インフィニット・ストラトス - 二人の男性操縦者   作:白崎くろね

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恋する乙女たち(ガールズトーク)




11.恋する乙女たち

食後には温泉。心なしか全身筋肉痛も多少は癒えたように思える。

 一夏とは風呂上がりの定番中の定番であるコーヒー牛乳一気飲みを終えてから、俺は火照った身体を冷ますという理由で別れた。

 

 そして、その帰り道。

 

「いつつ……流石に数時間じゃ筋肉痛は癒えないか」

 

 身体を駆け巡る痛みに悪態を吐きながら、俺は自分の部屋の近くまでやってきた。

 

 ――ところが。

 

 俺の部屋の隣――織斑姉弟の部屋の前、その入り口に群がっている女子三名。

 いかにも怪しいことしています、と主張しているかのような後ろ姿に、俺は声をかける。

 

「鈴? 箒にセシリアまで何をして――?」

「シッ!!」

 

 言い終えるまでもなく、俺の口をはしっこい動きで俺の口を塞ぐ。急な女子との接近に鼓動が跳ね上がったが、顔まで赤くならないように気合で押し込める。

 

 意識を別のことに集中させていると、何やら襖の向こうから声が聞こえてきた。

 

『千冬姉、緊張してる?』

『そんな訳があるか。――んっ! す、少しは加減をしろ……」

『はいはい。んじゃあ、ここはどうだ……っと』

『くぅっぁ! そ、そこは……っ、やめっぅう!」

『すぐにいい具合になるって。何せ久しぶりだしな』

『ああぁっ!』

 

 ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。

 

「こ、こ、これふぁ……がっ?」

 

 鈴に口を塞がれた状態でふがふがと俺は言う。

 衝撃的な現場だ。まさか一夏と織斑先生がこんな関係だったなんて……。まあ、そりゃあ確かに一夏と織斑先生は異様に仲が良いとIS学園でも噂にはなっていたが……それにしたってなあ?

 

「………………」

「………………」

「………………」

 

 それに対する返事はなく、三者ともに沈んだ表情をしている。

 

『上手い弟がいるといいですよねぇ、織斑先生』

『あ、ああっぁ! そう、だな……』

『……えっと、静馬のお姉さんもどうですか?』

『んー、どうしよっかなぁ~』

 

 そこにはもう一人の声が混じっていた。その声は俺が最も聞き覚えのあるであろう声で、その人は――

 

 ――誰、だっけ? 

 

 …………名前が思い出せない。顔が思い出せない。声がブレる。俺が知っていなければ、いけないはずの人を俺は思い出せない……よく考えろ、その人は俺の…………、俺の………………、

 

《――■■、■■■■■■■■■■■■■■。名前は深見神夜》

 

 その声はノイズ塗れでほとんどが聞き取れなかったが、名前の部分だけは確かに聞き取れた。

 

 ――そうだ、俺の家族にして唯一無二の姉だ。

 どうして、そんなことを忘れていたのか。

 

 いや、今はそんなことよりも、だ。

 どうしてお姉ちゃんは一夏と織斑先生の部屋にいるのだろうか?

 もしかして、まさか……三人で怪しい行為に及んでいるとでも言うのか……!?

 

 俺は思わず拳を力強く握り締める。

 

『じゃあ、次は――』

『一夏、少し休憩だ』

『…………?』

 

 二人の声が唐突に途切れる。先程まで聞こえていた怪しげな声も、衣擦れのような音も聞こえなくなる。まるでその部屋から人という気配が消え、誰もいなくなってしまったかのような……。俺はよりいっそうに意識を集中させ、中の様子を探るが――――!?

 

 ――バンッ!!

