キラ・ヤマトの異世界転生記   作:エルシオンガンダム

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みなさんこんにちは!!

ついに、就職できました!!

長かった、長かったよ・・・。

キラ「おめでとう作者!」

冥琳「とは言ってもまだ始まったばかりだ。変なことをしてクビにならないようにな」

はい!!

それでは本編はじまります!!


第13話:専用機と怒り

「おはよう」

「おはようございますわ」

『おはよう!!』

あれから4日経ち、キラとセシリアはやっと来ることが出来た。

「おはようございます、キラさん、セシリアさん」

「おはようございます雪泉さん」

「おはようございますわ」

3人は挨拶をした後、キラの机を囲んで話し合うことにした。

「キラさん、お体の方は大丈夫ですか?」

「はい。もう傷は完全になくなっています」

「普通は痕が残るハズですのに、まるで撃たれる前に戻っているかの様でしたわ」

「・・・これが女神の子達の力・・・なのですね」

「・・・はい」

確かに凄い力なのだが、逆に恐ろしいとも思えた3人。

だからこそ化け物と言われても否定できないのだ。

「キラさん、余り自分を責めないでくださいまし。何度も言いますが、キラさんは何も悪くありませんわ」

「そうですキラさん。誰がどう言おうが、貴方は人間です」

「セシリア・・・雪泉さん・・・ありがとう」

キラは二人に出会えてよかったと思った。

この3日間、雪蓮や冥琳、真那も含めた5人と色んな話をして、キラは少しずつ荷が軽くなって来たのだ。IS学園は全員女子で、一夏と一部従業員以外は全員女。しかも、大半は女尊男卑の風潮に染まった女性が多く、さらには女性権利団体に入っているのも多い。

そしてISを使う際に気を使うので、かなりストレスが溜まるのだ。

そのためキラは知人でもある雪蓮達に、自分のことを心配してくれるセシリアには本当に感謝しているのだ。

《キラ・ヤマト。貴方は一人ではありません、そのことを忘れないでください》

(うん、ブルーティアーズもありがとう)

ISであるブルーティアーズも、キラのことが心配だった。

ティアーズは自分のマスターだけでなく、自分たちISのことも人間と同じ様に接してくれるキラに好意を持ち始めたのだ。

ちなみにキラは、自分のISであるラファールにも念話で話してみたのだが、まったく返事が来なかったのだ。

どうしたのかティアーズに聞くと、

 

《この子は恥ずかしがりやなのです》

 

と言ったので、あんまり話しかけるのも可愛そうなので少しずつ話してみることにした。

「そういえば、雪泉さんはISを纏ったことはありますか?」

「ええ、一応任務の時に数回、こちらに来る際に試験などで2回くらいは」

「雪泉さん的にはどうでしたか?」

「・・・反応が遅かったですね。一応私達忍用に調整された機体らしいですが、何故か私のだけは少し無茶な動きをしただけで、ISがオーバーヒートしました」

《それは多分、ISが雪泉の反応速度に追いつくことが出来なかったのです。貴方やキラ・ヤマト、それに月詠真那に雪蓮、そして冥琳は、普通では絶対に耐えられない程の強大なスペックを備えております》

「ですがティアーズ、キラさんは量産機であるラファールを、苦もなく動かしておられましたが?」

《それなのですがマスター・・・あの子のスペックを見ましたが、あれは外見上はカスタムされたラファールですが、中身は完全に化け物です》

「「化け物?」」

ティアーズからの説明に、セシリアと雪泉は小首をかしげた。

因みに雪泉達も念話のことは知っているため、このようにティアーズに話すことが出来る。

《はい。間接部や出力、他にも回線や回路と言った内部パーツが最新鋭の機器ばっかりです。そしてOSは普通の・・・それこそ織斑千冬や篠ノ之束ですらも、まともに動かすことが困難な程に調整されております》

