驚きの11000字越え。
多分原因はカードの説明が長いのと、デュエル中の会話文の多さに起因すると思います。
あと前フリも思ったより長くなりましたしね…
今回はまあ、肩の力を抜いて楽しんでください。作者も楽しく書かせていただきました。
前回のあらすじ
チートカード「幻魔の扉」なんてなかった。いいね?
あと、カミューラの過去に龍華さんが何かを感じてお節介発動。
編集①(2016/10/8/21:50頃)
感想コメより訂正。おジャマの守備力は1000であって0ではない。
コメントありがとうございました。
龍華「はー…はー…全員無事ですかー」
十代「それ、カミューラ背負って走った龍華が言えるのかよ…」
龍華「私は少なくとも疲れたんですー」
あの後崩壊してくる城を何とか抜け出して、今はレッド寮裏庭あたり。
とりあえずは全員いるね。…三沢君もちゃんとクロノス先生の人形持ってる。
龍華「…さ、カミューラ。掛け金、渡してもらえるかな?」
カミューラ「ええ…まずは鍵。…人形は、地面においてくれるかしら」
龍華「それで、忠誠の誓いってどんなことするのさ」
カミューラ「…意外と公衆の面前でやると、貴女が恥ずかしいかもしれないわよ?」
龍華「どんなことさせる気なの…」
カミューラ「フフッ、冗談よ。…そういえば、名前。聞いてなかったわね」
龍華「そういえば…(デュエル前は怒髪天だったからね…)藤堂龍華。漢字で書くと画数多すぎて凄いことになる」
カミューラ「藤堂、龍華。…いい響きね」
そういうとカミューラは私の前に跪き、私の左手をとる。いとおしいものを持つかのような手つきで私の左手を、自分の顔の前に。
龍華(うん、これ結構恥ずかしいかもね)
カミューラ「私、ヴァンパイアの末裔、カミューラは、藤堂龍華を主人とし、忠誠を尽くすことを、誓います」
そして、手に取っていた私の左手の甲に、口づけ。
…これってもしかしなくてもあれだよね。良くある、騎士と姫の誓いのシーン的な。妄想力の試されるあのシーン。
龍華「…これで、OK?」
カミューラ「ええ。これで成立」
新しい仲間が増えました。
…お節介スキルのレベルが上がった気がするのは、私だけじゃないと思うんだけど…
光の道の使者と共に駆け抜ける未来。
第18話 結束せよ!兄弟の絆!~俺の名は万丈目サンダー!!~
その後のカミューラについての動向をまとめて。
最初のそんな奴保護して大丈夫なのかという雰囲気は契約の強さでゴリ押し。…それにしても、人間に仕える吸血鬼というこの関係性の字面。ある種強すぎ。
先生方には夜間警備の増強のための人員でどうですか、という交換条件で乗り切った。カミューラも夜は私たちの種族の時間、と言い切るくらいだしね。
ちなみにカミューラ。ヴァンパイアとはいえ末裔なので持っている力は始祖のそれとは流石に劣るらしい。日光苦手だし、銀製品を忌避するし。あ、流水は大丈夫らしいよ。
生徒たちには思ったより人気らしい。まあ悪落ちしてなきゃ普通に美人だし、スタイルもいいし…なんか言ってていやになってきた。
幻魔の扉はまたネフィの操り糸できっちり縛ってジップロックにイン。脱酸素剤も入れておいた。乾燥剤も。干しシイタケか、ってネフィに突っ込まれた。久しぶりにネフィのツッコミを聞いた気がする。
そしてセブンスターズの内部事情については良く知らないということ。やっぱこういうところ抜かりないなぁ。悪役ってのは。
そんなこんなでカミューラは私の部屋に住み着いてる。最初ベッド1つしかないって焦ったけど、クロノス先生との協議の結果学園の費用でベッド買ってくれた。先生には「今までの借りの一部を返すノーネ」って言われたけど。まだまだ貸しを作っていく所存です。ご期待ください。
