PERSON of AWAKENINGS〜覚醒者達〜 作:Mr.misto
それではごゆるりと。
[喫茶店アウェー]
僕の店の名前だ。
僕は人の名前がわかる。
聞かなくてもだ。
名前だけではなく、その人の、いわゆるステータスが読める。
職業柄的に、ラッキーな能力だ。
注文を聞かなくても、だいたい何が欲しいのかがわかるから、サービスしやすい。
ゆえに評判もいい方だ。
今日は珍しい客が来た。
ステータスが異常だ。
「召喚」、「時間操作」、それに「思考実現」
なんじゃそりゃ。
とりあえず注目しておこう。
「とりあえず、僕は君から何かを感じた。僕らと同じような気配のような何かを。」
悠介が琴美に真剣な顔をして問う。
「おいおい、ナンパか?いくら札束出せたって愛は金で買えないぞ?」
弥、うるさいぞ。悠介も無視してるし。
「琴美さん?かな?どんな力があるの?」
「なんで私の名前を?」
「僕の力は思ったことを実現できる能力なんだ」
[思考実現]………そういうことか。あいつは俺の能力も備わってるし、他のすべてができるってことか。
「そうなんですか。私は時間操作ですね。単純に時間を操れるだけです。悠介さんもできるんでしょ?願いさえすれば。」
「ああ、やったことあるよ。楽しいよね、時間旅行。弥くん、君は召喚能力以外に何かある?」
「わかってる時点では召喚しかできないな。お前ら、時間移動してみろよ。この目で見ないことには信用できないタチなんでね。」
「わかりました。悠介さん、やってみましょう。じゃあ時間を遅めましょう」
?なんだ?みんなゆっくり動いてるな。
あの3人は滑らかだな。
あ、そういうことか。じゃあ鈍く動かないとバレるな。
「なんだ?なんもかわ……なんで周りがゆっくりなんだ?」
「あれ、弥くんには効果がないのか?どうしてだろう?」
あ、悠介は気がついたな。
「今までやってきてこんなことないですよ!私以外が滑らかに動いてる!」
琴美は弥が動いてることが不思議とわかってないな。
弥は、ただただ動揺してるね。
「なるほどね。僕らのことを仮に能力者というとしたら、能力者には能力者の力が働かないのか。」
「だったら、これから3人で行動した方がいいですよね、見える景色が共有できるわけだし。」
「え?え?どゆこと?」
「つまり、私か悠介さんが時間を移動したら、弥さんも一緒に時間移動できるって事です。応用したら、いろんな事ができますよ。」
……やっと理解したな、弥。
「なるほどね。まあ悠介は1人で大丈夫だろ?だから、俺は琴美ちゃんと一緒に……」
おっw
琴美と悠介に睨まれてるなw
あんな顔なかなか見ないぞw
「………すいません冗談です」
「わかればよろしい。」
このメンツ楽しそうだなw
「そうそう、この力があれば犯罪が抑止できるかもしれない、って事を思いついたんだけど、やってみない?」
楽しそうだな。
「やるなら、もっと人がいた方がいいだろ」
「うーん、そうですね…」
しかるべき時が来たら、協力する事になるかもしれんな。
「あ、そうだ。時間を緩めて、滑らかに動いてる人を探せばいいんじゃない?さっきの弥くんみたいになると思うから、それで能力者を探せるよ。」
しかるべき時、まだ来なくても良かったのに。
「なるほど!悠介さんって頭いいんですね!」
「うう…認めたくないが、確かにそうだな………」
よし、名乗りを上げてみるか。
「緩めますよ。」
「マスター動いてね?」
「もしかして?」
そのまさかだよ。気がつくのはえぇんだな。
「お呼びでしょうか?」
「やはりそうですか。お話伺ってもよろしいですか?」
「ええ。私は、いわゆるステータスが読める能力があります。あなた方のステータスには驚きました。まさか、能力は違えど私と同類の人間がいたとは、驚きです。」
「話聞いてたんですね。なら話が早い。協力していただけますか?」
本当はもっとここで繁盛したいんだが、世の中物騒だしな。
「わかりました。協力しましょう。」
「なんかいい感じになってきたじゃんw正義のヒーロー的なw」
「じゃあ、これから会議はこの喫茶で、時を止めてやりましょう。」
「オッケー!俺も参加できるわけだし!全然いぎなーい!」
普通に聞いたら異常だな、この会話。
[数日後]
今4人でdsjにきて時を止めて能力者を探してるんだが、止まってるのにステータスが異常な奴がいる。なんなんだこいつは。
書いてて、予想の斜め上をいく文になったなwって思ってました。
先は読めてしまいますが、一応オリジナルなので。魔法科高校とか開かないんで。