ハイスクールD×D〜災厄のシスター〜   作:やっぱりマグロ食ってるやつは駄目だな。

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1話

よう。いきなりですまないが、俺は転生者だ。

 

……え? いきなりなんだって? そんなことを言われても俺だってわかんないさ。ただ、車に轢かれそうになった女の子を助けて死んだら、実はその女の子が神様でお礼に転生してくれた。そう、ただそれだけだよ。うん。

 

……でだ。話を続けるが、まぁ、なんだ。転生したのはいいけれど、その転生後が問題でな? なんとまぁ、転生場所が『ハイスクールDxD』な訳よ。――え?ハイスクールDxDを知らない? ならこのお兄さんが教えてあげよう。

 

ハイスクールDxDの世界を一言で表すならな?

 

『エロに不可能はない』――そう。この一言につきるのだ。うん。

 

……む? 何言ってるかわかんない?ふざけてるのか?

 

いやいや、ふざけてなんていないよ? 本当にその一言で終わってしまうんだよ。

 

なんせ、この世界をざっくり説明するとだ。

 

悪魔、天使、堕天使の三大勢力があってその三大勢力が戦争を起こし、途中で二天龍っていう、神をも超える2匹の龍が乱入していろいろやらかし、神に封印されてその後、神も魔王も死んで魔王は新たな後継者を、神の代わりに熾天使のミカエルが……とまぁ、いろいろあってだ。

その後に時は流れて、この世界の主人公。兵頭一誠がある時殺され悪魔に転生し、悪魔になった後は沢山の事件に巻き込まれながらも、自身のエロと勇気と根性で、頑張っていくそんなお話だったはずだよ。

 

ちなみに、物凄く危険な物語でもあるんだよ。なんせ、パワーが馬鹿げた人達や魔物達がウヨウヨといる場所だからね。この二天龍もそうだけど、その上に赤龍真帝とか無限の龍神とか……まぁ、それ以外にもあるんだけども。

 

――兎に角! ちょっとでもミスをすると簡単に死んじゃうくらい死亡率の高い場所なんだよ!

 

まぁ、結論から言えば強ければ問題ないんだけどね……。

 

 

え?余計わかんない? もっと詳しく教えろ?……う〜ん。そうは言われても、転生した時に神様が原作知識の一部を消しちゃったからね。わかるのはこの世界のキャラクターとザックリとした昔の歴史だけ。原作の物語自体はどんなのか覚えていないんだよ。あってもとんでもなく曖昧なうろ覚え程度だから役に立たないしね。

 

まぁ、その原作知識を消すのは俺が頼んだ事なんだけど……。え?理由? そんなの単純だよ。 物語が分かっていたら面白くないでしょ? だから消してもらった。

 

――さて、まぁそんな事は置いといてだ。一番の問題はここからなんだ。

 

俺は転生し、この世界がどんな所かを知った。そこまではいい。そう、それはいいんだ。――え?じゃぁ何が悪いって? ……そう、それが一番の問題なんだよ。

 

――なんと、俺は転生したら女の子になっていたんだよ!それもかなりの美人にな!

 

え? それの何処が問題かって?……それって何だよ!?それって! 俺は元男だぞ! 確かに見た目は美少女な所詮"男の娘"という性別だったが、それでも男だった! だからこそ見た目だけではなく性別と身体まで完全に女の子になってたら驚くからな!?

 

……それにだ。この体は普通の女の子じゃねぇ。人外だ、それもかなりのな…。

 

そう、ただの女の子であればまだここまで取り乱さなかったさ…たぶん。

本当の意味で真の問題はこの体にある。

 

――俺が転生してなった姿はなんと、ナイア・ルラトホテップ。しかも、とある鬼畜格ゲー『MUGEN』という格ゲーのナイア・ルラトホテップ、通称『シスター・ナイア』さんなのだ。

 

俺はビックリしたよ。それもかなりな。なんせ、前世で良く使っていたキャラでもあり、MUGENの中で好きなキャラの1つだったからさ。

 

実際に、彼女は名前で察する人はいると思うがとある邪神様と同じ名だ。てか、技が同じ狂気だ。つまりSAN値が危うい状態だ。

 

\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!

\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!

 

……なにか一瞬、変なものが脳内で再生されたがこれは無視しよう。

 

……さて、話を戻すが、そんなキャラの力と身体を手にいれた俺は最初は歓喜したさ。なんせ前世でも好きなキャラだったしな。……ただ、とある邪神さんと同じ名を持つ彼女だから、周りが危ないのでわ?と思っていたのだが……

 

これといった心配事は無かったよ。うん。その代わり、MUGEN同様の異常な程の身体能力はあったがな!

 

まぁ、そんな俺はMUGENと同じ動きや技、そしてナイアルラトホテップの特徴とも言うべき、変わった形の大剣と黒い棺桶はあるかな〜とか、軽い気持ちで使ってみたのだが……。結論から言うとトンデモナイ自体になったね。ちなみに、被害は山が1つ更地になったよ!