そんなある日の夕方。
龍華「相変わらずもふもふだね君は」
ハネクリボー『クリクリ~』
カミューラ「…一応言わせてもらうけど、普通に精霊触ってるってどういうことなのよ」
龍華「普通ですからねー」
部屋に遊びに来ていた十代の相棒、ハネクリボーをモフモフしていたら部屋の扉をノックする音。
ひょい、とハネクリボーを解放して、どうぞーと呼び込むと、
万丈目「…失礼する」
龍華「あら万丈目、なしたのさ」
万丈目さんご来場。この人、女子の部屋に入るときにためらいとか無いのか。
万丈目「その態度も相変わらずだな」
龍華「同学年に気を使う必要もないしね」
万丈目「…今日来たのは言うまでもない。れっきとした相談だ」
龍華「相談?」
そして今万丈目から語られる驚愕の真実。
龍華「…えっと、まとめると万丈目グループがこの学校を乗っ取りに来るってこと?」
カミューラ「それで、買収阻止をかけてデュエルね…本当に、デュエルが万能ね、この世界」
カミューラがデュエル脳に汚染されてないことの方が今の驚きなんだけど。
…違う、今は学園買収の話。なんじゃそりゃ。
万丈目「相手は俺の兄さんのようなんだが、それがとんでもない条件を出してきた。俺は攻撃力500以上のモンスターをデッキに入れられない」
龍華「なるほど、ステータス第一主義らしい考え方ですね。…って、万丈目そんなカード」
万丈目「さんを付け…貴様にはもう無駄か。察しがいいな。持っているカードを確認したが、これしかない」
龍華「知ってた…おジャマ・イエロー」
イエロー『本当、兄貴のデッキってパワーカードばっかりだよねぇ~』
万丈目「お前が勝手に入ってくるから余計そう感じるんだ」
万丈目が持っているカードはもう予想通りのおジャマ・イエロー。…まさか本当にそれしかないとは。
攻撃力0だけで固めたデッキっていうのは…まあ無くはないんだよね。…まあ0は0でも大化けする0が存在するんだけど。
龍華(いっそ低火力フルモンで吹き飛ばしていくスタイル…アリ。…ただそうなると攻撃力0以外も入れなきゃいけないしなぁ…)
万丈目「…聞いてるか?」
龍華「聞いてない」
万丈目「貴様ァ!」
龍華「流石に冗談です。…カードどうするんだよって話でしょ?」
万丈目(絶対聞いていなかったに違いないんだがどうして分かった…)
龍華「ただ、そういうカードって大抵デッキ専用っぽいところがあったりするものだけど…さてそんな都合のいいものがあるところなんて」
大徳寺「あるニャ」
龍華「大徳寺先生!?」
この人の神出鬼没っぷりったらない。そしてなぜ扉を開けた。…まてよ、万丈目…
龍華「…万丈目、ドア閉め忘れたでしょ」
万丈目「最近そこそこに暑いだろう?」
龍華「…」
筒抜けでしたごめんなさい。
龍華「…で、何でしたっけ大徳寺先生」
大徳寺「万丈目君が探しているカードがありそうな場所を私が知っているということニャ。ただ、これはあくまで噂の域を出ない話だニャ。昔、ある生徒が…」
龍華「ということで夜ですけどそのカードが捨てられまくってるという噂でもちきりの井戸に向かいますよ皆さん」
万丈目「貴様が付いてくるのはいいが、なぜおまえたちまで来るんだ!」
十代・翔・隼人「「「面白そうだから(ッス)(なんだな)」」」
はい、都合のいい井戸があるらしいので行きますよ。…名称が『呪われた井戸』って時点で私は本来行きたくないんですけど。
忘れてもらっちゃ困りますけど私怖い系ダメだからね。
万丈目「…そういえば十代から聞いたが貴様怖がりだってな」
龍華「悪いですか」
十代「不機嫌だなー龍華、ついてこなくても良かったんだぜ?」
