ダンガンロンパ 苗木と日向になった超高校級の転生者たち   作:ヒーロー好き

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遭遇!カムクライズル

「カムクラ先輩、大ファンなんです!パフパフしてください!」

体をクネクネしながら言う江ノ島

 

「・・・・・・・」

 

「じゅ、盾子ちゃん・・・そいつちょっとやばいかも」

 

「そうだよね!もうチョーやばいよね!カムクラさん」

 

「そ、そうじゃなくて」

 

「うっさい!黙ってろバカデブス!」

 

「はっ、バカ、デブ、ブス全部入ってる」

 

「さーって・・・・・・カムクラ先輩!初めまして!78期生の江ノ島盾子でーす」

 

「・・・・・・・(知ってるよ)」

 

「前から先輩のこと気になってだんですよ。こんなくだらない場所に引きこもってるなんてカムクラ先輩に似合いませんよ」

 

「(うるさい)」

 

「先輩だったら、もーなんでも出来るじゃないですか。例えば・・・いきなり死んでみんなを絶望させちゃうとかさー!!!」

江ノ島がアイスピックで刺しにくるが

 

ダン

 

簡単にいなし、江ノ島を踏みつける

 

「じゅ、盾子ちゃん!!お前ーーー!!」

戦刃がナイフで日向を刺しに行くが、左手を添えられただけで吹き飛んでしまう

 

「(す、すごいな!俺)」

自分のしたことに驚く日向

 

「(やっぱり、この髪留めを付けている間、本当に使えるだ)」

日向の髪の毛、カツラで見えないが泥の指輪(イビルディバーシー)をつけているのだ

 

「ツマラナイ。貴方たちの行動はまったく無意味です」

 

「あは、チョー良い!最低に絶望的じゃん!今の私・・・・・・でもねカムクライズル!絶望が必要なのはあたしだけじゃない。アンタもなのよ」

 

「絶望・・・そんなものいくら論理的に考えても必要ありません」

 

「論理なんて・・・チョーうける!じゃあ、私が今ここにこうなっているのも論理で説明できるっていうの?」

 

「江ノ島盾子・・・貴方は物事の先の先まで読める超分析力を持っていますね。それなのになぜ勝てないとわかっていてこんな真似を・・・」

 

「へー分からないんだ!貴方だって超分析力をもっているのにね」

江ノ島はニヤリと笑い

 

「ほら・・・絶望って未知なんだよ。私は超分析力のせいで世界に退屈しきってた。みんなが求める希望なんてただの予定調和だしね・・・絶望だけは違った!」

 

「・・・・・・・」

 

「ワクワクドキドキグチュグチュドロッドロの絶望は未知の味がするんだよ。絶望だけが世界に昏倒をもたらしてくれるの・・・一発の弾丸が世界大戦を引き起こしたみたいに絶望には世界を混沌に変える力があるのよ」

 

「(たしかに・・・でもそれだけじゃない!!)」

 

「見て!今の私。メチャクチャ楽しそうでしょう!こうしている今も私は絶望してすっごく興奮している!こんなあたしをアンタは理解できるの?」

 

「・・・・・・・」

 

「カムクライズルは世界の希望かもしれない。世界を救うかもしれない。希望の先なんで未知なんてこれぽっちもないんだよ!それじゃあアンタは救われない」

 

「(勝手に決めるな)」

 

「ねえ・・・こんな予定調和の世界なんてつまらないでしょ。だったらおいでよ!先輩!」

とその時アラームが鳴る

 

「(・・・来たか!!)」

 

「気付かれた!盾子ちゃん!早く逃げないと」

 

「全てを手にして全てに退屈したカムクライズル。アンタを救えるのは絶望だけ!私だけよ!これは絶望的で運命的な出会いなのよ!」

 

日向は江ノ島を気絶させた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、別の場所では

 

「・・・・・・・・」

雪染は目隠しをされ歩いていた。後ろに銃を付けられて

 

「・・・・・・・・」

 

「(どこまで連れて行くの?)」

 

「・・・止まって!」

 

「・・・・・・・」

 

「少し待って」

 

「・・・・・・・」

 

しばらくして

 

「・・・歩いて」

そう言われるとまた歩きだした

 

「(・・・・・・宗方くん)」

しばらく歩いて

 

「此処で待って」

とその時扉の開く音がする

 

