…ん?何々、幻想キャラが今回はちょっとしかでない?
orz...
第一話:紅く大きな館
音が聞こえる。木のざわめく音だ…
(いつまで寝てるんだ?)と、聞き覚えのある声も聞こえてきた。
(…成功したのかな?)私は静かに目を開ける。
眩しい、ずっと寝ていた為かあまりの明るさに目が慣れない。
だんだん明るさに慣れてくると私は空を見ていることに気付いた。私は仰向けで草むらに寝転がっていたらしい。空は真っ青で所々に小さい雲のある、まるで絵に書いたような空だ。
(ああ!成功だ。新しい世界にようこそ!)と、竜の声が聞こえた様な気がした…
…というより聞こえた。頭の中に直接、テレパシーみたいだ。
それに先程から竜の姿が見えない。
「さっきから見当たりませんが貴方は何処にいるんですか?」
(私か?私はここにいるぞ。)
また頭の中に響いてくる。何故直接話さないんだ?そう私が思っていると(だって私はお前の中にいるんだから仕方ないだろう。)と竜は言った。
(ん?私の中?)どういうことなの?
(私の魂は今お前の魂と同調しているんだ。要するに(ry)
分かりにくい内容だったの簡単にまとめることにする。
・私は死ぬ寸前だったので力が弱く1人だけでは自分を構成出来ないということ。竜の場合は出来るのたが、こちらも弱っていてかなり小さい個体になるらしい。手乗り竜みたいな…
・私は今2つの人格(竜と私)を持っており私の見ている物を竜は見ているし、私の聞こえた事を竜は聞こえている。入れ替えは可能とのことで入れ替わると目の色が赤色に変わるらしい。(生前の竜の目の色が赤いので)なお私の目の色は黒色とのこと。
・基本的に行動するのは私で、竜は戦闘の時、ピンチの時、呼ばれた時などに入れ替わりをしてやると言ってた。
・私も竜になれるらしい。その竜はこの世界に突入する際に私の考えた竜であり、部分的な変化も可能らしい。(人間の姿で背中に翼を生やしたり…角を生やしたり)
竜に(なってみるか?)と聞かれたので試しになってみる事にした。
最初は中々難しかったが、竜に(頭の中で自分を竜に変身させるイメージで、)と言われ1から想像してみると、ああ、こんな簡単なことだったのか。というくらい簡単に出来た。
翼が背中から生えてくる際に少し痛みを感じたが、竜によると最初だけらしい。
人間と変わったことといえば目の見え方か…人間のようにカラフルな世界ではない。暗視ゴーグルを付けているみたいな見え方だ。
もう少し遠くまで見てみたい…
私は翼脚の爪を地面にドンッと下ろした。この竜は腕力がかなり強いのか、少し地面がえぐれてしまったがさほど問題は無いだろう。
私は慣れない体に力を込め上体を起こした。
(コツがつかめたら簡単かな)
(私にも代わってくれ)と竜が言ってきたので私は交代することにした。
竜は自分じゃない竜の身体を簡単に扱っている。新しい感覚が楽しくて仕方ないらしい。私にとっては慣れるまでの辛抱だが…竜は十分楽しんだのか、代わろう。と言ってきた。
私はふと疑問を抱いた、
(これって部位変化で眼を見えるようにすることは出来ないのかな?)と。
やはり人間の目がいい、竜の目は少し使いにくい。
(ああ出来るぞ。)と竜は答えた。
竜の身体で目だけ人間のものにする。
(…出来た!)よし!上手くいった。
背が高いので、立つと遠くの方までよく見える、空だけでなく辺り一面かなりの絶景だ。緑の大きな山、霧で覆われた湖、その中の大きくて…赤い館?
何か趣味悪いぐらいにゴテゴテしい真っ赤な館がある。
(何だあの館?趣味悪いな…)
どうやら竜も同じ事を思ったらしい。とりあえず館があるって事は人がいるのだろうか?しかし今はそれよりも自分の事だ、訪ねるのは後でいいだろう。
私は竜になってから気になっている事があった。
(やっぱり竜ってことは魔法とか使えるんですか?)
やっぱり竜といえば魔法とかだもんね。
期待を込めて竜に聞いてみると…
(魔力はあるが…この竜は魔法を使えるのか?)
しまった、それは想像していない…
そんなことも想像で決まるのか…私は、(呪文の使える竜にしてれば良かった)と少し悔いた。
(…いや、まだ出来ないと決まった訳じゃないぞ。)
ん?…決まった訳じゃない?まだ魔法とか使える可能性もあるということか?
(ああ。そういうことだ、私達には魔力があるだろう。この竜が魔法を使えないのなら使えるようにすればいいだけだ。)
(使えるようになる可能性はあるんですか?)
(勿論だ。だが、ほぼ感覚でやるからなぁ。向き不向きがあるんだ、だからお前にセンスがあるかしだいだな。まあ、やってみれば分かるだろう。ちょっと人間に戻ってくれ。)
言われたとうり私は人間に戻ると、竜は私に指示を出してきた。
まず、片手を真っ直ぐ前に伸ばす。
その次に、その片手に力を込めて集中する。(力を一点に集中させるイメージで)
竜は(最後に、その力を全て解放させるイメージだ)と言った。
私はやってみた。あんな結果になるとも知らずに…
ッパアァァン!!!ピシューン!!ゴァァン!!
(……え?)
(……いや、まあ、何だ…その、、、力加減は後々やっていこうな。)
…威力やばくないか?よく分からないが、とても大きい光線なものがでてきた。湖の赤い館に擦れその後ろの山に当たったのだが山が半分くらいが融解している。
(ちょっと威力強すぎちゃった…テヘペロ♪)
館にも少し当たってしまった、後で謝りに行かないと…
✤ ✤ ✤
今日も良い天気です。
(やっぱりこんな天気の日は昼寝にかぎりますね。まあ、寝ていても咲夜さんにすぐに叩き起こされるんですが…)
彼女の名前は紅美鈴、紅い館《紅魔館》の門番だ。
「ふゎぁぁ」と彼女はあくびを1つした。
(今日も異変ナシっと…)
彼女が眠りかけようとした、その時!
彼女の耳に「ドンッ」と重く小さい音が聞こえた。
(何ですか…もう。)また妖精たちが弾幕ごっこでもしているんですかね、 と彼女が目を開けてみると、さっきまで何も無かったところに黒い物があるのを見つけた。
(何ですかね?アレ…)
アレがあるのは紅魔館から霧の湖を挟んだ向こう側の草原の森の中だ、湖には霧が立ち込めているので見にくい。
ただ、運よく私の能力は‘‘気を使う程度の能力‘‘だ。眼に気を集中させれば…
これで遠くの方まで良く見える。
(さて、アレは何でしょうかね……竜?)
アレは竜か?一瞬新種の妖怪かと思ったが、見た目的に竜っぽい。
(竜なんて幻想郷にいましたっけ?)もしかしたら新しくこの世界に来た外来竜なのかもしれない。とりあえずこの館の主に報告しておこう。
(もしかすると幻想鏡に害をもたらすかもしれないですし…)
彼女はそう思いながら館の中へと入っていった。
というわけで幻想キャラ初登場は中国こと紅美鈴でした。
今回こそは幻想キャラをバンバン出すはずだったのにー!キィーー!