Rewrite もう一人のリライト能力者 作:yozakura
家に帰るとすぐにベッドに転がり込む。
「姉さん」
久しぶりに姉さんのことを考える。忘れたことなんて無かったけどあまり考えないようにしていた姉さんのことを。
これで姉さんがガーディアンに引き込まれてなかったらどうすっかな。多分やめられないだろうし、でも、どうなったって探してやる。
「そろそろ準備すっか」
準備を始める。教科書類は必要だし服とかも必要だよな。
そんなこんな考えながら準備を始める。いろいろ必要なものをバックに詰める。
準備を終えるとまたベッドに転がる。
西九条の話では訓練期間を終えれば基本は一人暮らしになるらしい。仲の良いものがいればシェアハウスとかするみたいだが。
「姉さん......お姉ちゃん」
会いたい、一刻も早く会いたいよ姉ちゃん。
何故か涙が出てきた。姉ちゃんのことを考えてたら。
そしていつの間にか眠りに落ちていた。
朝起きると丁度いい時間だった。
何かいろいろして朝飯を食い家を出る。今日ものんびり行ける。
歩いているとまた瑚太郎に出会った。
「おはよう佑時」
「おはよ瑚太郎」
何故こいつは俺にこんな関わってくんのだろう。俺は関わりたくないのに。
「何かあったのか佑時?」
「何もねえけど」
「そうか」
会話をすぐに終わらせる。会話の終わらせ方は姉ちゃんに何故か、どういう流れでそうなったかは覚えてないけど教えてもらった。
そこからは無言を貫き学校に着く。
「じゃあな佑時」
「ああ」
それだけを言って分かれる。
たくっ、無駄な関わりは避けたいものだな。
廊下を歩いていると丁度西九条に出会った。
「準備はできた?」
「まあ、家の玄関とこに用意したけど」
「じゃあそっちに迎えを送るから」
俺は頷きその場からまた歩き始める。
とうとうか、少しでも姉ちゃんに関することが分かればいいけど。
そんなことを考えながら歩いているといきなり
「ピピー、制服の着崩しダメです」
という笛の音と声が聞こえた。
声の主を見てみると眼帯をつけた可愛い女の子だった。
「君は?」
一応その場だけ制服を戻しながら聞く。
「フーキンの中津静流です」
この階にいるということは一年か。
「フーキン?ふうきん?......あっ、風紀委員か」
「そう」
中津さんが自信ありげに言う。
「じゃあこれでいいだろ」
そう言って教室に俺は入る。みんな進学したてってのに仲良さそうだ。
俺はというと本を読む。本は俺にとって大事な存在だ。
とは言え読む本も限られていて姉ちゃんが何回も読んでた本を俺も何回も今読んでるという感じだが。
「はーい、みんな席についてー」
西九条が教室に入ってくるなりそう言う。
「はいでは、今から学級委員を決めたいと思いま~す」
相変わらず軽いなと思ったら目が合って微笑みかけてきた。
嫌な予感がするんだが。
「進行役はそうねぇ、緋州君お願いできる?」
嫌な予感は見事的中した。そしてどうせこれに拒否権など存在しない。
「はぁ」
前に出るとどうするかと考え喋る。
「まず推薦でいきたいと思います、この人がいいって人がいたら言って下さい」
いろいろな人が言われ黒板に書いて行く。言われた人全員書き終わったら小さい紙を配り前に書いてある人の誰か一人の名前を書いてもらった。
そしてその時間は終わり休み時間になる。
また本を読み始める。
そして休み時間が終わる。
授業を一通り終えて放課後になると西九条に呼び出された。
「ではそっちに迎えを送りますから迎えが来るまで家で待っていて下さい」
俺は頷き家に帰る。
家に帰るとまたベッドに倒れこむ。暫く帰ってこれないのかと考えると寂しくなる。
そしたら呼び鈴が鳴ったので出る。出ると黒服の男がいた。
「緋州佑時か?」
「そうですがあなたたちは?」
「ガーディアン」
なるほど迎えの人達か。
荷物をもちアパートの前に停めてある車に乗ろうとしたら何とその車には西九条が乗っていた。
「やほー、緋州君」
「はぁ」
ため息をつき車に乗り込んだ。
三話終了です。コメントとか評価くださると嬉しいです。