心の思うがままに   作:I.S23

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二話更新です


二話 広がっていく闇

早朝4時起床。

毎日の日課である稽古をするために修練場に足を運ぶ。

 

「おぉ。お主今日も早いな」

 

イオリ「あっ!おはようございます!先生!」

 

この人は俺が尊敬する武道家の一人だ。

名を李書文。

李氏八極拳の創始者であり数々の武勇伝を築いた人だ。

いわく

 

ーー1撃あれば事足りるーー

 

らしい。なんと素晴らしいく強いお方だ。

チートみたいだな…

 

李書文「いい加減、儂を先生呼びするのはやめんか」

 

イオリ「いやいや、尊敬してるので。勝手ではありますが…」

 

李書文「お主は儂のマスターだ。サーヴァントにそんな頭が低くてどうする‥」

 

イオリ「まぁ、それはそれとして…」

 

スッ‥

 

俺は構える。

 

イオリ「…ではーーー稽古をお願いします‥」

 

李書分「はぁ‥ーーあい分かった」

 

互いに戦いの構えをとる。

 

ーー空手と八極拳ーー

 

流派も何かも違うが

武道としての根源、心意気は一緒だと思う。

 

イオリ「それじゃ‥」

 

 

 

ーーーいきます!ーーー

 

 

その掛け声と一緒に踏み出し懐に入ろうとする。

だが、それは相手は許してくれない。

 

李書文「フッ!」

 

先生はその短い呼吸音と同時にこちらの突きを捌く。

そして、新しい攻撃を開始し始めた。

 

 

だが、こちらも黙って攻撃される訳ではない。

掌底打ちをかわし、捌く。

 

体のリズムが乗ってきたところでこちらは反撃の狼煙をあげる。

相手は武道の天才であるのでその捌きの先にどのような動きをするのか…

体の神経を研ぎ澄ます。

感じることはできるがそれでは足りない。

頭をフル回転させ自分の攻撃の先に何が視えるか‥

そして何を見出すのか‥

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

戦いは頭脳戦でもあると考える。

相手が何を考えて動いているか。どこを狙っているか。

それを頭の中で瞬時にイメージし、その中で自分が仕留められてしまったらまた、次の手を刹那の瞬間に捉え、イメージする。

 

その何回もの連想によって試合に勝つことができる。

勝利することができる。

 

 

ここまで1分が経過した。

それでも、自分は疲れ切っていた。

 

人間はどのような体力の持ち主でも本気を出せる時間は3分らしい。

だが、俺は凡人だ。100%の力を出そうもんなら2分が限界だろう。

 

疲れ始めた俺に攻撃の手を緩めることなく先生は鋭く。そして的確な攻撃を仕掛けていく。(もちろん、加減はしてくれている)

 

右足に蹴り。

 

ーー受けるーー

 

そのまま後ろ回し蹴りが繰り出された。

 

ーー間一髪かわすーー

 

そこから掌底打ちの連打。

 

 

ーー受けるーー

 

 

ーー捌くーー

 

右からの顔に向けて掌底の打ち上げ。

 

ーー少し掠ったがかわすーー

 

次は右か⁉︎左か⁉︎はたまた正面から腹にいれてくるか⁉︎

 

イメージをしていたところに…

 

李書文「足元がお留守だぞ」

 

なっ⁉︎

しまっ…

 

足を蹴りですくい上げられた俺は

背後から地面に落ちる。

 

ーーくそっ!まだま…ーー

 

膝に手をやり立ち上がろうと‥

 

バッ‼︎

 

 

俺の顔の直前で掌底打ちを止めた先生。

 

李書文「儂の掌底をよんだのはよかった。だが足元が空きが大きい」

 

イオリ「‥はぁ‥ぁ‥はぁ‥」

 

李書文「しかし、断然仕上がってきてはいるな」

 

イオリ「‥はぁ‥ぁ‥っく‥押忍…」

 

また、やられてしまった。

まぁサーヴァントと生身の人間だから負けるのは当たり前だが…

でも俺の満足する戦いぶりにはまだ遠い。

もっと速く。そして相手を殺す《確実》な1撃を。

 

李書文「では1度休憩を挟んでもう一戦やろうか」

 

イオリ「は‥はい‥!」

 

 

そして毎日の日課の稽古を過ごしていった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朝7時食堂に向かう。

朝食を済ますため食堂に…

 

向かうはずだったが‥

なんか気分が乗らない。あんまお腹減ってないし。なんでだ?

 

まぁでも行かないとおかぁさん'sがうるさいし行かないと‥

 

無理やりにでも食わないと…今日は頼光さんだったな。

 

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食堂に向かった俺はどかっと椅子に腰を降ろし座った。

 

ーーはぁ、疲れたなーー

 

「ま・す・たぁ・・?」

 

ーー脱力感が‥ーー

 

「あら?もう一度、ま・す・たぁ・・?」

 

ーーあっ。精神薬飲んでないや‥そのせいかな?ー

 

「……」

 

イオリ「あっつぅぅぅ⁉︎⁉︎」

 

「お気づきですか?旦那様《ますたぁ》?」

 

イオリ「き・清姫…」

 

清姫「はい!あなたの清姫ですよぅ?」

 

この女の子はこっちが気づかないと問答無用で燃やしてくる奴だったの忘れてたよ…

 

清姫「ますたぁが無視するので私《わたくし》がいるのを気づかせようとおもいましたの♪」

 

イオリ「む・無視したのは悪かった…でも燃やすのはダメだって言ったろ‥?」

 

清姫「あら?そうでしたっけ?」

 

イオリ「いやいや、何回も言ってるよね⁉︎」

 

清姫「そうでしたか…何回めでしたっけ?」

 

イオリ「10回から数えるのやめたよ‼︎」

 

「あらあらまぁまぁ…朝から元気なのは良いことです。

ですがこちらを無視するのは母は悲しいです…よよよ」

 

あぁぁぁぁ…そうだった今日の朝食担当は…

 

頼光「‥金時。ますたぁが無視します…シクシク…」

 

金時「どわぁ⁉︎コッチにフルのか頼光の大将ゥ⁉︎⁉︎」

 

イオリ「す・すみません…頼光さん…ご・ごめん」

 

金時「ほ…ほら!大将《マスター》もゴールデン謝ってるから許してくれないか‥⁉︎頼光の大将!なっ?」

 

頼光「よよ…ぅん。はい!母は直ぐに謝れる子は好きですよ。」

 

金時(勘弁してくれよ…大将…)

 

イオリ(すまねぇ…。後でゴールデンコーラあげるから許してくれ…)

 

金時(‥まぁ、そーゆー事ならいいけどな…!)

 

頼光「どうしたんですか二人とも?」

 

金時・イオリ「いやいや‼︎なんでもねぇよ⁉︎」

 

頼光「よよ‥そうやって二人とも母をおいて行くのですね…」

 

金時・イオリ「…えっ?ちょっ‥?」

 

この後早く食べたいアルトリア'sに睨まれながらなだめた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

食事も終わり(無理やり食った)俺は次の特異点に安全に行けるまで時間があるので自室にいた。

 

ーーー最近。ぼぅっとする事が増えた…ような気がするーーー

 

ーーーさっきもマシュに話しかけられたがスルーしてしまったーー

 

やる気がが起きないというか何と言うか‥

 

 

精神薬を無理やり胃に流し込み昼寝をした。

 

 

 

 




すいません。あんまり話が進みませんでした。
申し訳ありません。

次回三話 自覚する

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