セントラル病院でEDEN症候群に関する資料を手に入れたアミは正式に暮海杏子の助手として働くこととなった。
これが後に多くのハッカーから恐れられる伝説のハッカー「サイバースルゥース」の誕生である。
アミは探偵になったということで杏子から最初の仕事が与えられた。それは中野ブロードウェイ管内での挨拶回りだった。
挨拶回りをしているとノキアと再会した。ノキアはアミの無事を知って安心したが、アグモンとガブモンのことが今も心配あいているらしい。
その後、新宿でアミのことが噂になっていないかどうか確かめるために、新宿へ行ったアミ。そこでアラタと再会した。アラタは黒い怪物に興味を持っているらしい。そして高校の親友のリョウタとサクラにもあったため、少し話をした。サクラの様子が最近おかしいらしい。
アミは心配だったが、リョウタがサクラのことは自分に任せるように言ったのでアミはリョウタに任せて事務所に戻った。
中野 暮海探偵事務所
アミは杏子に母親に連絡するように言われたのでアミは母の『相羽雪乃』に杏子の仕事を手伝うことになったことを伝えた。そしてアミの電脳探偵としての新しい仕事がまた始まろうとしていた。
「さて…そろそろ時間だな。」
「何か約束があるんですか?」
「いや、仕事の時間だよ、助手君。」
杏子がそういうと事務所のドアが開いた音がした。
「あの……暮海…探偵事務所は、こちらでしょうか…?」
ドアは少し開けて少女がこちらを覗きながら言った。
「約束した時刻通りか。ふっ、なかなか優秀な依頼人のようだ。ようこそ、暮海探偵事務所へ。どうぞ、お入り下さい。」
「……失礼します。」
「あぁ~君は!?」
「…!! あなたは……!?」
「ほう?君たちは知り合いか?」
「……いえ…知り合いというほどでは」
「えっと…なんて言ったらいいんでしょうか…。」
「ふむ…?まあ、いいでしょう。依頼人の「山科悠子(やましなゆうこ)」さんですね?」
「……はい。私が…山科悠子、です。」
「(自分の名前なのに歯切れ悪そうにしてる?)」
アミは少し不思議に思った。
「では、依頼内容を伺いましょう。そちらのソファへお掛け下さい。」
「……はい…。」
Chapter2 父を探して~山科悠子の依頼
悠子をソファに座らせた杏子。アミは珈琲を淹れて悠子にだした。もちろん普通の珈琲である。
悠子はコーヒーを少し飲んでリラックスしたのか依頼内容を話し始める。
「父が…私の、父が…消えてしまいました。」
「…消えた、とは?」
「行方不明に…なってしまったんです。探偵さんには、消えてしまった父…「山科誠」を探し出して欲しいんです。」
「ふむ…お父様に関する情報はありますか?」
「はい…父の、基本的な情報はこちらに…データを送ります。ですが…その中で手掛かりになりそうなのは、父が使っていた「EDENのアカウント情報」くらいで…アカウント情報を問い合わせると…現在も、アクティブな状態なんです…でも…。」
「呼びかけても、応答しない?」
「…全く反応がありません。父を…見つけ出してください。」
「…分かりました、お引き受けしましょう。」
「…! よろしく、お願いします…。」
「では、すぐに調査を開始しましょう。進展があれば、お知らせします。」
「連絡先を教えていただけますか?」
「……いえ、その必要は、ありません。しばらくしたら、また、来ます。それでは…これで、失礼します。」
悠子は事務所を後にした。そして杏子はさっそく事務所のPCで早速調べに入る。そして数分後…。
「…山科誠のアカウント情報が確認できた。結論から言えば…このアカウントは、何者かに乗っ取られている可能性が高い。アカウントの動きに不自然な動きが多々見受けられる。同時に"複数の山科誠"がEDEN内を闊歩していたりな。最近、巷を賑わしている「アカウント狩り」に間違いない。」
「アカウント狩り…。」
