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私は曹丕、字を子桓。陳留太守曹操の異母妹である。
と言っても生まれた日が数日違うだけで殆ど双子みたいに育てられた。
だが、育つ度に思い知らされる・・・才能の違いに。
私は教えて貰っている人が良いからか一を聞いて十を知ることが出来た・・・しかし姉の曹操はさらに上を行き一を聞いて100を知る傑物振りであった。
武芸でも姉の方が上、器量も要領も。唯一勝てたのは体付きだけ・・・とても虚しいものだ。
何時しか私は、曹操の後継・曹操の代わり・曹操の・・・
私はなんだ!!私は曹子桓だ!!曹操ではない・・・代用品ではない!!
だから私は決めた。
私がこの国に君臨することを。
私の才能があれば出来なくも無い。
私が乱世を曹孟徳よりも先に平定すると!
まずは、部下だ。
姉には夏侯姉妹がいる。私にもいた・・・姉に仕えられなかったからと私に言い寄ってきた蝿が。無論、追い出した。
しかし、今の私には一応・・・イ・チ・オ・ウ部下がいる。
『はっはー!飲め飲め歌え、そして脱げーー!』
『きゃーーー!』
部下がい・・・る・・・
『はぁ~・・・働きたくないな~・・・でも金がほしい。』
・・・ぶち
「ぶるあぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」
ドタンバタン、ガシッ、バキボコ、ビシッ、ゲシゲシ、バシン!
「ふー・・ふー・・あんたら、ふざけ過ぎよ。」
いけないいけない、日ごろの心労が溜まってて発散しすぎたわ。
ガバッ
「す、スマンな。いやなに、清華がまたビキビキ入ってたからここは飲むしかねぇと思ってただなぁ・・・「だからといって女囲って酒飲んでじゃねーよ!」ギャフ!」
と言い訳よろしく吹いたので粛清した奴は、夏侯姉妹の従弟で夏侯楙、字を子林。・・・言いたくないけど婚約者でもある。
燃えるような紅い短髪に服の上では判らないが良く鍛えられた締まる筋肉、顔立ちは他の者よりも断然的に男前・・・いや、違う。修正修正。
武才は一般の兵よりもある、と言うよりも将でいいのだが、私たちの周りが凄過ぎて弱く見えるのである。
暴れ牛や餓えた虎を仕留めた事もあるのだが、夏侯姉妹の方が何倍も有能で次第に不貞腐れてしまったのだ。
ある意味、私と似た者同士であった。
ガララッ
「いってーなぁ。何すんだよ、訴えて勝つぞこのやろー。」
と、ひっくり返ったゴミの中から出てきた白髪の文官姿の男、司馬懿字を仲達が這い上がって来た。
・・・というか今まで気絶していたのか?
「ちげーよ、それは・・・あれだ。お前らのイチャぶりが出て来たら面倒だからフリをしてただけだ・・・ほ、ホンとだ「やかましい、寝てろ。」ゲハッ!」
と、今聞捨てならんことを吐いた馬鹿を粛清した。顔が火照っているのは酒の性だ。
伸びているこの男、実は曹操すらも認めた有能な文官なのだが・・・やる気を出すのは滅多に無い奴で曹操すらも匙を投げたので私が拾ったのだ。
兎にも角にも、他の男達よりもマシな奴らを連れ、私は旅立つ。
目指すは悪名轟く徐州。親玉陶謙を討って地盤を手に入れてやる。
・・・因みに夏侯楙がいった清華は私の真名である。
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