ラブライブ!サンシャイン!!~shiny tales~   作:ゐろり

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最初はゐろりのターンです。
一度見てくださった方もぜひ、もう一度。


そうだ、キャンプに行こう~二年生コラボ~
第一話~曜と彼方の恋愛事情~


朝、俺は目覚ましの音(Mスタ)を聞きながら目を覚ました。午前7時。至って普通の起床時間である。

 

俺の名前は江口彼方。この春東京からやってきたピッチピチの転校生だ。今日もスタイリッシュに生活を―――――

「朝っぱらから何黄昏てんだよカッコ悪いぞー」

「うるさいぞ櫂!カッコつけてんだから邪魔すんなよ!」

「カッコつけてる自覚はあったのかよ!?」

我が家の下から冷やかしてくるこいつの名前は紫堂櫂。向かいの十千万旅館の娘、高海千歌と幼なじみで俺の友達だ。しかしまぁこれ以上茶々入れられても面倒だから無理難題を押し付けとこう。

「すぐ準備するから落とし穴でも掘ってろ」

「シャベル借りるぞー」

こんなこと言ってるけど心配はいらない。なぜならそんな短時間で作れるわけが無いからな!……え、大丈夫だよね?

さあて、今日も頑張るか!と気合いを入れて準備完了。朝ごはんをさっさと食べて玄関をでた時だった―――――

「どわあああああああ!?」

急に視界がブラックアウトした。まさか…

「ほ、本当に作りやがった…」

「目覚めたろ?」

「…ええもう十分過ぎるほどに」

穴からの脱出を助けてもらってると後ろから新しい声が聞こえた。

「彼方、櫂…お前ら何やってるんだよ…」

呆れながら俺たちに問いかけてくるこいつは柊陽香。こいつは高海の血の繋がらない兄だ。言うまでもない、シスコンである。

「落とし穴の作成を命じた」

「落とし穴の作成を命じられた」

「なるほど、わからん!」

こんな感じで俺達三人はいつもやいのやいのやってる。俺以外の二人は幼なじみで俺はつい最近やってきた赤の他人だと思ってたがなんだかんだで仲良くなった。今まで友達がいなかった俺は密かに感謝してたりする。

「おや、男子諸君おはヨーソロー!」

「渡辺か、おはよう。」

彼女の名前は渡辺曜。こいつも高海と櫂と陽香の幼なじみだ。なんでも四人は小学校からの仲なんだとか。…そして俺が密かに恋い焦がれてる少女でもある。

「…って彼方くんなんで土まみれなのさ」

「朝っぱらから落とし穴にハマってな」

「なるほど、わかんない」

「因みに犯人は彼方だぞ」

「まさかの自業自得!?」

俺達の中でも数少ないツッコミ要員。今日もいい味でてるね!

「「みんなおはよう!」」

「あ、桜内さん!おはよう」

「千歌、珍しく遅刻しなかったな」

続いて現れた二人のうちロングの方は桜内梨子。俺と一緒に東京から(しかしお互いに面識は無かった)引っ越してきた美少女だ。

「あ、し、紫堂君。おはよう!」

そして櫂に絶賛片想い中の恋する乙女である。

「「あらあら…」」2828

「桜内さん、どうかしたのか?」

「え、えぇ…大丈夫よ。大丈夫…////」

「本当に?無理すんなよ」

「うん♪心配かけてごめんね…」

 

もう!桜内さんったらかーわいいーんだからー!…というか櫂はもうちょっと女心とか勉強するべきだと思う。

そして短髪の方は高海千歌。人間関係については前述を参考に。正真正銘のアホである。

この六人がいつものメンバー。家が近かったり幼なじみだったりで気付いたらこうなってたわけだ。

俺が物思いに耽ってると陽香がなんか騒ぎだした。

「りこちゃんおーはー!」

おい陽香、それは若干古いぞ。いや確かに毎日欠かさずに見てたよ。おは○タ。というか今のタイミングは流石に無いだろ…ほら、渡辺もドン引いてる。

「……………………あら、柊君いたんだ」

「え、ずっといたよ!?」

そりゃあせっかく櫂と話せてたのに邪魔されちゃあなぁ…

「…お兄ちゃん、今のは無いよ」

高海から口撃を受けて意気消沈中の陽香をなだめながら俺達は学校へ向かうのだった。

 

