光の道の使者と共に駆け抜ける未来。   作:北道 翔

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昼間に投稿したし大してUA伸びないやろ、と思っていた時が私にもありました。

現在時点で、1日のUAの伸びとしては最高を更新中です。

…あるぇ~おっかしいなぁ~(・ε・)

ともあれ、見ていて下さる皆様、ありがとうございます。



前回のあらすじ

デュエルなしの日常回。隼人が目覚める。



第9話 覇道と冬休み~あ、SALは十代が何とかしてくれるよね~

 

そんな平和なときにも、事件は起こるわけで。

 

十代「…なぁ、最近万丈目見なくないか?」

 

龍華「あー…確かにそうかも」

 

あの万丈目を最近見ない。もっと言えば、その取り巻きも見ない。

 

なんとなく万丈目のイメージは、悪ガキ青生徒が周りにいる中での大将みたいな、そんな感じがする。

 

だからというわけではないけど、結構目立つ。そんな目立つ人を見ないというのはちょっとおかしい。

 

龍華「いつごろから見なくなった?」

 

十代「えーっと…あ、万丈目が三沢とデュエルした時以降か?」

 

龍華「先週末だったよね…三沢君勝ったけど。やっぱ対策出来る男は強いね」

 

そう、最近成績不振の続いていた万丈目と、ラーイエローの看板デュエリストの三沢君が寮の入れ替えをかけてデュエルしたのが先週末。

 

本来勝った三沢君はオベリスクブルー寮に入れるはずなんだけど三沢君はそれを固辞。もっと強くなれるはずだから、って言ってたっけね。

 

なんかその時万丈目の賭けているものが退学だったとかそんな噂も聞いたけど、流石にそれは無いだろうと思っていたんだけど。

 

龍華「…あの時、万丈目退学がどうとか言ってなかった…?」

 

十代「…あっ、そうだ思い出した!」

 

噂は事実だったみたい。…あれ、不味くない?

 

 

 

光の道の使者と共に駆け抜ける未来。

 第9話 覇道と冬休み~あ、SALはきっと十代が何とかしてくれるよね~

 

 

 

そんなこんなで、万丈目消失の噂が学園内を跋扈した次の日。大徳寺先生の錬金術授業。

 

大徳寺「…いつもこんなに人の少ない授業でしたニャ?」

 

龍華「いつものサボりやすい方々に加えて…あれ、ブルーの明日香さん親衛隊の2人もいないんですね」

 

あのデュエル(3話参照)の後に知ったんだけど、彼女たち普通に名前あった。枕田ジュンコと浜口ももえ。覚えてなかった。

 

大徳寺「いつも大体一緒にいる藤堂さんは何か聞かされてないニャ?」

 

龍華「全く聞かされてないんですよね…先生、このまま授業やるんですか?」

 

大徳寺「まあ冬休みも近いのでそんなに進む気はなかったんだニャー…じゃあ、少しやって今日は終わりだニャ」

 

わーい、と若干残った生徒…あれ、もしかしてレッドって私だけだった。ちょっとレッドサボり過ぎじゃない?…ともかく、そんな歓声が広がったところで授業開始。

 

…そして30分後。

 

大徳寺「思ったより喋っちゃったニャー…まあ、今日はここで終わりニャ。復習をちゃんとするんだニャー」

 

龍華(思ったより長いじゃないですか先生!)

 

裏切り行為にあったような気がしながらも朝1の錬金術の授業は終わり。ちなみに、この後午後第2授業まで私は授業が入っていない。

 

龍華「さて十代達を探しに行こうかな…って、どこにいるか知らないんだけど」

 

とかなんとかしていると、PDAにメール通知。しかも明日香から。

 

何朝1の授業すっぽかしてメールなんて送ってんだか、と思いながら内容を見ると、

 

『万丈目が本当にこの島を出る噂があるから探してほしい』

 

とのこと。

 

龍華「マジ…?…でもあれ?確か…」

 

原作でもこんな流れで万丈目は島を出たんじゃなかったっけ?と。

 

そのかすかな知識をゆっくり手繰り寄せる。

 

そして導かれる結論は、

 

龍華「…あ、ノース校短期留学だ」

 

ノース校対外試合の時にアームドドラゴン引っさげて帰ってくるんだった。

 

ならそんなに熱心に探す必要はない、とは思ったけども。

 

龍華「…デュエルはしたことないけど、十代が大分尊敬するくらいの実力のある人なんだし…なんせ暇だし探してみようかな」

 

暇なのはいいけど暇過ぎるのも考え物。何せ話し相手も見つからないんじゃどうしようもない。

 

見つからなければ学校に戻ればいいや、なんて軽く考えながら私は校舎を出た。

 

…あ、一応裏とっておこ。クロノス先生あたりに聞けばわかるかな?