「君にはまず、現在もアクティブな山科誠のアカウントの追跡から始めてもらう。アカウントの乗っ取りは、往々にして組織的な犯行であることが多い。EDENで聞き込みすればアカウント狩りに関する情報が、何かしら得られるだろう。出番だ、ワトソン君…ふふ「EDEN」へ赴き、聞き込み調査をしてきたまえ。」
「了解です。」
こうしてアミはEDENでアカウント狩りについて聞き込み調査をすることになった。
EDEN ザクソンフォーラム
アミは聞き込み調査の最中に元ザクソンハッカーと接触することができた。なんでもそのハッカーは最近EDENにガラの悪い連中が多く入ってきて嫌になって抜けたらしい。アミはそのハッカーからザクソンのアジトのURLをもらい。ザクソンフォーラムに行くこととなった。
「ここがザクソンフォーラムかぁ。ユーゴの言ってたハッカーグループってここなんだね…。」
「なあアンタ…新人か?」
フード姿の男がアミに話しかけてきた。
「いえ、私は聞きたいことがあってここに来たんです。」
「なんだ…新人じゃねえのか…やっとまともな新人が来たと思ったんだがな。」
「まともな新人?」
「あぁ、あの連中見てみな?」
フードの男が見る方向と同じ方向を見るアミ。そこにはかなり太々しいほどに態度が悪い男たちが座っていた。
「あの連中最近は言った新人なんだが、俺たち古参にも挨拶もしねえ、あんな連中が増えるから最近ハッカーの質がどんどん落ちてるんだよなあ。」
「………。」
「それで、アンタは何を聞きに来たんだ?」
「アカウント狩りについて聞かせてもらえないでしょうか?」
「おいおい、とんでもねえ嬢ちゃんだな…それ聞くためにザクソンフォーラムに一人で乗り込んできたってのか。いい度胸じゃねえか。」
「…恐縮です。」
「だったら、これ持って「クーロンlevel2」へ行ってみな、アンタの知りたいことはそこにあるだろう。」
男はアミに仮面を渡した。
「この仮面を持っていくんですか?」
「それがねえと先に通してくれねえぞ。あと…それなりの覚悟していったほうがいいぜ。まあ、単身でザクソンに乗り込める度胸があれば問題ないだろうな。」
「そうですか、ありがとうございます。では…。」
アミは男に軽く一礼してその場を後にした。
「フェイさんとはまた違った感じで強そうな女だったな。リーダーが言ってた面白そうな奴って、あの女のことか…。いい女だ。」
男は少し笑いながら言った。どうやらアミに少し興味があるようだ。
アミは男に言われた通り、クーロンlevel2に向かうことにした。
クーロンlevel2
ハッカーたちのたまり場であるクーロンの中でも特に質の悪い連中が多いエリアがこのレベル2エリアである。
アミは先ほどザクソンフォーラムの男に渡された仮面を持って進んで行く。道を塞いでいたハッカーたちは仮面を見るとすぐに通してくれた。
「すんなり通してくれるんだね。」
『その仮面はお仲間の証みたいだね。同じ仮面をしてる人いっぱいだね。』
『始めて来る新顔は歓迎しているようだな。敵だってことに気付かない頭の悪い連中だ。』
「あんまり大きな声で言っちゃダメだよBアグモン…。」
『前から思ってたんだけどな…わざわざB(ブラック)っていう必要ないんじゃないか?』
Bアグモンの提案にアミは足を止めて聞く。
「え?どうして?」
『わざわざブラックなんて前につけてたら呼びづらいんじゃないか?だったら普通に俺のことはアグモンでいいと思うが…。』
『でも、黄色いほうがげんしゅ…?なんでしょう?』
『ああ、俺はどっちかというと亜種に当たるな…。だが黒いアグモンだからブラックアグモンってのは安直すぎやしないか?』
「「アグモン(黒)」よりましだと思うけど…。」
『あぁ~それもそうか…う~む…。』
Bアグモンは自分の呼び名に関して悩んでいると…。
『そんなことより、アミさっきデジラボに行ったよね。』
