Rewrite もう一人のリライト能力者 作:yozakura
しばらく車に乗っていると古びた建物があるところで止まった。
「ここが訓練施設よ」
ここか、ここがガーディアンの。
「さあ、入りなさい」
「はい、西九条先生」
そう言って中に入る西九条についていく。
奥の方に行くといろんな人が立っていた。
「君で最後ね」
そういうと西九条は奥に行き女の人と出てきた。
「集合!!」
全員がそこら辺に集まる。
「君たちの教官になった緋州佑那だ、よろしく」
『よろしくお願いします!』
緋州、佑那。お姉.....ちゃん。
「では一人ずつ名前を言ってけ」
そう言われて一人ずつ言っていく。そして俺の番がくる。
「緋州佑時です!よろしくお願いします!」
お姉ちゃんははっとした顔をしている。
お姉ちゃん、姉ちゃん。
そうしてどんどん進んで行く。
今日はそれが終わると解散になった。
「緋州佑時、ちょっといい?」
「はい、何でしょう」
姉ちゃんは少し言いにくそうにしている。当たり前だが。
「あなた、私の弟よね佑時」
「お姉ちゃん......」
無意識のうちにお姉ちゃんを抱いていた。
「会えて良かった。本当に、良かった」
「ごめんなさい佑時」
謝ってほしいわけじゃないんだ。俺はお姉ちゃんにまた会えて良かった。
「ここに来ればお姉ちゃんに会える手がかりがあると思った」
姉ちゃんはバカだなぁって顔をしている。俺はバカじゃないけど。
「私がいなくなってからのこと聞かせてくれる?」
「もちろん、だけどお姉ちゃんの話も聞かせて」
お姉ちゃんは静かに頷く。
それを見て俺は話始める。
生きる為に俺はいろんなことをした。狩りの仕方や魚の釣り方、生きる術を独学で学んだ。辛いことや大変なこともたくさんあった。そんな中親が学費は出してくれていたみたいで学校には通えていた。
勉強もたくさんして姉ちゃんみたいになろうと思った。いろいろなことを頑張った。
しかし最終的には普通の学生として表向きは過ごすことにした。それは俺にとってあまりにも楽だった。だから普通の学生として過ごしてた。そしたらいきなり西九条が現れた。
俺はそういう風な話を姉ちゃんにした。
「そうだったの、ごめんなさい佑時」
「何で謝るんだよ」
俺がそういうと姉ちゃんは苦虫を潰した顔になった。
「佑時、やはり記憶を消して」
「嫌だよ!!」
姉ちゃんの言葉を遮って叫んだ。別に叫ぶつもりはなかったんだが叫んでしまった。
「姉ちゃんは俺にとっての唯一の家族なんだから、いや、だよ」
「ごめんなさい佑時」
姉ちゃんのバカ、俺は姉ちゃんと一緒にいたいだけなんだ。それがどこであろうとどんな状態であろうと。
「そうだ、姉ちゃんの話を聞かせて」
「ええ、そうね」
そう言って姉ちゃんは話始めた。
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