今回初めて書く小説ですが、どうか読んでいただけたら幸いです。
それでは本編どうぞ(^O^)
第1話
ここはどこだ?
とある森の中で少年は目を覚ました。しかし、自分の家ではないこの状況に混乱していた。
「俺確か女の子を助けたはず…何でこんな森が生い茂ってるところにいるんだ?」
あらゆる疑問が頭をかけぬけたが、ひとまず周りを探索することにした。
どれくらい探索したのかわからないが、ようやく森を抜ける道を見つけた。
(ようやくこの森を抜けられるな… 。しかし、まぁ疲れるなぁ、歩きまくった感じだし。)
(それにしても、色々とおかしすぎるだろ…)
ため息を吐きながら、その見つけた道を行く。
森を抜けるとそこにあったのはどっかの映画に出てきそうな建物だった。
「マジかよ…。なんかトレジャーハンターみたいになってるなぁ。」
しかし、建物でかいなぁ。これ俺の家の倍だな、当たり前だけど。正面に入口があるから、そこからとりあえず入るか。
「失礼します!誰かいますか!?」
返事が聞こてこないな、人が本当におるのか?
と思っていると、
コツ、コツ、コツ…
…奥から誰か来たな。
音が聞こえた方向を注意深く観察すると、そこから来た人は…
とても綺麗で絶世の美女と言ってもいい程の女性だった。
少年は目を見開いて、ぽかんとしていたらその女性が声をかけてきた。
「こんにちは、阿達響也[[あだちきょうや]]くん。私は天照[[アマテラス]]と申します。」
「えっ?何で俺の名前を…、それに天照って神様ですよね?」
疑問と混乱の頭の中でそうやって答えたが、実際天照が目の前にいること事態考えられない。普通の人間なら頭を抱えるところだ。しかし、目の前の女性は嘘を言っているようには思えなかった。
「そうです。なぜ私がここにいるのかと言うと、貴方は私のミスで亡くなってしまったからなんです。」
……………はぁ!?
俺死んじゃったの!?いきなり過ぎてワケワカメなんですけど!?
そう思いながらも、恐る恐る聞いてみた。
「…マジですか?」
「大マジです。」
真正面から思いっきり言われましたぜ、ちくしょう!
あっヤベ、なんか涙出てきた。そんな心情になったが落ち着いて天照に向き合った。
「……未だに信じられないけど、まぁ死んでしまったのは仕方ないよ。それにミスは俺も有るからね。
人間がミスをして神様がミスをしないっていうのもありえないからね。」
そう言いながら、柔らかい笑顔を見せる響也。
それを見て天照も少し笑顔を見せながら、
「本当にありがとうございます。あなたはとても優しいのですね。」
「とんでもないですよ。それで、自分はこれからどうなりますか?」
お世辞を言いながらも、これからどうなるかを聞いてみた。
すると天照からは、
「今回の場合は私のミスが原因ですので、あなたの好きなONE PIECEの世界に特典を付けて転生させようと思います。」
「ちょっと待って。何故俺の好きなアニメ知ってるの?」
「それはあなたの書類に書いてあったからですよ。
決してめんどくさいからここの世界だけとかは考えてませんから。」
「はぁ…そうですか。」
明らかに顔に表情が出ているので、何を思ってるのかわかってしまう。
ONE PIECEの世界かぁ
確かに俺の見たアニメの中では一番好きだったけど、実際行くとなると……うん、ヤバイよね。
だって海王類やら能力者やら化け物が大量におるところだもん。だけども、それが面白いんだよね。
うん?行きたいのか、行きたくないのか、はっきりしろって?
そりゃ行きたいですよ!転生して海兵になる。
「それじゃ、特典はあらゆる銃を出すガンガンの実と覇王色の覇気、武装色の覇気、見聞色の覇気、身体強化にします。それと服も変えてもらってもいいですか?」
「いいですよ。」
あっさりと了承してくれた。
「自衛隊の3型迷彩服とブーツ、あとFASTヘルメットにLBT6094プレートキャリア工兵仕様で。この2つは両方とも色を3型迷彩に合わせてください。あとサファリランドのレッグホルスターも。」
「…また、とんでもない要望ですね。やれますけど。」
呆れながらこちらを見る天照。
彼女が手を俺に向けると光が溢れてきた。
慌てて目をつぶってしまう。しばらくすると光が収まった。
「装備はきちんと工兵仕様にしました。また、工兵に必要なスキルはあなたの頭の中に記憶させました。道具などは背中のハイドレーションポーチに入っています。」
「OK、把握しました。色々と無茶言ってすみません。」
「いいですよ。これが私の仕事でもあるのでね。」
ドヤ顔してくる天照。正直うざいとは思わなかった。
むしろ、頼れる顔だね。そんなこと思っていると、
「さて、準備は出来ましたね。」
そう言うと、上にあるヒモに手をかけ、
「それでは、ONE PIECEの世界を楽しんできてください!」
満面の笑みでヒモを引っ張った、すると俺の足元の床が開いた。
「だからと言ってこれはないだろ〜〜〜!!!」
捨て台詞を吐きながら、見えない空間へと落ちていった。
ちくしょう、めっさ地面が見えないです!
