キラ・ヤマトの異世界転生記   作:エルシオンガンダム

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皆さん大変お待たせいたしました。

色々用事があるのと精神的なことで色々遅れました。

本当にすみません。


第9話:アイエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!? byキラ

「あの! 雪泉さんの好きな物はなんですか!?」

「あずきのかき氷です」

「趣味はなんですか!?」

「書道です」

「好きな声優は!?」

「原由実です」

1時間目の授業が終わり、生徒達はみんな雪泉の周りに集まっていた。

「・・・」

「気になりますのキラさん?」

「ある意味気になっているんだ」

キラの言葉に一瞬雪泉に嫉妬したが、ある意味と聞いて冷静に戻った。

「確かに織斑先生の話は間違いじゃないけど、それだけで1年に来るかな?」

「そうですわね、なにかあるのでしょうか?」

キラとセシリアは、雪泉の転入に何か裏があるのだろうかと推測した。

二人は大人の世界がどれだけ汚れているか知っているので、今回の転入にもなにか他に訳があるのだろうと考えた。

「・・・もしや、狙いはキラさんですか?」

「たぶんね。一夏には織斑先生がいるし」

「大丈夫ですわ! いざとなれば、私が付いておりますわ!」

「ありがとうセシリア」

「と、当然ですわ」///

自分が守ると言うとキラにお礼を言われて、セシリアは顔をトマトの様に赤くした。

「そろそろ時間だね」

「そうですわね」

キラとセシリアは席に戻り、2時間目の授業の準備をした。

そして色々あって、一夏がまた千冬に出席簿を食らった。

 

 

「ふぃ~おなかが空いた~」

「お疲れ様ですわ、キラさん」

4時間目が終わり、キラとセシリアは今朝方真那から貰った弁当を持ち、屋上に向かおうとしていた。

すると、ずっと席に座っていた雪泉が二人に近づいてきた。

「・・・キラ・ヤマトさんですね?」

「・・・そうですけど、何か御用でも?」

「いえ、少し貴方とお話がしたかったのですが、よろしいでしょうか?」

((来た!))

こんなに早くコンタクトしてきたことに二人は驚いた。

「・・・解りました。ただ、セシリアも一緒で良いですか? 彼女も『僕のこと』を知っているので」

「・・・構いません。私はキラさんと話がしたいだけなので」

「ありがとうございます」

「ありがとうございますわ」

雪泉の言葉に、キラとセシリアは目の前の少女が敵ではないことがわかった。

「・・・雪泉さんはお昼はありますか?」

「ええ」

「それじゃあ、一緒に食べましょう」

雪泉が敵ではないと知ると、キラは緊張を戻し食事に誘った。

 

 

 

屋上

 

 

『いただきます!』

3人は屋上で昼食を取った。いま屋上には誰もいないので、話し合いには最適なのだ。

「それで、雪泉さんはどうしてIS学園に?」

自分たち以外いないのを確認し、キラは雪泉にどうして転入したかを尋ねた。

「私は、高野防衛大臣から貴方の護衛と、あることを確認するためにこの学園に来ました」

「「あること?」」

やっぱり高野さんか、とキラは思いながらもあることが気になった。

「私は、忍者と呼ばれる存在です」

「「忍者!?」」

二人は目の前の少女が忍者だと言うことに驚いた。セシリアは真那から、キラは高野たちから聞いているので忍者のことは知っていたが、まさか目の前の少女が忍者だとは思いもしなかった。

「忍の世界には、『善忍』と『悪忍』の二つがあり、私は前者です」

「つまり・・・正義の味方ですか?」

「そうですね。私は今まで同じ仲間と共に、おじいさまに善忍として厳しい修行を受けて来ました。そして・・・高野さんから此処に来る際、キラさんと一緒に正義とは何かを確かめなさいと言われ、このIS学園に来ました」

