新しい世界で俺は忍者になる!   作:ルーニー

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忍法の使用には十分に注意しましょう。

なんか、助けた小娘と少女はクラスメイトらしいことが発覚した。いや、クラスメイトなんて全く覚えてないんだが、ホントにクラスメイトなんだろうか。

 

んー。んー?あ、いや、待てよ?どっかで見覚えあるな。あー。あー?うーん。

 

なんか見覚えのある顔だなぁと思いながら近くでジロジロ見てたら、顔を真っ赤にした金髪の小娘に顔面をおもっくそ叩かれた。なんもないと思ってチャクラ回さずにいたからかなり痛い。地味に衝撃が目に入ったし。思わず叩かれた場所を押さえて転げ回るぐらいには痛かった。

 

が、叩かれたおかげか既視感と共にこの金髪について思い出すことができた。

 

あぁ。2年前に誰かとキャットファイトやってたやつじゃん。名前までは知らんけど。

 

そう言ったらさらに顔を赤くして、忘れろぉ!と女の子が出しちゃいけないぐらいに腹の底から出された咆哮と共に思いっきりボディーブローを仕掛けられた。まぁ見てからのチャクラ強化余裕でしたがね!殴った方が痛そうにしていたのは良い思い出になりそうだ。愉悦愉悦。

 

が、そんなことをしてたら先生から拳骨とともに説教を食らった。なんか危ないことはするなとかなんとか言われたんだが、まぁ全員がフルアーマー装備とかしてなかったし、あれぐらいなら大丈夫だろう。現に大丈夫だったし。とか言ったらまた拳骨食らった。解せぬ。

 

んで、先生からの説教も終わりようやく修行に入れると思って準備してたら金髪の小娘が思い出したかのようにさっきのあれはなんだと問い詰めてきた。

 

あれ?あれとは?あ、もしかして超硬い腹?あれね、ちょっとコツがあってね。え?違う?じゃあ何よ。何が聞きたいのよ。

なんか結構興奮しながらガーッとくる小娘を嗜める少女。お前ら仲いいなぁ。修行に行っても良い?といったら2人に止められる。そんで興奮してる小娘の代わりに少女が聞いてきたのは、どう考えても体格の会わない変身と壁に垂直に立っていたあれはなんなの?だった。

 

……これ、言っても良いのかな。忍者だし、秘匿した方がいいんじゃないのかなぁ。え?なんスか先生?え?気になるから言え?言わないと修練を軽くする?ちょ、やめて!温くするのやめて!わかった!わかりました!言います!言うから修行軽くするのだけは!

 

先生からの説得(という名の脅迫)に折れた俺はとりあえず知る限りのチャクラ、および忍術について話すことになった。

話すと納得したような、どこか疑問げのような表情をする面々。仕方ないからちょうど近くにあった木に歩いて登ることにした。実際に見せた方が信じるだろうしね。

 

んで実際に見せたら驚きの表情で地面に対して平行に立つ俺を見る面々。やだ。なにこれなんか快感すら感じちゃう。

そのあと妹先生から体格に合わない変装の方を聞かれ、多分変化の術なんだろうなぁと思って変化しようと思い、ちょっとしたイタズラを思い付いて実行することにした。

印を結び、術の名前を声に出す。ボフンッと軽い煙が身を包み、少しして煙が晴れる。真っ白な肌。長い金髪のツインテール。ボンッキュッボンなプロポーション。そして何も着ていない全裸。皆さんご存じお色気の術(ナルトver)である。

全員、この姿を見て凍りついたかのように固まったが、妹先生がすぐに意識を取り戻して顔を真っ赤にして俺の前に立って体を隠そうと必死になる。小娘と少女は顔を真っ赤にして固まったままである。

 

どうよこのプロポーション。美少女だけど色々と残念な妹先生に見せつけるようにポージングをして妹先生を泣かせていると、背後から殴られたような衝撃が来て変化の術が解けてしまった。痛い頭を押さえながら後ろを見ると、そこには木刀を片手に顔を赤くしてやや怒ったような表情を浮かべている先生が。

 

そんでそのまま妹先生と合わせた説教である。しかも結構長いの。

いや、別に深い意味はなかったんです。ただ女性に変化したほうが分かりやすいかなぁと思って。はい。色々と残念な妹先生に見せつけて涙目にしようなんて思っていません。嘘です思ってました。だから涙目で殴らないでください妹先生地味に痛いです。え、ちょ、小娘なんでお前まで殴ってくるいやまてお前関係ないだろ!?

ちょ、先生助けて!そんな自業自得とか言ってないで助けて!

 


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