『おい、そんなことってなあ…。』
「さっきの進化の話?」
『うん!進化の話!!』
アミはクーロンlevel2に訪れる前にデジラボを訪れていた。そこでアミはミレイからデジモンの進化についての話を聞いた。
『レベルを上げて進化させることもできるが、そこに絆があればさらに強くなるって言う例のアレか?』
『うん!!僕たちはアミを信じてるからきっと進化したら僕たちはすっごく強くなるんじゃないかなぁって!!』
「ドラコモン、Bアグモン…君たちは私を信じてくれるのは嬉しいけど…。私は君たちを知らないし…君たちの言うアミが本当に私とは限らないんだよ。」
アミがそう言うとドラコモンとBアグモンはたがいに目を合わせて笑った。
『僕はわかるよ。あのアミはアミのことだよ。』
『俺にもはっきりわかる。あの時のアミはお前だ。』
「二人とも…。」
『アミ…お前があの時のことを覚えてないのは悲しいが…必ずあの時のことは思い出すはずだ。』
『僕たちは…そう信じてる。』
「ありがとう…二人とも。」
アミはBアグモンとドラコモンの頭を撫でると2体とも気持ちよさそうに笑っていた。
そして、アミ達はクーロンlevel2の最奥へたどり着いた。
「あん?なんだテメェわ!!ここをどこだと思ってんだ!!」
ハッカーがアミに絡んでくる。もちろんこの程度のチンピラにビビるアミではない。
「そう邪険にしないでくれる?ホラッ。」
アミは例の仮面チンピラハッカーに見せた。
「あ?なんだお仲間じゃんかよ~。新顔かい?ちゃんとアカウントは狩ってきたかい?」
「まぁね…。」
アミは本当はアカウントを買ってきていないのでここは話を合わせることにしたようだ。
「へぇ~やるじゃ~ん?今度僕と一狩り行こうよ~。」
「………。」
「おっと、君いいタイミングで来たね~…いるよ?」
「いる?誰が?」
「ほら、あそこ見てみ。」
ハッカーに言われた方向を見るアミ。そこにはザクソンの仮面をした男が不気味に体を揺らしながら立っていた。
「あれ「メフィストさん」だよ。」
「メフィストさん?」
「乗っ取ったアカウントはあの人が直接、買い取ってくれるんだよ。」
「なるほど…あの人がね。」
アミはメフィストさんの元へ歩き出す。
「あ、もう行っちゃうのかい!?ちょっぴりキマっちゃってる人だから、気を付けてね~!」
そう言ってチンピラハッカーは他のハッカーたちとの会話を再開した。
アミはハッカーが離れたのを見計らってメフィストさんと話をすることにした。
「あなたがメフィストさんですね。」
「…アカ…ウント…はやく…よこせ…」
「山科誠さんのアカウントを返してもらいますよ。」
「…カエ…セ…ダト…カカカカ…カエカエカエ~~!!!???」
メフィストさんの様子が豹変した。いつもと違うメフィストさんの様子に他のハッカーたちも気付き、近づいて来る。
「ちょっ…君、メフィストさんに何したの!?メフィストさん、キマりすぎちゃってるじゃないの!?」
「…………。」
アミは一切動じずただその場に立っているアミ。
「カカカ…カカカエ…カエセ…カエセダトオオオオオオ!!!?」
「お、落ち着いてくださいよメフィストさん!?」
なんとかなだめようとするハッカーだったがメフィストさんの怒りは収まらない。
「ウワアアアアアアア!!!」
「ヒィッ!?」
メフィストさんのアバターの背中が徐々に裂けて行く、そして赤い体が徐々に姿を見せ始める。
「ウワアアアっに、逃げろおおお!!!」
ハッカーたちはメフィストさんの豹変に怯え逃げ出した。そしてメフィストさんのアバターが勢いよくはじけ飛び中からデジモンが姿を現した。
【名前:グラウモン タイプ:魔竜型 種族:ウィルス 「深紅の魔竜」と呼ばれている魔竜型デジモン。必殺技:プラズマブレイド エキゾードフレイム】
グラウモンはクーロン中に響き渡るほどの咆哮を放ちながら近づいて来る。