「・・・一つ聞いてよろしいでしょうか?」

「なんでしょうか?」

事情を話した雪泉に、セシリアはあることを尋ねた。

「雪泉さんは先ほど、おじいさまと言いましたね?」

「ええ」

「もしや、そのお方はミスター黒影でございますか?」

セシリアの言葉に、雪泉は静かに頷いた。

「ということは・・・」

「・・・そうです。キラさんと同じ女神の子供達です」

その言葉にキラとセシリアは息を飲む。

「・・・キラさんのことは高野さんからお聞きしました。・・・貴方があのウイルスに苦しんでいることも・・・」

「雪泉さん」

「・・・聞いているだけで、むかむかしました。ただ生まれ方が少し違う少年に、まるで玩具のように弄ぶなんて、余りにも酷すぎます」

悲しそうに言う雪泉は拳を強く握り閉めた。それだけでセシリアは目の前の少女が、キラの為に怒ってくれていることが理解できた。

「・・・ありがとうございます雪泉さん。僕なんかの為に、そこまで怒ってくれて」

「いえ。善忍として当然のことです」

「それでも、ありがとうございます」

キラにお礼を言われた雪泉は、少し嬉しそうな顔になった。忍の世界で生きてきたので、ありがとうと言われるのは余りなかったのだ。

「雪泉さん、僕からも良いですか?」

「? 何でしょう?」

キラが真剣な顔でたずねて来たので、雪泉はなにかあるのだろうかと思った。

「忍者ってことは、バックには某薬品工業がいるんですか?」

「そんなものはいませんし、フ○丸は古過ぎます」

前言撤回、180度違う話だった。

「というよりもキラさん、今の世代なら忍○かナ○トでは?」

「じゃあ間をとってハットリ君で」

「・・・子孫はいるらしいですが、ハットリ君かどうかは解りません」

3人は何故か話が脱線しているが、あんまり暗い話をするのはいやだったので、このまま話しを脱線することにしたのだった。

 

 

放課後 アリーナ

 

「今日は此処までだね」

「ありがとうなキラ」

ただ今アリーナには、キラに一夏、箒にセシリアがいた。

因みに雪泉は千冬に呼ばれたのでいない。

「それじゃあ僕とセシリアは先に帰るね?」

「おう」

「お先に失礼いたしますわ」

「うむ」

そう言ってキラとセシリアはアリーナから出た。

「今から整備室にいくのもあれだし、食堂に行く?」

「そうですわね、私もお腹がすきましたわ」

二人は更衣室から出ると、話をしながら食堂に向かった。

すると、うしろの方から数人の女性がやってきた。

「貴方がキラ・ヤマト君?」

「? そうですけど・・・」

 

ズブっ

 

「・・・え?」

ドサ

「キラさん!?」

近づいてきた生徒は、キラのお腹を手に持ったナイフで刺した。

「あははははは!! こんなことに引っかかるなんて、本当におバカね『化け物』」

「かはっ・・・」

「キラさん! ・・・きゃあ!?」

セシリアは倒れたキラに近づこうとしたが、他の生徒達に抑えられた。

「貴方方はもしや、女性権利団体!?」

「ええそうよ」

「こいつの所為で、1年の殆どの生徒が退学したらしいじゃない」

「私の妹も含まれていたのよ」

「この屑の所為で!」

「な!?」

話を聞いてセシリアは唖然とした。

明らかに間違っている。退学された生徒達は、みんなキラのことを侮辱して千冬が退学にしたのだ。

だが今のは明らかに、誰かが捏造して彼女達に伝えたのだ。

「やめてくださいまし! それはキラさんの所為ではありませんわ! それだけの理由でキラさんを殺すなんて!」

「それだけじゃないわよ。この屑は私達の千冬様と一緒にいるのよ? 男で化け物の分際で千冬様の傍にいるなんて、調子に乗るのも体外にしなさいよね」

「それなら織斑さんも同じではないですか!?」

「織斑君は特別に良いのよ。千冬様の弟ですし、彼だけは許されているのよ」

「そんな・・・」

そこまで聞いてセシリアは怒りがこみ上げてきた。

「くっ、ブルーTH」

バチバチ

「きゃう!?」

「セシリア・・・」

セシリアはISを展開しようとしたが、その前に生徒のひとりがセシリアにスタンガンを浴びせた。

「あなたが専用機を持っているのは知っているのよ? だから事前に武器を持ってきたのよ」

「どうかしらオルコットさん、一緒にこの化け物を殺さない?」

「い・・・いやに、決まっておりますわ!」

「セシリア・・・」

「そう。ならば・・・なら」

ビリビリ

「キャア!?」///

「こうしてやるわ!」

突如生徒の一人が、セシリアのブラウスとシャツを破いたのだ。

「セシリア!?」

「うっさいわよ!」

バン!

「ぐぁああああ!?」

「キラさん!?」

叫んだキラは、別の生徒に銃で右足を撃ちぬかれたのだ。

「良い身体をしているわね、オルコットさん?」

むにゅ

「ひゃん!」///

生徒の一人がセシリアの胸を掴んだ。

「胸も大きいし、スタイルも抜群で本当に羨ましいわね」

「いや・・・あん! やめて・・・くだ・・ひう!」///

「さてこっちも」

ドガ!

「あぐ!」

「キラさん!」

キラが後から鉄パイプで殴られるのをみて、セシリアは涙が溢れ出てきた。

余りにも酷すぎる。

セシリアは何故キラばかり、こんな目に遭わなくてはいけないのかが理解できなかった。

キラが一体何をしたのか?

キラは悪いことなどしていないのに、生まれ方が少し違うだけなのに?

バンバン

「があああああーーーー!?」

「いやあああああーーーーーーー!!」

今度は右腕と左肩を打ち抜かれた。

いたるところから血が出ているキラを見て、セシリアは涙を流しながら叫んだ。

「あははははははは!! 無様な物ね化け物!」

『あははははは!!』

「あ・・・ああぁ・・・」

どうにかしてキラを助けようにも、身体が動かず、尚且つ拘束されているので身動きが取れない。

(誰か・・・だれか、キラさんを助けて下さいまし!!)

