竜に転生!?二次lifeは幻想郷!   作:被食ちゃん

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お待たせしましたプロローグの第二話です。
思っていた以上に時間がかかってしまいました。すみません。


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プロローグ~竜と人~

(もう一度…生きれる?)

 

「ああ、そうだ。お前が望むのならな。」

 

そんなの望むに決まっているだろう。まだ途中だった人生を無理やり断ち切られたのだ。未練たらたらだ。

 

(私は…まだ生きたい!)

 

「いい返事だ!その返事を待っていたぞ!」

 

と、竜は笑いながら言った。

 

「しかし、それには少しやらなければいけない事がある。」

 

(やらなければいけないこと、ですか?)

 

やはりそう簡単には生き返る事など出来ないのだろうか?

と、私が思っていると。

 

「ああ、そうだ。だが難しい事じゃない。お前は承諾だけすれば良い。」

 

私は了承した。すると、竜が険しい声で言った。

 

「…良いのか?簡単に信用して?」

 

(? 何の話ですか?仮に貴方が私を騙していたとしても、これ以上悪い方向へとは進まないでしょうし…)

 

私の中では死ぬ事が1番酷いことだ…そう私が思っていると竜が呆れた声で話し始めた。

 

 「お前なぁ…いいか教えてやるよ。この世にはなぁ死ぬよりも辛い事なんて山ほどあるんだぞ。人間のクソザコが私を執拗に攻撃してきたときとかな、私が寝ていてもお構いなしだぞ!あの時はもう…あの世界を本気でぶち壊してやろうかと思ったぐらいだ。」

 

(…それが貴方の一番辛い事ですか?)

 

「当たり前だろ!私の睡眠を邪魔してきたんだぞ!おちおち眠れもしないことがどんな辛いことかお前に分かるか!?強い奴なら百歩譲ってよしとしよう。しかし、クソ弱い人間共がクッソ弱い槍や剣で突いてくるんだぞ!鬱陶しくてしかたない!」

 

(…ブフゥッアハハハハハッ)

 

「何だお前!何を笑っているんだ?」

こんなの笑うじゃないか、だって死ぬことよりも辛いのが睡眠を妨害される事だって?人間だったら笑い話だ。

しかも、それを物凄く真剣な声で話しているのがまた面白かった。やはり人間と竜は少し違うな、と私は思った。

 

「…まあいい。とりあえず、私が言いたいことは簡単に誰かを信用するなということだ。」

 

と、竜は拗ねたような声で私に言った。

 

(でも、私は貴方を信用しますよ。本当に悪い竜なら自分を疑わせる様なこと言わないでしょうし。)

 

「そ、そうか?/////」と、竜は照れくさそかに言った。

この竜結構チョロイな、褒められ慣れてないのだろうか?別に褒めてもないのだが…

 

「ゴホン」と、竜はわざとらしく咳をして話を再開した。

 

「信じるというならそれでいい。それでは話の続きをしよう。」

 

(はい、わかりました。)

 

「じゃあ、まず第1に私達の身体についての説明だ。私達は今、魂の状態でいる。それは分かるな?」

 

(自分が魂なのは分かりますが…貴方も魂なんですか?)

 

「ああ、そうだ。死後の私が人間と違うところは転生する、記憶がある、力がある、ぐらいしか違わない。」

 

へぇなるほど。竜は記憶があったり転生したり…転生?どういうことだ?生まれ変わるということか?

まあ、''疑問に思った事はすぐに聞く!''これが1番手っ取り早い方法だろう。

 

(転生するって生まれ変わるとかと違うんですか?)

 

「まあ、ちょっと違う。竜の転生っていうのはなあ…不死鳥って知ってるか?あの火の鳥の」

 

不死鳥?多分、ハリー〇ッターで校長が飼っていた、あんなやつだろう。

 

「…で、不死鳥ってのは死ぬともう一回幼体の頃から始まる。記憶はそのままで同じ世界にな。だから退屈すぎて仕方ない。」

 

同じ世界を何度も…確かに退屈だな、と私が思っていると。竜が話を戻してもいいか?と訪ねてきた。

 

(ああ、すみません。話してください。)

 

「それで、魂の状態だからそれを覆う箱が必要になるというわけだ。で、その箱が身体っていう訳だ。」

 

(箱ですか?でもそんなの私達が作ろうと思って作れるものじゃないですよね?)

 

「いや、それがそうでもない。人間だって生まれる時に自分の身体を作るぞ。」

 

え?自分の身体を作ったって?そんな事出来るのか?…思えばここに来てから驚いてばっかりだ。

 

「人は生まれる時に自分のなりたい姿をイメージする。モテたい、強くなりたい、とかな。それと同じ様に私達も身体を作る。」

 

(それじゃあ、新しい世界に行く時に自分の望む姿を想像すれば良いのですか?)

