デジモンストーリーサイバースルゥースex+   作:オキチャン

6 / 9
前回のあらすじ
 山科悠子からの依頼でその父「山科誠」の行方探しをすることになったアミと杏子。
山科誠のアカウントはザクソンのアカウント狩りをしている手段に乗っ取られていた。彼のアカウントを持っていたメフィストさん(グラウモン)を撃破したアミは無事アカウントを取り戻した。
無事アカウントを取り戻したアミは杏子にアカウント情報を渡した。だが彼のアカウントには現住所の情報がありしかも一人娘のチカと普通に暮らしていた。そして杏子は依頼人の山科悠子の正体が神代悠子であることを特定した。
なぜ偽名を使って彼女が依頼したかは現在はなだ謎である。



サブストーリー1 仲間を集めて

サブストーリー1 仲間を集めて

 

中野 暮海探偵事務所

 山科悠子(神代悠子)からの依頼を終えたアミと杏子は続々と来る依頼を終わらせていた。つい先ほどアミがクリアした以来の中にゲーム制作会社の男性が自身で制作したゲームが、原因不明の誤作動を起こしていて、それの原因究明をしてもらいたいという依頼だった。

誤作動の犯人は幼年期デジモンポヨモンがひたすらそのゲームで遊んでいるのが原因だった。ポヨモンを説得し誤作動が治り依頼は完了した。

「う~ん、私たちはこうやってデジモン絡みの依頼をこなしていかなきゃいけないんですね。」

「デジモン絡みだけではないぞ。探偵らしく人探しの依頼も来ることもある…先日のようにな。まあ、何にせよ私にはデジモンがいない。デジモン絡みの事件は君に一任することにしよう。」

「私だけにですか!?」

「あぁ、君はまだまだ強くなるはずだ。デジモン絡みの事件を解決させ、仲間を集め、強くなりたまえ。ほら早速良さそうな依頼が来ているぞ。」

杏子が事務所のPCの画面を見せた。そこにはミレイ宛からのメールでの依頼書が届けられていた。

「ミレイさんから!? えっと内容は「クーロンで人を襲い続けているデジモンを止めてほしい。」」

「ふむ、どうやら最近ザクソンハッカーのたまり場だった場所にアサシンが出たという噂になっているらしい。そのアサシンが出る場所というのは先日山科誠のアカウントを取り戻した場所だな。」

「あの場所にですか?」

「どうやらそうらしいな。ふふ…それにしてもアサシンか。アサシンとは暗殺者やその資格を意味する単語だ。暗殺者をこの目で見られるなんて人生でなかなかな見れるものではないぞ…ふふふ。」

こうしてミレイからクーロンで人を襲うデジモンについて話を聞きに行くことにした。

 

デジラボ

「つまり…その成長期デジモンが人を襲っていると?」

「ええ、そうよ。ハッカーたちがデジモンを出す前にアカウントを狩られてしまうことからアサシンと呼ばれるようになったのね。」

「でも…この前あのエリアに行った時はそんなデジモン居ませんでしたよ。」

「現れるタイミングはあのエリアにハッカーが一人でいることよ。あなたのことだから心配はないだろうけど…気を付けて。」

「どういうことです?私なら心配ないって…。」

ミレイはアミにそう聞かれたが、ミレイは何も答えなかった。

「アミ。あなたに紹介したいデジモンがいるの。」

ミレイがそういうと一体のデジモンがアミに近づいてきた。

「この子は?」

「あなたが先日保護したギギモンが進化したのよ。」

「あの時のデジモンが!?」

アミが山科誠のアカウントを取り戻すためにメフィストさん(暴走していたグラウモン)と戦った。そして倒されたグラウモンは幼年期デジモン「ギギモン」に退化した。アミはそのギギモンを保護しミレイに預けていたのだった。

『俺はギギモン改め…ギルモン…。君が俺を助けてくれたんだな…この恩には必ず報いて見せる。だから俺を君の仲間にしてくれないか?』

 

【名前:ギルモン タイプ:爬虫類型 世代:成長期 種族:ウィルス まだ幼さを残す恐竜のような姿をしたデジモン。必殺技:ファイアボール ロックブレイカー】

 

「じゃあ君もこれから友達だね。これからよろしくねギルモン。」

『あぁ、よろしく頼む。』

こうしてアミの3体目のパートナーデジモン、ギルモンが加わった。このギルモンは後にアミのパートナーで最強クラスの力を誇る究極体デジモンに進化するのだが、それはまだまだ先の話。

