ミレイからアサシンと噂されるデジモンの保護を依頼されたアミはクーロンlevel2へ行った。
そこで出会ったのは友達のピヨモンを助けるためにハッカーを不意に襲っていたファルコモンと出会った。
ファルコモンはアミにピヨモンを助けてほしいという依頼をアミにした。アミは了承した。
ピヨモンをさらったハッカーたちはファルコモンを倒すために現れたため、アミはグレイモンやコアドラモンと新たに仲間になったギルモンと共にハッカーを撃退した。
ファルコモンと助け出したピヨモンはアミの仲間となってこれからともに戦うことになる。
ピヨモンとファルコンが仲間になって後に「怪人デジ面相」と名乗る人物が警察に犯行予告を出したらしい。この依頼は杏子からの依頼で又吉さんのサポートを任された以来である。
実際アミのサポートのおかげでデジ面相は逮捕することはできたが、デジ面相自身は又吉さんに逮捕されたかったらしいのでこの依頼は終了した。
そして次の日、中野ブロードウェイの空調に異常が発生した。春なのにもかかわらず冷房がついていた。しかもかなりの温度の低さであった。中野管内のKカフェにある空調の真空管式コンピュータが原因であると突き止めた杏子はアミ。
そして、デジヴァイスに動画付きの映像で助けを求める動画がアミだけではなく中野館内にいた人間すべてに届いていた。これは中野管内で起きている空調の以上にも関係していると思われた。アミはKカフェの空調の真空管式コンピュータにコネクトジャンプし調べていると助けを求めているのは制御コンピュータの中に住んでいたワニャモンだった。
ワニャモンはユキダルモンの暴走から助けを求めていたようだ。空調の異常はまさにそのユキダルモンだった。アミは新たに仲間になったファルコモンとピヨモンをディアトリモンとアクィラモンに進化させてユキダルモンを倒した。アミは無事空調の以上を解決した。
ワニャモンはそのまま杏子達の仲間となり電脳探偵としての仕事を手伝うことになった。
これが、あの後の二日間である。そしてさらに次の日……。
Chapter3 でじたる・もんすたあ
中野 暮海探偵事務所
どうやらノキアからアミに頼みごとがあるらしく杏子に相談することになった。
「つまり、依頼人は君の友人か。何、報酬さえ頂戴できるなら依頼人は選ばんよ。」
「いや、あの…アミに頼みごとがあっただけ…何、です、けど…?」
「そういうわけにはいかない。…白峰ノキア君、この子はすでに報酬を受け取って仕事をこなすプロの探偵だ。プロへの頼み事となれば、それすなわち依頼に他ならない。さらに言えば、私の助手でもある。私の助手への依頼は、つまるところ私への依頼…おわかり頂けたかな?」
「うわぅっ…わ"か"り"ま"し"た"…。こんな大ごとにするつもりはなかったんだけど…。」
ノキアは椅子に座ったままアミに目を送るとアミも少し複雑な顔をして目を逸らした。
「それで、どのような依頼かな?」
「あ、はい。実は…あるデジモンを探してほしくて。」
「…ほう、デジモンを?」
「アミ、憶えてるでしょ?クーロンで、あたしを助けてくれたデジモンの事。」
「アグモンとガブモンのことだね。」
「うん…どうしても、どうしても、どうしても、どしてもどしても、どぉ~~~しても!あの子達のこと、気になっちゃって…!でも、あたし一人でクーロン言って探すのはヤバいし…ムリだし…コワいし…。だからお願い!手伝って!…っていう、頼み事…いえ、依頼なんですけど。」
ノキアは以前助けてくれたアグモンとガブモンのことが心配のようだ。どうやらあの日以来ずっと気になっていたらしい。
「デジモンにご執心とは面白い娘さんだ…ふふ。さて、彼女のご使命は君だ。この件は君に任せようと思うが…どうする?」
杏子はアミの方を見た。
「もちろん受けますよ。あの2体については私も少し気になってたし。」
「ホント!? 助けてくれる!? やったぁ!」
「うむ、仕事を請け負ったからには最後まできっちりやり通してくれたまえ。うちの評判にも影響するかもしれない。その点、彼女はいい広告塔になってくれそうだ。」
