7月末より北条家が黒田家に侵攻開始、その報に正樹は真姫を評定の間に連れて防衛するための会議が執り行われた。
「…本当、嫌な予感が的中したな…」
予感はしていたがまさか本当に当たるとは思いっていなかった正樹も頬引きつり苦笑いをするしかなかった。
「悠長言ってる場合じゃないわ、取りあえず状況を纏めましょう」
苦笑いする正樹に厳しく言い放つ真姫、そして今黒田家に迫る戦力の状況を話す。
「この守谷城に向かってくる部隊は原胤貞率いる部隊1400、高木胤吉率いる部隊1600、北条綱高率いる部隊1300、この三部隊が私達の領地に攻めてくるみたい」
部隊の兵力数と指揮する武将を正樹に知らせ、正樹は次に自身達の戦力を聞こうと口を開ける。
「合計4300か…西木野さん、こちらの兵力は…どれだけ出せるの?」
「…やっぱり、何もかも整ってないから…私たちが出せる兵数は1700よ」
聞いた正樹に対し厳しい現実状況を突きつけるように黒田家の兵力話す真姫
4300(北条家)VS1700(黒田家)完全に劣勢は覆せそうにない数である。
「……西木野さん……なにか策とかある?」
完全なる劣勢、ここは真姫の考えた策に頼るしかないと始めから藁にすがる思いで正樹は真姫に訪ねる。
「策って言う策はないわよ……強いて言うなら各個撃破ね一部隊で見れば私達の方が上手だし……合流される前に一つ一つ叩く」
正に言い方を変えればごり押しのような作戦……黒田家の先々は真っ黒のようだ。
「……あっ!そうだ!西木野さん、城の改築……進行状況はどうなの?」
今から三か月前、真姫に指示していた城の改築、正樹の頭の中ではそろそろ完了するはずだと思い出して、この戦いに必要になると思い身を乗り出して訪ねる。
「まだ完全じゃないわ、そうね後十日はかかるかしら……もちろんだけどこの城にとりつかれる前に終わらせないといけないから、そうね、私は兵をここから南西に位置する小金の地に出陣することを提案するわ」
「小金で敵の先鋒を迎え撃ち、改築完了までの時間を稼ぐってことか」
改築にかかる残り日時を推測し、そしてそのための策を考え、小金に出陣しそのかかる日時を稼ぐという作戦を提案する真姫に正樹も納得して頷いた。
「それで小金で敵の先鋒の足止め…最悪は撃破できれば万々歳っけわけか」
「出きれ場の話よ…さてと、それじゃあ皆にも伝えに行くわ、黒田さんも…支度してね」
そういって北条に迎え撃つ作戦は決まり、早速行動に移るため真姫は各所へ通達に向かった。
「……もうすぐ、戦か……覚悟を決めないと……な、俺も西木野さんも」
迫る戦に初陣である正樹と真姫、人を殺すという非道を行う覚悟を改めて決めようと決意するのであった。
ツイッターにて、更新情報などを投稿しております
よろしければフォローお願いします
ニックネーム 八神尚哉
@jjLwyYPI30e2lBv