キラ・ヤマトの異世界転生記   作:エルシオンガンダム

29 / 39

皆さんお久しぶりです!

大変お待たせしてしまいすみませんでした。

なんとか書けたので投稿します!


それでは本編どうぞ!


第27話:登場! 天災兎

IS学園 屋上

 

 

♪~

 

『はい?』

「私だ」

『教官!?』

「久しぶりだなラウラ?」

『は!お久しぶりです!』

「ふっ、相変わらず元気だな」

『教官に会っても大丈夫なよう、何時も鍛えております!』

「そうか・・・・・・」

『?教官どうかしましたか?』

「その・・・すまなかったな」

『!?ど、どうしたのですか教官!?』

「・・・あの時、私はお前を褒めることをしなかった。お前は誰よりも努力したというのにだ」

『教官・・・』

「だからすまなかったラウラ。色々教えられなくて」

『・・・教官。私は大丈夫です』

「ラウラ?」

『確かに最初は悔しかったです。何度も何度も頑張って、教官に褒められたかった。・・・ですが、私の上司が言ってました!『諦めたらそこで終わりだ』と!』

(スラ○ダンクか?)

『ですから教官、今度また会えるときまで、精一杯特訓します!』

「・・・そうか。それなら今度会った時は、言えなかった分褒めないといけないな?」

『本当ですか!?』

「ああ・・・そういえば、IS学園には何時来るんだ?」

『日本のGWが終わる頃ですが、それが?』

「私のクラスに、キラ・ヤマトと言う男がいる」

『前にテレビでやっていた?』

「そうだ。IS学園に来たら、そいつに会ってみろ。きっとお前のためになるだろう」

『私の?』

「ああ」

『解りました!』

「おっと、そろそろ時間だ。それではお前が来るのを待ってる」

『はい!』

 

ピッ

 

「ふう・・・5月も荒れるな・・・」

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

長野県 野辺山

 

 

「ここですの?」

「そうでございます」

長野県のとある工場の前に、6人の女性が立っていた。

「此処が『紺碧会IS研究所』よ」

「今お前たちの機体も此処でメンテ、ならびに色々改良しているところだ」

「私は雪蓮さんだから良いけど、セシリアは大丈夫なの?」

「その辺はキラさんがなんとかしたらしいです」

鈴の問いに雪泉が答える。キラは自分の機体のデータを少しだけイギリスに渡したらしく(勿論信頼できると思った人物に)、製造会社には許可をもらったらしい。

「香取達はもう中?」

「そうらしい」

「じゃあ後はキラね?」

「あぁ・・・噂をすればなんとやらだな?」

冥琳の見ている方向に全員が顔を向けた。そこには、こちらに向かってくる赤いバイクが映っていた。そして6人の前に止まると、二人の男女が6人に近づく。

「えっと・・・おはようございます」///

「・・・おはよう」///

「おはよう二人共。その様子だと、昨日はお楽しみみたいね?」

「「・・・ノーコメントで」」///

顔を赤くしているキラとアークに6人は察した。

「キラホントに大丈夫?」

「正直死にたい」

「そこまでか・・・」

色々罪悪感を漂わせるキラに、鈴は改めて目の前の少年が優しいんだと理解する。

「ありがとうアーク。キラのこと、受け入れてくれて」

「まあね。あんなの見ちゃったら、放って置けないから」

「・・・やっぱりキラは」

「お察しの通りだよ」

実は雪蓮も、アークと同じことがあり、そのときにキラからラクスのことを聞かされたのだ。

「それじゃあ全員集まったし、中に入るわよ」

『はい!』

ということで、キラ達は研究所の中に入ることになった。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

IS研究所 ロビー

 

「あら、皆さん来たんですね」

「お久しぶりです香取さん」

入って来たキラ達を出迎えたのは、キラの担任だった元艦娘である香取だった。

「久しぶりね香取」

「元気そうでなによりだ」

「お久しぶりでございます香取様」

「おっす姉貴!」

「お久しぶりです雪蓮さん、冥琳さん、真那さん。どうでしたかアークさん?」

「いくらなんでもあれはないよ」///

3人に挨拶をした後、香取はアークに昨日のことを聞いた。

「ウフフ♪ですがキラ君喜んでたでしょ?」

「・・・まあそうだけど」///

アークも昨日のことを思い出し、顔をトマトのように赤くする。

「それで、あなた達がキラ君の言ってた人達ですか?」

「はじめまして、セシリア・オルコットともうしますわ」

「凰鈴音と言います」

「雪泉と申します」

「はじめまして、キラ君の元担任の香取です」

そう言って香取は3人と握手をする。

すると、

「キラ君!」

「紫苑さん!」

奥の方から紫苑がやって来て、キラを抱きしめた。

「高野さん達から事件のことを聞いたわ。大丈夫?辛くないかしら?どこか痛いところは?」

「し、紫苑さん!大丈夫です!大丈夫ですから!」///

「「「・・・・・・」」」

その光景を見た、鈴と雪泉とアークは唖然としていた。それはそうだ、見ず知らずの女性が突如キラを抱きしめればそうなる。だが鈴だけは、少し違った。

(凄い綺麗な人・・・名前からして同じ中国人かしら?)

