今回より第2章になります。すっとぼけた章タイトルですがこれが私のセンスです。
若干精神的に余裕のないころに書いた作品なんでちょっと描写が荒いとかありそうですがとりあえずそのまま載せます。
なお、活動報告でも書きましたが原作展開よりも軽い感じで進んでいきます。重いシリアス展開には…そんなにはならないかと。
第1章あらすじ
事故で死んだと思ったら神様転生で遊戯王GX時代に飛ばされた藤堂龍之介改め藤堂龍華は、原作キャラとそこそこに良関係を作りながら学生生活を謳歌していた。
大事なところできちんと勝ち、9月の3位にいるロッテみたいな強さを発揮しつつ頑張る龍華。ついた二つ名は「未完の大器」。
そんな学園生活1年目も終盤に差し掛かるころ…
第15話 危険な鍵と第一の刺客~他人の空似とはよくいうもの~
私が万丈目との激闘をした交流戦から、そこそこ期間が開いた。
その間何があったというと、十代達は墓守の世界へ。墓守はネクロバレーのお蔭で結構大嫌いなデッキなんだよね。墓地に干渉できないのは相当に辛い。
それでペンダントをもらってそれが次のキーフラグになってるんだけど、実は私、そこに干渉していない。
なんせその遺跡探検の募集がかかった授業―大徳寺先生の錬金術学―、病欠してるから。
いやー、久しぶりに風邪ひいた。まさかだった。
それで約2日寮の私室から一歩も出ずに治療に専念していたら十代達がそんなことになってた。
私の熱がようやく下がって食堂でうだうだしてたら十代達が帰ってきてて、そんな話を聞いた。デュエルの方はきっちり十代が快勝したらしいけど。
ネクロバレーをどうやって回避したんだろ。摩天楼貼って強引に叩き割ったのかな。
…そもそも墓地介入しなかったらいいのか。ミラクルフュージョン封じられても十代普通に動くし。アニメはそもそもそうだし。
やっぱり十代の登板回数上がってきてない?なんて思いながら、私は十代の話を聞くのであった。
光の道の使者と共に駆け抜ける未来。
第2章 1年生後半~セブンスターズと鍵と三幻魔と…あとなんだっけ?~
第15話 危険な鍵と第一の刺客~他人の空似とはよくいうもの~
そんな話があってからさらに時は進んで。
龍華「あともう少しで1年生も終わるねぇ…」
十代「ああ、俺はいっぱいデュエルできて満足だけどな!」
龍華「成績ついてこない件についてはどうしたらいいのさ」
十代「…だ、大丈夫だぜ!試験の方は何とかうまくいってるしさ!」
そのようなので何も言わないんですけど。すごいよね、ここまで月末定期考査の実技負けなし。主人公補正すごい。
それで成績がついてきていないのは筆記が酷いってことの裏返しという事。…まあ、ともかく。
そう、もうそんな時期まで来ている。1年生ももうすぐ終わり。そして、私が転生してからもうすぐ1年になる。
良くここまで物語に染まったものだなぁ、なんてしみじみ思っていたら。
アナウンス『生徒の呼び出しナノーネ。遊戯十代、万丈目準、三沢大地、天上院明日香、丸藤亮…あー、あと藤堂龍華。至急校長室に来るノーネ。繰り返すノーネ。遊戯十代…』
呼び出し。クロノス先生が呼び出しているんだろうけど…校長室に呼び出される理由…?