 

「勿論それで良いのだが、さっきの様な例えの想像では少し弱いのだ、故に思った通りになる者は少ない。もっと強く想像する必要があるんだ。その強く想像する方法がある。」

 

(どんな方法ですか?)と私が聞くと竜は答えた。

 

「自分の知っているものをイメージする、コレが1番良い方法だ。」

 

(知っているものをイメージ…ですか?)

 

「そうだ。しかし、私達は2人いる、だから私達1頭と1人でそれぞれ行う。転生した世界でも二つの箱が必要になる訳だからな。」

 

(なるほど、それぞれ自分自身の知っている物をイメージすれば良いんですね?)

 

「ああ、だが私は人を想像する、お前は竜を頼む。」

 

(え?何故相手のをイメージするんですか?)と、私が聞くと竜は「だってその方が面白いじゃないか」と笑った。何とも適当な竜だ。

 

「次に新しい世界の説明をする。いいか、死後の世界ってのは全部繋がってるんだ。わかりやすくするために川で例えよう。」

 

「私達は川の中流に今いる。このまま流れていくと海にでる。海は生前の罪を裁く所だな。生前の世界は陸上、死ぬとその近くの川にでる。私達の世界は川の上流らへんだな。」

 

なるほど、陸で死んで川にでて海に流れて行くという感じか。

 

「そして私達はこの近くにある陸に上陸する。しかし、そう簡単じゃない。なんといっても蘇るってかんじだからな。例外的なやつもいることはいるが…」

 

まあ、当たり前だろう。そんな簡単にポンポン蘇れたらあの世の役人さんも大変だ。

 

「そんでもって私達は比較的入りやすい世界を見つけるんだ。そこの脆いところをぶち壊して新しい世界に入る。」

 

脆いところを見つける?ぶち壊す?そんなことどうやってするというんだ?竜に聞いてみると、

 

「ぶち壊すのなら私に任せろ、やり方は知っている。脆いところを見つけるのはなぁ…まあ見たら分かるだろう。」

 

(見たら分かる?そんなに分かりやすいんですか?)と言うと竜は「見てからのお楽しみだ。」と答えてくれなかった。

 

「そろそろ下流に入るぞ、つまり時間がない。それじゃあ次の説明だ。」

 

竜は少し焦った口調で言った。

 

「さっき言ったイメージの話があるだろう。あれは生まれる時にイメージすると言ったが、今回も同じ様にイメージする。新しい世界に入る直前にお前の竜のイメージを想像しろ。そしたらなる様になる。」

 

よほど時間がないのだろう、竜は早口で説明した。

 

「そろそろ見えて来たぞ。あれが脆いところだ。」

 

…確かに、見れば分かる。というよりまるで”見つけてくれ!”と言わんばかりに自己主張をしている。それは一面真っ白の世界にある濃い赤のバツ印だった。

 

「私はここをぶち壊してこの先の世界に行く。っていうかもうすぐで海につくぞ!早く行こう!」

 

(わかりました!準備OKです!)

 

「よし!それじゃあ、衝撃に備えろ!」

 

と、竜がいうと。赤いバツ印がバンッと音を立てて消え、その瞬間に私の魂はバツ印があった場所に吸い込まれていった。

 

 

 

(埃みたいだ)私は思った。まるで掃除機に吸われている埃みたいだ、と。

 

(そうだ!イメージしないと!)

 

危ない危ない忘れかけていた、と言っても何を想像すればいいのだ?竜なんか見たことないぞ!見たことあるとしてもゲームや中だけだ。

 

(どうしよう?でも竜なにも言わなかったし、ゲームの中でも良いかなぁ?)

 

それに早く考えないと時間がやばいんじゃないか!?

 

(とりあえずゲームだ!ゲームで見た事ある竜だ!何がある!?考えろ私!)

 

そんな事を考えていると急に目の前が眩しくなった。

 

(そろそろかな?イメージ!イメージ!黒くて大きくて禍々しくて…)

 

それから私は思い付いたことをすべて想像し、必死にイメージを作った。

 

 

やがて光は強くなり、目をつぶっていても眩しいほどになった。

そして、こんなに眩しいのに何故か急に眠気も襲ってきた。

 

(何かすごい眠たい。あと、なんだろうこの懐かしい感じ…)

 

今ならとても気持ち良く眠れそうだ。

 

(確かに…)竜が言っていた事も分からなくは無い。私もこんな睡眠を邪魔されれば苛立つだろう。と、私は思いながら深い意識に沈んでいった。

 

 

 

 




  

これでプロローグ編は終わりとなり次回からいよいよ幻想入りします。
チートになりそうな予感…


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