Rewrite もう一人のリライト能力者 作:yozakura
読んで下さったら感想などくれるととてもありがたいです。
ではどうぞ
ある日気付いた。
幸せが詰まっていると思っていたポケットは空っぽだった。
両手には何も持っていなかった。
当たり前だ、何を詰める努力も持つ努力もしてこなかったのだから。
底無しの湖に落ちていくようだった。
やり直すんだ。
今度こそ幸せを詰めるんだ。
手を伸ばす。
意識を研ぎ澄ませ。
さあ覚醒するんだ。
今度こそうまくやるんだ。
幸せになるんだ。
ふわぁ、今何時だ。
起きて時計を確認する。時計は8:05を示していた。
「やっべええええ、遅刻だああああああ」
即刻で制服に着替え急いで家を出る。
髪は学校でとかせばいいか。
走ってるがこの調子では間に合うはずもない。
くそっ、不本意だがあれしかないか。集中しろ、葉っぱと泉と水滴。
ポチャンという音が聞こえた。足だ、足を強化しろ。
身体の中で何かが奪われていく、しかし今はそんなこと考えてる暇などない。
足が軽い、この調子なら間に合うぞ。
「とべええええええ」
壁すらも跳ぶ。ショートカットはいいなぁ。
そんな調子で学校前につく。生徒達は登校中。どうやら間に合ったようだ。
ふう、良かったぜ。
今日は入学式なのだ。なので絶対に遅れられない。
「えーと、君ちょっといいかな」
俺のたっているところはたしかに通行の邪魔だ。
「ああすいません、邪魔ですよね」
「いえそうじゃないの、君....能力者よね」
確かに俺は能力者だが何故この人がそのことを知ってるんだ。
この人は何者なんだ。
「ああ、私は西九条灯花、
俺の担任か、どうでもいいけど。
「はぁ、よろしくお願いします」
西九条先生か。
「君をガーディアンに引き入れるわ」
ガーディアン?何だそれは。
聞き慣れない言葉。俺はこの人に何をされるんだ。
「そこまで緊張しないで頂戴」
あえて言おう、別に緊張などしていない。
時計を確認するあと10分で入学式が始まる。
「あらもうそんな時間なのね、よろしくね新入生送辞」
はっ?新入生送辞は別のやつだろう。
「はい原稿、それじゃあまた教室でね」
ええっ!?俺が新入生送辞の役なのか!?ふざけるな、俺は何も聞いていないぞ西九条。もうあいつは先生でも何でもないただのくそやろうだ。
何でこんなことに.....
「出来るだけ目立ちたくないのに」
てかそろそろ移動するか。
あー、めんどくせえなぁ。
式が体育館で始まった。
寝るか、最近睡眠時間足りてねえしな。
寝ようとしたところで西九条の言葉を思い出した。
新入生送辞じゃん。
「新入生送辞、緋州佑時君」
マジ話だったのかよ。
「はいっ!」
仕方ない、やるか。
「このよき日に入学式を開いて下さったことをありがたく思います、これより新入生はこの学校の一員としての誇りを持って生活します、新入生代表緋州佑時」
そんなこんなで入学式は終わった。
教室に入ると何人かもういた。俺は自分の席につき本を読む。
教室に担任、西九条が入ってきた。
「みなさん、このクラスの担任になった西九条灯花よ。よろしくねぇ~」
かっるいなぁ、西九条。
「じゃあみなさん、自己紹介でも始めましょうか」
自己紹介か、めんどくせえなぁ。
「じゃあ緋州君からね」
はぁ、出席番号一番は嫌じゃ。
西九条の笑顔を見て能面笑顔とか思ってしまった。
「緋州佑時、嫌いなものは西九条で好きなものはブラックコーヒーだ、よろしく」
ひっどいなぁという風に西九条が見てくるが無視する。
寝るか。
起きると時計は帰りの時刻を示していた。
もうこんな時間か、帰るか。
席を立つ。鞄を持って外に出ると西九条がいた。
「ちょっといいかしら」
「ん、はいどうぞ」
別に一人暮らしなので時間の問題はない。
「ガーディアンに入らないかしら?」
いろいろ聞いたガーディアンのこととかいろいろ。
断れば記憶消去か。仕方ないことなのか。
「考えさせてください」
「ええもちろんよ、ゆっくり考えなさい」
俺は再び歩き始める。そこで誰かとぶつかる。
「ああ、ごめん。えと緋州佑時君だっけ?」
「そうだけど、君は?」
ニカッとしてその人は言った。
「俺は天王寺瑚太郎、よろしくなっ。ちなみに瑚太郎でいいぜ佑時」
「ああ、よろしく瑚太郎」
天王寺瑚太郎か、何かどことなく懐かしいな。
こたろ...たす、け....
待ってろ!今助けてやる!
う、ん....
篝!力を貸してくれっ!
はっ.....なんだったんだ今のは。
「それじゃあまた明日、瑚太郎」
「ああ、また明日な佑時」
もうこいつとは関わるのをやめよう。深入りは良くないからな。
俺はまた歩き始める。
家につくとすぐに部屋に戻る。誰もいないのでどこにいようと同じなのだがやはり自分の部屋が落ち着くのだ。
さて、やることさっさと終わらせるか。
PCを開いていろいろ調べる。
「そろそろ寝るか」
時計を確認すると3時だった。
ふむ、さすがに寄り道しすぎたか。
布団に入ると睡魔はすぐやってきた。そしていつの間にか寝ていた。
一話終了です。
いろいろおかしいとこもあるかもしれませんがお許しを。
それではいつになるか分かりませんが二話も読んでくれたら嬉しいです。
また次話で。