こうしてアミはノキアと共にアグモンとガブモンを探すことになった。ノキアとガラクタ公園で待ち合わせすることになりアミはガラクタ公園へ向かった。
クーロンlevel1 ガラクタ公園
アミはグレイモンとコアドラモンとディアトリモンを出した状態でガラクタ公園へ向かっていた。
『あの時の2体を探すのか…だが…あれから数日は経っている。普通なら移動しているはずだ。』
『なんとなくだけど…長引きそうな気がするなあ。』
グレイモンとコアドラモンがそう言っているとディアトリモンが口を開く。
『戦うではなく探すという依頼だからな 仕方ないだろう。』
『そう言えば聞きたかったのだが…お前は誰だ?』
グレイモンがそう言うとディアトリモンはズッコケそうになった。
『ファルコモンだ!!ユキダルモンとの戦いで進化したんだよ!!』
『あぁ…その時俺とグレイモンはデジラボでトレーニングしていたからな…知らないのも無理はないか…ハハハ。』
コアドラモンが笑うとディアトリモンは少し複雑そうな表情をした。
『ではあのアクィラモンはピヨモンか。レベル上げというか育成が早いな…アミは。』
グレイモンがそう言うとアミが口を開いた。
「強くなることに努力を惜しまないからね。あ、着いたよ…うん?」
アミはノキアのほうを見るとノキアがゴロツキハッカー二人に絡まれていた。
「ちょちょちょ、ちょ、ちょっとぉ!?そんなやらしい目で、じっくり見ないでくれますぅ!」
「…は、はぁ?」
「てか、これ…伝説の…NAN-PA!?うそ…やだ、まじ!?…塚、やば…うっそ~!」
「ちょ…おま、何一人で盛り上がってんだ!?」
ゴロツキハッカー二人は絡んだ相手に困惑しているようだ。
『なんか盛大な勘違いをしてるよ…あの子。』
『絡みに来たやつが逆に絡まれてるのか…?』
「なんにせよ…助けなきゃ…ノキア!!」
アミがノキアに走って近づく、それに続くようにグレイモン、コアドラモン、ディアトリモンも走って近づいた。
「ぁーーーっ!?ちょっとアミ!?遅いよ!また遅ーーい!!君が遅いせいで…見て横の事態!なんか、ロック♡オンされちゃってるんですけど!?その上、アレとかコレとかされちゃいそうなんですけど!?」
「アレとかコレされたいの!?」
「ちっっがううううう!!!」
ノキアが顔を赤くしながらアミに言った。
「な、なにワケわかんねえこと言ってんだ!?…つうかお前誰だよ!?この女の仲間か!?」
アミがノキアの前に立った。
「おおっと…やろうってのぉ?だったら俺のピコデビモンとガジモンで…………え?」
もう一人のハッカーが、アミが連れているグレイモンとコアドラモンとディアトリモンを見た。3体共ゴロツキハッカーたちを威圧するかのように睨み付ける。
「あ…い、いや。なんでもないっす。で、では…。」
ゴロツキハッカー2人はアミのデジモンを見て逃げてしまったようだ。
「ア、アミ、そのなんていうか威圧感ヤバいんじゃない?……その子達。」
「そうかな?」
アミは首を傾げた。
『そうなのか?』
『俺たちそんな威圧感あるかな?』
『自覚してなかったのか!?』
ディアトリモンがそう言うと、グレイモンとコアドラモンはお互いに目を合わせて首をかしげた。
「っていうか。何なの、ザクソンって!?てか、ハッカーってあんなんばっかなの!?突然声かけてきて?人ことやらし―目で見まくった挙句?ハツジョーするとか!?ホンっト、サイっテーだよね!?いっくらあたしが超絶EKB(えろかわぼでぃ)だからって…。」
「ノキア…あれはそう言うのじゃなくてアカウント狩りだよ。」
「アカウント狩り!?そ、それってニュース的な者で問題になってる、あのアカウント狩り!?た、たしか…クーロンで多発してる的な…!?てことは…この先にもさっきみたいなハッカーがたくさんいるってこと!?それってつまりあたし…ててて、テイソ―のキキ!?」