龍華「いやまあ…この世界でいう『弱いカード』って低ステータスってことでしょ?絶対掘り出し物あると思って…」
現金な考え?その通りですねー。
というわけでその古井戸向かって出発。大徳寺先生によれば灯台の近くにあるらしいので、そんなに距離はない。
ところで、灯台と言えば灯台部。…メンバーカイザー先輩と明日香しか覚えてないけど。
鉢合わせたら面倒そうな感じもするけど面白そう。
十代「でもなー、弱いカードだって思ったからって捨てるってのはどうかと思うぜ」
翔「そうッスねー、最近はアネキのお蔭で弱いカードが何か分からなくなってきたところもあるッス」
龍華「私何かしたっけ」
翔「隼人のデッキのテコ入れッス。正直ああいうカードって集まりにくいし、大きなダメージにはならないものだと思っていたッス」
龍華「一時期一世を風靡しかけたチェンバが弱いわけがないでしょうが…まあ対策取られて爆死するまでがテンプレだけどさ」
私が消える前の向こうの世界での大会でもちょくちょくチェンバ顔を出してたしね。まあ爆死してるんだけど。
ちなみに隼人のオーストラリアンチェンバは私のイメージしてる「爆死しにくいチェンバ」。ただ現実世界で使うと中途半端になるんだろうなあ、ドロー力が足りなくて。
と、そんなことを考えながらワイワイしてたら、
十代「…あれじゃね?」
万丈目「あれ…だろうな。雰囲気がそれを物語っているが」
龍華「だろうね…うん、分かりやすーく精霊っぽい何かが浮いてる」
隼人「よく見えるんだな」
翔「あ、これ僕だけおいてかれるフラグッス!?」
カードの墓場の古井戸を発見。周りに人魂的なアレが浮いてる。…うわ、冷静に考えたらめっちゃ怖い。
あれが精霊だっていう確信が無かったら私ここから先に進んでないからね。こわっ。
ちなみに確信が持てる理由が私に霊感なぞ存在しないから。QED。
龍華「…あ、散ってった」
私たちが来たのを察したのか、散開する精霊集団。
十代「さーて、お宝探しの始まりだぜ!」
万丈目「こんなところに本当に宝があるとは思えんがな」
翔「ついでにデッキに使えそうなカードがないか探すッス」
隼人「井戸の掃除にもなるって思えばやる気も出るんだな」
龍華「なぜかレッド寮の物置にあった縄梯子もあるから徹底的に探すよー」
なんだかんだ楽しみにしている学生集団の図。
龍華「あ、兄弟発見ー!」
万丈目「…揃いも揃ってこんな見た目なのかあいつら…」
隼人「コアラじゃなくてパンダが見つかったんだな…」
十代「なんか惜しいなー」
翔「なんでこんなにゴブリン系統のカードがまとまっているッス?」
龍華「これ有能なんですけど!?」
万丈目「今の俺には必要ないが、これって」
十代「お、クロノス先生あたりが喜びそうだな」
龍華「魔法の歯車…デメリット重すぎてね…」
龍華「誰だ3000円捨てたの!!」
十代「大金ゲットだぜー!」
龍華「十代比喩だからね。あ…万丈目、これ使っていいよ。ただし終わったら絶対返して。3000円だから。下手したらもっと行くよ」
万丈目「お、おう…」
そういうことで、万丈目の万丈目による学園の存亡をかけたデュエル当日になりまして。
結局井戸から拾い上げたカードでは満足の行く、というよりも勝ち筋のあるデッキを作ることが出来ず。
あの万丈目が知り合いを頼りながらカードを集めていくさまは、万丈目も人が変わったなぁ、と思えてみたり。
結局デッキが出来上がったのは一昨日だったかな。万丈目自体はこれで本当に勝ちにつなげれるのかと不審がってたけど、精霊3匹積んだデッキで負ける気がしない。
ちなみにフィールドにはすでに万丈目兄が入っている。弟はこれから。
