色々考えて、今度こそはちゃんと書ける様頑張ります。
駄目な作者ですみません。
「それでも! 守りたい世界があるんだ!」
少年の操る『蒼き天使』は、『憎悪の天帝』に向かって飛ぶ。
「うあああああーーーーー!!」
頭が撃たれた、それでも飛ぶ。
胸が撃たれた、それでも飛ぶ。
「うぁああああああああーーーーーーーーーーー!!」
そしてついに、蒼き天使の剣が天帝を刺したのだ。
「!?」
だが、少年は光に飲み込まれ、意識を失ったのだった。
「!?」
目を覚ました少年は、ムクリと起き上がり自分の右腕を見た。
「また・・・あの夢か・・・」
少年の名前は『キラ・ヤマト』。
かつてコズミックイラで『ガンダム』に乗り戦った『スーパーコーディネーター』である。
この世界に転生した際、コーディネーターとしての能力もそのままだった。
コンコン
「はい」
ガチャ
「キラ様、おはようございます」
キラの部屋にメイド服を着た翠色の髪を、お団子にしている妙齢の女性が入って来た。
「おはよう『真那』さん」
彼女は『月詠真那』。
キラと同じ転生者なのだが、別の世界から転生された。
メイドなだけあって家事などのメイドのスキルはピカ一で、武術に関しても右に出る物はいないほどである。
「朝食の準備は出来ております」
「わかった、すぐに行きます」
キラは少し背伸びした後にベッドから降りて、リビングのある一階まで降りた。リビングには白いご飯に味噌汁、肉じゃがに鮭の塩焼きが二人分並んでいる。
この家には、キラと真那しかいないのだ。そのため朝食はキラと真那の分しかない。
「「いただきます」」
二人は食前の挨拶をして朝食を取った。
『続いてのニュースです。1週間前に起きた『男性初のIS操縦者』の影響で、世界中で男性のIS適正検査が始められました』
「・・・ISか」
「・・・変わってしまいましたね」
この世界には、『インフィニット・ストラトス』といわれる兵器がある。ISは現行の兵器を上回り、世界中から注目を浴びている。
だが、そんなISにも欠点があった。
それはISが『女性にしか扱えないこと』だった。
そのため世の中は『女尊男卑』になってしまい、女性権利団体等という組織まで現れたのだ。
この世界に転生したキラもまた、女尊男卑の被害者なのだ。
「絶対防御なんて、僕達からみればないにも等しいですよ」
「そうですね。あんな兵器がスポーツをするなんて、世も末でございます」
文字通り命がけの戦いをしてきた二人にとって、スポーツとしているISに不満なのだ。
正確にはISに備わっている『絶対防御』が嫌なのだ。
彼女達は殺し合いをしているのを自覚していない。
それこそが二人の心境なのだ。
彼女達はISを兵器として見ていない。
例え見ていたとしても、『男を殺すための物』だと思っているだろう。
『絶対防御があるから大丈夫』、『死ぬことなんてありえない』、それが今の女性たちなのだ。
二人はどれだけ兵器が恐ろしい物かを知っている。だからこそ二人は今の世界が嫌なのだ。
「キラ様、そろそろ学校に行く時間でございます」
「解った真那さん」
それからキラは朝食を済ませて、中学に行く準備をしたのだった。
これは、本来いるはずのない少年たちの物語。
罪を背負った少年は、新たなる戦いに巻き込まれる。
少年の過去を知った少女たちは、少年とずっと共にいることを決意する。
これは、歪んだ奇跡の物語。
感想などありましたらどうぞ・・・。