アカウント狩りだといっているのに貞操の危機とは、どういうことなのかもはやわからなくなってきたアミはとりあえず怯えるノキアを宥めることにした。
「大丈夫。守ってあげるから!」
「ひ、ひええ…アミ…たた、頼りにしてるから!?お願い、ね!?」
こうしてクーロンでのアグモンとガブモン探しが始まった。
EDENク―ロンlevel3
ノキアに言われた通りまずクーロンlevel1とlevel2を捜索したが見つからなかったためクーロンlevel3エリアに進むことになった。
クーロンlevel3はかなり複雑なエリアで段差も多く踏み外すと別の道から迂回しなければならないほどであった。
「あと行ってないのはこの先だね……でも。……何…あの人…。」
ノキアが見ている方向と同じ方を見たアミは男性が道のど真ん中で座り込んでいるのを見つけた。
「あの人座り込んでどうしたんだろう?」
「いや、あんまりあー言うのは関わらないほうが……ってアミ!?」
アミは座り込んでいる男性に近づいて話しかける。
「どうかしましたか?そんなところで座り込んでいるので気になって…。」
男性はアミをじっと見つめて口を開いた。
「…悩んでるんだ。」
「何に悩んでるんですか?」
男性は少し下を向いて、恥ずかしそうに言う。
「…どうすれば彼女ができるか…だっ。」
「…それは深刻ですね。」
「……………確かに深刻だけど、私たちのほうも結構深刻なんだよ…ほらアミ…行こ。」
ノキアが男性の横を通り過ぎようとすると手を掴んで止められた。
「考えが喉元まで出掛かっているんだ…!」
「そう言えばクーロンlevel3を探索しているときにデジモンで彼女ができたといっている人がいましたよ。」
「デジモン!?…そうかデジモンか!?…それだぁーーーーー!!それこそ僕が望む純愛のカタチだぁーーー!!さっそくデジモンをたくさんチャプチャーしなくちゃ!!ありがとう、君のことは一生忘れないよ。じゃあね。うおおおおおおおっーーーやってやるぜーーーー。」
こうして男性ハッカーは大喜びしながら去って行った。
「随分変わった人だったねえ…。」
「あの人…ちゃんと彼女ができるといいね。」
「そ、そうだね。ねえアミ話変わるんだけどさ。」
「うん?…何?」
「アグモンとガブモンが言ってたんだけど。あたし、安心&懐かしい匂いがするんだって。あれって、どういう意味だったのかなあ?ひょっとしてあたし、何処かであの子達と会って…。」
ノキアがそう話しているとアミは両手でノキアの両肩を掴んでノキアの首に鼻を近づけた。
「えええ!?な、何のつもり!?」
ノキアの顔が少し赤くなった。
「いや、懐かしい匂いってどんな匂いなんだろうなあって思って…。」
「いや…普通わからないでしょ。」
ノキアとアミがそんな会話をしていると聞き覚えのある声の悲鳴が聞こえた。
「今の声は!?」
「今のアグモンの声…!?」
「え!?」
「アミ…行こう!!」
ノキアとアミは走って悲鳴のした方へ向かった。ノキアとアミがたどり着くと、そこにはアグモンとガブモンがいてハッカー二人に襲われていた。
「ちょ~~~って待ったあ!!その子達をどうするつもり!?」
『ノキア!?』『ノ、ノキア!?』
アグモンとガブモンはノキアを見て安心したようにノキアの名を呼んだ。
「…はあ!何すか、あんたら?こいつらは俺らが見つけたんすよ?どうしようと、俺らのかっすよね?俺、なんか間違ってますかね?文句あるんすか?」
「も、文句ありだから、こ~んな感じで登場したんだっつーの!!むしろ、文句しかないってゆーか!?観念しろ、悪党ども~!みたいな!?」
ノキアがそう言うともう一人のハッカーがノキアに近づいて行った。
「…あんたになにができるんすか?俺ら、あのザクソンのハッカー何すよ…。切れたら何すっか、わかんねっすよ?」
ハッカーにそう言われたノキアは少し後ずさってしまう。
「口ではエアそうなこと言ってても、身体は正直ってなぁ。ブルブルふるえてんじゃねぇか、えェ?」
ノキアはアミの方へ視線を向けるとアミは前にでる。