…というのも、万丈目が入場の時に派手にやって先制口撃したい、と言い出したから。
まあやることはいつものアレ。しかし、よくぞあんなにノリのいいコールを思いついたよ、ノース校生徒たち。
そして、今私はどこにいるのかというと、
クロノス「まさかシニョーラが抜擢されるとは思わなかったノーネ」
龍華「誰の入れ知恵なんですか?」
クロノス「丸藤亮あたりに聞いてみるといいノーネ」
龍華「…あの先輩私に恨みか何かあるんですかね…」
デュエルフィールド真横にある審判席。
私はなぜかこのデュエルの解説役を押し付けられた。犯人はおそらくカイザー先輩でしょうね。全く、まだあの負けを引きずっているのだとしたら嫌われ者ですよ。
…まあ強いて向こうの言い訳を考えるとするなら、こんな場でしゃべるようなキャラじゃないか。
そんなわけでいまヘッドセット付けてます。
ただ私だけでしゃべるのは限界があるだろうということで、
隼人「なんで俺もここに連れてこられたかわかんないんだな」
龍華「少なくとも私だけじゃ暇でしょうがないからです」
クロノス「解説席がレッド寮で埋まってしまったノーネ…」
隼人召喚してます。
龍華「…あ、先生そろそろ」
クロノス「時間ナノーネ…オホン…レディース(中略)メーン!!」
龍華「お楽しみは、これからだ!…って、またですか!?」
クロノス「お気に入りナノーネ。これより学園買収をかけたデュエルを行うノーネ。学園側の代表者、入場ナノーネ!」
万丈目「学園の生徒諸君、俺の名は!」
「「「「一!十!」」」」
「「「「「「百!!千!!」」」」」」
万丈目「万丈目、さんだ!」
「「「「「「「「そうだ!!万丈目サンダー!!万丈目、サンダー!!」」」」」」」」
龍華「うわすっごい」
隼人「楽しいんだなー」
万丈目「兄さん、俺は兄さんの約束通りのデッキを作ってきた。今宣言させてもらうが、俺の今回のデッキは、全モンスターの元の攻撃力は0だ!」
万丈目兄(以下長作)「貴様、私のことをバカにしているのか!?」
龍華「あんたが出した条件でしょうが」
クロノス「そして今回のデュエルの解説役は、レッド寮の2人にしてもらうノーネ」
龍華「最近妙に目立つことになった藤堂龍華と」
隼人「龍華に連れてこられた前田隼人なんだな」
クロノス「兄弟喧嘩が長くなる前に、デュエル開始ィ!!」
「「デュエル!!」」
万丈目「先攻は俺だ、ドロー!手札を5枚伏せ、ターンエンド!」
万丈目 LP4000 手札1枚
モンスターゾーン なし
魔法・罠ゾーン 5枚
龍華「万丈目怒りのフルセットエンド」
隼人「モンスターが来なかったのか、狙いあってのものなのか、楽しみなんだな」
長作「貴様ァ!おちょくってくれるではないか!ドロー!サファイアドラゴンを攻撃表示で召喚!」
龍華「まぶしっ」
クロノス「これがパラレル仕様のカードをデュエルディスクに読み込ませた場合に起きる演出ナノーネ…一応設定でカット出来るノーネ。覚えておくようにナノーネ」
長作「バトルフェイズ、サファイアドラゴンでダイレクトアタック!」
万丈目「リバースカードオープン、ヒーロー見参!!」
十代(観客席)「あ、俺が渡したカードじゃん!」
龍華「ここで遊戯十代でおなじみのヒーロー関連の罠カードですね。実は効果はヒーローとは大して関係ないんですが、相手の攻撃宣言時に発動できるカードで、相手はランダムで発動者の手札1枚を選択し、もしそのカードがモンスターカードであれば特殊召喚、違う場合は墓地に送るというものですよ」
隼人「万丈目の手札は1枚なんだな。ということは、あれを選ぶしかないんだな」
万丈目「さあ兄さん、選んでくれよ」
長作「選ぶも何も、お前は1枚しか手札がない!よって、それを選ぶ」
