そして、こういうのを書くのは初めてなので下手くそですが読んでもらえると嬉しいです。
私がオラクルに来たその理由
銀髪の綺麗な髪と赤い瞳が特徴の少女は死の間際、肉体を持たない私に約束と身体を残していった。
『この約束は絶対守ってね……困っている人を見つけたら助けること!友達は大事にすること!そして、なによりもあなたが不幸にならないこと!……最期にプレゼント……私が死んじゃっても寂しくないように……ね』
A.P.228/8/7 アークスシップ(市街地)
ダークファルスの強襲によりほぼ壊滅状態となっている市街地に彼女は居た。
銀髪のショートカット、そして狐のような耳と尻尾、本来ヒトの耳がある位置からは黒い羽のようなものがはえており、まるで男のような高い身長、そして真っ黒なコート、腕には赤ちゃんが抱えられている。
時空間を移動中、謎の力に呼ばれこの世界に来た彼女は現在、絶賛迷子中であった。
「初めて来たところだし仕方ないとはいえ崩れた建物が道を塞いでたりするから本当に移動が面倒だな……さっき空間移動したばかりだからまだしばらくは徒歩だし……この娘が寝ている間に原因が見つかればいいのだが……」
彼女の能力は非常に便利だが使うたびの体力消費が激しすぎるため多用は避けている。
そんなこんなで歩いているうちに、今度はとてつもない力の流れを見つけた。今度はさっきの謎の力なんて比べられないほどの……いや、時間が歪むほどの大きな力である。
「くっ……あんまりのんびり歩いてる場合じゃないようだな!間に合うかっ!?」
彼女は、子供を抱えているとはいえ、猫や犬以上のスピードで走れる。それでも今回の力の発生源は遠く、何が起きるのかはわからないが大きな事が起きるのは決定的だった。
「わたし、『みんな』なんてよくわからないもの……守れなくてもいいから……あなたのとなりで……あの場所で……ふつうの女の子になってみたかったなぁ……」
白い綺麗な髪の先は紫色に染まっていて身体からは黒いモヤが出ている、赤い瞳のどこか儚げな少女はそう言い残すと大きな白い杖のようなものに貫かれた……ように見えた。
瞬間、辺りは眩い光に包まれ子持ちの彼女が駆けつけた時には既に大きな杖のみがそこに佇んでいた。
「遅かったか……!」
間に合わなかったことを悔しく思いつつも彼女はそこにある、白い大きな杖のようなものを掴んだ。杖のようなものは少しぶつければ壊れてしまいそうな繊細な造りになっており、先端の球体の中心には青く光るコアのようなものがあった。彼女がコアを見つめていると不意に謎の声が頭に響いてきた。
『クラリッサを持つものよ。わたしの声が届いているならば返事をしてほしい。』
『……あなたの声は聞こえている。あなたは一体なんなんだ?』
謎の声がすると共に不穏な気配も察知した彼女は直接応えず、テレパシーで応えた。
『わたしの名はシオン。貴女に願いがある。』
『あぁ、そういうこと……どうやら、近くに聞き耳をたてている奴がいるようだが?』
『彼の名はルーサー。彼についてのことは現段階では答えられない。答えるべきではない。』
『?……まぁ、私が信用に値してないととっておくが……私への願いとは?』
シオンは私に、クラリッサを3つに分けてナベリウス、アムドゥスキア、リリーパに隠してほしいこと、そして、未来でマトイと呼ばれる少女そしてマトイを助けようとする人物を助ける手助けを頼んできた。
交換条件として、10年後のアークス研修修了任務に行けるように研修生としてのデータを追加することを頼んだ。
こうして、彼女は子持ちアークスとして影で活躍していくこととなった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
多分、短いと思います、そして不定期ですが頑張って更新していこうと思います。