そう思っていると、ようやく地面が見えてきたが…
絶賛高度10000mからの光景であった。
嘘でしょ!HARO降下みたいになってるじゃんか!
しかもパラシュートは…ないのかよ!
あかん、地面と壮絶なキスをする未来しか見えない。
壮絶なGを受けながら、必死に両手両足をバタバタとさせながら体制をとっていく。
どんどん高度は下がっていき、あと100m手前ぐらいで気を失った。
響也が去った神殿では、
「さて、ONE PIECEの世界に送りましたがしばらく様子を見てみますかね。」
笑みを浮かべながら、奥の部屋へと戻って行く。
「あなたはあの世界でどんな物語を作っていくのか、そしてどのような人生を送っていくのか、とても楽しみにさせてもらいますよ。」
あの少年に期待を寄せながら。
あれからどれくらいだったのだろうか。
とりあえず起きたのはいいが、
「イテテ…、全身が打ち付けられたような感じだな、それにしてもよく生きてるよまったく。」
落ちた地点を見ると地面が3mぐらいえぐれている状態になっていた。
そもそもパラシュート無しのスカイダイビングで死なないほうがおかしいが。
「身体強化のおかげかな。まったく、感謝はするが方法がこれなのは勘弁だよ。」
あの女神の顔を思い浮かべながらも、まわりを見渡す。
すると黒光りする悪魔の実があった。
(もしかして、あれがガンガンの実か?)
近づいてその実を手に取った。
そういえば悪魔の実ってクソまずいことで有名だけど、どうなんだろう?
好奇心むき出しで一口かじったが、
「まずっ!この世の食材じゃないよこれ!」
やっぱりめちゃくちゃ不味かった。
けれどもこれで能力は手に入れたので、試しに64式小銃を出してみた。しかしらそのままでは出てこなかった。
「出てこないな…何か物を持ってみるか。」
近くにある折れた木の枝をつかみもう一度試してみる。
「うぉっ、マジで出てきた。結構長いし重たいな。あれっ?銃剣が付いてる…。」
両手に現れたそれを持って、銃のチャージングハンドルを引いて初弾を装填した。
弾倉も3つほど現れたが全てプレートキャリアのポーチに入っていた。
カシャッ、重たい音が響く。
(この能力って物を使うこと前提としてるな…)
そう思いながらも、
銃をローレディしたまま、見聞色で周りを確かめたが人の気配は無かった。
「…探索はしたほうがいいな。まずは水があるところを探さないと。」
そう言い、ジャングルの探索を始めた。
30分後…
「やっと見つけた…。もう、精神的にくるもんがあるっての。」
やっとこさ、湖のようなところを見つけたが、途中で動物に襲われたりと大変だった。
持っていた小銃で撃退できたので良かったのだが。
(それにしても、この実を食べたおかげで銃を出す以外にそれについての知識、扱い方、クリアリングやら様々な知識が頭の中に全て入ってきたからとても助かるな。)
そう思いながらも、周囲を警戒しながら、湖に近づいていった。
だが、
(うんっ?誰かいるな。)
見聞色で人の気配を感じた俺はその方向へと向かった。
しばらく、歩いてくと湖の周りに海賊と海兵たちがいた。
近くに茂みがあったので音を立てないように隠れる。
64式のバイポットを展開させ、様子を伺う。
(海賊達は見えるだけで20人程度、武装は主に剣でライフルが少数か…。さて、どう対処しようか。)
安全装置を解除し、レバーを連射に合わせいつでも撃てる態勢にする。
どうやら海軍がこの海賊達を追いつめているみたいだが、奴らは頭に血がのぼっていた。俺はリーダーを先に倒して、制圧しようと考えたが船長らしいやつが見当たらない。どうやらうまく紛れていた。
(リーダーを倒せば士気は崩れると思ったがこのままだと、全員やった方が早いな…。)
そんなことを思った瞬間、
「誰が捕まるかよ!この野郎!」
1人の海賊が海兵に斬りかかろうとした。
(チッ、プラン変更!全員制圧だ!)