「はぁ~もういいかな、そろそろ戦おうよ…譲れないんでしょ?」
「いい度胸してんな姉ちゃん、だったらそのアカウントぐちゃぐちゃにしてやるっすよお!!」
「俺ら、そこそこ強えええっすよ!!」
ハッカーたちはデジヴァイスから2体デジモンを出した。
【名前:ブラックテイルモン タイプ:魔獣型 世代:成熟期 種族:ウィルス 真っ黒な毛なみが印象的な、ウィルス種のテイルモン。必殺技:ネコパンチ 】
【名前:ゴブリモン タイプ:鬼人型 世代:成長期 種族:ウィルス 悪さが大好きな困った小鬼の姿をしたデジモン。必殺技:ゴブリストライク 】
ゴブリモンが早速アミに向かって走ってくる。
「き、来たよアミ!?」
「ノキアは下がって!」
「う、うん」
ノキアは後ろに下がる。ゴブリモンはジャンプして持っているこん棒で殴り掛かってくるが、アミはそれを後ろにジャンプして避ける。
「リアライズ!!グレイモン!!」
アミはすぐ目の前でグレイモンを出した。グレイモンは尻尾で攻撃してゴブリモンを勢い良くふっ飛ばした。
「な、なんだと!?」
ブラックテイルモンがグレイモンに必殺技のネコパンチをお見舞する。だがグレイモンには効いていなかった。グレイモンはそのまま頭を振り上げてブラックテイルモンを弾き飛ばす。
『そんなレベルの低い攻撃で俺が倒せるものか…メガフレイム!!』
グレイモンの焼き尽くす火炎放射がテイルモンに直撃してさらに先程ふっ飛ばされたゴブリモンにまで直撃した。
ブラックテイルモンとゴブリモンは倒されてデジヴァイスに強制帰還させられた。
「う、嘘だろ!?」
「一瞬で俺たちのデジモンが!?」
ハッカーたちは後ずさりした。
「どう?これで納得した?」
「す、すご…き、君ってマジ強だったんだ…。よ、よし、あの子達を!」
ノキアがアグモンとガブモンの元へ駆けつけようとしたとき、さらに別の男の声が聞こえてくる。
「ノンノンノン…YOUたちノン・ロック」
「こ、この声は…!?」
「じ、ジミケンさんンンッ!?」
「え?ジミケンって…あの「ジミケン」? ジミィKEN略してジミケン!?」
ノキアがそう言うとかなりテンションの高く顔にどこかで見たことのあるミュージシャンと同じようなメイクをしたような男が現れた。
「イエ~~~ス、アイアム、ジミィ・ケン! イヤァ~~~ッフゥ~~~!!」
ジミィ・ケン(以降ジミケン)はエアギターをハイテンションで弾いてアピールした。そしてノキアはドン引きしている。
「おいおいおい…オマエら、イケてないね。そのザマ…どんなやられ方したら、そんなイケてな~い感じになる?テルミー・プリーズ、アズ・スーン・アズ!?」
「す、すみません…ジミケンさん…!俺のデジモンの攻撃が全く聞かなくて…。」
「ワオ!言い訳www 全然ロックじゃないね~wwwwルォッケンルォゥ!には程遠いね~www」
ジミケンは言い訳するハッカーたちに説教をしているのだが何を言っているかよくわからない。
「セリフに草をはやしちゃってる………ノキアはあんなのが好きなの?」
「いやいやいや、まさか実物あんなのだと思わなかったっていうか、あんなのにバイト代もってかれてたとか…ヤバ… 死にたくなってきたんですけど…」
ノキアはかなりショックを受けているようだ。
「…で、アンタらかな?悪魔キッズに手を出しちゃったザ・フールは?」
ジミケンがノキアとアミを見て近づいてきた。
「なんで…ジミケンが?」
「愚問ですよね~、それwww非常に愚問、愚問すぎて逆にロックだわwww逆にwwwつまりぃ…これがスーパースターであるフゥ!俺様のワンモア・フェイスってことさフゥ~~~!!」
「………もう一つの顔ってこと……?」
「イエェェス!!表はスーパースターでありながら!?裏ではチームザクソンの幹部をしてる俺様って…どう?」
ジミケンがそう言うと先程のハッカーたちが「ロ、ロックンロールっす!!」とか言っている。
「さぁて!?売られた喧嘩を買わないとロックじゃないよね~www俺様、相手がパンピーでも容赦しないスタイルですしwww」