 

 

 

結論からすると、意外と早く万丈目は見つかった。ただし、見つけたのは私1人。十代他の面々はいったいどこを探しているのか。

 

何か厄介ごとに巻き込まれてなきゃいいんだけど。

 

万丈目「…なんだ、お前もバカにしに来たのか?」

 

龍華「まさか、初対面の人にいきなり悪口を言い放つほど悪い人間じゃないですよ、万丈目さん」

 

万丈目「…さん付けするところは褒めてやる」

 

龍華「初回限定ですけど」

 

万丈目「っ…貴様!」

 

龍華「ちなみにレッド寮の藤堂龍華です」

 

万丈目「…カイザー亮とのデュエルをしていた小娘だろ?まさか、勝つとは思わなかったがな」

 

龍華「当初の作戦とは真反対になりましたけどね」(おのれ大嵐)

 

万丈目「で、何のようだ。用がないならさっさと視界から消えてほしいだが?」

 

龍華「アカデミア出て、どこに行くのかな、なんて」

 

万丈目「!?」

 

龍華「何で知っている、って顔ですね」

 

そりゃ住んでた世界が違う…もとい、クロノス先生からちゃんと話は聞きましたからね。裏は取った。

 

龍華「万丈目がいなくなったっていう噂を聞いてから」

 

万丈目「さんをつけろさんを!」

 

龍華「わざわざ話を止めなくても…ともかく、噂が立ってから、もしかしてと思ってクロノス先生に聞いてみたんですよ。そしたら、なんとノース校へデュエル留学に行くって話じゃないですか。でもなんで、旅立ちは一人なんですかね」

 

万丈目「…何かと思えばその話か。…俺は強くあらねばいけない。それこそ、頂点をつかむ存在であらねばならん。それが、見て見ろ、このザマを!」

 

龍華「ラーイエローの三沢君ならまだいい、オシリスレッドという底辺にいる十代に、しかも2度も負けた。仲間だと思っていた取り巻き達は、あっという間に離れていった。だから強くあらねばならない。…とでも?」

 

万丈目「…」

 

龍華「…強くありたいという願望はもちろん結構ですけど、強さのみを極めると、強くなれないと思いますよ」

 

万丈目「な…」

 

龍華「証拠は十代。十代は強くなろうとしているのもあるとは思いますけど、それ以上にデュエルを楽しもうとしている。楽しいデュエルができるってことは、強さもついてくるってことですよ。あとは、持つべき仲間を持つ、とかですかね…」

 

万丈目「下らん、そんなもので強くなるのであれば…!」

 

龍華「一番早いと思いますけど。変にがむしゃらに強くなろうとするよりも。…来たみたいですね、船」

 

万丈目「…やはり誰もいない早朝に出ればよかったな。それであれば、貴様の小言を聞かずに済んだ」

 

龍華「…」

 

最後の最後まで悪態ついてるなぁ、と思いながら背を向け帰ろうとした時、

 

万丈目「待て!…俺は必ず、強くなって帰ってきてみせる。その時は、お前も十代も、全員まとめて相手してやる!そして絶対に、俺が勝つ!」

 

すごい負け犬っぽい発言をされた。しかもまだまだ勝ちへの執念強すぎな発言。

 

でもこれが万丈目クオリティかもね。カリスマ性は抜群だし。

 

龍華「こっちだって負ける気はないですから」

 

万丈目も私の言葉を聞くか聞かないか、満足したのか船へと荷物を持って向かっていった。

 

いやはや自分で未来の強豪とデュエルすることのフラグを立てるとは…

 

龍華「…余計な事だったかなー」

 