 

クーロンlevel2 

先日グラウモンと戦ったエリアに到着したアミはグレイモン、コアドラモン、そして先程加わったギルモンをすでに出していた。

『アミ…いるぞ気をつけろ!』

「分かった。」

アミはアサシンといわれているデジモンを誘い出すため警戒していた。どこからか見られていると全員が感じていた。

『いた!!そこか!!』

ギルモンが居場所に気付いたのかファイアボールを放った。爆音が鳴った方向に全員が見る。すると爆炎の中から一体のデジモンが猛スピードで駆け抜けてくる。

『メガフレイム!!』

グレイモンのメガフレイムを放つが素早い動きで移動しジャンプしながら避ける。

『早い!?』

「あのデジモンは!?」

 

【名前:ファルコモン(原種) タイプ:鳥型 世代:成長期 種族:ワクチン 3000m級の高山に生息する、鳥型デジモン。必殺技:スクラッチスマッシュ ファルコラッシュ】

 

ファルコモンはグレイモンとギルモンの攻撃の怒涛の攻撃ラッシュを素早く避ける。そしてグレイモンの背中を踏み台にしアミに向かって翼の爪で相手を引っかく技「スクラッチスマッシュ」を放とうとしている。

『しまった…アミ!?』

グレイモンが叫ぶ。だがアミはファルコモンを真剣に見ていた。

『その首もらった…。』

ファルコモンがアミに必殺技を放つ。

「ッ!!」

『ッ何!?』

ファルコモンの爪がアミの首元の一歩手前で止まっている。なんとアミはファルコモンの右腕を左手で掴んで止めていた。驚いたファルコモンはアミの左手から掴まれていた腕を引き抜いて後方へ下がる。