「な、何をする気!!」

 

「そのまま入って」

 

「くっ!」

指示に従い歩き出す

 

「・・・・・・・・」

 

「止まって」

歩きを止める

 

「此処で何をする気?」

 

「・・・・・・・」

そう言うと手錠を外された

 

「目隠しを取ってください」

目隠しを取る雪染

 

「・・・ここは?・・・ん?」

わずかな光で奥にいる何かに気付く

 

「・・・連れてきたよ」

 

「ありがとう」

と奥から人が歩いてきた

 

「・・・貴方は?」

 

「初めまして・・・いや久しぶりと言った方が良いかな」

 

「久しぶり?」

 

「いや、初めましてと言いましょう。私はカムクライズルです!」

 

「!!」

名前を聞き驚く雪染

 

「カムクラ・・・イズル」

 

「言いにくいなら・・・日向創と言ってください」

 

「日向君?」

 

「ファイルを見たでしょ。人体実験の被験者になったんですよ」

 

「そ、そんな・・・何で」

 

「前に話したこと覚えてますか?親に無理やり進められて・・・俺の意見も聞かずに勝手に・・・その時、このプロジェクトの事を知り勝手に申し込まれたんです」

 

「・・・うそでしょ」

衝撃な理由に言葉を失う

 

「貴方は何も言わなかったの?」

 

「言っても無駄ですよ。親は私の事を道具としか思っていませんよ」

 

「悲しくないの?」

 

「ないと言えば嘘になります・・・学費を払える余裕はウチは無かったのですから・・・けど私はだた逃げたかったかもしれません」

 

「日向くん」

 

「・・・暗い話はこれくらいにして先生」

 

「はい」

 

「貴方は同期の宗方京助の指示で学園の暗部を調査しに来たんですね。警備部長である逆蔵十三も同様に」

 

「!?」

 

「図星ですね」

 

「・・・何で?」

 

「全ての才能を持っている私にとってはツマラナイほど簡単にわかりましたよ。宗方にカムクライズルの事、人体実験のことを知らせ、宗方が海外から戻ってくることも」

 

「・・・・・・」

雪染は恐怖で体が震えた

 

「(これがカムクライズル・・・これが世界に悪意を抱いたら)」

 

「先生」

 

「は、はい!!」

 

「そんなに怯えないでください。私は貴方と話がしたいだけです」

 

「話?」

 

「七海から貴方の事を聞いていますよ。人生は才能だけじゃない。人とかかわって思い出を作ることで、才能より大切な希望が生まれるって生徒の前で話したって」

 

「そ、そうだけど」

 

「・・・なぜです?私がいくら考えても理解できないです」

 

「・・・別に難しく考えることじゃないわよ」

 

「・・・・・・」

 

「私がそう思うのは、京助達に会って一杯思い出を作ったからよ」

 

「自分の体験談ですか・・・ですがそれはあなたに才能があったからで・・・」

 

「わかってる。けどね・・・私は学園に入学して京助達に会えてよかったと思っているの」

 

「・・・・・・・」

 

「たくさんの思い出が出来て、学園には感謝しているの。けど今は学園は間違った方向に進んでいるそれを正せるのは京助だけなの。そのためなら」

 

「自分の命を賭けるっというのですか」

 

「そうよ」

 

「ツマラナイ・・・テレビドラマなんかで出てくるセリフですね」

 

「な!なによ!!」

 

「けど・・・貴方だから77期生の生徒が貴方の事を信頼しているのですね・・・私も興味が湧きました」

 

「え?」

 

「・・・もういいです。送ってくれ」

 

「・・・・・・帰りましょ」

 

「え?でも・・・」

 

「もうすぐ評議員が来ます!急いで!」

 

「わ、分かったわ」

 

「あ!最後に一つ」

 

「何?」

 

「私と最後に会った時に言った質問、覚えていますか?」

 

「質問?」

 

「・・・もし覚えてなかったら、思い出してください。そしてその答えを聞かせてください」

雪染は考えながらもその場を後にした。

 

「・・・・・・」

雪染を連れてきた謎の人物もとい苗木も一緒に部屋を出た

 

「(・・・髪留めつけていないのに、カムクライズルのマネしなくても良かったかもしれないな)」

そう思いながら見送る日向であった

 

「(思い出か・・・俺も作れるかな)」

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