 

 

「突然だけど皆でキャンプがしたい」

「「本当に唐突だな…」」

昼休み、櫂と陽香と色気の無いランチタイムをしていると陽香が変な事言い出した。

「いいじゃんやろーよ!近くに山あるしさ!」

「しかしなんでまた…」

「…彼方まだ気づかないのか」

「何にだよ……ってああ!そういうことか!」

つまりこういいたいのだろう。

 

――好きな人と一気に距離を詰めるチャンスだ、と――

 

ふざけんなよ、本当にアホ臭い。そんなバカみたいな提案…

「賛成に決まってるだろうがバカ野郎!」

「えええ!?彼方今の数秒で一体何に気付いた!?」

細かい事を気にするでないよ少年…我々にとってはこれとないチャンスなんだ

「高海達には言ったのか?」

「二つ返事で了承だったぜ!なんか約二名ソワソワしてたのが気になったけど…」

「そういうことだ。六人中五人が賛成してるわけだが?」

二人でニヤニヤしながら櫂を見つめてると

「ああーもうわかったよ!おれも行く!別に断る理由無いしな」

「さっすが櫂さんだ。俺達に出来ないことをやってのける!」

「「そこに痺れる、憧れるぅ!」」

「二人してやるなよ鬱陶しいな…」

こうして我らのキャンプ行きが決定したのだった。

~キャンプが決まったときの女子メンの反応~

千歌「え、キャンプ?やったー行く行く!」

曜「へぇー…いいよ!か、彼方君くるかな…」

梨子「キャンプかぁー久しぶりかも。私も良いならぜひ!で、できれば紫堂君も誘いたい…なんてね////」

 

 

 

 

キャンプ行きが決定した週の土曜日、俺達は今キャンプ場へ向かうため高海んちの車に乗っている。ガタガタ揺られながら…そう、本当にガタガタ揺られながら!

「トラックの荷台って実際に乗ると相当揺れるね…」

「言うな渡辺。意識すると余計気持ち悪くなるだろ…」

そうなのだ。俺達が今乗ってるのはトラックの荷台なんだ。唯一じゃんけんで勝った高海が助手席に乗ってる。楽しみ過ぎて昨日眠れなかったのかのかずっと寝てた。しかし荷台組全員がグロッキーかと言えばそうでもなくて…

「おぉー風がビュンビュン来るぞ櫂!」

「確かに気持ちが良いなぁ…」

「なんだか眠くなるね…」

のんきなもんだなお前ら…

結局渡辺と俺は終始ぐったりしてた。

 

 

「はーい皆ついたわよー」

車を運転してくれた高海のお姉さん、志満さんにお礼を言ってから俺達はキャンプ場に向かった。そして…

「「「「「「おおー…すごい…」」」」」」

雄大な自然とバックに見える富士山がなんとも美しかった。しかも俺達以外に他の客は見えないっていうね。まさにそれは僕たちの奇跡。

 

早速男子勢でテントを設営し、女子勢が寝具や調理器具の類いを準備した。

「じゃあこれから二人一組で色々しようか!好きなやつと組んでいいぜー」

ふむ、陽香のやつそう来たか…ならば先手必勝。俺は渡辺に声を掛けた。

「渡辺、夕飯に魚食いたいから魚釣り付き合ってくれ」

「え、うん、もちろんいいけど…なんで私?」

うわマジか。理由聞いちゃうか、そうかそうか…もうこれは告白するしか無いのか?いいぜやってやる――

「えっと…一番組みやすそうだったから…か?」

無理でしたーーーー!俺のヘタレ!チキン!チキンナイト!