『お前…普通の人間ではないな。』

ファルコモンがアミの目を見ながら言った。

「普通の人間だよ。空手をやっていたから…反射でね…。」

ファルコモンはその言葉を聞くと戦闘態勢を解いた。それを見たグレイモンとギルモンも戦闘態勢を解くが警戒はしていた。

『お前なら…或いは。』

ファルコモンはその場に座り込みさらにアミに頭を下げた。

『どうか!ピヨモンを助けてくれ!』

アミとアミのデジモンたちは驚いてお互いのかを見合わせた。

「どういうことか説明してくれる?」

『ボクの兄弟が…ピヨモンが人間にさらわれた。俺はピヨモンを助けたい。どうか!!手伝ってくれ!!』

ファルコモンがもう一度深く頭を下げてアミに頼む。

「…………どんな人間なの?」

『アミ!こいつを信じるのか?』

『君の首を狙ったやつなんだぞ!?』

グレイモンとギルモンはファルコモンがアミに攻撃しようとしたことが許せないようだ。

『ハッカーだ!連中は他のハッカーグループに無理やり捕獲したデジモンを電子マネーで売り捌いてる。ボクはここにそいつらがよくこの場所に来るから襲っている。』

「デジモンの売買…。そんなことがあるの?」

『アミ…デジモンの売買は結構手広くやられているぞ。だが無理やり捕獲は危険だからスキャンして一部ハッカーによるコンバートしたデジモンを売買していると聞いたが…。』

デジモンのスキャンはどのハッカーでもデジモン・キャプチャーを持っているなら可能なのだが、コンバートは一部ハッカーにのみ許されている。

現在ザクソンでは可能だがコンバートするには許可が必要になっている。

『アミの場合はデジラボでコンバートができるから許可も何も必要ないからな…。それにしてもスキャンなしで捕まえたところで意味ないと思うがな。』

「どうして私に頼むの?」

『お前はあんな連中とは違う…それにお前は強い。お前ならピヨモンを取り戻せると思ったからだ。』

アミは何も言わずファルコモンの目を見る。嘘を言っている目ではないということはすでに分かっている。

「分かった。君の依頼受けるよ。」

『本当か!?』

「私は困っている人やデジモンを放ってはおけないタチなの…。必ずピヨモンを救って見せる。」

こうしてアミは、ピヨモンを救ってほしいというファルコモンの依頼を受けることになった。ファルコモンはアミに同行することになった。

そして動き出そうとしたときだった。ハッカーが数人ほど現れた。

「よう!見つけたぜ。」

「俺たちの仲間襲ってるのお前だろ。」

ハッカーたちがファルコモンを見ていった。

「君たちは…。」

アミはハッカーたちを睨みながら聞いた。アミには先程のハッカーたちの言動でピヨモンをさらったのは間違いなくこの連中であることはすぐにわかった。

「嬢ちゃんは下がってなよ…俺たちはこいつに用があんの。」

『お前らが…ピヨモンを返せ!!』

「そう言うと思って持ってきてやったよ。ホラッ!」

後ろのハッカーが拘束具で押さえつけているピヨモンを見せてきた。

『ピヨモン!!』

『あ…ファルコモン…。』

「ひどい…。ファルコモン下がって…。」

アミはファルコモンの前に立った。

『アミッ!?』

「退け、俺たちはそういつに用があるんだ。」

「退かない!」

「チッ、後悔すんなよ!!」

ハッカー達は手持ちデジモンをそれぞれ呼び出した。

 

【名前:ピコデビモン 世代:成長期 タイプ:小悪魔型 種族:ウィルス 蝙蝠の姿をした小型の使い魔デジモン。必殺技:ピコダーツ】

 

【名前:レッドベジーモン 世代:成熟期 タイプ:植物型 種族:ウィルス 全身が赤く熟したベジーモンの強化版デジモン。必殺技:ハザードブレス】

 

【名前:オーガモン 世代:成熟期 タイプ:鬼人型 種族:ウィルス 東洋の伝説に登場する「オニ」のような姿をしたデジモン。必殺技:覇王拳】

 

現れたデジモンは成長期のピコデビモンが3体とレッドベジーモンとオーガモンが2体ずつだった。

「数が多いけど大丈夫…!!」

『あぁ、問題ない!』

グレイモンがアミの右隣に立った。

『俺も、問題ないよ。』

コアドラモンがアミの左隣に立った。

『俺も問題ないぞ。』

他の2体に続いてギルモンはアミの前に立った。

『アミ!早速俺を進化させてくれ!』

「分かった。早速行くよ!!」

 

―――EVOLUTION―――

デジヴァイスの画面に『EVOLUTION』の文字が浮かびデジヴァイスの電脳空間にギルモンが写っている。

『ギルモン、進化!!』

ギルモンが回転しながらテクスチャが量子化しデジコアのみが残された。次の瞬間デジコアが電脳空間内を移動し、先程量子化したテクスチャで新たな姿に再構成されて行く。

『ブラックグラウモン!!』

進化終了と同時にデジヴァイス内部の電脳空間が解除されアミの目の前に新たな姿となったギルモンが姿を現した。

 

【名前:Bグラウモン 世代:成熟期 タイプ:魔竜型 種族:ウィルス 「漆黒の魔竜」と呼ばれている魔竜型デジモン。基本的にはグラウモンと同種であるが、よりウィルス種としての性質を持っており、グラウモン本来の姿といわれている。必殺技:エキゾーストフレイム プラズマブレイド 】

 

Bグラウモンが姿を現した瞬間、ハッカー達が一歩下がって恐る恐るグラウモンを見た。

「お、おい、なんかやばいハッカーに喧嘩売ったんじゃねえか?」

「相手は女ハッカー1人だ、ビビってんじゃねえぞ!!」

「グレイモン!!コアドラモン!!Bグラウモン!!行くよ!!」

 

VS タチの悪いハッカー

オーガモン2体が攻撃を仕掛けてくる。グレイモンとコアドラモンは迎え撃つために構える。オーガモンが右腕に持っている骨棍棒でグレイモンへ攻撃するが、グレイモンは後方へ少しジャンプして避ける。グレイモンは反撃にホーンストライクを放ちオーガモンが吹っ飛ぶ。

もう一体のオーガモンはコアドラモンに先程と同様に骨棍棒で攻撃を仕掛けるがコアドラモンは骨棍棒を左腕で掴んで動きを止めて、オーガモンを抱えて投げ飛ばした。

ファルコモンはピヨモンにつけられている拘束具を壊しに行く。そしてBグラウモンはレッドベジーモンやピコデビモンと戦っていた。

レッドベジーモンの必殺技のハザードブレスをBグラウモンに放ったがBグラウモンが避けて通常攻撃で反撃した。次にピコデビモンのピコダーツを手で弾き飛ばし一体のピコデビモンを掴みもう一体に投げ飛ばした。

『エキゾーストフレイム!!』

投げ飛ばしたピコデビモンに向けてBグラウモンの必殺技のエキゾーストフレイムを放った。強力な熱戦がピコデビモンに直撃し匹デビモンは消滅しハッカーのデジヴァイスに強制帰還させられた。