万丈目「このカードは、モンスターカード、サテライト・キャノン!!守備表示で特殊召喚する!」
隼人「これは…あの井戸で拾ったカードなんだな」
龍華「れっきとした元の攻撃力が0のモンスターですね。効果はレベル7以下のモンスターとの戦闘では破壊されず、自分のエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は1000上がりますね。ただ、このカードが攻撃宣言を行ったダメージ計算終了時に0に戻りますけど。チャージ打ちできるモンスターってことになりますねー」
隼人「もう解説業が板についてきたんだな」
龍華「隼人も結構喋ってるじゃん」
長作「サファイアドラゴンはレベルが4…戦闘破壊できないのであれば攻撃は取りやめだ。1枚伏せてターンエンドだ!」
長作 LP4000 手札4枚
モンスターゾーン
サファイアドラゴン 風・ドラゴン族 攻1900/守1600 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 1枚
龍華「お兄さんの方のデッキは何なんでしょうね…恐らく攻撃力重視のビートダウンではないかと」
クロノス「初心者に優しいビートダウンナノーネ」
万丈目「ドロー!サイバー・ヴァリーを攻撃表示で召喚!さらにサテライト・キャノンを攻撃表示に変更!1枚伏せ、エンドフェイズ時にサテライト・キャノンの攻撃力が1000上昇する!ターンエンドだ!」
龍華「サイバー・ヴァリーは効果が長すぎるので使うところで説明しますねー。そして万丈目再び怒りのフルセット」
万丈目 LP4000 手札0枚
モンスターゾーン
サテライト・キャノン 光・機械族 攻0/守0→攻1000/守0 表側攻撃
サイバー・ヴァリー 光・機械族 攻0/守0 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 5枚
龍華「ちなみにあのヴァリー、カイザー先輩からいただきました」
クロノス「マンマミーヤッ!?どうしてそんなことがシニョーラに出来るノーネ!?」
龍華「いや説明したらくれましたよ。この場を借りて感謝いたします」
長作「ドロー!」
万丈目「兄さんのスタンバイフェイズ時にリバースカードを発動する!ゴブリンのやりくり上手、捨て身の宝札、そしてもう1枚捨て身の宝札だ!」
龍華「出た、万丈目サンダーのドローコンボだ!」
隼人「…どういうことなんだな?」
龍華「このネタを挟めと言われた気がしたので。ゴブリンのやりくり上手は発動時に墓地にある同名カード+1枚をドローし、その後1枚をデッキボトムに戻すカード」
万丈目「次は長いから俺が説明させてもらうぞ!捨て身の宝札は自分の場に表側攻撃表示でいる2体以上の攻撃力の合計が、相手フィールドに存在する攻撃力が一番低いモンスターの攻撃力よりも下だった場合、2枚ドロー出来る!このターン、俺はいかなる召喚方法と表示形式の変更を封じられるが、相手ターンであれば問題ない!」
龍華「仕事を取られた!…チェーン逆順処理で2ドロー、2ドロー、1ドローの後に1枚デッキボトムに戻します」
隼人「あっという間に手札を補充したんだな」
長作「小癪な…!だが、その衛星砲も撃ち落としてくれよう!手札から魔法カード、融合を発動!手札のロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-と神竜ラグナロクを融合!来い、竜魔人 キングドラグーン!」
