TDN淫夢厨が幻想入り   作:ポレポレポレゴン

2 / 4

 KMNライダーDNOU見て主人公の身体思いついた、リュウタロスすき


一度ある異変は二度ある

 

 「そういえばこの前倒した吸血鬼、また異変起こしたみたいですよ」

 

 (懲りねー奴だな)

 

 (全くだゾ)

 

 (じゃあ今から倒しに行きましょうよ!)

 

 (お前ら腹筋後1919回残ってるからって逃げようとしてんじゃねえぞ)

 

 (ファッ!?)

 

 「そもそも一人ずつ交代して一人114514回腹筋するなんて無理ですよ!」

 

 (いいだろお前成人の日だろ)

 

 「関係ないでしょ」

 

 (大体2日で腹筋114514回終わらすMURさんもおかしいんだよなぁ)

 

 (……でも割と本気でこの異変放置しててもいいんですか?)

 

 「多分それについては原作組が何とかするし大丈夫でしょ、てかまた俺らが介入しちゃうと原作組同士出会わなくなっちゃうし、それにあの原作組が負ける事はないでしょ」

 

 (まあ、そうですね)

 

 (そうだよ)

 

 (おらお前ら無駄口叩いてんじゃねえぞ、佐藤は後810回残ってんだからな)

 

 「ファッ!?」

 

 そんな下らない会話を交わしながらもKMRは何か違和感を感じていた。

 

 (……でも、本来いなかったはずの僕等が一度介入しちゃったんですよね)

 

 「お、そうだな」

 

 (もし、その時の敗北によって人間に対する油断が完全に無くなってたとしたら?)

 

 「………あ」

 

 (ま……ま、多少はね?)

 

 (それにどの道俺らがこれ以上介入するわけにはいかねーだろーが)

 

 「ま、まあ何とかなるでしょアゼルバイジャン」

 

 

 

 

 

 ーーーーーー

 

 「ぐっ!」

 

 (もう二度と人間に負ける訳にはいかないのよ………吸血鬼のプライドに掛けて!)

 

 「くぅぅっ!」

 

 (予想以上に激しい攻撃ね………!)

 

 ーーーーーー

 

 

 

 「ぬわあああん疲れたもおおおん!」

 

 原作組が原作以上に苦戦している事も知らずに、佐藤は床に転んでいた。

 

 (おい、この後仕事もあるんだろ?)

 

 「まだ時間ありますし大丈夫ですよ」

 

 転生者である佐藤が幻想郷で生きていくには、何か仕事が必要だった。

 

 その結果決めたのは二つ、一つは農業、こちらに関しては村の農家の人に頭を下げて、教えてもらった。

 

 二つ目はちょっとした退治屋みたいな物だ。

 

 幻想郷には時々、村との協定などを守らずに人間を襲う者がいる、そういった者を退治するのが仕事だ。

 

 だが、人間に害を及ばしていない者の退治は断っている。

 

 「じゃけんそろそろ行きましょうね~」

 

 佐藤は家を出た

 

 

 

 ーーーーーー

 

 

 

 「確かこ↑こ↓らへんらしいけど………」

 

 (こんなに静かだとお化けとか出そうですね)

 

 (K、KMR冗談でもやめてくれよな~)

 

 (何女の子みたいな恐がり方してるんだゾ)

 

 (お前ら静かにしろ……来るぞ)

 

 (で……でますよ)

 

 薄暗く静かな森の中、奥の方からカサカサっと音がなると巨大な陰が見えてきた。

 

 それも異常な影だ

 

 軽く3メートルはあるであろう巨大、背中に羽のようなもの、そして一番下の部分の影が複数ある事から、足も複数ある事が伺える。

 

 「アギャギャギャギャ………」

 

 そして出てきたのは、イメージ通りの化け物だ。

 

 化け物が巨大な右腕を佐藤に叩きつけるが、佐藤は横に跳び、回避する。

 

 (よし、田所、今日はお前が行け)

 

 (ええ……俺こういうの苦手なんですよね……)

 

 (文句言うな、また腹筋させられたいか?)

 

 (しょうがねぇなぁ)

 

 そう言うと、田所は佐藤と精神を入れ替えた。

 

 「こういうキモいの苦手なんですよね……」

 

 「カゴギャぎィ!」

 

 「ーーー邪剣`夜`」

 

 田所は右手に剣を出現させ、そのまま化け物に切りかかる

 

 ガキンッ!

 

 「ファッ!?堅すぎィ!」

 

 予想以上の腕の頑丈さに弾かれてしまい、そのまま化け物の攻撃をくらってしまった。

 

 「ッッッ!はえ~思った以上に厄介……」

 

 化け物はそのままひたすら田所に襲いかかり、その怪力を振りまく。

 

 ドゴオオオオオン!

 

 「うお!」

 

 バギッ!

 

 「おっと!こうも激しいと攻撃する隙もないですねぇ」 

 

 田所は一旦距離をとり、体制を立て直す。

 

 「しょうがねぇなぁ……`アレ`を使うか」

 

 (おい田所、アレは使うな、なるべく幻想郷の力を持つ奴らにバレないようにしろ)

 

 「分かりましたよ……じゃあ`あっち`で」

 

 (……あまり力を出し過ぎるなよ)

 

 「分かってますよアゼルバイジャン」

 

 化け物は田所に再び目をつけ、勢いよく突っ込んできた。

 

 距離があった分だけ、その勢いは強くなっている、対する田所は剣を構え

 

 「邪剣`夜`」

 

 剣に語りかけると、剣が応えるように黒く光り、

 

 「ーーー逝魔衝音」

 

 そのまま剣を化け物に振りかざした。

 

 「あ…ぎィ…ギャ…」

 

 化け物はそのままドサリと倒れるとピクリとも動かなくなった。

 

 「うわ……血飛び散った……ヴォエ!」

 

 ーーーーーー

 

 

 

 

 佐藤達は依頼人に報酬を貰い、帰宅している最中だった。

 

 「Foo!気持ちいいー!」

 

 (戦ったのは俺なんですけどね……)

 

 「まあまあ、そう拗ねないで、さっき依頼人の人が報酬ついでに豚肉くれたから」

 

 (やりますねぇ!)

 

 (いいゾ~これ)

 

 (これで当分は食事には困りませんね!)

 

 3人が脳内でワイワイやってる中、AKYSが語りかけて来る。

 

 (おい佐藤、もうすぐ次の異変じゃねえか?お前はどうするつもりだ?)

 

 「そうですね……まあ、気が向いたら解決しにいきますよ」

 

 とりあえず今はこの日常が続けばいいですかね、と佐藤は呟き、スキップしながら上機嫌に歌い、帰って行った。

 

 「幸福なのはギムナンデス!幸福なのはギムナンデス!」

 

 

 

 





 原作組との絡み?そのうちするんじゃない?(適当)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。