こちらも勢いだけの投稿なのでなにかアイディアがあればなんでもお願いします。今回もアンチシリーズで書いていきたいなと思います。
よかったら感想お願いします。
ではどうぞ。
リアスside
私には気になっている男の子がいる。
誰にでも分け隔てなく優しく振る舞う彼、時には厳しくそれでも君のためだからと熱心に諭してくる彼、男子同士で楽しそうに笑っている彼、無邪気な顔で冗談を交わしている彼、別れ際に儚い顔でまたねという彼、彼のどんな表情も私を満たしてくれていた。
そう、私は彼に恋をしているのだろう。
でも、この気持ちは伝えてはならない、なぜなら私は悪魔で、彼は人間なのだから、、、。
「あれ、グレモリーさん?何を黄昏ているんだい、もう下校の時間じゃないのかな?」
同年代にしては少し低く聴こえる声で話しかけてきたのは私の思い人である彼だった。
「あら、ギルじゃない。それと、リアスって呼んでくれないのかしら?」
「ごめんごめん。いやぁこればっかりはなんか癖で呼んじゃうんだよね、またの機会にさせてもらうよ」
「いつもそう言って逃げるじゃないあなた」
「そうだったかな?あ、いやそんなことよりそろそろ教室を閉めるから出てくれないかな?お詫びと言ってはなんだけれど帰りに何か奢ってあげるよ?」
そう言って微笑む彼はズルい、そう言われれば私は頷くしかないのだから。
「わかったわ、仕方ないわね丁度行きたいお店があったのよね」
教室の戸締りを手伝いながら、彼と一緒に帰る時のために準備しておいたお店までの道のりを頭に思い起こす私。
なんだかニヤけてしまうわね、、、
「はいはい、あんまり高いのはよしてくれよ?それとなんだか顔が赤く見えるけれど何か良いことでもあったのかい?」
「なっ!そ、そんな訳ないじゃない!早く行くわよ!」
彼に顔を見られないように彼より先に教室から出る。
「ちょっと!急がなくてもお店は逃げないよ〜!」
冗談を言いながら教室から出てくる彼。
「ほら、早く行きましょ!」
恥ずかしくて少し語気が荒くなっている私、なんだか歩くのも早くなっている気がする。
「待って」
その時、後ろから彼の手が私の手を握り、私を振り向かせた。
「急ぐ必要ないじゃない、僕はリアスとゆっくり話しながら行きたいんだけど、ダメかな?」
ダメだ、今、顔が真っ赤に染まりきった気がする!こんな時に限って名前で呼んでくるあたりこの男は卑怯だである。
それになによその微笑みは!そんな顔されちゃったら頷くしかないじゃない!
「え、ええ、じゃあそうしましょうか、エスコートしてくださる?」
「もちろんさお嬢様、じゃ、このまま行こうか」
私の精一杯の強がりも彼に難なく返されてしまう、さらには手も繋いだまま行こうという。すごく恥ずかしい!けれど役得ね、ふふ♪
「そうね、お店はこっちよ!」
「お、なんだか良い顔をしているね、本当になにか良いことでもあったのかい?」
「これからあるのよ良いことは、だからちゃんと私を楽しませてよね」
そうこれから私にとって良いことが待っているのだ、彼と2人で過ごせる時間が待っているのだ、これは特別に良いことに決まってる!
「了解、じゃあとびっきりの話しをしよう、それも抱腹絶倒の話をね」
「いいわね、さあ私を笑わせてみなさい!」
「そうだね、あれは---」
それから、お目当てのお店に行きスイーツを堪能し、彼との会話を楽しみつつ商店街を歩いた。たまたま寄った福引で景品のペアリングが当たった時は年甲斐もなくはしゃいでしまい、彼を困らせてしまった。
2人して右手の薬指にリングをはめ、お揃いだねと笑いかけてくる彼にどうしようもなくニヤけてくる私は、満面の笑みでそうねと返事をした。
その時に彼の顔が少し赤くなったのを見て、私は余計に嬉しかった。この日は最高の思い出になるだろう。
悪魔なのに神に感謝しそうな勢いである。
幸せな時間も終わりが来てしまい、彼とはまた明日ねと言葉を交わし放課後デートは解散した。
そして私は再び学園に戻ってきた。
「部長、大公からの指令です」
「えぇわかっているわ、行きましょう、祐斗、小猫準備はいいかしら?」
「「はい」」
「それじゃあ、はぐれ悪魔退治いくわよ!」
彼がいるこの街を守るためにもはぐれ悪魔なんかに好き勝手やらせないわ、待ってなさい!
この一件が私と彼の運命を決定付けるなんてこの時の私は想像していなかった。
情報をもとにやってきたのは町外れの廃工場、ここにはぐれ悪魔のハビウスがいるはずなのだが、この気配、間違いなくここにいるわね
祐斗と小猫に合図を送り、突撃!
「はぐれ悪魔ハビウス!この街では好き勝手させないわ!あなたを消し去ってあげる!」
暗がりにいる、人型の何かに怒鳴りつけるとゆっくりとこちらに振り返った。
「なんだい、なんだい、今日はやけに来客が多いなァ、こちらから出向いていないのによく来るもんだねェ」
ハビウスの後ろには血だらけの人間が倒れている。
くッ、犠牲者を出してしまったのね!早くハビウスを消して治療しなくては!
「祐斗!小猫!頼んだわよ!」
「はい!」「了解です」
「やれやれいきなり物騒だなァ、ゆっくりこやつを喰えないじゃないか」
ハビウスはその人間を片手に戦うようだ。
「卑怯だぞ!ハビウス!正々堂々と戦え!」
「ふん、悪魔に卑怯も何もないでしょうに、まあそちらの言うことに従う道理はありませんしね、使わせてもらいますよ!」
なんとハビウスはその人間を振り回してきた、思うように攻撃ができない祐斗と小猫。
「朱乃!魔法でなんとかならない!?」
「ああも振り回されると難しいですわ!」
くっ!どうしたらいいの!?その時、
ブンッ!とこちらに何かが飛んできた。
「チッ!これだから人間は脆すぎる、腕が片方飛んでっちまったよ、おい!そこの紅いのちゃんと残しといてくれよ!」
「あなた!人間をなんだと思って、、、!?」
月明かりの反射でその人の腕を見るとそこにはさっき見たような何かが指にはめられていた。
このリングは!!何かの間違いだと思い、自分の右手を見てみるとそこには全く同じリングがはめられていた。
「ギ、、、、ル?」
「ん?ギルってのはこいつの名前かい?なんだ知り合いだったのかァ、じゃあ感動の再会だなァ、よォくこいつを見なァお互い最後なんだからよォ、ケヒヒッ!ヒヒヒヒヒ」
ハビウスが月明かりの下に出るとその手には
ギルが生気のない顔で握り潰されていた。
第1話いかがでしたか?
原作主人公は出ないしオリ主はあまり喋ることなくリタイアです。
一応設定的にはリアスがイッセーに出会う少し前という時期です。
オリ主は「学園の良心」といったところでしょうか、
これからちょこちょこ更新させて頂きますが、応援していただけたら幸いです。ではまた次回。