「その方が分かりやすいよね。正直何言ってるかわからないけど…。私にはそのフィーリング伝わってないし、さぁ始めよう!!」
アミがそう言うとジミケンが3体のデジモンを出してきた。
【名前:デビモン タイプ:堕天使型 世代:成熟期 種族:ウィルス 漆黒の衣に身を包んだ堕天使型デジモン。必殺技:デスクロウ】
【名前:メラモン タイプ:火炎型 世代:成熟期 種族:データ 全身に紅蓮の炎を纏った火炎型デジモン。必殺技:バーニングフィスト】
ジミケンが呼び出したデジモンはデビモン一体とメラモンニ体だった。
「どうせ言葉で言っても伝わらないなら、力押しするだけ!!行くよ!」
アミはグレイモン、コアドラモン、ディアトリモンで迎え撃つ。
[chapter:VS ジミケン]
「ヒャッハアアアアア!!!パーティコードを響かせなああああ!!」
ジミケンがそう言うとデビモンが飛び上がり、2体のメラモンがグレイモン達に向けて走って来る。
「ディアトリモン、君をメラモンをお願い!グレイモンとコアドラモンはメラモンを!!」
『分かった!』
『任せろ!』
ディアトリモンとグレイモンがそう答えると、ディアトリモンは助走をつけて走りデビモンに向かってジャンプする。
グレイモンはコアドラモンと共にメラモン2体と戦いを始める。
「ノキア、よく見ててね。これが戦いだよ…。」
アミが後ろのノキアに言った。
「た、戦い…。」
「そんな怖がってばかりじゃあ、あの子達助けられないよ!!本当に助けたいと思うなら、自分にやれることを考えて!!」
「や、やれることって言ったって……どうすれば…。」
ノキアはアミの後ろに隠れながら考える。
グレイモンとコアドラモンはメラモン2体とお互いに技を打ち激しく戦っている。
ディアトリモンは足の爪を使ってデビモンの攻撃をはじきながら反撃の隙を伺っている。
「………。」
アミは3体のデジモンをから目を離さない。ノキアはアミのその姿をじっと見つめていた。
「(…アミ、すごい!)」
ノキアと同じくアグモンとガブモンもアミとアミのデジモンの戦いを目を離さず見ている。
「オウオウ中々やるじゃん!!じゃあお前ら俺の歌聞きやがれエエエ!!」
一人のハッカーがジミケンにギターを渡し、もう一人のハッカーがスピーカーを設置する。
するとジミケンは謎の曲を歌い出す。するとジミケンのデジモンたちの目が赤く光った。
『ん?………何!?』
グレイモン達に押され気味だったメラモンがグレイモン達を押し返した。
『何だこいつら!?急にパワーアップを!?』
「…………なるほどね。この不快な歌には、そんな力があるんだね。改造行為(チート)だね。」
「ええええチートって…あ、見てアミ…デジモンたちが!?」
「無理やり強化させられてる…。」
ノキアはかなり焦っているが、アミは動じず、スピーカーを見つめている。
「ディアトリモン、デビモンをギリギリまで引き付けてデストラクションロアーを打って。」
『!?わ、分かった。』
ディアトリモンはアミから突然命令が来て驚いた。アミは今までデジモンにこれと言って命令して戦わせていなかった。戦いはデジモンの好きなようにやらせていた。
性格は違えどアミのデジモンは団結しているのが分かっていたアミは命令することはなかったようだ。
ディアトリモンはデビモンのデスクロウをギリギリまで引き付ける。
「(よし、今だ!!)デストラクションロアー!!」
ディアトリモンは広範囲にダメージを及ぼす巨大な咆哮をデビモンに至近距離で放った。デビモンは頭を押さえ悶絶する。
「ディアトリモン、デビモンにメガダッシュインパクトをふっ飛ばして、さらにデビモンの首を掴んで!!」
ディアトリモンは命令に従いメガダッシュインパクトで勢い良くふっ飛ばし、さらに鋭利な爪がついた左足でデビモンの顔を掴んだ。
「あのスピーカーに投げて!!」
右足でジャンプし、デビモンをスピーカーに向かって投げ飛ばした。デビモンはスピーカーに直撃し、空間中に響き渡っていた歌が止まった。