十代「なあ、校長先生に呼び出されるようなこと、したっけ?」
龍華「身に覚えないし、もっというとかなり豪華なメンバーが呼ばれてるよね。悪いことじゃなさそうだけど」
十代「じゃあますます分かんねぇなー。とりあえず行ってみるか?」
龍華「これで十代だけ怒られるとかいう事態になったらどうしようね」
十代「」
嘘だろ、というような視線が返ってくる。
流石にないね、と笑いながら二人で職員室に向かうことに。
鮫島「…でですね、あなた達はこのアカデミアでも有力なデュエリストたちです。なので、あなたたちに鍵を託したいのですが…」
で、校長室にメンバーが集まったところで話が始まったんだけど、来る前に想定していた事態を大幅に超えてくるとんでもない事態に。
この島には三幻魔という凶悪なカードが封印されているらしく、このアカデミアはその封印箇所の真上に蓋して建てられた建物らしい。なんでそんなところに学校作ったの。
そしてそのカードたちの封印が解かれると、この世界が間に包まれてそれはもう大変なことになるらしい。だからなんでこんなところに学校作ろうと思ったの。おかしいでしょうが。
で、その封印を破るべく挑戦者が現れたらしい。その名もセブンスターズ。なんて危険な集団なんですか。
ちなみにその封印を守っているのがこの校長先生の机の上においてある箱の中に入っている鍵らしい。7つあるんだってさ。
明日香「それで、どうやって鍵を守ればいいんでしょうか…」
明日香ナイス。
鮫島「相手は必ずデュエルを通じてそのカギを狙ってきます。何としてでもデュエルに勝って、カギを守り抜いてほしいのです」
なるほど、デュエル脳的には普通ですね。
十代「それなら俺に任せてくれよ!絶対に負けないからな!」
万丈目「フン、この万丈目さんにかかれば、造作もない」
三沢「ああ、そんなに大事なものなら全力で挑まないとな」
亮「…了解した。売られたデュエルには必ず勝つ」
男子勢がひょいひょいと鍵を受け取っていく中、私と明日香はちょっと戸惑っていた。
明日香「…」
いやでも、これ受け取らないとまずい奴ですね。仕方ない、頑張りますか。
龍華「明日香、私は頑張る。…むしろこの中で危険な目に遭ってるの私たちくらいじゃないかな?」
明日香=タイタンに拉致られる。 龍華=なし崩し的にタイタンと闇のデュエル。
明日香「…それもそうね」
これで私と明日香も鍵を受け取って、1つ余ってる。
龍華「校長先生、余ったのは…」
鮫島「これはクロノス先生に託します。よろしくお願いしますよ」
クロノス「任せてほしいノーネ!この、クロノス・デ・メディチが学園の平和を守り抜くノーネ!」
まあクロノス先生、実技デュエルの責任者だしね。強いことには間違いない。
鮫島「敵はいつ襲ってくるか分かりません。周囲に十分に注意して生活してください」
「「「「「「はい」」」」」」
そういうわけで、私たちはいきなり世界の命運を担うことになってしまいました。
そしてレッド寮に帰還。
龍華「ただいまー」
裁龍『また大変なことになったようだな…』
龍華「うん…なんか急に世界の命運を担わされた」
なんで普通に通じるかって?そりゃ裁龍さんですから。フットワーク軽いよ。
どうせ探知済みなんでしょ。
龍華「この鍵なんだけど」
今はとりあえず首からかけている。なんかアクセサリーっぽくて悪くないんだけど、そんな軽いもんじゃない。
龍華「これをデュエルで挑んできて奪おうとしているやつらがいるんだってさ」
裁龍『つまり勝って守れ、ということだな』
龍華「みたいだね…あれ、今日ライダちゃん来てるんだー」
ライダ『…』コクコク
この美幼女は向かいの部屋にいる万丈目のカードの精霊である
共通点と呼べるものがゴスロリが白黒、光と闇を表してるってところくらいしかない気がする。
で、なんで万丈目の精霊がここにいるのかというと、ミドがこの子と随分と仲良くなったから。やっぱ幼女同士話が合うんでしょうか。
しかもミドとライダちゃん、意思疎通が出来ている。まあこれはネフィと同じ原理。人形の糸で思考を読み取れるので筆談を介さなくても言いたいことが分かるんだとか。
そんな光景を部屋でよく見てるんだけど、幼女2人がキャッキャしてるの見ると、滅茶苦茶和む。心がぴょんぴょんするってこれなんじゃないかな。
ちなみにそれにネフィが混ざると急にネフィの保護者感が増す。変態の間違いじゃないかって?言わないであげる優しさですよ。
でも、ネフィはお姉ちゃんの役目を果たしてると思うんだよね…。根が真面目だから、というよりも変態淑女だからっていう方がしっくりくるけど。
ライダ『…?』
龍華「…あ、ごめん、ちょっと回想にふけってただけ」
ライダちゃんを放置するのもまずいので何か話題を、と思ったら。
ミド『ただいまー…あ、ライダ来てたんだね』
ライダ『…』コクコク
私の精霊の中でライダの一番の理解者、ミドが精霊世界から帰宅。
