「おーい、おーい、おーい」
「もしかして、死んじゃったのかな!?」
「勝手に人に殺すな」
「わっ、生き返った!」
「だから、人を勝手に殺すなよ!」
「ごめんなさい!」
「それにしても、おにいさん大丈夫?」
「ああ、大丈夫だが君が看病してくれたのか」
「うん、おにいさん私の家の前に倒れてたから私が家の中に連れって来たの」
「そうか、ありがとうな」
「そうだ、おにいさんの名前はなんて言うの」
「ああ、俺の名前は…」
「ぐうぅぅぅぅ」
俺の言葉を消し去り腹の音が部屋に響いた。
「お腹空いてたんだね、何か作るから少し待っててね」
「ああ…」
そう言って少女は、台所だと思われる所に行き料理を作り出した。
俺は、部屋を見渡したが女の子だとは思えないくらい特に何もない部屋だったが女の子特有のなにか甘く良い香りがした。
「そう言えば、まだ名前を聞いていなかったな」
その思った時、台所から少女の声がした。
「お待たせしました、今ご飯が出来ました」
俺はベッドから体を起こし席についた。
「はいどうぞ」
「ありがとう、それじゃあいただきます」
「め、めしあがれっ」
なぜか緊張していたみたいだが俺は気にせず彼女が作ってくれた料理を食べ始めた。
「めちゃめちゃうまい!」
元の世界でもこんなうまい料理を食ったこと無いものだから大声でつい叫んでしまった。
「良かったぁ!私、誰にも料理を作ったこと無いから心配だったの」
「そうか、だったら今度は人に振る舞う時は心配しなくていいぜ、俺が保証するからよ」
「ふふふ、ありがとうおにいさん」
「そうだ、さっき聞けなかったけどおにいさんの名前はなんて言うの」
「ああ、俺の名前は略瀬拓武だ、まぁ拓武って呼んでくれ」
「うん!よろしくタクム!」
「私の名前はソフィアって言うの!」
「よろしくな、ソフィア」
俺はソフィアと言う女の子に出会い1時間くらい楽しいおしゃべりをして本題に入った。
「ところでだ、ソフィア俺はこの町、いやこの世界のことが全くわかんないんだ、知っていることで良いから教えてくれないか」
「それは構わないんだけど、タクムって変なお洋服を着てるけど何処から来たの」
「言っても信じないと思うがこことは違う世界つまり、異世界から来たんだ」
「そうなんだ!すごいね!」
「あれ、そんなに驚いてないのか?」
「まぁ、この世界には召喚魔法があるからね。異世界から生物を呼び出すことも上位魔法である≪コネクトゲート≫があるけど、
人を召喚できるのは聞いたことないなぁ」
「と言うことはこの世界に俺を召喚した奴がいるのか」
「うん、たぶんそうだと思うよ」
つまり、誰だか知らないが俺をこの世界に呼んだ奴は何でか、俺の力が必要ってことか、しかも、そいつは上位の魔法が使える上、普通は出来ない人を召喚できる。
この事から結構、地位が高い可能性があるな。
だが、俺にはまだ情報が少なすぎる取りあえずソフィアに色々聞いてみるか。