ズサが行く異世界転生 作:グルバスター
「スピード重視の前衛が2人、継戦能力が低いけど前衛もこなせる後衛かぁ………………」
「オレタチゴーレムハ、体モ丈夫ダ……………ヤハリ、高火力ノ後衛ガ理想ダナ」
「回復能力ヲ持ツ者ハドウカ?安全第一ダナ」
「やっぱり冒険者手帳で探すしかなさそうね………?」
こうして手分けして候補を探すことになったが、
(ちっ、こういう女は地雷よ……………ゆるふわ系って何人本物がいるんだか……………本物だったら、余計嫌だし!!)
(ヤハリ、気軽ニ話シカケラレル奴ガイイナ……………コノ魔法使イハ強面ノ上ニ堅物ミタイダナ………ダカラ能力高イノニ誘ワレナインダヨ…………事務的ナコトシカ書イテナイシナー………誘イズラソウ)
一方、ズサは女神から聞いたように他にもMSが存在しているのかを調べていた。モビルスーツとかジオンとかで検索すれば引っ掛かるかもしれない。すると、
{ジム・当テタハズ} レベル15 槍兵
前世『折角、近接戦闘特化ニチューンシタノニ………』
{老練ノスナイパー・ザク壱} レベル34 砲兵
前世『最後ニ一旗………ト思ッタラ、若イ奴マデ……』
{グリーン・アッシマー} レベル21 強襲兵(飛行3)
前世『活躍シテナイッテレベルジャナカッタ…………』
{三角・プラス} レベル42 強襲剣士(飛行3)
前世『木ッ端微塵ニサレタ上、ソレニ乗リ換エ………』
{ジェガン・エーツー} レベル31 軽装タンク(飛行1)
前世『エリートナノニ………私ダケ大破シタシ………』
…………………………etc………………………………
(コイツ等ハ何ノアピールシテルンダ…………………ソウカ、組織ガ違ッタリ、敵ダッタリスルカラ互ニ声カケラレナイノカ………………面倒臭イ奴等ダナ………)
最近のラプラス紛争のお陰でかなりの数のMSがいるようだ。ただ少し迷走しているようだ。お互いに話しかけられず、かと言って知り合いが居ない世界は寂しい。ということで、誰からともなくプロフィール欄で語り合いをコッソリ始めたらしい。外から見ると、内輪ネタにしか見えないが。
「誰かいい人いた?」 「イヤ、特ニハ………」
「モウチョイ探ソウゼ…………………」
さっきの奴等は、良く知らないので知ってる奴を探そうと、ズサはさらにプロフィールを漁った。
{ギラ・避ケタハズ} レベル28 強襲兵
前世『アレハ、乱射シテイイ武器ジャナインダ………』
{ギラ・無口} レベル37 砲撃強襲兵
前世『アイツ、ヤバイヨネ?喋ル暇ナカッタヨ………』
(親衛隊ガ…………ヤハリ納得シテナカッタカ………)
{ロト・余所見} レベル40 砲兵
前世『直接対決ハ、キツイ………無慈悲ダッタ………』
{ロト・L字焼ケ} レベル40 砲兵
前世『見テンナヨ、上カラ来タシドウセ無理カ………』
(パラオニ来タ奴……………チビ戦車カ…………)
{リゼル・エリートa} レベル41 砲撃強襲剣士(飛行1)
前世『頭デッカチデ現場知ラズノ「エリート」ダヨナ』
{リゼル・エリートb} レベル39 砲兵 (飛行1)
前世『装備ヨリモヤラレ方ノバリエーションガ豊富ダ』
{リゼル・新米} レベル17 強襲兵 (飛行2)
前世『アレ?何故ココニ?回収サレタンジャ………?』
{リゼル・軍曹} レベル48 強襲剣士 (飛行3)
前世『金掛ケテ修理サレテ、退役マデ活躍無シダトヨ』
(雑談ニナッテルシ、脱線シ過ギダロ…………パーティー組ンデイルナラ、パーティーチャットシロヨ)
しかし、リゼルたちの話から考えてかなり未来からでも転生してくるらしい。ここは、ラプラス紛争時代を戦ったMSの世界なのだろうか。生き方に納得していないと転生するらしいが、わりと動機がアレである。
(ローゼン・ズールハ………………イイカ…………ユニコーンガンダム見ツケタラ、チョット煽ルカナ…………見ツカルワケナイガ……………………ン?)
{ユニコーンガンダム} レベル82 勇者並み
『バナージに会いたいです』
(何故イルンダ……………………何ガアッタ…………?後スゴク強イナ…………当タリ前カ……………)
公式で伝説扱いされている戦闘力はさておき、何故ここに来る羽目になったのか。しかし、プロフィールには、あの一言とヤバいステータス以外表示されていないので、知りたければ聞いてみるしかない。
{ユニコーンガンダム} レベル82 勇者並み
{ズサ} レベル36 砲撃強襲兵 (飛行2)
『本来ノ目的ヲ遂ゲタノデハ?何ガ不満ダッタノダ?』
(何カ分カルカモシレンガ……………カナリ失礼ダロウナ……………)
ユニコーンガンダムから返事は来るだろうか?結局、ズサは他のMSとパーティーを組むのは延期することにした。自分が落ち着いてからでなければ、誘うのは失礼だろう、と考えたからでもある。そのころ、スターリングフとイレイナは、壮年の男性ヒーラーか、魔法使いのエルフ少女か、で揉めていた。
「あんたは、火力より顔見て選んだでしょ!?」
「新米ニシテハ、カナリノパワーダロ!」
「あのねぇ、新米がうっかりあたしたちごと魔法使ったらどうすんのよ!ズサが死んだら責任取れるの!?」
「ソンナ事件聞イタコトモナイゾ!?コノ娘モアル程度依頼受ケテ今マデ完璧ダロウガ!?」
(何ヤッテンダカ…………………)
ズサは、二人がヒートダウンしてから話しかけることにした。でないと、自分までエネルギーを使いそうだった。
「ズサは、あたし以外の女と居ちゃだめだもん………」
「ハンッ!ズサガ他ノ女ニ取ラレルッテ!?だったら、ズサノ中ノ一番ニ成リャイイジャネェカ!!ヨッポド自信ガネェノカ!?」
「うるさいよー……………だって、ズサは下着見ても動じなかったもん…………女の魅力無いのかなあ………?」
「急ニ弱気ニナンノハ狡イナ……………ダケドヨ、魅力ナイナラ身ヲ引ケッテ話ダゾ?」
「そうかなあ………………」
「ズサニ、相応シクナイナラダガナ………オレハ、オマエラ一緒ニイタラ面白ェト思ウケド……………」
「よーし、じゃあズサに相応しいかどうか決めてもらおう!」
「調子ノイイ奴ダナ………オマエ…………」
「ワタシハ、ヒーラーガドンナ感ジカ知リタイノダガ」
「…………残念ダナ………」
「…………………拍子抜けしちゃったよ…………」
会話がヒートダウンするのを待っていると、返事をするころには話が思った以上に先に進んでしまっていることもある。そう感じるズサだった。