龍華「お兄さん融合攻勢に出てきましたね。あと、ドラゴン族ビートダウンでしたか。キングドラグーンの効果はこのカードが存在する限りドラゴン族は効果の対象に取ることができなくなり、また1ターンに1度手札からドラゴン族モンスターを特殊召喚できますよ。初心者が使うにしてはいい制圧力ですね…」
そしてまた眩しい。気合い入れて作り過ぎだってお兄さん。
長作「キングドラグーンの効果を発動!トライホーン・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚する!」
龍華「ここで登場は攻撃力が半端なバニラドラゴンです。ただ、星8なんでサテライト・キャノンを破壊できますね」
長作「バトルフェイズだ!トライホーン・ドラゴンでサイバー・ヴァリーを攻撃する!」
龍華「ダメージを焦ったー!」
万丈目「まさにその指摘通りだな、兄さん!サイバー・ヴァリーの効果を発動する!こいつが攻撃対象になった時、除外することで自分は1枚ドローし、このバトルフェイズを強制的に終了させる!」
長作「な、何だと!?」
龍華「他にも効果あるけど別枠に投げます!長いんだって!」
※別枠※
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、このカードを除外して発動できる。
デッキからカードを1枚ドローし、バトルフェイズを終了する。
●自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードと自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して除外し、その後デッキからカードを2枚ドローする。
●自分のメインフェイズ時に、自分の墓地のカード1枚を選択して発動できる。
このカードと手札1枚を除外し、その後選択したカードをデッキの一番上に戻す。
隼人「ちなみに今は1つ目の効果を使ったんだな」
長作「…ターンエンドだ」
長作 LP4000 手札1枚
モンスターゾーン
サファイアドラゴン 風・ドラゴン族 攻1900/守1600 表側攻撃
竜魔神 キングドラグーン 闇・ドラゴン族 攻2400/守1100 表側攻撃
トライホーン・ドラゴン 闇・ドラゴン族 攻2850/2350 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 1枚
龍華「今のところ万丈目はうまく守ってますね…お兄さんのプレミもありますけど」
クロノス「流石は元ブルー生ナノーネ。でも、よくこんなにカードが集まったノーネ」
龍華「色々あったんです」
万丈目「俺のターン、ドロー!…面白い、魔法カード、手札抹殺を発動!」
龍華「みんな大好き手札抹殺。手札を全て捨ててその分ドローしますよー」
隼人「龍華はこれを墓地肥やしに使っているんだな」
龍華「今回も大して変わんないと思うよ」
と、審判席についている端末で万丈目が捨てたカードを確認。…よしよし、上等上等。
万丈目「俺はここに2枚を伏せ、ターンエンドだ!エンドフェイズにはサテライト・キャノンがさらに攻撃力を1000上げる!」
万丈目 LP4000 手札3枚
モンスターゾーン
サテライト・キャノン 光・機械族 攻0/守0→攻2000/守0 表側攻撃
魔法・罠ゾーン 4枚
龍華「サテライト・キャノン、まさかのサファイアドラゴンの攻撃力越え。場持ちがいいですねぇ」
隼人「効果破壊できていないのが原因だと思うんだな」
長作「ドロー!まずはその多いバックを破壊してくれよう!速攻魔法発動、サイクロン!一番右端のカードを破壊だ!」
万丈目「チェーンでその対象に取られたカードを発動する!ゴブリンのやりくり上手だ!」