「行くよ二人とも…リアライズ!!Bアグモン!!ドラコモン!!」
アミはBアグモンとドラコモンを出現させた。
「二人共!早速やってみよう!進化を!」
『ああ!!』『うん!!』
――EVOLUTION――
デジヴァイスの画面に『EVOLUTION』の文字が浮かびデジヴァイスの電脳空間にBアグモンとドラコモンの2体が写っている。
『ブラックアグモン、進化!!』『ドラコモン、進化ぁぁ!!』
Bアグモンとドラコモンの2体が回転しながらテクスチャが量子化しデジコアのみが残された。次の瞬間2つのデジコアが電脳空間内を移動し、先程量子化したテクスチャで新たな姿に再構成されて行く。
『グレイモン!!』『コアドラモン!!』
進化終了と同時にデジヴァイス内部の電脳空間が解除されアミの目の前に新たな姿となったBアグモンとドラコモンが姿を現した。
【名前:グレイモン(XW版) タイプ:恐竜型 種族:ウィルス 通常のグレイモン(青)と違いすでに体の一部が機械化しているグレイモンの変異種。必殺技:メガフレイム ブラスターテイル ホーンストライク】
【名前:コアドラモン(緑) タイプ:竜型 種族:ウィルス 「ドラモン」の名を冠するデジモンにはデジコアに必ず竜因子のデータを有しており、その竜因子データの割合が高ければ高いほど体の形状が竜型になっていくが、コアドラモンの竜因子データ割合は100%となっており、まさしく純血の竜型デジモンである。必殺技:グリーンフレアブレス ストライクボマー ジ・シュルネン-Ⅱ】
「これが…進化…!?すごい!?」
『さぁ行くぞ!!』
『僕も…いや、俺も行く!』
グレイモンとコアドラモンはお互いに頷く。そしてグラウモンの方へ向き直した。
『…キラ…キラ…ヨコセエエエエエ!!!』
そしてグレイモンとコアドラモンはグラウモンと戦闘を開始する。
VS グラウモン
グレイモンはグラウモンに向かって猛スピードで走りだす。コアドラモンはグラウモンの後ろに回り込むべく遠回りに走り始める。
グラウモンは猛スピードで突進するグレイモンの角を両手で掴み止める。だがグレイモンのパワーはすさまじくグラウモンも押されて足場が抉れてしまう。
グラウモンは反撃に出る。両手をグレイモンの角から離して強靭な両手の爪を突き立て大きく振り上げる。グレイモンは寸前で避ける。
『ブラスターテイル!!』
グレイモンの尻尾は灼熱の炎を纏いその尻尾でグラウモンの顔に向かって攻撃する。秒単位レベルの短時間で行われた攻撃にグラウモンは避けることができず直撃してしまう。
グラウモンはすぐに体制を立て直すが背後からコアドラモンのグリーンフレアブレスが直撃した。そしてその場から爆炎が広がる。
『決まった!!』
『油断するな!!』
倒した気になっているコアドラモンにグレイモンが注意するが、突如先程の爆炎から熱戦がコアドラモンに向かって放たれた。油断していたコアドラモンは直撃してしまう。
『グアアッ!!』
『コアドラモン!』
グレイモンがそう言っているとグラウモンが爆炎の中から勢いよく現れて一気にグレイモンとの距離を詰める。
『何ッ!?』
強靭な詰めを振り上げグレイモンに攻撃した。グレイモンに直撃し、さらに追い打ちをかけるようにグラウモンが勢い良くパンチした。
『グウッ!!』
『こんのっ!!』
コアドラモンが背後からグラウモンに攻撃しようとするがグラウモンはすぐに反応しコアドラモンの顔を掴み地面に勢いよくたたきつけた。
「強い…。」
『この力…グラウモンが闘争本能のまま暴走しているのか…。』
『はぁ…はぁ…あれは暴走なのか?』
「暴走を止めるためには…どうすればいいの?」
『倒すしかないだろうな…。』
『大丈夫さ…アミのためにも…負けない!!』
『誘いこんで同時に必殺技を打つぞ!!』
「わかった!」
