龍に愛された少女   作:腐った饅頭

31 / 48
さて少し遅れまして申し訳有りません。
遅れた理由としては決してfategoのイベントで忙しかった訳ではありません。本当に。やっべえよ!邪ンタリリィが可愛いよとか何やってんの天草ァ!?とか思ってたりしません。

結論邪ンタリリィは可愛かった。

あと十連は爆死しました。イシュタル来なかったよ。


28話

あの後アーシアが向かっていた協会へ送ったのはいいんですけど、案の定、ドーナシークさんと出会った廃教会でした。そういえばバイサーさんも嫌そうな顔をしながらでしたが、着いてきてくれまして、一緒にアーシアを見送ってました。

 

そういえばバイサーさんを見た、ドーナシークさんが固まってましたが、一体どうしたんでしょう?

 

まさか一目惚れでもしたんでしょうか?

 

ハッハッハッハ!まさかそんな少女マンガ的なことは起こりませんよねー!

 

起こりませんよね?

 

いやでも、あの顔は何かそれっぽい顔だったような?

 

うーん考えても埒がありませんね。さて、それはともかくドーナシークさんに呼ばれましたし、さっさと行きましょうかね?

 

 

_____________________

 

「さて、呼んだ理由は分かっているよな?」

 

「ええ、分かってますよドーナシークさん。やっぱりアーシアの事でしょう?」

 

「そのとおり。まさかアーシアが迷子になって、君たちの世話になっているとは思わなかったがな。」

 

「それであの子が件の子ですか?」

 

「あぁ。あの子が魔女と呼ばれていた子だ」

 

そう言うドーナシークさんの顔は眉根を寄せ、その言葉を出すのが嫌だという事が分かる程の面持ちでした。

 

「なぁ、龍のお嬢さん。あの子は、アーシアは魔女と呼ばれるほどの人間だったか?」

 

「全然。転んで泣いた子を見て、見て見ぬ振りを出来ず駆け寄って行く。無情にも非情にも見過ごす事も出来ない。むしろ優しすぎると思うほどいい子でした」

 

「そうだろう?そうだろう!あの子はいい子だ。怪我した悪魔を、神器を持って怪我を癒しただけなのに、周りから魔女扱い!」

 

「あの子の何処が魔女だと言うのだ!?ただ怪我した悪魔を見過ごせずに、怪我を癒しただけじゃないか!!そんな心優しい子を魔女だと!?巫山戯るなッ!あの子を魔女と言って罵る奴らの方が、魔女であろうがッ!!」

 

ドーナシークさんはそう言い切り、その場は沈黙が流れました。

 

その状態から最初に口を切ったのはドーナシークさんでした。

 

「すまない。すこし、いや、かなり頭に血が登っていたようだ」

 

「彼女はただ怪我を治しただけなんだ」

 

「治した相手が悪かった」

 

「悪魔を癒してしまったばかりに、彼女は魔女扱い」

 

「何がいけないのだ?ただ彼女は怪我を治しただけなのに、何故それは悪だ、悪い事なんだと言われなければならない?」

 

「あの子は優しすぎる」

 

「自分が周りから罵られても、笑みを絶やさず過ごして来た彼女を誰が救う?」

 

「私が出来るのは、忌々しい魔女という枷から解き放つ事だけ」

 

「後は、彼女次第だが、しかし彼女は彼女なりの幸せを見つけたようだ」

 

そう言って、今も笑顔でイッセー達と話し続けるアーシアの姿を見るドーナシークさん。

 

 

「だから任せたぞミリス・ミラルーツ」

 

「もし、もしもだ、お前が彼女を不幸にするような事をすれば」

 

「私は命を懸けて、お前を殺しにゆく」

 

「勝てなくても、殺すことが出来なくても、私はお前を殺りに行くぞ?」

 

そう言い切ったドーナシークさんの顔は想いの籠った眼で睨んでいました。

 

 

 

 

あぁアーシアは幸せ者ですね。ここまで貴方の事を想ってくれる人が居る。

 

ならば私はこの想いに答えなければいけない。

 

彼女を、いえ彼女なりの生き方を最大限に支えたいと、私は思う。

 

「了解ですドーナシークさん。我が名を賭けて、私は持てる力を全て使って彼女の人生を支えましょう」

 

その言葉を聞き、息を吐きながら全身の力を抜くドーナシークさん。

 

少しの間を開けてから言いました。

 

「そうか。それならいい。君が自身の名を賭けるほどの意思を見せてくれただけで十分だ。彼女の事をよろしくお願いします。」

 

そう言って私にお辞儀をしるドーナシークさん。

 

そして、再び顔を上げた時はとても安らかな顔をしていました。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。