そいつの頭に照準を合わせ、発砲した。
撃ちだされた弾丸はそいつの頭に見事に命中した。
海賊共は見事に混乱した。
「ど、どこだ!?どこから撃ってきた!!??
喚いたそいつに素早く照準を合わせ再び発砲した。
そいつも見事に頭から赤い花を咲かせた。
「せ、船長がやられたぞ!!!」
どうやら船長だったらしい。もう連中は全員顔を真っ青にしながら後ずさりしていた。
海兵達はこの機を逃さず、残った連中は縛られていた。
(ふぅ…。取り敢えず、心の柱をバッサリ折ったから制圧完了で大丈夫だな。)
海賊達が捕らえられている姿を見て安心し、立って移動をしようとしたら、
「まさか、そこにいたとわな。」
「えっ?」
目の前にスモーカーが立っていた。
今俺はとある海賊を捕まえるためにこの無人島に来ていた。海賊船を砲撃して舵を壊してこの島に追い詰めたが向こうは諦めるつもりは無いらしい。
目の前には件の海賊どもがいて俺達はそいつらを見据えていた。
「観念するんだ。逃げ場は無いぞ」
「誰が捕まるかよ!この野郎!」
警告したがやはり無駄で、
海賊の一人が他の海兵に切りかかってきたが…
突然、銃声が響いた。
銃声がした瞬間切り掛かってきたやつの頭が撃ち抜かれていた。
力なく倒れ、頭から血を流しまくる。
「ど、どこからだ!?どこから撃ってきた!!??」
海賊の船長が喚くが、再び銃声が響いた。
すると、喚いていた船長が頭を撃たれていた。
残っていた連中は全員、士気を失っていた。
「何をボサッとしている!!全員確保しろ!!!」
「「「「「「りょ、了解!!」」」」」」
この機を逃すわけがなくすぐに指示を出して他の海兵に確保に当たらせる。
(さて、俺は狙撃手を探すか…と言ってもすぐ近くに居るな)
「スモーカー中佐どちらへ!?」
「さっきの狙撃手を探してくる。」
「ハッ!了解しました。捕らえた海賊は我々が船に連行しておきます。」
「あぁ、頼んだぞ。」
海兵にそう伝え、さっきの狙撃手を探す。
すると、茂みのなかにそいつがいた、
(あいつだな、どんな格好してるんだあれは?)
煙になって彼の目の前に立つ。
「まさか、そこにいたとわな。」
「えっ?」
見つかるとは思っていなかったのか、目を点とした少年。
「お前は何者だ?」
俺は十手を向けながらその少年に質問した。
「その前に十手を下ろしてくれませんか?俺はあなたと敵対するつもりは無いですよ、海兵さん。」
そう言って自分の銃を消した。
思わず驚いたが、すぐに冷静になった。
確かに敵対するつもりならこちらにもすぐに攻撃してきただろう。向こうは銃を下ろした(?)ので、
「わかった。十手を下ろそう。」
少年に向けていた十手を背中へとしまった。
「ありがとうございます。俺は阿達響也と言います。あなたの名前は?」
「俺はスモーカーだ。よろしくな。ところでさっきの銃は一体何なんだ?」
「よろしくお願いします。実は俺、海軍本部に行きたいのですが?」
「おい待て!!話が噛み合ってないぞ!!!」
こいつマジでボケてるのか?と心配になるスモーカー。
響也は苦笑いしながら、
「あっ、すいませんさっきのは僕の能力で出したものですよ。」
「悪魔の実の能力者か。」
「ええ、そうです。ガンガンの実を食べました。先ほどみたいなライフルを取り出す能力です。」
「なるほど…。ところでお前は海軍に入りたいのか?」
「はい!」
(気合いは十分、さっきの戦闘で素質も十分にあるな。こいつは入隊したら大物になる…。)
あごに手をかけ少し考えて、スモーカーは歩き出した。
「ついて来い。岬に船を停めてある。そいつで海軍本部に行くぞ。」
「えっ、あっはい了解です!」
スモーカーを追って走っていく響也。
それを見てスモーカーは少し心の中で笑った。
様々な出来事があったが、響也は海兵になるための第一歩を踏み出したのだった。
銃器紹介コーナー
64式小銃
1964年に制式採用された小銃。
口径は7.62×51mm減装弾
特徴として、木製のストックが使われている。
また、よく部品が脱落するので自衛官はこれに泣かされたという話もある。
あとがき
初めて書いたのですが、やっぱり物語を文にするのは難しいと痛感させられましたねw
次回は海軍本部でのお話を投稿しようと思っています。
そして、あの人も出てくる予定です。
それではまた( ^ω^ )