絶望の島   作:雷雲改

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毎朝、鳥の声で目が覚める。
そして、朝食を終えると必ず鏡に向かう。
「瞬、今日こそみう先輩に告白する、自分ならきっとできる。頑張れ、瞬」
みう先輩に恋をしてから毎朝いっているが告白は、出来ていない。
今日こそは、そう思うが本人を前にすると緊張して言えなくなる。
「ただ、今回は違う」
そう言って家を出た。
これからあんなことが起こるとは知らずに。


絶望の島 始まり

「おい、瞬。お前はまだ告白してないのかよ!」

朝から大きな声でそう言われる。

「うるさいな!そっちだって告白してないんだろ、お互い様。そっちこそ、早く告白しろよ直樹」

「そーだなー、そういえば瞬。今日、あいつの授業があるらしいけど、どうする?」

「マジか、サイヤクだな(笑)」朝は友達の直樹と行くのが日課で毎朝そうやって親友と通学することが当たり前だと思っていた。この時はまだ知らなかったあんなことが起こるなんて。

 

そして昼休み、瞬と直樹は屋上で話をしていた。

「はぁ、せっかく俺が先輩と話すチャンスを作ったのになんで言わないんだよ!」

「言えるか!!!多くの人が見てるなか告白なんてできるか!しかも、先輩~瞬から話があるので聞いてやってください!じゃね~よ!よけい言いずらいだろ!先輩も不思議そうな顔していたし!あーもうどうしよう」

はぁ、と息を吐き、

「だいたいお前も告白してないんだからお互い様だろ!」

直樹は得意気に「もう告白はした!」と言った。

 

少しの静寂……

 

「はぁ!冗談はやめろよ(笑)」と瞬は笑うが

「本当なんだ!」

そう言った直樹の真面目な顔をみて笑うのを止めてから

「本当なのか?」と聞いた。

「本当だ」

「それで返事は…」

「ごめんなさいだと」

「そうか…」

屋上が暗い雰囲気に包まれる。いつもなら他の人の居たりするのだか今日は、二人しかいなかった。

「あのさ」ふいに瞬が声を出し

「今度、二人でご飯食べに行こう。直樹の好きなもの奢ってやるからさ。」

「ありがとうな瞬」そう言って立ち上がり

「次はお前が告白する番だからな。」 そう言って笑う。

「そうだな、直樹が頑張って告白したんだ、自分も頑張るよ。」

そう言って笑うと

「いつ告白するんだ?」と直樹が聞いてきた。

「放課後かな?」

「おいおい、しっかり決めとけよ……」

キーンコーンカーンコーン

「告白頑張る前に急いで教室にいくぞ。」

「そうだな」

 

そして放課後。

「あの、みう先輩!」

自分は告白をするため片思いをしているみう先輩を呼んだ。

「どうしたの?瞬君」

先輩は、首をかしげる。

「そのあのときはごめんなさい!!」

「ああ、大丈夫だよ 謝ることじゃないと思うけど?」「えっと、それでですね」

先輩は不思議そうな顔をしている。

「あの、そのですね。」

何度も練習したはずなのに言葉に出来ない。

「えっと、ここじゃ話づらいなら部室で話そうか?」「いえその、ここでお願いします。」

 

そして長い沈黙…

 

カバンから先輩に会えなかったとき靴箱に入れるための手紙を取りだし

「あの出来ればこれ読んで下さい!!」

そう言って瞬は手紙を渡し、

「あの、そっそれでは!!」

すぐさま靴箱に向かって走り出した。

「えっと……」

一人残された先輩は呆然と立っていた。

 

帰り道、直樹と一緒に帰ることになった。

「何か、二人で一緒に帰るのは久しぶりだな。で、告白のは、どうだったんだよ。」

「えっと、告白は出来なかったけど手紙を渡したよ。」直樹は、はぁとため息を出し、

「なーんだ、予想どうりだな。じゃあさ、今日お前の家で残念パーティーしようぜ。」

直樹がそう言い出したが

「断る」とあっさり断られる。

「えー、なんでだよ。お前ん家独り暮らしだからいいだろ~」

「ダメだって、人が来る時用の準備してないし、ご飯のオカズも足りない。あと、まだフラれてないからな!!」直樹は笑って

「そうだな、じゃ明日泊まりに行くよパーティーの準備忘れるなよ、じゃ~な 」

そう言って直樹は、走りだす。

「まだフラれてないからなーー!!」

大声で走って帰る親友に向かってそう言った。

 

家に帰る。

ただいま 帰って来たら必ずそう言うことにしている。

「まぁ誰も居ないけどな……」

そう言って自分の部屋に行くと自分の机の上に赤い便せんが置かれていた。

「あれ?誰も家に居なかったのになんで便せんが?朝はなかったよな?」

表を見ると、天谷 瞬様へ と書かれている。

「まぁ自分にだからいっか、で中には……」

中には手紙が入っており

“おめでとうございます あなた様は、絶望の島で行われるゲームの参加の権利を手に入れました。参加を拒否することは、出来ません!ゲームは、午前10時からスタートです。詳しいルールは、島で行います❗それでは、頑張ってくださいね”と書いてあった。