すぐに操り糸をライダとつなぐあたりもうすっかり慣れっこな関係。
龍華「ミドがライダちゃんの相手になってくれるなら、私はデッキの整理でもしますか」
机の上に並ぶいくつかのデッキに手を付ける。
それもこれも、最近ライロのデッキ数が一時的にとはいえ増えたのが悪い。
妨害系ライロとかいう新境地(回るとは)を作ったはいいけど、本来あれは大事なところで出す隠し球。2012年日本シリーズの中村勝対宮國の絶妙な投手戦みたいなもの。
それをセブンスターズとかいう集団全員に使うわけにもいかない。大事なところで使ってこそ隠し球なんだし。
…待てよ、相手の属性的にはこいつ入れたら刺さるかなー…でもまたメタカード増やして回転不足になるのもなぁー…
なんて考えたら、
裁龍『…どうやら敵さんの呼び出しのようだ。3分後、巻き込まれるぞ』
龍華「そんなところまでわかるんですか裁龍さん」
裁龍さんが危険察知。3分後の未来って結構遠いんですよ?なのに何でわかる。
裁龍『生憎、な。ライダは既に戻っている。デッキの準備をして、光に飲まれよ』
龍華「闇飲まみたいな言い方されても困るんですが…って、ネタで応戦してる場合じゃない」
某アイドルじゃあるまいしというツッコミはなしですねそうですね。
デッキは…いつもので行こう。…あれ、あのカードどっちに入れたっけ?…まあいいや、入ってたら使わせてもらおう。
そしてきっかり3分後。
龍華「光ってこういう?」
部屋全体が光り出して、私は別空間へ飛ばされることになった。…あとから気づく話なんですが。
そして飛ばされた先は、
龍華「…マグマだこれ!暑っ!」
十代「なあ、いきなりどうなってんだこれ!?」
龍華「さっぱり!」
多分火山の中。島の奴だと思う。
オゾンの下だけど問題ありだよね、これ。
ともかく、なんか不思議な力で浮かされている私と十代。あとバトルフィールドも浮いてる。…それよりも隣の部屋も巻き込まれたの?十代がいるってことは。
そして目の前には、セブンスターズ第一の刺客。
??「よくぞ来た、この地獄のフィールドへ!私はセブンスターズの1人、ダークネス!」
セブンスターズの しかく ダークネス が しょうぶを しかけてきた!
ダークネス「貴様らの七星門の鍵をいただきに来た、さあ、闇のデュエルを始めようではないか!」
十代「面白ぇ、受けてやるぜその闇のデュエル!」
龍華「…十代分かってる?闇のデュエル。今回、インチキじゃないよ」
十代「え、それどういう事だよ」
龍華「LPをリアルで受けるってこと。LPダメージは直接身体的負傷になる」
十代「ダメージを受けなきゃ大丈夫なんだよな?」
龍華「多分LPコストは精神的に来るよ。しかも、十代完封勝ちの経験ある?」
十代「…やべ、無いかもしんねぇ」
そう。十代のデュエルは結構劇場型ストッパーみたいな感じなんだよね。四球安打安打投併死球三振みたいな。
今回求められるのは全盛期岩瀬のようなジェノサイド型。
龍華「それと、ヒーローは遅れてくるもの。とりあえず私が行く。万が一の時は、任せたよ」
十代「お、おう…でも、気を付けてくれよ!俺、目の前で龍華がボロボロになる姿だけは見たくないからな!」
龍華「善処する。…というわけでダークネスさん。私が相手でいいですよね」
ダークネス「鍵の持ち主であれば誰でもよい。そして今回は、特別ゲストも呼んでいる!」
龍華「ゲスト…まさか」
ダークネスの指さす方向を見れば、
龍華「…やっぱやってくれましたね…!」
別空間に浮かぶ翔・隼人・明日香。…明日香?彼女鍵持ちですよ?いいの?ミスなの?
ダークネス「あそこの空間は今でこそ万全だが、デュエルが始まり、長くなればあの空間は消え、中に入っているやつらはマグマへダイブすることになる!もちろん、お前が負けてもだがな!」
龍華「…十代ごめん、次無い」
十代「そんな条件なら俺もいらないぜ。龍華」
龍華「任せてくださいな、っと」
ならなおさら完封勝ちしなくちゃいけない気がしてきた。これはいつも以上に、負けられない。
「「デュエル!!」」
ダークネス「先攻は私だ、ドロー。軍隊竜を守備表示で召喚。更に、魔法カード、一時休戦を発動。互いに1ドローを行い、次の相手ターン終了まで互いに受けるダメージは全て0になる。手札を2枚伏せ、ターンエンドだ」
ダークネス LP4000 手札3枚
モンスターゾーン
軍隊竜 風・ドラゴン族 攻700/守800 表側守備
魔法・罠ゾーン 2枚
さっきまでの威勢とは違って、いたって冷静に初手のデュエルを進めたダークネス。
気持ち悪い気もするけど、私は私らしくデュエルを進めていきますか。
そんなものよりも一時休戦。まあ軍隊竜は後続呼ぶからそんなに関係ない気がするけど。
龍華「私のターン、ドロー!」
…あ、こっちに入ってたのねこのカード。いまいち何のデッキ使ってくるか覚えてないけど…とりあえず伏せる方針でいいか。