「何故に疑問系…ま、まぁ私も声かけようと思ってたから別にいいんだけどね!」

マジかよミラクルかよ……!

そういった感情からでた言葉では無いとわかってはいるけど嬉しいものは嬉しいよね。

「んじゃあ行くか。」

こうして俺達は河辺に行くことになった。

俺と渡辺は河辺に続く林道を歩いていた。マジで神様ありがとう!うち仏教だけどね

「なあ渡辺」

「ん?何?」

「ここらへんって何が釣れるんだ?」

「流石に来たこと無い場所のはわかんないよ…」

「そ、そうか…まあそうか。竿は倉庫にあった掘り出し物を持ってきたんだがどうだ?」

我が家はかなり古い一軒家である。貸家という扱いではあるが大家さんが

『使ってないもんは何使ってもええよ』

と言うので倉庫を物色していた時に出てきたのがこれである。

「お、おぉ…結構年季が入ってるねぇ。でも大丈夫だと思うよ?」

「そっか、なら安心だ」

「ちなみに私の相棒はこの子だよ!」

そう言って渡辺が見せてきた竿は…凄かった。ルアーはピカピカ光っていて自動で巻き取る最新式。伸縮が自由にできてコンパクトに持ち運びが出来る。なんてすごいんだ…値段は怖くて聞けなかった。

他愛もない会話をしていると河辺に着いた。

「さて、じゃあ釣るか!」

「どっちが多く釣れるか勝負ね!負けた方は勝った方の言うことなんでも聞くってバツゲーム付き♪」

「いいだろう、望むところじゃ!」

 

 

そう意気込んで一時間。既に勝負はついていた。

「よっほっそれっ♪」

「ちょ待てよ」

おかしい、こっちがやっと一匹釣れてヒャッホイしてると渡辺は既に五匹釣っていた。もうこれ経験云々の話じゃない、道具の違いがどう考えても出てる!

その昔弘法太子という偉いお坊さんはどんな汚い筆でも綺麗な字を書いたという逸話があるが俺はそうもいかない。これは腕前の前にアナログがデジタルかの違いがでかいわ!アナログマは地デジカに勝てないのである。

結局、そのあとも勝負は続いたが10対2で案の定俺は負けた。

「いやーゴメンゴメン。道具の差がここまで出るとは…」

「全くだよ………だがまぁ一度した約束は守ろう。なんでも言うこと聞いてやる。」

「そう?じゃーねー…私のこと名前で呼んで!」

 

……………………………へ?

 

「one more please?」

「だーかーら!私のこと名前で呼んでって言ったの!恥ずかしいから何回も言わせないでよ…////」

「お、おう…悪かった…」

それにしても名前か…いや、呼びたくないわけじゃないんだがその、なんていうか…

「恥ずかしいんだけど…」

「約束守るんじゃないの?」

そう言って渡辺は上目遣いで見てきた。そう美少女にだけ許された必殺技UWAMEDUKAIで。

「大体男子は呼び捨てじゃん!なんで女子だけ名字なの?」

「それはなんというか…習慣?だと思う…」

はぁー…仕方ない。約束だし、腹括るか。

「なぁ曜。この魚どうやって調理する?」

「ふええええ!?////」

「な、なんだよ…」

「いや、いざ言われてみるとなんか恥ずかしいというか…////」

おい待て。俺の方が恥ずかしいんだが?あなたが恥ずかしがっちゃどう呼べばいいのかわからなくなっちゃうよ?ん?

「はぁ…とりあえず戻るぞ曜。」

「うーーーーー!////」

急にうなり出したと思ったら俺の背中に頭をくっつけてきた。なにこれすごくドキがムネムネするんだけど…。

「…恥ずかしくて顔あげらんないからこのまま行って」

「…仰せのままに」

ちょこんと俺のパーカーの裾を持ってる曜と連れだってキャンプ場に帰ることにしたのだった




次は伊崎さんのターン。
梨子ちゃんの可愛さに打ち震えてください。
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