 

……こほん。さて、そんな馬鹿げた力を持ってしまった俺はこの力を完全制御するべく、ひたすら修行に明け暮れたわけさ。時に1人で精神修行したり、龍等の魔物と戦ったり、悪魔や天使や堕天使と戦ったり、何か大きな赤い龍と白い龍を叩きのめしたり……と、そんな感じの修行をやっていたのだった。

 

そんなこんなで、転生してからとてつもなく長い年月がたった。

 

……さて、そんな俺――いや、私だが、いまはとある世界にいる。ここはとても幻想的な世界だ。とても大きな自然に囲まれ空気も澄んでいて美味しい。この世界の周りには巨大結界で覆われている。ありとあらゆる世界から隔離され、同時にありとあらゆる世界に繋がっている幻想的な世界。

 

その名も"幻想郷"。この世界を作った『妖怪の賢者』八雲紫とこの世界の守護者である"博麗の巫女"が、幻想郷の結界を保ち時に結界を張り替え直したりして、幻想郷という世界を守っている。

 

そんな幻想郷は、世界から忘れ去られたものが辿り着く場所。文字通り、人と妖が共存する夢のような世界。それが幻想郷だ。

 

なぜ私がそんな世界にいるのか。理由は至って単純だ。ある時、日本のとある山で迷子になり、廃れた神社を見つけ、空間の綻びがあったので触れてみると、ここに辿り着いたというわけさ。

 

それからというものいろいろあり、いまや八雲紫とは旧知の仲で親友とも言うべき存在へと変わっている。なのでよく、こうして幻想郷へと足を踏み入れているのだ。

 

結界はどうしているのかって? そんなの私が紫に許可をもらい、幻想郷に入る力があるから自由に入っているのさ。むろん、結界には影響がないように入っているぞ? もしも結界が壊れでもしたら、幻想郷にいる存在は皆、無に……それこそ本当に"幻想"へとなってしまうからな。最深の注意をはらっていつも幻想郷に入っているのさ。

 

……まぁ、今日の目的は、私の可愛い可愛い妹分達を見にきただけなのだがな。

 

あ、ちなみにだが、私は人であって人でない。不老不死の俗に言うバケモノさ。ナイアルラトホテップの名の通りのとある狂気の邪神さんでもないが……一応神様をやっている。

 

ちなみにどんな神様かというと、厄災と呪いを司る神だ。……まぁ、神といっても、信仰心がないと存在出来ない神ではなくて、そうだな…簡単に説明するなら"神であって神でない。人であって人でも無い。魔物であって魔物でもない"そう、私は『人でも神でも魔物でも妖精ないバケモノ』そう表したらいいかな。

 

つまりだ、神と名を持っているが神じゃない。故に信仰心が無くても生きていけるし、信仰心があっても強くもならないと言ったところか。

 

まぁ、本当に人でも妖精でも魔物でも神でもないからな。私は文字通り、ただのバケモノさ。なんせ私には霊力•気力•魔力•妖力•聖力•光力•神力挙句の果てには仙術まで使えるのだからな。ますます私はバケモノだと言う事を自覚してしまうよ。

 

さて、またまた話が逸れたな。私の種族なんざどうでもいいのだ。いまは、私の可愛い妹達を愛でるのが先だ。うん。癒しはやはり種族関係なく大事だと思うのだよ。

 

そう思いながらも、私は赤き館『紅魔館』へと足を踏み入れていた。

 

寝ている門番をスルーしつつ、血のような真っ赤な館を歩く私ことナイア・ルラトホテップ。

 

ふと気配を感じたので、私は振り向き声をかける。

 

「やぁ、咲夜。久しぶりね。元気にしていたかしら?」

 

私の後ろには、スカートの短いメイド服に身を包み、右手にシルバートレイと紅茶セット、左手にナイフと頭からナイフが刺さっている紅魔館の門番『紅美鈴』を持った女の子。十六夜咲夜が立っていた。

 

「はい。ナイアさま。それと門番が失礼しました。」

 

咲夜が門番である紅美鈴を引きずりながらペコリとお辞儀した。

 

「いいわよ。その娘が寝ているのは何時もの事でしょう? 暇になるほど平和なことなのはいいことよ。……私がいる世界なんて、はぐれ悪魔とかいう奴らや危険な魔物が沢山いるし、人間界でも戦争やテロがあって少なくても平和では無いわよ」

 

私がそう言うと、苦笑しつつも咲夜が質問してきた。

 

「今日はどう言った御用で?」

 

「いえ、ただ妹分たちを見に来ただけよ。たまには私にも癒しが欲しいもの」

 

「そうでしたか。ならちょうど良かった。お嬢様と妹様はいまから"おやつの時間"でしたので、こうしていつもの紅茶と本日のお菓子を持っていくところでした。」

 