「みなさんも久しぶりです。セシリアちゃん、キラ君はどうだったかしら?」

「え、えぇ!?」

突如振られたセシリアは、どう言えば良いのか焦る。

「えっと・・・それは、また後ほどお話いたしますわ」

「そう・・・わかったわ」

後で話すということで、紫苑は納得する。だいぶ落ち着いたのか、視界に鈴達が映る。

「あら?あなた達は?」

「キラさんの護衛に参りました、雪泉と申します。話はキラさん達から聞いております」

「香取の姉貴のとこに居候してる、アークって言うんだ。こっちも姉貴達からはあんたのことは聞いてるよ、よろしく」

「えぇ」

雪泉とアークの自己紹介が終わり、今度は鈴の方に顔を向ける紫苑。

「は、初めまして!中国代表候補の凰鈴音って言います!」

「まあ!貴方が雪蓮さん達が言ってた鈴ちゃんね?紫苑よ、宜しく」

「は、はい!」///

圧倒的美貌の持ち主な所為か、鈴は顔を赤くしながら挨拶をする。

「そういえば紫苑さん。璃々ちゃんは?」

「璃々は、新しく出来た知り合いの子のところに預かっているわ」

「そうなんですか」

知り合いに預けたと聞いて、キラは少し安心した。生まれたころから璃々を見てきたため、いないことに心配してしまったのである。

キラが安心していると、香取が思い出したかのように口を開く。

「そういえば、キラ君たちに紹介したい子が居るのよ」

「僕達にですか?」

「えぇ、今ラボでISの調整をしています」

こっちです、と言われてキラ達は香取に付いていく。着いた場所は、ラボであった。

「此処ですか?」

「はい」

「香取の姉貴、一体どんな奴なんだ?」

「多分皆さんが知っている方ですよ」

「私達が?」

その言葉を聞いて雪蓮が尋ねる。自分達の知人なのだろうか?彼女達はそう思った。

「・・・失礼します」

とにかくキラ達は、ラボに入ることにした。

中に入るとそこにいたのは、

 

「♪~」

 

不思議の国のアリスの様な格好をした女性だった。その女性はキラ達に気付くと、こちらに振り向き走ってきた。

「ん?あーやっと来たんだね!」

「えっと、貴方は?」

「ハロー!私は皆のアイドル篠ノ之束さんだよ~!特技は加速装置~♪」

「9番目のサイボーグ!?」

「ってまさか、あの篠ノ之博士なのですか!?」

「いかにも!私がISの産みの親である束さんだよ♪ああでもその呼び名は嫌いだからよしてくれるかな?」

束がそう言うと、その場にいた全員が頭を縦に振る。するとセシリアが束の前に出てきた。

「あの!」

「ん?なにかな?」

「申し訳ございませんでした!」

 

『!?』

 

突如謝罪したセシリアに、束も含めて全員が驚いた。

「どうして謝るの?」

そう言った束の表情は、先ほどと違って真面目だった。

「私は博士が産みだしたISを、私達女性の希望だなどと押し付けておりました」

「・・・・・・」

「ティアーズと話し、私はとんでもないことをしておりました。誠に申し訳ございません!」

「セシリア・・・」

謝罪するセシリアの瞳には、大きな涙が溢れ出ていた。

「・・・君、名前は?」

「え?せ、セシリア・オルコットですわ」

「う~ん・・・じゃあセッちゃんだね♪」

「え・・・えぇ!?」

突然あだ名で呼ばれたことにより、セシリアは困惑した。

「ありがとうセッちゃん、この子達のことを理解してくれて」

束はセシリアにお礼を言うと、今度はキラ達の方に顔を向けた。

「皆もありがとう、私が産みだした子達を思ってくれて。特に君はね、キラ・ヤマト君♪」

「え?」

自分の名前を知っていたことにキラは同様する。

「君のISから通して君の事は知ってるよ。適正検査の時、IS達に謝ってくれたよね?」

「は・・・はい」

「本当にありがとう。この子達も、委員会や団体の奴等に酷い扱いをされてて悲しんでたんだよ。中国やイギリス、日本とドイツのトップは例外だけどね・・・」

最後の台詞にキラ達は納得する。それはそうだ、中国は雪蓮達がなんとかしているから、ISの宇宙進出に関してもちゃんと考えているし、国が男女平等なのであんまり酷な扱いはしていない。イギリスに関しても、ドイツに関してもそう。特にドイツのトップはキラの知り合いでもあるので、女尊男卑には染まっていないのである。

「・・・・・・あの、束さん」

「なに?」

「もしよかったら、ISの宇宙進出を手伝わせてください!」

『ええぇ!?』

今度はキラの言葉に全員が驚く。

「ど・・・どうして?」

「本当は束さんは、宇宙に行きたくてISを開発したんですよね?」

「・・・うん」

「それならば、このまま兵器のまま終わらせるわけには行きません!幸い宇宙関係に詳しい人は沢山いますし」

『確かに』

宇宙関係に詳しい人と聞いて、雪蓮と冥琳、真那と香取、そして紫苑は納得する。

実際知り合いに前世では宇宙艦隊を率いていた人達がいるからだ。

「・・・良いの?」

「はい!みんなも良いですよね?」

「勿論ですわ!」

「私も同意です」

「元からそのつもりだったしね」

「そうだな」

「キラ様の決めたことでしたら」

「私も良いわ」

「私も」

「面白そうですね」

「やってやろうじゃん」

《勿論です》

キラの問いに全員がそう答える。

「皆・・・ありがとう」

自分の夢を手伝うと言ってくれたのが嬉しかったのか、束は人生で初めて嬉し涙を流した。

「・・・よーし!そうまで言ってくれるなら、束さんも『キー君』たちの手伝いをしてあげる♪」

「本当ですか!?」

「もちのろんだよ♪」

 

 

キラ達に見せたその満面の笑顔は、孤独だった彼女が始めて本当に見せた心からの笑顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても、君が生りッちゃんなんだね!」

 

ムギュ

 

「わぷ!?」

「やわらかーい♪」

「ちょっとなになに!?一体なんなのよーーーーーー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 





次回、キラと冥琳のデートです。

あとあのグッズショップの店長も出ます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。