ダンガンロンパ 苗木と日向になった超高校級の転生者たち   作:ヒーロー好き

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佐藤と菜摘

翌日、日向は本科がある方に視線を向けていた

 

「・・・・・・・・・・・あと7日か」

 

「ねぇ・・・・ねぇってば!」

 

「ん?」

 

「あんた本科の方見ているよね」

 

「それがなんだよ?」

 

「友達いないでしょう。まあ、私もいないけどさ・・・」

 

「そりゃ・・・あんな挨拶してたらな・・・」

 

「だってマジだもん!なんたってあたしは超高校級の妹だからね!」

 

「・・・なんだそれ」

 

「知ってるしょ!構成員3万人以上の指定暴力団九頭龍組!」

 

「九頭龍組ってあの」

 

「うん!九頭龍組は私の実家!そんでお兄ちゃんは、組の跡取り!超高校級の極道なんだ」

 

「・・・へぇ・・・(知っているけどな)」

 

「そんなすごいお兄ちゃんの妹だから・・・私は超高校級の妹ってわけ!どう、筋の通った話でしょう」

 

「でも予備学科に来たってことは本科からスカウトはなかっただよな」

 

「まだ才能ないって決まったわけじゃないし、あんたはもうあきらめたかもだけど」

 

「・・・・・・」

 

「私はあいつらとは違う!どんな手を使ってでも本科に行くんだから」

 

「・・・・・・」

 

「本科で誰かやめれば、補欠入学とかありそうじゃない。例えばいけ好かないそばかす女とか」

 

「(小泉のこと言っているなこいつ)」

心の中で思う日向

 

「誰のことを言っているかわかんないけど・・・だぶんないと思うぞ!」

 

「はぁ!!」

 

バン

 

机をたたく音がする

 

「ん?」

 

「・・・・・・」

視線を向けると

 

「菜摘!あんたまた妙なこと考えてるじゃないでしょうね!」

 

「あっれーーー佐藤さんじゃん!久しぶり・・・何!盗み聞きしてたの?」

 

「いいから答えなさいよ!また妙なこと考えてるじゃないないの?」

 

「はあ!妙なことって?」

 

「・・・・・・・」

 

「知り合いなのか?」

 

「別に前の学校の写真部で一緒だっただけ」

 

「真昼に手を出したら絶対に許さないだから・・・」

 

「・・・・・・」

お互い睨みあう

 

「(あ!まずい!)」

日向はそう思い席を立つと

 

「はいはい。二人とも」

そう言うと二人に襟首をつかむ

 

「え!」

 

「ちょっと!!」

 

「喧嘩するならよそでしましょう!ここじゃ迷惑かかるし」

と言いながら二人を引きずった

 

「ちょっと離しなさいよ!」

 

「何をするのよ!」

 

「みなさん!お騒がせしました」

と言いながら教室を出て行った・・・予備学科に来ていた小泉もその様子を見ていた

 

「ちょっとあんた」

 

「ん?」

 

「真昼!!」

 

「何をしているの?」

 

「説明は後でするんで・・・じゃあね!」

日向は二人を引きずっていった

 

「ちょっと待ちなさいよ」

小泉もその後を追った

 

 

 

 

 

 

「ここでいいかな」

人のいない所に来ると二人を離した

 

「なんなのよあんた!」

 

「最低!!」

 

「大丈夫?」

 

「周りを気にしろよ」

 

「それはそうとあんた妙なことはたくらむな!」

 

「凡人ごときが私に口出しするな!」

 

「親に頼ることしかできないくせに」

 

「もうやめて」

 

「ちっ!!」

 

「ふたりともそこまでに」

 

「うるさい!あんたは黙ってて!」

 

「菜摘のお兄さん、同じクラスなのよ」

 

「だから何!!チクルっての?そんなことしてみろ!殺すぞ」

 

「・・・・・・」

 

「あいかわずだね」

 

「写真部の頃から全然変わらねぇーな!いい子ぶりっ子で、内心見下しているクソ女!!」

 

小泉は佐藤の陰に隠れる

 

「真昼の足を引っ張ってまで本科に行きたいの?ほんと最低ね!!本科にスカウトされてない時点であんたには才能なんてないのよ!そんなこともわからずにこの身の程しらずに!!」

 

「っ!この」

菜摘は殴りかかろうとするが

 

ガシ

 

日向が殴りかかろうとした腕をつかむ

 

「!!あんた!」

 

「ここまでだ!さすがにやりすぎだ!やめろ!」

 

「離しなさいよ!!じゃないと!」

 

「・・・・・・もう一度言う!・・・・やめろ」

と菜摘を睨みつける

 

「ひっ」

菜摘はそれにおびえる

 

「ふたりは早く行け」

そういうと佐藤と真昼はその場所からいなくなった

 

「・・・・・・・・ふう」

二人がいなくなると緊張を解く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、日向は噴水広場で七海とゲームをしていた

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・あ!負けたよ!さすが超高校級のゲーマーだな」

 

「日向君は集中してなかった」

 

「・・・・・・」

 

「何かあったの?」

 

「・・・まあ、ちょっとな」

 

「・・・・・・・・」

 

「七海はさ・・・自分にゲームの才能がなかったら・・・どうしてたと思う?」

 

「才能がなかったら」

 

「ゲームやってて楽しいのかなって」

 

「ん・・・それはそれで楽しいと思うよ・・・ゲーム好きだし」

 

「もし、ほかの人にゲームの才能があってそいつに勝てなくてもか?」

 

「人生は才能だけじゃない」

 

「え?」

 

「今のは、ちさ先生の受け売りなんだけど・・・才能があれば面白い人生になるわけじゃない。人とかかわって思い出を作ることで、才能より大切な希望が生まれるんだって。私は日向君と遊べて楽しい・・・と思うよ」

 

「そうだな」

 

「それじゃあ、続きやろうよ!」

 

「えっ?またこれを・・・そろそろ別のゲームにしない」

 

「ダメ!次は協力プレイをやりこむの」

 

「わ、わかった」

日向はゲーム画面に視線を向ける

 

 

「(・・・こういうのも悪くないな・・・ここに転生する前もこうやってゲームやってたし・・・・・・こういう時間が続けばいいな)」

 

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