ーー訓練ーー
「起きているか?」
この声は翔ね、皆お姫様に夢中みたいだし、来るのは翔ぐらいか。翔も元英雄らしいけど詳細は知らないのごめんね。
「起きているわ、入ってきて」
「じゃあ、入るぞ」
「フィアナから、話を聞いたか?」
「ええ、聞いたわ」
「フィアナが真っ直ぐに私の所に向かうはず無いもの、貴方がけしかけたのね」
「その通りだ、フィアナは魔眼持ちじゃ無い、ただ人より勘が鋭いだけだ」
「お前なら、魔力の話を持ち出せば必ず協力してくれるだろ?」
「その通りよ、本当に人が悪いわね」
「で、これからどこを調べる?」
「使い魔を放ち、とりあえず書庫で調べ物かしら?」
私としては、書庫が一番気になる所、やはり敵国を調べるには書庫が一番よね、王としては見過ごせませんわ。
「そうだな、書庫から調べよう、結構は夜中いいよな」
「構いませんわ」
実は翔とは多少険悪な関係です。私も仲良くしたいと思いますが、話している内にいつも、喧嘩腰になってしまいます。翔が帰った行ったので聖剣に付いて調べることにしました。
「やはり、意識を封じられているみたいですね」
「対話は無理」
「解析はマーリンにでも、頼みましょうか」
ーー君はやっぱり人使いが荒いね……………
「また、覗きですか?趣味が悪いですよ」
マーリンは本当に趣味が悪いです、最近は魔法少女者にハマっているらしく、いつ、聖剣に変身機能が追加されないかヒヤヒヤしています。
ーー何で分かったんだい?
「本当に追加したのですか、お願いだから辞めて下さい」
ーー別にいいじゃないか、で、聖剣を解析すれば良いのかい?
「はい、お願いします」
ーー解析する変わりに聖剣の機能はそのままで良いよね?
「はぁ、分かりました」
マーリンは心まで読めてしまうから、一番厄介な相手だ。
ーーじゃあ、またね〜
そろそろ訓練の時間みたいね、訓練場に急がないと行けません。それはそうと勇者に選ばれた人とそうで無い人は訓練が別々らしいです。
「どうやら、集まったみたいだな」
「教官のフォードだ、よろしく頼む」
「では、訓練を開始したい所だが」
「まずは、自身の好きな武器を選んでくれ」
拓也は双剣、翔は拳と両手剣、私は片手剣と盾に弓を選んだ。
「それでは、最初にお前達の現状をみたい」
「俺に選んだ武器で挑んでこい」
最初に拓也が挑みかかったが直ぐにあしらわれてしまう。
拓也は直ぐに、体制を立て直し次の攻撃に入るが、また、あしらわれてしまう、それが10分ぐらい続き遂に拓也は膝を付いてしまう。
「クソ、何で当たらない」
「お前の攻撃は馬鹿正直過ぎる、フェイントを入れろ」
次は翔が拳で挑んだ教官を圧倒し、調子に乗っちゃてる、恐らく足元をすくわれるだろうね。
「お前は調子に乗る悪い癖がある様だな」
「みっちり叩き直そう」
やばい、翔、絶対死んだフォード教官は超怖い噂があるから怒らせたらやばいらしいです。私の番が来ました。
「では、君の力量を見ようか」