龍華「ライトロード・パラディン ジェインを攻撃表示で召喚!バトルフェイズ!軍隊竜を攻撃!」
攻撃時の一時的パンプアップで攻撃力は2100。攻2100が守800に負けるわけがなく簡単に撃破。ただ、相手も焦ることはなく効果処理を進める。
ダークネス「破壊された軍隊竜の効果を発動する。デッキから新たな軍隊竜を特殊召喚する。今回も守備表示で行こう」
盤面は変わってない。この変わっていないっていうのがまたいやらしい所ではあるんだけど。
龍華「メイン2に2枚を伏せ、エンドフェイズ!ジェインの効果でデッキトップ2枚を墓地に送る!」
落ちたのは…ライデンに死者転生。転生ちょっと痛いなぁ…
龍華「効果処理なし、ターンエンド!」
龍華 LP4000 手札4枚 デッキ枚数31枚
モンスターゾーン
ライトロード・パラディン ジェイン 光・剣士族 攻1800/守1200 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 2枚
墓地ライロ 1種(ライデン)
ダークネス「ドロー。スタンバイフェイズ時にリバースカードを発動、強化蘇生!自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する!そのモンスターはレベルが1つ上がり、攻守が100上がる。軍隊竜を復活させる!」
龍華「強化蘇生…少々マイナーな復活カードですか。ただ、リビングデッドよりも優秀な時もありますけどね」
十代「そうなのか?」
龍華「強化蘇生を破壊しても、相互依存が無いから復活させたモンスターが残るんだよね。あと、レベルの調整も効く。あとは分かるでしょ?」
十代「…あ、シンクロや儀式か!」
龍華「よくできましたー」
茶番やってる間に、これで相手の場にはモンスターが2体。…何が来る?
ダークネス「2体の軍隊竜をリリースし、俺は
十代「うわー、すげえのが出てきたぜ!?」
龍華「枚数が少ないはずだよね、このカード」
十代「ああ、めっちゃレア」
初代遊戯王、城之内さんの切り札①。OCGでは強化が残念竜とか言われてますけどね。ちなみに、私はリメイク絵より初期絵が好きです。
ダークネス「攻撃力2400ですべてを蹂躙してくれる!バトルフェイズ、そのモンスターに攻撃!ダーク・メガフレア!」
向こうから攻撃してくるのにはジェインのパンプアップも使えない。そして闇のデュエルでダメージを受けるわけにもいかない。
そしてここでなんとなくで採用しておいたカードが生きるなんてね。運命ですかね。
龍華「リバースカード、ガード・ブロックを発動!このバトルにおけるダメージ計算を0にし、私は1ドロー!…ジェインの破壊は止められないですけどね」
大迫力で迫ってくる黒炎弾を凌いで、1ドロー。…あら、やるじゃん。
ダークネス「防がれたか。メイン2に魔法カード、マジック・プランターを発動する。対象のいなくなった強化蘇生を墓地に送り、2ドロー。…1枚伏せてターンエンドだ」
ダークネス LP4000 手札3枚
モンスターゾーン
真紅眼の黒竜 闇・ドラゴン族 攻2400/守2000 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 2枚
十代「デュエル中悪いけど、質問していいかー?」
龍華「ドロー!…何ー?」
十代「なんで強化蘇生、対象がいないのに破壊されてないんだ?」
龍華「テキスト参照、って言いたいけど私今持ってないしね…強化蘇生が自壊する条件は強化蘇生で蘇生したモンスターが破壊された時だけなんだよね。今回蘇生した軍隊竜はレッドアイズ出すためにリリースされたでしょ?破壊ではないから場に残るんだよね」
十代「あ、そうなのか」
龍華「同じことはリビングデッドでも出来るよ。シャドーミストとかエアーマンをリビングデッドで復活させて、そのモンスターを融合素材にして墓地に送ったのちに非常食でライフ回復も出来ます。十代の場合これ結構実用的だね」
十代「おおーすげぇな龍華。…てか、余裕だな?随分」
龍華「思ったよりね」
相手のデッキが真紅眼デッキて事が分かった以上、思っているよりもこっち有利かもしれないってことが分かったからだと思うんだけど。
展開力はこっちが多分上だし。ただ、油断せず行こう。相手はアニメ補正。
対ダークネス戦の途中ですが次話に続きます。
というよりも、2次創作遊戯王作品でのガード・ブロックの採用率高すぎませんかねぇ…
読ませていただいている小説の中にも結構出演してますし。ロマン枠?
あと強化蘇生は私の好みです。レベル制限があるとはいえ完全蘇生ですし。ある種非常食コンボするならこっちの方が都合がいいです。
龍華さん余裕かましてますが大したフラグでもないです。
次回もダークネス戦です。だいぶ朝晩冷え込んでますがお待ちください。
本日のヒーローも次回までお待ちください。