異世界召喚されました
一度は、考えてみたことは無いだろうか。
この世界以外の世界の存在を、どんな人間でも「思い」「憧れた」。
異世界の存在を世間一般には認めず否定し諦め捨て嗤う「世界」。
「退屈だぁな」
そんな言葉が虚空に響く、こんなことを嘆いているのは昨年、高校を卒業し社会にニートと正式に認められた
「今日の飯どうしようかなぁ、なんかあったけか」
そう言って冷蔵庫を開け、コーラを手にとって少しずつ飲んだ。
「うめぇ」
「さて、仕事でもしますか。」
当然、社会や世の中のためになるようなしていない、拓武の指す仕事とはゲームのことである。
「へっ、楽勝だな」
昔から拓武は頭が良く賢い人間であったが賢いが故に学生時代では、異世界なんて子供じみた考えはやめろといろいろな人から言われ諦めてしまいさらに社会にも何も感じなくなったため18歳になっても進学も就職もする気が無く毎日ゲームに費やしている。
ゲームを始めて約15時間、体感時間ではまだ3時間くらいと感じていた拓武だが食欲には勝てなかった。
「腹も空いてきたし何か買いに行くか、って!もう一時かコンビニくらいしか開いてないか」
そう言って拓武は安全安心の我が家から近くのコンビニに行くことにした。
「今晩は、カツ丼にでもするか」
拓武は、カツ丼とコーラと少々のお菓子を持ってレジに向かった。「お会計の方888円です」
「おっ、なんか良い金額だなぁ、まぁこのあとも何か良いことあればいいな」
と、いつもよりも少し期待を寄せてコンビニを後にした拓武。
だが、この後拓武の予想を裏切った…。
「ここは、何処だ」
「確か俺、信号が変わって渡っている時に…」
遡ること数分前、家に帰っている途中の道路を渡っているとき信号を無視したトラックにぶつかったと思っていたが
「俺の家の近くじゃないな、でもこんな所見たことないからな」
その時、頭の中に誰かの声が聞こえた。
「ここは、君の憧れた世界だよ」
「なんだ、今の俺の憧れた世界だと…でもあり得ない誰もが嘲笑った幻想だぞ」
「でも、この景色、どうみても俺の憧れた世界だ」
「なんだよ、この涙は」
「ちくしょう、ううう!!」
「取りあえず、現状の確認だ。」
そう言ってなんとか気持ちを持ち直して鞄の中を見た。
「俺の持ち物はコンビニで買った少しの食糧とスマホとイヤホンと財布とモバイルバッテリー50000mAhが2つか」
持ち物を確認した拓武はもう一度まわりを見渡した。
「ここは草原か」
草原の高台から城らしきものが見ることができた。
「あそこのじぃさんに城下町までの行き方を聞いてみるか」
俺はじぃさんに城下町までの行き方を聞いて取りあえず行くことに
した。「城下町まではこの行き方で2時間くらいじゃ」
「ありがとよ」
「てか、遠くねぇーか!!あの、じぃさんボケてんのか!」
あの、ときのじぃさんへの感謝を返して欲しい。
「丸2日もかかんじゃねぇかよ、疲れて怒る気も起きねぇよ…」
「コンビニで買った物も殆ど食ったしな、お腹が空いて力でねぇよぉぉ…」
「バタ…」
2日間、歩き続けたことでさすがに腹が空き俺の視界は、暗く閉じ意識を脳の外に出した。