Fate~Flower of battlefield~   作:yuia

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プロローグで全気力を使い果たした気がします。
プロローグが長い。。。


Prologue2

突撃をかけた後、最早どれほどの魔族に剣を突き立てたか分らぬ頃になって先頭を行く戦士が声を上げた。

 

「いたぞ、勇者だ!!」

 

俺たちは安堵の息を吐き前方へと視線を向けた。

 

そこに勇者の姿はなかった。

 

いや、勇者と呼ばれている者は確かにいた。

 

しかし、その姿は決して勇者と呼べるものではなかった。

 

そもそもこの世界での勇者とは初代魔王を殺した初代勇者が使用した剣を封印の岩から抜き、その力を持って人々を平和へと導く者とされている。

 

ではこの国の存亡を賭けた戦いで私情の為に作戦を台無しにし、勇者が持つべき剣を折られ、無様に地に膝を付き、こちらに助けを求める者は何と呼んだらいいのだろうか?

 

「何としても勇者を助けるんだ!!」

 

その声で俺の意識は浮上する。

 

そうだ今はおかしな事を考えるべき時ではない。

 

戦場で迷った代償は自分の物にしろ、他人の物にしろ誰かの命で払わなければいけない。

 

俺はそんな事はごめんだ。

 

俺の命も、あいつの命も、戦士たちの命も等しく無駄にするわけにはいかないのだ。

 

「行くぞぉー!!」

 

俺は我武者羅に声を上げる。

 

「おらおら!!お前ら、坊主に遅れてんじゃねぇぞ!!」

 

真後ろから頼もしい声が聞こえる。

 

背中は彼らに任せれば安心だ。

 

これで俺は前に集中できる。

 

突撃してくる俺に気づいた魔族が手にした棍棒を振り上げる。

 

しかし、次の瞬間には額に刺さった矢によって絶命する。

 

「悠騎ー、走れ走れぇ!!」

 

後方から聞こえる愛しい声。

 

もっと緊張感を大事にしてほしい。

 

でも、俺にとってその声はどんな魔法にも負けない回復薬。

 

勇者との距離は約10m。

 

速度を緩めることなく一気に走り抜ける。

 

残り5m。

 

3m。

 

1m。

 

辿り着いた。

 

それと同時に今にも勇者に振り下ろされようとしている大剣を盾を使って、走る勢いを利用して弾き返す。

 

弾かれた事で体勢が崩れガラ空き胴体へ一閃、崩れ落ちるところに蹴りを入れて後続の敵への時間稼ぎとする。

 

「時間がない、立て。」

 

「悠騎、来て・・・くr」

 

「時間がねぇってんだよ!!」

 

無駄口叩く勇者を怒鳴りつけ無理やり立たせる。

 

「坊主よくやった、戻って来い!!」

 

戦士たちは俺たちの退路をきっちりと確保してくれていた。

 

「待ってくれ!!こいつら俺の友達をk」

 

「おら、さっさと行け!!」

 

突き飛ばすように勇者を退路へと向かわせ、俺も追ってくる敵を捌きながら後退する。

 

「待ってくれ!!俺は敵を・・・」

 

ほざく勇者を戦士たちは強引に撤退させる。

 

よかった、あれ以上聞いていたらこの剣を向ける相手を間違えていたかもしれない。

 

「坊主!!殿はもういい、さっさと戻って来い!!」

 

戦士の声に促され剣を横薙ぎに一閃、その勢いで反転し見方と合流すべく一気に駆け出す。




プロローグで疑問点あれば質問ください。
本編で語ろうと思ってわざと触れていないものもあります。
単に気がついていないだけのところもあるかもしれませんので。。。
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