龍華「万丈目、怒りのドロー加速。そろそろエクゾディアでも揃うんじゃないかな」
万丈目「今、墓地には2枚の同名カードが存在するため3ドローしてから1枚をデッキボトムへ戻す!」
長作「な、墓地には1枚しか…まさかあのときか!」
龍華「手札抹殺ですね分かります」
長作「ならば強行突破あるのみよ!バトルフェイズ、トライホーン・ドラゴンでサテライト・キャノンを攻撃!」
万丈目「通しだ…っ」
万丈目 LP4000→3150
龍華「おっと先攻はお兄さんの方。場はがら空きですね…」
長作「次はキングドラグーンのダイレクトアタックだ!」
万丈目「直接攻撃宣言時に、俺は手札から護封剣の剣士を守備表示で特殊召喚する!そしてこのカードの守備力が相手の攻撃力よりも高い時、その攻撃モンスターを破壊する!」
龍華「キングドラグーンの攻撃力は2400、護封剣の剣士の守備力は2400。よりも高いは…これを含まないんで破壊にはならない…で合ってる?」
隼人「多分そうだと思ったんだな…」
クロノス「若干ややこしいところナノーネ…ただ、説明文的には「以上」「以下」もあるのでそれで正しいノーネ」
長作「攻撃は取り消すが、ここでリバースカードオープン!リビングデッドの呼び声でエレキテルドラゴンを特殊召喚する!」
龍華「またバニラか。攻撃力は2500なので突破できますね」
長作「エレキテルドラゴンでその護封剣の剣士を攻撃する!」
さて、また万丈目の場は空になるんですけど。
長作「サファイアドラゴンでダイレクトアタックだ!」
万丈目「手札から速攻のかかしを捨て効果発動!直接攻撃宣言時にこのカードを捨てることで、攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!」
長作「クッ、まだ粘るか!いい加減にしつこいぞ!」
それが戦略なんだから仕方ないじゃない。
長作「ターンエンドだ」
長作 LP4000 手札1枚
モンスターゾーン
サファイアドラゴン 風・ドラゴン族 攻1900/守1600 表側攻撃
竜魔神 キングドラグーン 闇・ドラゴン族 攻2400/守1100 表側攻撃
トライホーン・ドラゴン 闇・ドラゴン族 攻2850/2350 表側攻撃
エレキテルドラゴン 光・ドラゴン族 攻2500/守1000 表側攻撃
魔法・罠ゾーン リビングデッドの呼び声(対象:エレキテルドラゴン)
万丈目「ドロー!!スタンバイフェイズ時に
万丈目 LP3150→3650
龍華「あのカードは明日香提供です。当たったのはいいけどあまり使い道が無いそうなのでもらってきましたよ、万丈目が」
隼人「嬉しそうな顔をしていたって聞いているんだな」
万丈目「解説席!余計な事をしゃべり過ぎだ!…俺は魔法カード、魔の試着部屋を発動!」
龍華「来ました今回のデッキのキーカード兼ギャンブルカード!LPを800払い、デッキから4枚をめくりその中にレベル3以下の通常モンスターがいればそれを全て特殊召喚できる、違ったものが入っている場合はデッキに戻してシャッフルします」
さあ、勝負!
万丈目 LP3650→2850
万丈目「一枚目、おジャマ・ブラック!二枚目、強欲な壺!三枚目、おジャマ・イエロー!四枚目、おジャマ・グリーン!強欲な壺をデッキに戻し、残った奴らを特殊召喚する!」
龍華「ここで強い引きが出たー!」
おジャマs『『『兄弟そろってただいま参上よ~!!!』』』
長作「なんだこの気持ち悪い集団は!しかも、攻撃力0の雑魚ではないか!」
万丈目「確かに見てくれは悪いがこいつらをバカにすることは許さんぞ、兄さん!俺はこいつらから、学んだことがある!」
お、かっこいいこと言う気?