 

「「「「へぶっ!!」」」」

 

 思いっ切り襖が崩れ、俺たちは雪崩れ込むようにして部屋の中への突撃を余儀なくされる。

 

「何をしているか、馬鹿者どもが」

「は、はは……」 

「こ、こんばんは、織斑先生……」

「さようならっ!」

「いい夜ですね、は、ははっ……」

 

 我、逃走を開始ス――。が、すぐに捕縛されてしまう。鈴と箒は首根っこを掴まれ、セシリアは浴衣の裾を器用な足技で絡め取られ、俺は空いた方の足で簡単に転ばされてしまう。

 呆気ない終わりである。IS対生身であっても織斑先生には勝てる気がしないのは恐ろしい。

 

「盗み聞きとは感心しないが、今はプライベートだ。とにかく入っていけ」

 

 予想外の言葉に俺たちは目を丸くさせざる負えなかった。

 

「ああ、そうだ。他の奴等――ボーデヴィッヒにデュノア。それから更識にハミルトンも呼んでこい」

「は、はいっ!」

 

 まるで上官と部下だ。国家代表候補生は国の代表であるとともに、IS知識の他にも各軍事的訓練を受けていると聞いている。そのせいだろうか、彼女たちの敬礼が様になっているのは。

 

 鈴と箒の二人は駆け足で他のメンバーをを呼びに行ってしまったが、セシリアは着崩れた浴衣を正しながら部屋へと入る。俺もそれに続いて入った。

 

「おお、静馬。どうしたんだ?」

 

 適当に座ってくれ、と一夏が言うので手近な場所へと腰を下ろす。正座は辛いので胡座だが見逃してほしい。

 

「いや、どうしたってか……俺のお姉ちゃんもいるし何をしているのか気になってだな」

「んー? 何をしてると思ったのかなぁ?」

「……うるさいな」

 

 俺が変な勘違いをしていたことを察したのか、ニヤニヤと確信的な笑みでお姉ちゃん尋ねてくるので、俺は目を逸らす。

 

「……? なんだと思ったんだ?」

「お前も聞いてくるんじゃねえよ!」

 

 元はと言えば、紛らわしい行為をしていた織斑姉弟が悪い。それを勘違いしてしまう俺たちは悪くないはずだ。

 

「ま、何でもいっか♪」

 

 何やら上機嫌な様子のお姉ちゃん。

 

「そういえば、静馬もマッサージが得意だったよね?」

「お、そうなのか? もしかして静馬も家族にやってあげてたパターンか」

「……そーだな」

 

 何かプライベートな情報明け透けになっていきそうな気配だが、一応は頷いておく。

 

「あ、いいこと思いついたよ~♪」

「……限りなく嫌な予感しかしないんだが」

「静馬もマッサージしてあげればいいんだよ! んー、相手はセシリアちゃんとかでどう?」

 

 ……やっぱりだ。俺の予感は的中した。いや、これは予感とかじゃないな……経験に基づく直感だ。

 

「え、ええっ!? わ、わたくしですか!?」

「うん。もしかして静馬にマッサージされるのイヤだとか?」

「そ、そそ、そんなことありませんわ!」

「じゃあ何の問題もないね。ささ、布団に横になりなさいな~」

 

 ポンポンと布団を叩くお姉ちゃん。あの……それって一夏か織斑先生の布団なのでは?

 そう思って二人に目を向けるが、別に構わないとでも言いたげな視線を送ってくる。

 

「……っ、あー、あのさ」

「……ん? もしかして、女の子が相手だから緊張してるの~?」

「そんなわけ、ないだろ」

 

 少し、ほんの少しだけ、そういう気持ちもなくもないが……別にそういうつもりの発言ではない。

 それに女の子相手のマッサージはこれが最初ではない。

 

 そうではなくて。

 

「マッサージをするのはやぶさかではないんだけど」

「けど?」

「残念なことに筋肉痛が酷くてそれどころじゃない」

 

 マッサージをするのにも色々と力を使うのだ。

 

「ふーん。ま、いっか……外で聞き耳を立ててる子たちも待ってるみたいだし」

 