「なあ!?俺の歌が!?」
ジミケンは焦りだした。
『元に戻ったか…ならば!!』
『後はどうにでもなる。』
グレイモンとコアドラモンはブラスターテイルとストライクボマーで攻撃しメラモンたちを倒した。
「勝負あり……だね。」
「アーハァン!?なんだよこれえー使えねえな、このデジモン!?ショボすぎでしょ!?wwwロックじゃないな~www」
ジミケンがそう言うとノキアがキレた。
「デジモンのせいじゃないっつーの!アンタがしょぼいんだっつーの!」
「ワオ!お花畑発言サクレツしたね~www言っとくけど、俺様まだ本気じゃないからwww今のは前奏? いやその前のチューニング?まぁ、次はもうちょい強力なデジモン出すからYOU、ガックガクにヘッドバンキングされちゃいなYO!?」
「ーそこまでだ、やめろ。」
急に聞き覚えのある声がしたアミは声の方を向いた。声の主はユーゴだった。ユーゴは隣に女性を一人連れてやってきた。
ハッカーたちがユーゴを見た瞬間、恐れをなしたかのように怯え始める。
「おやおやおやぁ?こ~んなところでお会いするなんて奇遇ですねぇ…。チームザクソンのリーダー、「ユーゴ」さぁん?」
「えっ!?」
「(やっぱりユーゴがリーダーだったんだ。)」
ノキアは驚愕していたがアミはなんとなく分かっていたようだ。
「これ以上、勝手な真似はさせない。お前のやり方は我々の方針から大きく外れている。」
「はいぃ?チームのリーダーともあろうお人が、お仲間かつお幹部である俺様のお邪魔とかしちゃうわけ?パワハラっすか?www圧迫系のあれっすか?www」
「…誇り高きザクソンの規律を乱すものは許さない。」
「規律ぅ?んなもん、とっくに無くなってますけど?wwwま、主に俺様が率先して失くしちゃってるわけですが?www」
ジミケンがそう言っていると、ユーゴの傍に立っていた女性が口を開いた。
「あんさん…それがリーダーに対する言葉かいな?」
女性は威圧的な目でジミケンを睨み付けた。
「わざわざ側近の「フェイ」さんまでおいで頂いてwww俺様一人のために、すんませんねぇwww」
女性はさらに前に出ようとするとユーゴが肩を掴んで止めた。
「もう一度言うザクソンの規律を乱すものは…。」
「HAHAHAHA!うそ!うっそうそうそうそ、うっそでっすよ~~~ん!!イッツ・ア・ロッケン・ジョークですってばぁ~!スーパーハッカーユーゴさんに逆らうとか、もうムリムリムリ。そんなことしたらぁ、リアルで殺されちゃうしー?wwwそこにいるアンタの"愛人"さんに、よぉ~?」
「………。」
女性は腕を組んで何も言わずに立っている。
「ぜ~んぶ、じょ~だ~~ん!ハハッ!冗談だってwww本気と書いて、マジになるなって!wwwそんじゃぼく、そろそろ帰りますぅ~ライブとかあるんで~超ギグらなきゃなんで~。バイバ~~~~イwww」
意味が解らないことだけ言ってジミケンは去って行った。
「フェイ…帰ろう。」
ユーゴとフェイはその場を後にしようとすると、フェイがアミとすれ違うところで一瞬足を止めアミに小声で言ってきた。
「(アンタ凛々しいお嬢はんやな…そっちの何もできへんかったブッサイクとは大違いや……。)」
フェイはそう言ってユーゴと共にその場を後にした。
ユーゴとフェイが去ると、アグモンとガブモンはノキアの方へ急いで走ってきた。
『わーい、ノキアだ!ノキアが来てくれた!』
『助けてくれて、ありがとう…!』
「う…あたしは何もしてなかったりして…お礼ならアミに…。」
『『ありがとー!』』
アグモンとガブモンがアミにお礼を言うとアミは笑顔で頷いた。
こうして無事にアグモンとガブモンを救い出すことができたアミたちは一度ガラクタ公園に戻ることになった。
次回 Chapter4 新宿地下迷宮"マヨヒガ"事件
現在のレベル
コアドラモン(緑) level16
グレイモン(XW版) level16
Bグラウモン level16
ディアトリモン level10
アクィラモン level10