咲夜は美鈴を地面に落とした後、何処から取り出したのか何もなかった左手にはシルバートレイとその上に二つのショートケーキが乗っていた。

 

「あとで、ナイア様の紅茶とケーキをご用意いたしますので少々お待ちください」

 

「あら。別にいいのよ? 私は妹分であるレミリアとフランに会えるだけで充分なのに」

 

「いえ、それでもナイア様はお嬢様と妹様の大切なお人です。それに私達もよくお世話になりましたので、これくらいの事はさせてください」

 

「……そう? なら、お言葉に甘えて見ようかしら?」

 

「はい。それでは後ほど」

 

その一言で目の前から咲夜が消えた。能力で何処かにいったのだろう。

 

私は妹分…レミリアとフランに会えると思うだけで心が踊っている。

 

そんなランランと心が弾んでいると、いつの間にか目的地でもあるこの館の中でも一番大きな扉に着いた。

 

「……あぁ、久しぶりの2人の気配。元気そうでなによりね」

 

 

私は迷わず、扉を開ける。するとそこに目に入ったのが、少し大きめの円卓に座る2人の幼女。

 

そう、この館の主レミリア・スカーレット。その妹のフランドール・スカーレットの吸血鬼姉妹だ。

 

「あっ! ナイアお姉様!」

 

すると、物凄い勢いで走ってきたフラン。フランは私にも飛びつき抱きついてきた。そんなフランを落さないようにしっかりと抱きしめ、同時に私が転けないように踏ん張る。

 

「ええ、久しぶりねフラン。元気にしてたかしら」

 

私が聞くとフランは

 

「うん! お姉さまと一緒に元気にしてたよ!」

 

純粋で綺麗な笑顔で返事を返した。うん。フランの笑顔は今日も可愛いです。

 

「そう。それはよかった…………あら?」

 

私はフランを堪能していると、ある1点に視線を向ける。そこには……

 

「……うぅ〜、フランいいなぁ。ナイアお姉様に抱きつけて……でも、私はこの館の主! しっかりしないと!……でもぉ、ナイアお姉様と触れ合いたい……でもでも、もう子供じゃない事を見せたい!……うー…どうすればぁ……」

 

うーうーと、頭を抱えながら悩んでいるこの館の主でありフランの実の姉レミリア。そんなレミリアは私にフランみたいに抱きつきたいけど、どうやら私に子供でわなくちゃんと館の主をしている姿を見せたいらしい。そんな間で悩んでいるようだ。

 

レミリアの悩んでいる姿も可愛らしい。頭の帽子を掴んでうーうーとしている姿はとても愛らしいのだ。

 

現に、スカーレット姉妹一筋の咲夜は無表情ながらもしっかりとカメラでムービーと写真を収めている。しかも、鼻血を出しながら……

 

……まぁ、いつもの紅魔館の風景に安心しつつ、私はフランを抱き抱えながらも、レミリアに抱きついた。

 

最初は困惑して慌てていたレミリアも、私が頭を優しく撫でると大人しくなり、いつの間にかトロ〜ンとした気持ちよさそうな顔をして、目を細めていた。

 

……うん。レミリアが可愛いのはわかるけれど、そこのメイド長。すこし自重しようか。……え? 可愛ので暫くそうしていて下さい? ……いや、君はそれでもこの館のメイド長なのか? いつもの完全で瀟洒な従者な君はどこにいった。え? 可愛い姿のお嬢様を見れるならキャラなど捨てる? ……いや、君自身の努力をキャラ扱いにしたら駄目じゃないか。その前に、本当にキャラ崩壊してしまうからそれだけはマジで止めなさい。……だが断るって………あぁ、もういいです。それなら満足するまで好きなだけ撮っていなさい。まったく。…………え?レミリアとフランを撫でている私の顔もとても愛らしくて素敵です?……………………っ!//// な、なにを言っているのです!///――あっ! こらっ///ちょっと写真を撮るのを止めなさい! グヘヘへじゃありません! 貴女はどこの変態オヤジですか!/// 可愛いのでもっと撮らせてじゃありません! えーって言ってもダメです! 可愛こぶって泣き寝入りしても撮らせませんからね! ……え。撮らせないと射命丸文に写真を送る…だと…………………………い、1枚だけですからね…。

あぁ、なんでそんなに嬉しそうなのですか。あとヨダレ拭きなさい。せっかくの美人な顔が台無しです。……こら、体をくねくねしない。……あぁもう。どんだけキャラ崩壊するつもりですか…早くいつもの完全で瀟洒な完璧メイド長、十六夜咲夜に戻って下さいよぉ(泣)

 

 

 

暫くスカーレット姉妹を堪能して壊れたメイド長に疲れながらも、私は紅魔館を名残惜しみながらも後にした。その後は、しばらく幻想郷でいろいろな人に会いに行き、幻想郷をめいいっぱい楽しみ、心身ともに満足した私は元の世界へと戻るのだった。




GUDAGUDAなのDAZE☆

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