 部屋にいる全員の視線が襖の方へ向き、外で聞き耳を立てている生徒たちは数秒の沈黙をもって、ゆっくりと襖が開かれる。そこにいたのは六人の女生徒たち。箒、鈴、わさびを直で食べた女生徒、ラウラ、簪、ティナ。

 

「思ったよりも大所帯になってしまったな。まあ、いい……ほれ、全員好きなところに座れ」

 

 部屋の主である織斑先生に手招きをされ、みんなはおずおずと部屋に入ってくる。とはいえ、流石に部屋のスペースの問題もあるので入ってきた順番に腰をおろしていく。

 

「えっと、先にお邪魔していた私が言うのも何だけど、お姉ちゃん邪魔じゃない、かな?」

「別に構いませんよ。それにお姉さんとしては弟の交友関係が知れる良い機会でしょう」

「そう言ってくれると助かります、織斑先生」

 

 ……姉に自分の交友関係を知られるのは何だか気恥ずかしい気分だ。

 

「まあ、お前らはもう一度風呂にでも浸かってこい。部屋を汗臭くされては困るからな」

「ん。そうだな」

「いや、俺は……」

「ふふ、織斑先生は女子トーク的なことをしたいと言っているのよ」

 

 …………なるほど。でもなあ、お姉ちゃんを残して部屋を離れるのは些か不安なわけだが。

 

「……じゃあ、俺も風呂に入ってくる。あんま変なこと言うなよな、お姉ちゃん」

「ほいほい」

 

 そうして、俺たち男子は追い出されるようにして部屋を出たのだった。何もないことを祈ろう。知らぬ間に俺の変な情報を話されていたら辛い。できれば俺に伝わらない方向で頼むぞ……。

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

「………………」

 

 一夏は「くつろいでくれ」と言い残して退室したが、その部屋を支配するのは謎の緊張感と長い沈黙。それを最初に破ったのは最年長である千冬だった。

 

「おいおい、この部屋は葬式会場なのか? いつものバカ騒ぎはどうした」

 

 半ば呆れたように言ってのける千冬に対して、

 

「い、いえ……そのぉ……」

「織斑先生とこうして話すこと自体が……えっと」

「は、はじめてですし……」

 

 返事を出来たのは中でもそこそこに付き合いのある三人だけだった。

 

「まったく、困った奴等だな。私が飲み物を奢ってやろう。篠ノ之、何がいい?」

 

 いきなり名指しされ、箒はびくっと肩を跳ね上がらせる。このような雰囲気で飲みたい飲み物などすんなりと出てくるわけもなく、困り果てて苦笑を浮かべることしかできなかった。

 それを何でも良いと解釈したのか、千冬は旅館備え付けの冷蔵庫を開け、中から清涼飲料水を五人分取り出していく。

 

「ラムネ、コーラ、サイダー、オレンジ、スポーツドリンク、コーヒー、紅茶、炭酸水だ。さあ、好きなのを各人で分けて飲め」

 

 冷蔵庫に入っていた飲み物がピンポイントで狙い撃ちしているかのような品揃えであったが、各人は喧嘩することもなく交換会が開かれることもなかった。

 

「じゃあ、乾杯しよっか~! かんぱーい!」

「か、かんぱーい」

 

 神夜の乾杯の合図とともに、全員は飲み物を口にする。

 ごくり、と喉がなる瞬間を見て、千冬はニヤりと笑みを浮かべた。

 

「飲んだな?」

「え? あ、はい?」

「の、飲みましたけど……」

「何か変な物が入っていましたの!?