「絶望の島?聞いたことないな。ちょっと調べて見るか。しかし参加を拒否できないなんて不思議だな……」瞬はパソコンを使ってみたが出て来なかった。

「まぁ、聞いたことない名前だし、誰かのイタズラかな?明日は、忙しいから早めに寝るとするか。」

そう言ってご飯を食べ、風呂に入り、眠りに落ちた……。

 

そして不思議な夢をみた、自分はその場から動くことができず海の上を走っている。港には、直樹が何か叫んでいるが聞こえない。その隣はみう先輩がいる。みう先輩は泣いていた。そして姿が見えなくなっていき、謎の島に着いた。その島では殺人が行われおり、人々の悲鳴で溢れている。近くでも殺人が行われているがなぜか、殺しているやつの顔は、モヤがかかって見えない。

そいつは近くの人をあらかた殺し終えると大きな鉈に持ち替えこっちに向かって来る。

(逃げないと!)

そう思うが動けない

(やっ、止めろ、止めろよ!)

そして、そいつが頭めがけて大きな鉈が降り下ろす!!と思ったとき目が覚めた。

「はぁはぁ、嫌な夢だな……ん?」

おかしい、自分は、ベッドの上で寝ていたはずなのに目が覚めると砂浜の上で寝ていた。しかも手首と首には、何かの機械が取り付けられている。

「えっと、まずは状況の整理をしよう。」

自分は、自分の家で寝ていた。目が覚めると砂浜の上に寝ていた。目の前には海が広がっている。体を起こして辺りを見ると前には海が、後ろは森と謎の人形らしき物があり、砂浜の上には、自分以外にも多くの人が倒れているが皆、知らない人である。

「いや、倒れているというよりも、寝てるのか?」

しばらくしたら、少しではあるが、目を覚まし始める。皆混乱しているようだ。

「そういえば、今の時間は?」

時計や携帯が無いため、時間がわからない、近くにいる人に時計や携帯など時間がわかるものはないかと、きくが誰も持っていないようだった。

「皆さん、おはようございまーーす!」

急に大きな声がすると、後ろにあった人形らしき物が動き出した。

「あれあれ?皆さん、おはようございまーーす!」

皆、ビックリしてなのか動かない。

「聞こえてないのかな?今度こそ、皆おはよう」

「「「うるさい!!!」」」」

皆の声が揃う。

「なんだ聞こえていたなら返事してくださいよ~」

「それでは、ゲームを始めさせていただきまーす 」

「いや待てよ!!」

瞬の隣にいた青年が声を上げる。

「まずは、今の状況を説明してほしんだが……」

「あーすいません、では説明させてもらいます。私のことは、ゲームマスターと呼んで下さい。皆さんのことは、プレイヤーと呼ばせていただきます。まず、ここにいるプレイヤーの皆さん100人は、この絶望の島で行われるゲームのプレイヤーで全体の5/1になります。」

辺りがざわめく、当たり前だここに100人もいるのも驚きだが、それが全員だと思っていたのにまだ400人もいるのだ。

「そして、プレイヤーの皆さんには、首輪を着けさせていただきました。」

皆、自分につけられてる首輪に触る。

「この首輪には五つのライトが着いており、このライトが全て点灯すると罰が与えられます。では、実際にお見せしましょう。」

ゲームマスターが パチンと指を鳴らすとプレイヤー達と同じ首輪をつけた人形が出てきた。

「これから、この人形をあなたたちプレイヤーだと思ってください。これは罰のほんの一部になります。」

またゲームマスターがまた パチンと指を鳴らすと首輪のライトが全て点灯した次の瞬間人形が炎に包まれる。

皆、唖然としている。

そして人形が倒れてた時どこからか コロンと赤い玉が転がってきた。

「プレイヤーの皆さんは、こんなことにならないように頑張ってくださいね~。ただし一つだけ白い玉がありそれは、全てのライトが0になるので諦めないで下さい」

ゲームマスターが服?から笛を取り出すと笛を吹き始め。するとゲームマスターに似ている人形が10体出て来て荒々しい声で、

「おら、プレイヤーども今から呼ばれた奴らは一列に並びやがれ!!!俺の気分を損ねたらどうなるかわかるだろ~なあ!」

次々と人が呼ばれて行く。

どうやら10人一グループらしい。

自分は最後のグループに名前を呼ばれた。

「それじゃオメーら今から移動するから黙ってついてこいよ。」

そう言って人形達はバラバラのところに歩いていく。

黙って歩き始めて20分、誰も喋らず歩くと目の前に古そうな館が出てきた。

「おいお前ら!!」

人形は急に振り向き、

「ここが最初のゲームが始まる場所だ。」

そう言った。皆、心の中で(これからここで命をかけたゲーム始まる)そう思いつつ館の扉をくぐる。

全員が扉をくぐると扉が重々しい音をならしながら閉まる。




皆さん初めまして、雷雲改です。
今回初投稿となります。
実は一度出したのですがあらすじしか送られてないというハプニングがありました。
さて、そんな事はさておき、今回初めて投稿しましたのですがいかがですか?もし読みづらい点がありましたら報告お願いいたします。
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