っているらしいです、とっても楽しみですね。拓也と翔が順に抜き最後に私が聖剣を抜くと英雄の記憶が頭に流れ込んで来た。

 

ーー嘘、この聖剣は……いえ、彼女はモルドレッド………

 

 

ーー時を超えて相容れぬ親子は今、繋がろうとしている……ーー

 

 

 

 

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