「「・・・・・・」」

さらにティアーズの口から(口というよりも念話)、またもやありえない言葉が出てきた。

ティアーズから千冬と束がどれだけ可笑しいスペックなのか聞いた時は驚いたが、キラはそれ以上に可笑しいスペックを持っている。

それだけでも二人は言葉が出なかった。

《詰まる所、雪泉もキラ・ヤマト、雪蓮に冥琳、戦闘能力ではキラ・ヤマトよりも上である月詠真那一等空佐は、普通のISでは追いつくことができないと思います》

「たしかに、僕も最初に見たときは、『これじゃあ追いつかないかな?』って思って知り合いに頼んで部品を貰ったんだ」

「貴方は本当に何者なのですか?」

「え?僕はただの人間だよ?」

「「《・・・そうですか》」」

本来なら普通ではないだろと思うのだが、キラは特別扱いされるのが嫌なのは二人とIS1機は知っていたので、言う事を止めた。

「話をもどって、このままでは色々支障がでると思いますから、雪泉さん用にISを作って見るのはどうでしょうか?」

キラの一言に、セシリアと雪泉、そしてティアーズが驚いた。

「とはいっても、ただ量産機を改造するだけなんですけどね」

「ですが、量産機と言えどもISは数が限られておりますわ」

「どうなさるおつもりですか?」

「う~ん・・・高野さんに聞いてみるかな?」

《高野五十六防衛大臣なら、ISのこともなんとかなるでしょう》

それから話し合った結果、キラ達は放課後高野に連絡を入れることにするのだった。

そして、また一夏達が遅れて来て、千冬の出席簿アタックをくらったのだった。

 

 

 

放課後

 

「ということで、雪泉さん用のISをなんとかできませんか?」

『ふむ・・・解った。こちらでなんとか専用機を手配してみよう』

「専用機・・・ですか?」

『紺碧会で秘密裏にISの研究をしていたのだが、何分データが不足しているのでね。その採集もかねてだが、良いかね?』

「解りました。ありがとうございます高野さん」

放課後3人と1機は、屋上でキラが改造した携帯型テレビ電話で、早速高野に連絡をしたのだ。

事情を話すと、高野が専用機を手配してくれるらしいので雪泉はお礼を言った。

『それで雪泉君。君はどのような機体が良いかね?』

「そうですね・・・機動性と隠密性、奇襲が出来、ある程度真正面からでも戦える武装が欲しいですね」

『わかった。君のリクエスト通りの機体に仕上げるよう、技術班にも連絡しておこう』

「ありがとうございます」

雪泉は再度、高野にお礼を言った。

『それにしても、久しぶりだねオルコット君』

「ええ、お久しぶりですわミスター高野」

高野は久しぶりに会ったセシリアに挨拶した。

『最後に会ったのは、確か3年前だったかね?』

「ええ、あの時はミスター高野のおかげで、私やオルコット財閥は今も居続けられますわ」

『そう言ってもらえると、私達も嬉しいかぎりだ』

3年前、実はオルコット財閥は窮地に立たされていたのだ。別に倒産したとか、金がないというわけではない。オルコット財閥は、IS委員会に吸収されかけていたのだ。IS委員会はほぼ全員女性権利団体の者で、セシリアの能力と財産を狙っていたのだ。

IS委員会に吸収されかけていたときに、高野たち紺碧会によってオルコット財閥は救われた。

それからは、オルコット財閥はなにかあった時に、高野たちに協力するようになったのだ。

『キラ君も、久しぶりに私達に頼ってくれたね』

「迷惑でしたか?」

『いや、逆だよ。キラ君みたいな若い子から頼られるのは嬉しいものだ』

「そうですか」

『おっと、そろそろ会議の時間なのでね。明日またかけてくれ』

「わかりました」

それではと言って、キラは高野との通信を切った。

「よし。それじゃあ部屋に戻りましょうか」

「そうですわね」

「行きましょう」

キラの一言に二人は同意し、屋上から離れた。

「・・・あれ?」

「どうかしたのですかキラさん?」

「あそこに、女の子が・・・」

キラが指を指した方に二人が向くと、そこには一人の少女がうずくまっていた。よく見ると涙を流しているのだ。

「なにかあったのでしょうか?」

「とにかく、話しかけてみよっか」

そう言って、キラ達は少女に近づいた。

「どうしたの?」

「ひっく・・・え?」

声をかけられた少女は、キラ達の方に振り向いた。

「初めまして、僕はキラ・ヤマトって言うんだ」

「セシリア・オルコットですわ。イギリス代表候補ですの」

「雪泉と言います。訳あっていま1年1組にいます」

キラ達は少女に自分たちの名前を教えた。

すると、少女も少しして口を開いた。

「・・・鳳、鈴音よ」

「鳳・・・ああ!雪蓮さんが言ってた中国代表候補の!!」

「そうよ。あんたのことは雪蓮先生たちから聞いてるわ」

「そっか、よろしくね」

3人はそれぞれ鈴と握手をした。

「それで、鳳さんはどうして泣いてたの?」

「鈴でいいわ・・・・・・ちょっとね」

「なんでしたら、私たちの部屋で話しますか?」

「・・・良いの?」

「うん」

「折角ですから、雪蓮先生たちもお呼びしましょうか?」

「そうですね。雪蓮さんと冥琳さんなら力になってくれると思いますし」

「・・・ありがとう」

キラ達の提案に鈴はお礼を言った。それを聞いたキラ達は「別に良いよ」と返した。

 