イエロー『兄貴ィ…』
万丈目「下には下がいる、ということをだな!」
おジャマs『『『うそーん!?』』』
ずっこけるおジャマs。それで万丈目が元気になったならいいとするけどね。
万丈目「しかし、こんな奴等でも集まるとやれることがある!さあ、お前たちの本当の実力を見せてやれ!魔法カード発動!」
イエロー『もうこうなったら破れかぶれよ~!』
ブラック『兄弟の絆と本気をみせちゃるね!』
グリーン『おジャマトリオ、集結、合体!』
おジャマs『『『必殺!』』』
万丈目・おジャマs「『『『おジャマ・デルタハリケーン!!』』』」
龍華「決まったよ…やっぱ精霊の力凄いね…」
凄まじいビームと衝撃波がお兄さんの場を支配して、終わるころには全破壊。
龍華「…あ、効果はいま万丈目の場にいる3人がそろっているときに発動できて、相手の場を全破壊しますよ」
おジャマs『『『ど~だ!』』』
隼人「凄いんだなー!」
お兄さん呆然としてる。そりゃそうだ。
万丈目「悪いがデュエルは続けさせてもらおう!魔法カード、サンダークラッシュを発動する!」
おジャマs『『『何それ!?』』』
龍華「自分の場のモンスターを全て破壊し、破壊した数×300のLPダメージを相手にあたえます」
おジャマs『『『出番終了~!?』』』
長作 LP4000→3100
墓地に消えるおジャマs。まあ、布石だと思うんだけど。
万丈目「そして、カオス・ネクロマンサーを攻撃表示で召喚!」
ほらね。
長作「こ、攻撃力0のモンスターで何をする気だ!?」
万丈目「こいつの攻撃力は自分の墓地にいるモンスターの数×300になる!俺の墓地は…」
龍華「破壊されたのはサテライト・キャノン、護封剣の剣士、おジャマ兄弟の3体、そして効果で捨てた速攻のかかし、後は手札抹殺時に捨てたペロペロケルペロス、泣き神の石像、牙城のガーディアン、
長作「ふ、フン、まだLPは残るではないか!」
万丈目「そのための伏せカードだ!セットカードオープン、異次元からの埋葬!除外されている自分、または相手のカード合計3枚までを選択し、それを墓地に戻す!俺のサイバー・ヴァリーを戻せば、墓地には合計11体のモンスターとなり、攻撃力は3300!」
長作「!?」
万丈目「さあ、俺の勝ちを決めるぞ!バトルフェイズ!カオス・ネクロマンサーで攻撃!ネクロ・パペットショー!!」
長作「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
長作 LP3100→-200
クロノス「勝者、シニョール万丈目!コングラチュレーション!!」
生徒みんなの拍手喝采の中、万丈目はビシッと上を指さす。
またやるのね、と思いながら私はマイクで静粛を促す。
万丈目「解説席、ご苦労!…俺の名は、一!」
「「十!!」」
「「「「百!!!!」」」」
「「「「「「「「千!!!!!!!!」」」」」」」」
万丈目「万丈目さんだ!!」
「「「「「「「「うおおおお!万丈目サンダー!!万丈目サンダー!!」」」」」」」」
サンダー!サンダー!というコールの中、万丈目はその歓声にこたえていた。
もはや圧倒的人気だね、なんて思いながら、私もすっかりサンダー!と連呼するのでした。
ということで万丈目対万丈目でした。
ある種この回は神回です。見てて気分いいですしね。
しかし、あの井戸は本当になんなんでしょうかね?
昔の人ステータス第一主義に染まり過ぎじゃないですかねぇ…
ちなみに今回のデュエル展開は作者がサテライト・キャノンと護封剣の剣士を使いたいがためにああなってます。
エクシーズが来る前なら衛星砲も面白いです。
本日のヒーロー(なんと2枚)
サテライト・キャノン
光・機械族 攻0/守0
このカードはレベル7以下のモンスターとの戦闘では破壊されない。
また、自分のエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
この効果でアップした攻撃力は、このカードが攻撃したダメージ計算後に0に戻る。
作者が攻撃力0のモンスターってなにいるんだ?と探した時に目に留まったモンスター。
作品環境であれば結構この効果というのは相手にしてみれば厄介。効果破壊してしまえば終わりだが、案外そういうカードって欲しいときに来ないもの。
相手がビートダウン型ならなおさら術中に嵌めれます。
おジャマ・デルタハリケーン!!
通常魔法
自分フィールド上に「おジャマ・グリーン」「おジャマ・イエロー」「おジャマ・ブラック」が表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
条件的には提示した中で一番きつい(カード指定的に)が、おジャマに洗練されたデッキであれば思ったより使える…らしい(作者使ったことない)。
ぶっ放した後はエクシーズするなり、おジャマ・カントリーで殴るなり。
…こういうロマン砲カード、いいですよねぇ。