と言葉には出たものの、表情としてはうれしさを隠しきれず。

 

大分生活にデュエルが浸透してきたな、なんて思いながら私は再び校舎に戻ることにした。

 

 

 

龍華「…あれ、十代達に万丈目いなくなったこと伝えなくていいのかな私。あと肝心なこと忘れてる気もする。何だろ…」

 

※ちなみに、真裏で十代がSALサルとデュエル中です。

 

 

 

そして、学生のイベントと言えば、これ。

 

龍華「…寒い」

 

隼人「雪なんだな」

 

長い冬休みに突入です。普通の学校とカリキュラムの組み方が違うから夏休み・冬休みが長いんだよね。

 

本土と比べればいくばくも暖かいとはいえ、雪も降るアカデミア。屋根にも雪積もるし、玄関先とかは雪かきをする必要があるし。

 

ただ冬休み中はアカデミア生の大半が自分の家に帰るため、レッド寮に残っている物好きはあんまりいない。

 

私はそもそも戻る必要がない。戻っても無機質な部屋が待つだけだ。

 

それならおんぼろなレッド寮とはいえ、仲間が残っている分マシな話。

 

そんな食堂にはいま私と隼人しかいない。

 

龍華「…十代と翔は?」

 

隼人「多分外で雪かき当番なんだな。大徳寺先生に首根っこつかまれてたから多分逃げられないんだな」

 

龍華「十代なら逃げそうだしねー」

 

その絵が容易に浮かぶあたり、また悲しい。

 

で、私たちは何をしているかというと、

 

龍華「…よし、これで実戦デュエル学終わり」

 

隼人「真面目にやってるんだな」

 

龍華「私残していい思い出ないからね」

 

私は冬休みの宿題、隼人はお絵かき。今回はオリジナルで風景画を描いてるんだとか。相変わらず素晴らしい発想力と描写力。

 

私も絵を描ける才能がほしいなー、なんて思ってみたり。

 

さて次の奴は、と冊子に手をかけて、

 

龍華「…」

 

顔をしかめた。

 

私の最も苦手である数学科目の宿題。冊子は薄いがそれでも苦手なものは苦手。

 

龍華「やだなぁ…」

 

隼人「…力は貸せないんだな」

 

龍華「助け舟の撤去はやいよー…」

 

やれやれ、と思いながら1問目に手を付けようと思った時。

 

ブツン

 

龍華「ちょ、停電!?」

 

隼人「停電ならすぐに直ると思うんだな」

 

電気が突然のライトオフ。

 

今は昼間なので外も暗いわけではないんだけど、曇っているおかげで屋内は大分暗い。

 

そして隼人の言うとおりに、

 

ブン

 

龍華「あ、ついた」

 

隼人「雪のせい…だと思うんだな」

 

龍華「電線に絡んだのかなぁ」

 

すぐに復旧。

 

ただ、何だか妙な胸騒ぎがするなぁ、なんて思っていたら、

 

 

 

??「助けてくれー!!」

 

龍華「へ!?」

 

隼人「な、なんなんだな?」

 

 

 

外から妙な悲鳴が聞こえてきた。

 

龍華(嫌な予感はよく当たるね…ってそんな場合じゃないか)

 

龍華「げ、玄関の方から声が聞こえたよね!?」

 

隼人「様子を見に行くんだな!」

 

とりあえず玄関まで行くことに。

 

ただ、1つだけはっきりとしていること。

 

龍華「なんかすっごい面倒なことになりそうなんだけど!」

 

隼人「言っちゃいけないんだな」

 

 




4000字行ってねぇのに1話と言い切るスタイル。

ちょうど物語の狭間で区切ってしまったのもあり、下手に話を膨らませることも出来ずこんな感じに仕上がってしまいました。

万丈目とは後ほど決着をつけます。まあ割とあそこ山場だった気がしますし。

次回はようやくデュエル描写が挟めます。時代に取り残されたあいつとデュエルします。

ちなみに明日からは通常運転での投稿(やっても1日1話更新)に戻ります。記憶の片隅にとどめる程度にお待ちください。

言い忘れてましたが、誤字脱字報告・感想・評価等もしありましたら、よろしくお願いします。



次回から本日のヒーロー枠復活です。

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