今の自分では駄目だ。

誰か、キラを助けて欲しい。

セシリアは祈った。

 

 

 

「何をしておられるのですか?」

 

 

 

『え?』

突如彼女達の後から、別の声が聞こえて来た。

 

 

全員振り向くと、そこには今日転校してきた雪泉が立っていた。

 

 

「あなたは転校生の!?」

「どうしてここに!?」

生徒達が驚いているが、雪泉は聞いていなかった。

なぜなら雪泉の視界には、上半身を裸にされたセシリアと、

 

 

血だらけで倒れているキラが写っていたのだ。

 

 

「雪泉さん! キラさんが!!」

「ゆ・・・み・・さん?」

キラの顔を見ると、痛みに耐えて涙を溜めているのが解った。

「・・・あなた達ですか?」

「え?」

「キラさんを痛めつけたのは、あなた達ですか?」

「ええそうよ? だってあんな屑、居てはいけない存在なのよ?」

「・・・そうですか」

 

ボキン

 

「・・・へ?」

「・・・とんだ外道ですね」

生徒の一人は何をされたのかわからなかったが、自分の視界が傾いたことでやっと理解したのだ。

 

自分の両足が別の方向に折れ曲がっていたことに。

 

「ぎゃあああああーーーーーーー!!?? あたしの足がぁぁぁぁぁーーーーーー!!??」

「あ、あなたやる気なの!?」

「私達女性権利団体に楯突くことがどういうことか、あなた解っているのでしょうね?」

生徒達は全員武装したが、雪泉はそんなことなどお構い無しに歩く。

「・・・そんなことなど知りません。私はただ、キラさんをここまでコケにした貴方方を許しはしません」

すると雪泉は、懐からクナイを取り出した。

「なら・・・死になさい!」

生徒の一人が雪泉に銃を放ったが、その場にはもう雪泉は居なかった。

「遅いです」

いつの間にか天井にいた雪泉は、前にいた生徒達の腕を通り抜けざまに折った。

「え?」

「な!?」

「あぐ!?」

次に雪泉は、銃を持った生徒達にクナイを投げ、銃を使えなくしたところで腕や足を折り戦意喪失させた。

「さて、残りは貴方方ですよ?」

『ひいっ!?』

残った3人の生徒は、雪泉の強さに恐怖した。

「う・・・動くんじゃないわよ! 動くとこの屑がどうなっても・・・」

ドゴ!

「いが!?」

「それはこちらの台詞だ」

「真那さん!」

生徒の一人がキラを人質にとろうとしたが、いつの間にか後にいた真那に制圧された。

「ぎゃあ!?」

「ぐへ!?」

そしてセシリアを拘束していた二人も、雪泉によって制圧された。

「なんだこれは・・・ヤマト!?」

騒ぎを聞いて駆けつけた千冬は、大怪我を負っているキラをみて近づいた。

「キラさん!?」

「なにがあったオルコット!?」

「キラさんが、女性権利団体に撃たれて」

「なに? まさか此処に倒れているのは」

「間違いなくそうでしょう」

「まさかこうも早く仕掛けてくるとは・・・」

そこまでして、キラが嫌なのか?

千冬達は床に倒れている生徒達を見てそう思った。

「・・・こいつ等のことは私がなんとかしよう。雪泉、真那さん、ヤマトとオルコットを頼みます」

「「解りました」」

「・・・織斑・・先生・・・」

「すまないヤマト、私がもっと早く気付いていれば」

「そんなこと、ないですよ」

「ヤマト?」

「織斑先生は、篠ノ之博士と同じ、この世界の被害者なんだ。・・・だから、織斑先生は悪くありません・・・」

「ヤマト・・・」

 

キラの言葉に、千冬は少し救われたような気がした。

 

「それでは、私達はキラ様とオルコット様を連れて行きます」

「頼みます」

そう言って真那と雪泉は二人を抱えて、医務室の方に向かった。

「・・・さて、貴様等は一体何をしているんだ?」

『ひいっ!?』

千冬はドスの効いた声で生徒達を睨んだ。

「残念だ、まさか2,3年生にもこのようなことをする者達がいるとは」

「そんな! 千冬様!」

「あんな女を性奴隷にしか思っていないような屑、殺して当然です!」

「黙れ!」

『!?』

千冬の怒号に生徒達は怯んだ。

「基はといえば、貴様等女性権利団体がヤマトにあの薬を打ち込んだのが原因だろ!? それをヤマトの所為にするなど、言語道断だ! 私の生徒にあんな糞の様な薬を打ち込んだだけでは飽き足らず、このようなことまでするのだからな? 退学だけでは済まさんぞ!!」

『そんな・・・』

 

 

 

それから数分後、すぐに警察が来てキラを殺そうとした生徒達は、殺人未遂で逮捕されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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