龍に愛された少女   作:腐った饅頭

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そういえば思ったけど何で、うちのカルデアにはキャスジルが来ないのだろうか?



38話

少女は困惑しながら倒れた。

何故自分の体から光の槍が生えているのだろう?と思いながら

何故私は赤い水溜りに倒れてるんだろう?

何で、ドーナシーク様も、イッセーさんも、泣いてるんですか?

泣かないでください、そう言いたいのに、喉に何かが詰まっているのか言えません。

 

魔女と呼ばれた私なんかで、泣かないでください。

 

 

 

______________________

 

高笑いが響く

それすら気に留めない。

今は何よりも目の前で倒れた少女の方が大事だから

 

「アーシアッ!アーシアッ!!」

 

肩に触ろうとした時横から大声で言われる。

 

「よせ少年触るな!傷が酷くなる可能性が有る!」

 

「ッ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、伸ばした手を戻す。

その代わりに叫ぶ様に、アーシアに呼びかける。

 

「アーシア!アーシア!!生きてるんだったら目を覚ましてくれ!頼むから!目を開けてくれ!!」

 

「少年その調子で呼び掛けてくれ!もしかしたら目を覚ますかもしれん。その間に私は応急処置をする!」

 

「分かった!」

 

そこに女の声が入る

 

「あら私を忘れていいのかしら?」

 

「なッ!?」

突如飛んできた光の槍を手の平からから炎を出し再び龍の翼のような大剣で弾く。

 

「チッ!今ので死ねばよかったのに」

 

「レイナーレ‥‥‥!」

 

「そのケモノのような目で見ないで頂戴。穢らわしいから」

 

「テメェがアーシアを……!」

 

「まさか怒ってるの?アッハッハッハ!!小娘1人が死にかけてるだけじゃないの。なんで怒ってるのか意味が分からないんですけど」

 

頭が真っ白になった

 

今コイツはなんて言った?

 

「オイ」

 

「ん?何かしら?」

 

「今、なんて言った?」

 

「ハァ?」

 

「だから今なんて言った……?」

 

話す言葉に怒気が混じる

 

そのことに気付かないレイナーレ。

 

「あら?もしかして聞こえなかったのかしら?」

 

「私寛大だからもう一度言ってあげるわ。」

 

「たかが小娘一人が死にかけてるだけで何キレてんのアンタ?って言ったのよ」

 

 

 

 

 

 

 

「たかが、たかが小娘ひとり?ふざけんなよ。女の子が死にかけてんのに、キレないバカがいるかよッ!!!!」

 

レイナーレは鬱陶しそうな顔で言う

 

「ハァ?本気でアナタ何でキレてんのよ?たかが人間でしょ?どうでもいいじゃない」

 

「それマジで言ってるのか?」

 

「ハァ?訳わかんない。人間が1匹死のうともどうでもいいわ。どうせ下等種族だし」

 

その言葉で理解した。

自分とは分かり合えないと

 

「あぁやっぱりお前とは分かり合えない」

 

「ハァ?なに?私と分かり合えると思ってたの?本気で笑える「うるせぇ」ア"ア"?」

 

「アーシアの代わりとか言うつもりはねぇ」

 

俺にアーシアの代わりなんて出来ない。

だけど今はこの胸にある感情を

荒れ狂うこの怒りをアイツにぶつける。

 

「剣なんていらねぇ」

 

手に持った大剣を投げ捨てた。大剣は燃え上がる様に消えた 。

そして自分の右拳をレイナーレに突き付けながら

 

それと共に

 

「ただテメェをこの拳でぶっ飛ばす……!」

 

己の怒りを、信念を突き付ける

 

「下等種族が嘗めるなぁ!」

 

そう言ってレイナーレは即座に光の槍を生み出し一誠に投げつけた。

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