「失礼なことを言うなバカめ。なに、ちょっとした口封じみたいなものだ」

 

 口封じ? と女子たちは首を傾げる。

 そう言って千冬が新たに取り出したのは、星のマークが目を惹く缶ビール。

 プルタブを引き上げると、カシュッっと耳心地の良い音を立てながら炭酸ガスと泡が飛び出る。それを溢さないように口で飲み、そのまま千冬は喉をゴクゴクと鳴らし豪快とも言える勢いで一気に呷った。

 

「おー、いい飲みっぷりですね織斑先生」

 

 女子連中が唖然としている中、その飲みっぷりを称えるのは静馬の姉である神夜。

 

「ぷはぁっ。お前は酒がいける年齢か?」

「いいえ、先生。私はまだ未成年ですので」

「ふむ。それでは仕方ないな……」

「…………」

 

 その光景にIS学園の女子生徒たちが唖然としているのは、当然と言えば当然のことだった。『織斑先生』とは規則と規律を重んじる先生で、常に全面厳戒体勢な人物であったからだ。そして、たったいま目の前にいる『織斑先生』はそんな印象など一瞬で破壊してしまうほどのインパクトがあった。

 

「おかしな顔をする奴等だな。私だって普通の人間だぞ? 酒くらいは普通に嗜むさ。それとも、私が消毒用アルコールでも飲むような人種に見えるのか?」

「い、いえ……そういうわけでは」

「ないのですが……」

「でも、その……今は……」

「仕事中なんじゃ……?」

「問題行為なのでは……?」

 

「堅いことを言うな。それに、飲み物をやっただろう」

 

 その言葉に思わず全員が手元の飲み物に視線を移す。そこでようやく飲み物の意味を理解し、「あっ」と声を漏らした。

 

「さて、前座はこのぐらいでいいだろう。喋れてない奴もいるみたいだしな」

 

 千冬が今まで喋っていなかった簪に目を向けながら、今日の本題とでも言わんばかりの話題を投下した。

 

「ぶっちゃけて聞くが、あいつらのどこがいいんだ?」

「おっ。それ私も聞きたいな~!」

 

 名前こそ出してはいないが、この場の全員が誰を指した言葉なのか把握していた。

 

「わ、私は別に……以前よりも弛んでいるのが気に食わないだけですので」

 

 と、飲めていないラムネを傾けながら箒。

 

「あ、あたしは、腐れ縁なだけだし……」

 

 スポーツドリンクのキャップを手で弄びながら鈴

 

「わ、わたくしは……その、勝った者として尊敬しているだけです」

 

 背筋を張り、堂々とした態度でどちらを指しているのかわからない言葉で言うセシリア。

 

「そうかそうか。では深見のやつに伝えておいてやろう」

 

 しれっと名前を言い当て、顔を真っ赤にさせてセシリアは詰め寄る。

 

「なっ! し、静馬さんとは言っていないですわよ!?」

「ふふふ、その反応は怪しいなぁ」

「お、お姉さんまで!?」

 

 その様子あっはっはっと活気な笑い声を上げ、二人は飲み物を喉に流す。

 

「僕――あの、私は……その、優しいところが……」

 

 次にぽつりと言葉を溢したのは、シャルロットだった。声の大きさとは裏腹にそこには大きな意志と力強さがあった。

 

「ほう。だがなあ、あいつは誰にでもあんなんだぞ」

「そ、そうですね……そこは、少し悔しいかなぁ……」

 

 あははと照れ笑いしながら、手で熱くなった頬をパタパタと扇ぐシャルロット。恥ずかしがりながらも自分の気持ちを言えるシャルロットが羨ましいのか、前の三人はじっとシャルロットを見つめた。

 

「で、お前は」

 

 いつもなら先んじて答えていてもおかしくはないラウラに、千冬は話を振る。ラウラは特に何でもないといった風雨な感じで言葉を発する。

 

「――強いところでしょうか。それに私は静馬に対して別段浮ついた気持ちを抱いているわけではありません」

「言うほど強いか? 冷静に思い返して見ると技量の高さは中々のものだが、負け続きだろ」

「いえ、少なくとも私よりは強いです」

「じゃあさ、ラウラちゃんは静馬のことはどんな風に感じてるの?」

「らうら、ちゃん……?」

 

 その呼び方に引っかかるものを感じたラウラだったが、素直に答えを出す。

 