そしてそのままレッドベジーモンにも熱戦を直撃させた。圧倒的なパワーを見せるBグラウモンだったが…。

『ウッ!!(な、なんだ!?)』

突如胸に強烈な痛みを感じたBグラウモンはそのまま止まってしまう。さらにBグラウモンのデジタルハザードのマークが赤く点滅し始めた。

『ブラスターテイル!!』

グレイモンの尻尾の強烈な一撃がオーガモンに直撃しそのままオーガモンをふっ飛ばし壁にたたきつけた。そしてそこに追撃でメガフレイムを放ちオーガモンは倒された。

もう一体のオーガモンもコアドラモンと真っ向勝負をするがグリーンフレアブレスをゼロ距離で受けてしまい倒されてしまう。

「くっそ~~ピコデビモン!!あの女ハッカーを狙え!!」

残りのピコデビモンのピコダーツがアミに飛んでくる。

『アミ!!』

コアドラモンがアミの名を叫ぶ、アミは一切動じず飛んでくるピコダーツを手で弾き飛ばす。コアドラモンはピコデビモンを掴みハッカーに投げ飛ばした。

「ぐはっ!!」

こうしてタチの悪いハッカー達のデジモンは倒された。

「な、何だこいつとんでもなく強ええ…。」

「やっぱり、やばいのに喧嘩売っちまったんだ~~。」

アミはハッカーたちに近づいた。

「デジモンの不正売買及び悪用はこれ以上しないように!!」

「わ、わかったよ。またあんたにぼこぼこにされるなんてコリゴリだ。」

こうしてハッカーたちは逃げるように去って行った。

『アミ、ありがとう。おかげでピヨモンを救うことができた。』

『ありがとう。あなたのおかげで助かったわ。かっこいいわね、あなた。』

「どういたしまして、ピヨモンが無事でよかったね、ファルコモン!!」

『うん!』

『一件落着したのはいいが…お前らこれからどうするんだ?』

グレイモンがそういうとファルコモンとピヨモンはしばらく沈黙したが、ファルコモンが口を開いた。

『……ピヨモンはどうしたい?』

『そうね、私は…アミについていこうかしら。』

『ピヨモンがそういうなら仕方ないな、僕もアミについていくよ。』

「そんな、あっさり決めちゃっていいの?」

『ええ、助けてもらったお礼よ。それにあなたかっこいいもの。』

『アミ、僕とピヨモンをよろしく!!』

「うん!!よろしくね!」

ファルコモンとピヨモンが嬉しそうにしているところを見ているコアドラモンがグレイモンに話しかける。

『また仲間が増えたな…グレイモン。』

『騒がしくなるな。』

『確かに、これからうるさくなるな。ん?Bグラウモン?どうかした?』

コアドラモンがBグラウモンがずっと停止したままなのが気になって声を掛けた。

『どうした?Bグラウモン…。』

コアドラモンとグレイモンに名前を数秒が経過した。

『ハッ!?な、なんだ?』

意識が戻ったBグラウモンは焦ってコアドラモンのほうを向く。

『どうした?さっきから様子おかしかったよ。』

コアドラモンが心配そうにBグラウモンを見つめた。

『そ、そうか?いや、そんなことはないはずだ。』

『そうか?なら良いんだけど…』

コアドラモンがそう言うとBグラウモンがファルコモンとピヨモンの方を見た。

『あのファルコモンとピヨモンが仲間になったのか…。ピヨモンはともかく、ファルコモンはアミの首を狙った。』

『もう、いいじゃないか。終わったことなんだから。』

『…………。』

何はともあれ、Bグラウモン(ギルモン)だけじゃなくピヨモンとファルコモンがアミの仲間になった。

アミはこの後デジラボのミレイに報告に行った。ミレイの話によると、デジモンの不正売買をしたハッカーグループのアジトは、つい先程ユーゴにつぶされたらしい。

だがデジモンを悪用するハッカーはまだまだEDENに存在している。ミレイはそれらの排除もアミに依頼した。悪質ハッカーとアミの戦いは始まったばかりである。

 




今回は完全オリジナル回です。元々は原作の序盤で戦う3兄弟のハッカーとの戦いを書くつもりでしたが、せっかくだから仲間が増える話を作ろうということで書きました。

次回はメインストーリーに戻ります。

現在のレベル

コアドラモン(緑) level7
グレイモン(XW版) level7
Bグラウモン    level5
ファルコモン(原種)level14
ピヨモン level14
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。