グレイモンとコアドラモンがグラウモンに向かって走り出す。グラウモンは迎え撃つために両肘のブレイドにプラズマを発生させて攻撃する『プラズマブレイド』で攻撃を放つが寸前で2体は避けた。
次の瞬間コアドラモンの尻尾を使った得意技『ストライクボマー』とグレイモンの『ブラスターテイル』を同時に放った。
グラウモンの攻撃を寸前で避けられた隙に放たれた2つの技を直撃してしまったグラウモンは大きくふっ飛ばされ、グラウモンは壁にたたきつけられた。
『とどめだ!メガフレイム!!』
『ジ・シュルネン-Ⅱ!!』
グレイモンの灼熱の炎とコアドラモンのビームが直撃したグラウモンは倒れて体が量子化していく。するとグラウモンの姿は消え小さな赤いデジモンが現れた。
【名前:ギギモン タイプ:レッサー型 種族:フリー ジャリモンが成長した四足型の幼年期デジモン。】
「幼年期?」
『倒されて幼年期にまで退化したんだな…。消滅せずに済んだだけ不幸中の幸いだな。』
アミはギギモンを回収し、そして本来の目的であった山科誠のアカウントの回収も終了した。山科誠のアカウントは杏子に連絡する際に送った。そしてクーロンを出るついでにギギモンをデジラボのミレイに治療のために預けたアミは事務所に戻った。
中野 暮海探偵事務所
アミが前もって送っておいたアカウントの情報をアミが戻ってくるころにはすでに調べ終わっていた杏子。
「山科誠のアカウントが解放されたおかげでアカウント情報をサルベージすることができた。現住所も確定済みだ。その過程で、入手した家族構成を調べてみたところ面白い事実が浮かび上がった。」
「面白いことですか?」
「ああ、依頼人"山科悠子"と、ここにある娘の情報が明らかに食い違っている。やはり…というべきか。あまりにも浅はかというべきか。」
「え?どういうことですか?」
「ん?君にはまだ、わからないのかい?ふふ、どうやら我々の主従関係はしばらく安泰だな。とにかく、山科誠の現住所へ向かうとしよう。」
「はい!」
この後アミと杏子は山科誠の自宅へ向かった。自宅には山科誠はいたのだが娘の名前は悠子ではなくチカという名前だった。
このことに関してあの依頼人は何かを隠していることが分かった杏子とアミ。二人はあの依頼人が再び来るのを事務所で待つこととなった。
そして依頼人が事務所に来た。
「来たか…予想していたよりもずいぶん早い。やはり優秀な依頼人のようだ。どうぞ、ソファへ調査は終了しました、結果を報告しましょう。」
「……!!」
杏子は悠子に報告した。
「……と、以上が今回の調査結果です。アカウント狩りには、ザクソンというハッカーチームが絡んでいました。」
「……!ザクソンが…?」
悠子はザクソンが絡んでいることに驚愕した。
「山科誠は行方不明でも何でもなく普通に生活しています。娘のチカと妻と三人、仲睦まじく。」
「………。」
「…では、今回の調査はこれで終了とさせていただくが、よろしいか?」
「…はい、問題ありません…ありがとうございました。」
アミは問題あると思っているがあえて顔にも口にも出さないようにしていた。おそらく何かしらの理由があるのだろうとアミは思った。
「…"また"来ます。」
悠子は事務所を後にしようとすると。
「いつでもどうぞ。次は是非、本名でいらしたください。「神代悠子(かみしろゆうこ)」さん。」
「え?」
アミは悠子の本名を杏子が知っていることに驚いた。
「……。」
悠子は何も言わずに事務所を後にした。
こうして山科悠子…じゃなくて神代悠子の最初の依頼が終わった。やがて彼女はアミの運命に大きくからんでくるのだが、それはまだ先の話。
さて、今回はここまでです。チャプター1つ分を一回で終わらせることができてよかったです。
次回はメインストーリー会ではなくサブイベント会にしようかと思っています。
現在のデジモンのレベル
コアドラモン(緑)level4
グレイモン(XW版)level4