「……そうですね、私にとっては兄のような存在でしょうか」

「ほー、兄のような存在かぁ……それはそれで恋人とかよりも重いような?」

「そ、そうでしょうか?」

「まー、私はこんな可愛い子が私の妹だったら嬉しいけどねぇ」

 

 それに対してラウラは苦笑いを浮かべながら、小さく「恐縮です」とだけ返した。

 

「んー、織斑先生の弟の一夏くんはモテモテなのに静馬は不人気じゃないー? 静馬のことを好きなのセシリアちゃんだけなの?」

「で、ですから私は……っ!」

「はいはい。ツンデレ乙だよ、セシリアちゃん」

「……ぐ、ぅ…………」

 

 適当な感じであしらわれ、セシリアは悔しそうな表情でゴクゴクと手元の紅茶を一気飲み。そこには優雅さの欠片も存在してはいなかった。

 

「そこら辺をどう思う? あんまり喋ってないお二人さん」

 

 急に向けられる矛先に先程まで沈黙を貫いていた二人はビクッと肩を跳ね上がらせる。

 

「わ、私……?」

「…………ぅ」

「うん、君たち。ド直球に聞いちゃうけど、うちの静馬のこと好き?」

 

 自分の思ったことを口にするのが苦手な簪はともかく、思ったことを口にできるティナですら言葉に詰まってしまう。何か答えなければ、と思ってティナが口にしたのは、これまた直球な言葉だった。

 

「……好きだよ。女子校同然のIS学園に入ってきた男子っていう特別感からくる錯覚なのかもしれないけど、私は静馬のことが好きだよ」

「お、おおおおー! 聞いてる方が恥ずかしいくらいの正直っぷりにお姉ちゃん感動しちゃった!」 

 

 神夜はティナに詰め寄り、もじもじとさせている手をがしっと掴んでブンブンと振り回しながら握手をする。

 

「じゃあ、次は青髪の子の番ね♪」

「っ…………」

 

 どうやら、神夜は簪のことを見逃す気はないらしい。静馬に興味はないと言い切ってしまえばそれだけの話なのだが、簪にとって静馬は今までのような興味のない対象ではないのだ。

 数秒の沈黙をもって、簪は左右の人差し指を合わせながら恥ずかしそうに答える

 

「………………、その……、静馬はIS学園に……来てから最初の友達だし……つ、つつ、付き合うとか、お、思わなくもない、けど…………」

 

 声が小さすぎて、あまり聞こえなかったが……神夜にはきちんと最後まで聞こえていた。

 

「ほほー。一夏くんのことが好きな子が3人と静馬のことが好きな子が3人……見事半分に別れたねぇ。そこのところどう思いますか織斑先生」

「そうだな……。まあ、目の付けどころは悪くないだろうな。一夏のやつは家事も料理のもなかなかのものだし、さっきも見たようにマッサージもうまい」

「うんうん。静馬も一人暮らしができる程度には料理うまいよー。まあ、私には及ばないけど」

「というわけで、あいつらと付き合える女は得だと言えるだろうな。欲しいか?」

「欲しい?」

 

 その発言に全員が顔を上げる。それは兄のような存在だと言ったばかりのラウラも例外ではない。最初に尋ねたのは箒だった。

 

「く、くれるのですか……?」

「やるかバカ」

「私は別に構わないけど、タダってわけにはいかないよね~? そこはやっぱり私のことなんて気にせずに力づくで奪い取っていかないとさ」

 

 それには千冬も同じ思いなのか、力強く頷いた。

 

 そして、女子だけのガールズトークは気を利かせた一夏と静馬が帰ってくるまで続いたのだった。

 

 

 




こういうシーンの描写は苦手です。
あとお姉ちゃんの口調が完全に迷子です……こんなはずでは。
正規ヒロインではないので……って言い訳を。

あと。作中でも言っているようにラウラは恋愛感情はないです。だから原作一夏にしていたように嫁発言をしていないのです。はい。

……千冬は恋する乙女ではないって? あははー
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