東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

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Episode6-3 ゆっくりしていってね!


Episode6-3

「私も付いていきます」

 

 

そう早苗は宣言した

 

 

「え!?」

 

 

「どうせ、昴君は止めても聞かないんでしょう?それに、飛ぶ事もできない」

 

 

「うぐっ・・・」

 

 

「自分の身の守れないんですよね?」

 

 

「うぐぐぐぐ・・・」

 

 

「だったら、全部まとめて早苗が面倒みてあげます」

 

 

「いやいや、なんでそういう結論に辿り着くんだ?」

 

 

そう聞くと早苗は今まで見た中でも最高の笑顔で言った

 

 

「昴君が好きだからです。大好きだからです。大好きな昴君のために役に立ちたいんです。」

 

 

「さなえ・・・・俺は・・・」

 

 

「今は答えを出さなくてもいいです。でも、私はあなたを、昴君を諦めるつもりなんて全くないです。」

 

 

早苗を見ると何かを決めた強い眼だった

絶対に諦めない。掴みとってみせる・・・といった

 

 

「さぁ、今は霊夢さんのとこに行くんでしょ?それなら、ちょっと待って下さいね?」

 

 

早苗は何かを唱えると、和式ナイフを出した

 

 

「まず、コレを持っていてください。」

 

 

「・・・どうやってだしたんだ?」

 

 

「幻想郷に常識なんてないんですよ。あとは私の奇跡の力ですね。まぁ、それはさておき、丸腰よりも何か持っていた方がいいですしね。本来なら、博麗のチカラが一番いいのですが、それはさておき。あとはコレですね。」

 

 

更に早苗がポケットから何かを取りだした

 

 

「これは以前霊夢さんが私の神社で落としていった陰陽玉です。もちろん霊夢さんの力が宿っています

これに、私の力を一緒に送り込んで・・・っと」

 

早苗は霊夢の陰陽玉を俺に渡した

その瞬間、温かく心地いい風が俺の全身を包む

 

 

「霊夢さんのチカラがあるので、対妖怪にも使えます。あと、私の力を少し込めさせてもらったので、飛ぶことが出来ると思いますが、片道切符です飛べてもせいぜい30分程度ですね」

 

 

「ありがとう。」

 

 

「いえいえ、これは投資ですよ」

 

 

早苗は片目をつむりウインクを器用にして見せた

 

 

「ははは、抜け目ないな」

 

 

「女の子は抜け目のないものなのですよ。特に手に入れたいものに関しては。それじゃ、暴れないでくださいね?」

 

 

そういうと早苗はふわりと宙に浮いた

空に浮かぶという事は霊夢も魔理沙もアリスもやっていることなので驚かない

しかし・・・

 

 

「うおあああああああああああああ!?」

 

 

自分が空を、宙を浮いているのだ

驚かないわけがない

 

 

「あ、もう、昴君。暴れないでくださいって。風が安定しないでしょ。ほら、落ち着いて」

 

 

早苗が俺の手を握って落ち付かせてくれる

その柔らかくて小さい手から伝わるぬくもりが俺を落ち着かせた

 

 

「あ、ああ。」

 

 

そう早苗に言われるとなんだか、風が俺を包み込んでいる

柔らかい風。さっき陰陽玉を渡された時と同じ感じの風だ。

俺はその風に身を任せた

 

 

「そうそう、その調子です。それじゃ行きますよ」

 

 

風が強く吹き、俺と早苗は空を飛んだ

足が地面についていない分、落ち着かないけれども、物凄く気持い

霊夢はいつもこんな空を飛んでいるんだな

 

 

「それじゃ、飛ばしますよ?」

 

 

そう、早苗が言った瞬間加速した

世界が加速する。まるで飛行機に乗っているみたいに

目的地はすぐにわかった

そこの部分だけ異常に暗い

 

 

「うわぁ・・・。物凄い瘴気ですねぇ。それじゃ少し手前で降りますね」

 

 

早苗が風を操り地面に降り立つ。

俺も早苗の真似をして足からきちんと着地をする

 

 

 

「・・・・多分霊夢さんは一番瘴気の濃い場所にいるはずです。今からは・・気を抜かないでください」

 

 

「わかった・・・・」

 

 

俺と早苗は歩き出す

○○村に入るとまず目に入るのは、骸骨。人間の骸骨

 

 

「ひどい状態ですね・・・。ここまで行くと多分、生きている人はいないでしょうね」

 

 

「そうなのか?」

 

 

「ええ。一応、妖怪退治事体は私もやりますから。一回だけこの村と同じ状態になってしまった村を見たことがあります。その時は、村人は3人生存していましたが、2人は心が壊れてしまい、自決してしまい、1人は生きて他の村に渡りました」

 

 

「・・・。」

 

 

俺と早苗が村に入って大体半分くらい行った所だった

見覚えのある白黒が倒れていた

 

 

「魔理沙!?」

 

 

傷だらけの魔理沙がそこに倒れていた

 

 

「・・・す、昴か?なんで・・・ここに・・・?ははは・・油断しちまったぜ」

 

 

腕から大量の血が出ていた。顔色も青くあまり良くない。

 

 

「しゃべるな!早苗!何か紐はないか!?」

 

 

「コレを使ってください!」

 

 

早苗が紐を取りだす

俺は紐を取りだして魔理沙の出血している腕の傷より少し上の部分をきつく縛った

 

 

「これで止血はできるはずだ・・・」

 

 

「す、すばる。霊夢を・・・」

 

 

「霊夢がどうかしたのか!?」

 

 

「霊夢は敵の親玉を追って奥に一人で行っちまった・・。」

 

 

「・・・。魔理沙。魔理沙が俺に言った言葉覚えてるか?」

 

 

「・・・?なんだよ。こんなときに」

 

 

早苗は俺の後ろで見守っている

 

 

「俺の事が好きでたまらない・・って」

 

 

「?言ったけど・・・・こんなときに関係ないだろ」

 

 

俺は手を後ろに回し、さっき早苗がくれた和式ナイフの柄を抜いた

 

 

「俺の事がたまらなく好きで、霊夢から俺を奪いたいっていってたよな?」

 

 

「ああ、そうだよ!?今はそれよりも霊夢だろう!」

 

 

「そうか。・・・・残念だよ」

 

 

後ろで構えたナイフを魔理沙の胸に突き立てた




・・・感想にて、いろいろな貴重な意見を頂いております
ううむ。この先どうしよう。早苗さんを、どうしよう
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