 

 

「―――ということです」

『・・・・・・』

あれからキラ達は、雪蓮と冥琳も入れて鈴から内容を聞いた。

なんでも鈴と一夏は幼馴染らしく、中学の時に離婚の影響で中国に帰ることになってしまったらしい。

その際鈴は、一夏に『料理が上達したら、毎日あたしの酢豚を食べてくれる?』というプロポーズをしたらしい。

それから数年が経ち、適正があったので代表候補生になり、テレビで一夏がISを動かしたと聞いてIS学園に来たのだ。

そして再会して、一夏にプロポーズのことを言ったら、『ただで飯を奢ってくれる』と勘違いをしたらしい。

さらに話を聞くと、なんと一夏はこれまでも、沢山の女子の告白を別の意味で捉えてしまい、無自覚に女子達を傷つけてきたらしい。

中には直球で『好きです!』と言った子もいるらしいが、一夏は『なにが好きなんだ?』とまったく気付かなかったらしい。

「な・・・なんて方ですの!?」

「同じ女として怒りがこみ上げて来ました」

「鈍感にも程があるわね」

「今回は私も同意する」

《許せない行為ですね》

と女性陣+ISもご立腹である。

「・・・・・・・・」

だが、その中でキラは無言だった。

「・・・・・・・・」

すると、キラはスッと立って扉の方に向かった。

「ってキラ?どうしたの?」

「急に御立ちになって、どうしたのですか?」

「どこに行くのですか?」

((なにか嫌な予感が))

突如扉の方に向かっていくキラに鈴達は尋ね、雪蓮と冥琳は嫌な予感がしたのだ。

「・・・決まっているじゃないですか」

 

 

 

 

ジャキ!

 

 

 

 

「一夏を遣りに行くんですよ」

 

 

 

「「それだけは待ったああああーーーー!!」」

キラが緑ライフルをコールして一夏を遣りに行くと言った瞬間、雪蓮と冥琳が止めに入った。

「・・・放してください。雪蓮さん、冥琳さん」

「お前がやったら雪蓮よりも洒落にならないからやめろ!!」

「私が言うのもあれだけど、それだけは勘弁して!!」

雪蓮と冥琳の行動にセシリア達は唖然としていた。

「えっと・・・お二方、どういうことですの?」

セシリアが代表して、キラを止めている二人に尋ねた。

「キラが小学生の頃!キラの同級生の女の子が、とある男子に傷つけられたことがあったのよ!」

「その男子は他にも、色んな女子を傷つけてたらしく、それを見たキラがその男子を『成敗してやる!』と言ったことがあったんだ!」

「それで、キラが取った行動は、『その男子の家族を世間から抹消する』ことだったの」

『え!?』

二人からでた言葉に、鈴達は驚愕した。

「まずその男子の父はある会社の社長らしく、しかもかなりブラックだったらしいのよ!!」

「それでキラは、知り合いに頼んで撮ってもらった、そいつらの悪質な行為をしている写真を、ツイッターやフェイスブック、LINEに載せて世界中にばら撒いたのよ!!」

『な!?』

「それだけではない!!キラは可笑しいほどのハッキング能力があり、その会社の機密データを跡を残さず盗んで、さらにその家族の戸籍やら銀行の口座やらなにやらまで、自作のウイルスで消したんだ」

「それでその家族は色々あって警察に逮捕されて、キラは文字通りその家族を世間から抹消したのよ」

「そ・・・そういえば、昔そのようなニュースがありましたわ!!」

「それ私も知ってる!!」

「私も見ていました。まさかあれをやったのがキラさんだったとは・・・」

「今回ももしかしたら、同じことをやらかしかねん!!」

「しかもキラの技量なら、ISだろうと一夏を簡単にねじ伏せられるわよ!?」

それを聞いたセシリアたちは、すぐさまキラを止めるのだった。

「キラさんおやめくださいまし!?」

「下手をすれば、世界そのものが敵になってしまいますよ!?」

「そんなの関係ありませんよ。女の子の心を傷つけた一夏には地獄を見せなくちゃ」

「キラ!!そこまでしなくていいの!!私のことは大丈夫だから!!」

《おやめくださいキラ・ヤマト!!どうかお願いです!!》

「貴方がやったら本当に世界を滅ぼしかねないからやめて!!」

「頼む!今は落ち着いてくれキラ!!」

 

 

 

『お願いだから止めて(くれ)(ください)ーーーーーーーー!!』

 

 

 

 

 

それから3時間後、千冬や真那まで加わってキラをなんとか止めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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