遅くなりました。・・・完全に最後はやっつけ感が半端ないです。申し訳ない
「おつかい行ってきてくれるかしら?」
そんな言葉が何もない空間から発せられた
俺と霊夢はいつも通りお茶を縁側ですすっていた
少し前に水ようかんを井戸で冷やしておいたためにお茶受けには水ようかん。
「紫。声だけ出さないできちんと姿を見せなさい」
「わかったわよー。まったく」
その瞬間、目の前にくぱぁ・・・ってかんじで空間が裂けた
そしてその中からは見覚えのある金髪。紫色の服を着た賢者がいた
「はろー。昴。霊夢。あら、いいもの食べてるじゃない」
「それで、お使いってなんですか?」
水ようかんを狙っている賢者に対し先制パンチ。そうでもしないとひょいっっとその口の中に放り込んでしまいそうだ
「そうよ。お使いって何よ」
「そうねぇ、ちょっとやっかいな物々交換の依頼があって、外の世界のお酒を買ってきて欲しいの。お金はこっちで払うから問題ないわ」
「外の世界・・・の酒?」
「そうよ。缶酎ハイって言う物があるでしょ?」
「あぁ。缶酎ハイか。」
「その缶酎ハイってどういう物なの?紫」
「そうねぇ・・・。ざっくり言うとお酒よね。缶に入ったお酒。」
「酎ハイは焼酎ハイボールの略で、いろんな味の酒があるんだ」
「へぇ。それは少し気になるわね」
「ただし1つ俺には問題があってだな・・・外の世界では未成年・・・20歳までは酒が買えないようになってるんだ」
「あぁ、そうだったわね。そこら辺は私の能力でなんとかしちゃうから気にしなくてもいいわ」
「それで、いつ行けばいいのよ」
「そうねぇ、できることなら早く行ってきて欲しいから明日にでも行ってきて欲しいわ」
「わかった。でも、霊夢。霊夢はそのままの格好ではいけないぞ?流石に目立ちすぎる」
「まぁ、落ち着きなさい。そんな事もあろうと思い、スペシャリストを呼んでおいたわ」
そういい、紫はスキマをもう一つ展開させた
そこの中から出てきたのは、七色の魔法使い。アリス・マーガトロイドだった
「アリスっ!?」
「こんにちわ霊夢、昴」
「そう、霊夢の服を作ってきてもらったわ。」
「いきなり来て、徹夜で作れって言われたから驚いたわ。」
アリスの目元は少し黒くなっていて隈になっていた。
「あなたのイメージにあうような洋服にしておいたから明日きちんと着てきなさい」
そういって、片手に持っていた袋を霊夢に渡す
「そうそう、明日朝に来るからよろしくね?きちんと可愛くしてあげるから」
「へっ!?」
「お金は昴が持ちなさい。この子に持たせると無駄使いしそうだから」
「わかった」
「アリス、いきなり明日家に来るなんてどういゆことよ」
「わかってないわねぇ。ねぇ、昴。あたなは霊夢がもっと可愛くなった姿見たいわよね?」
(霊夢の可愛くなった姿・・・・)
想像すると、ものすごい顔が暑くなった
はっきり言うと、もの凄いみたい
私服姿の霊夢がみたい。
「見てみたい・・・かな」
「ほら、昴がこう言ってるわよ?」
「むむむ・・・昴が言うなら・・・」
「それじゃ、交渉は終りね。それじゃ、アリス家まで送るからスキマに入って頂戴」
「それじゃ、霊夢、昴。明日来るからよろしくね」
そういって嵐は去っていった
ーーーーーーーーーーーーーーー
次の日
俺は幻想郷に来るときに持ってきていた服の中から一番良いと思う服装に着替えた
鞄を持ち、(自前の鞄と紫特製スキマ鞄)財布を入れる
ここに来る前に銀行からおろしておいた自分の貯金を持ち、外で霊夢を待つ
すでにアリスが霊夢の支度を手伝っている。そうそう時間はかからないだろう
正直言うと、外に出たならば、俺は今日買いたい物がある
まぁ、何なのかはまだ言えないが
境内の手頃な石に座っていると、アリスがやってきた
「昴、霊夢の準備できたわよ」
「ありがとう、アリス」
「いえいえ、それよりも、外の
アリスは霊夢を最高に仕上げたといい、そんな彼女の姿は妙に生き生きしていた
「あ、アリス~。本当にコレで良いの?」
そういってやってきたのは、霊夢だった
霊夢の細いキレイな足をアピールするかのようにミニスカート。白いふわふわとたシャツ。それからカーディガンの上着といった服装だった
「霊夢が取り合えず動きやすようで、なおかつ可愛く見せるように頑張ってみたわ。あんまり最初に可愛くて動きにくい格好にしちゃうのはちょっと嫌がるかなと思ったから、自重してみたわ。まぁ、だんだん着させてならさせてからが本番ってところね。今回は最初だから、大人しめよ?」
なんだかやっぱりアリスが生き生きして見える
「それじゃお二人さん。準備できたみたいね。」
いつの間にかいた紫が声をかけてきた。
「それじゃそこのスキマを通って外の世界にいってらっしゃい。あ、昴は霊夢の手を離しちゃ駄目よ。空間で迷子になったら見つけにくいのよねぇ。」
・・・空間で迷子って。だってあれだろう?スキマってあの目のいっぱいあるところに繋がっているって事だろう?先にSAN値がガリガリ削れて、発狂ENDじゃないのか?
「まぁ、そんな事にはさせないわ。だって私がいるもの。それじゃ昴行きましょ?」
スッと霊夢の白く細い手を差し出してきた
俺はなんかこういうのって男の方からじゃないのか?と思いつつ、霊夢の手を握った
霊夢の手は先端が冷たく、前に冷え性だと言っていたことを思い出した。でも霊夢から伝わってくる手の温かさは凄く心地の良い物だった
・・・。うん。冬場は霊夢に手袋を作ってやろう
そう心に決め、霊夢の後を俺は追った
スキマに入ると、まず気持ちの悪くなるような視線。目が一杯だ。
多分俺一人だったら発狂しそうだ
霊夢はキョロキョロと周囲を見渡し、
「あ、あのスキマね」
といい、その外の出口と思われるスキマを目指し俺の手を引く
全部同じように見えるのに、霊夢にはわかってるんだと改めて、霊夢のすごさを認識
「それじゃ昴。外に出るわよ?」
「わかった。」
俺と霊夢は手を離さないようにスキマを一緒にくぐった
光があふれる
目がくらむ
そんな体験をした時、風がながれる。葉と葉がこすれる音がした
俺は周囲を見渡すとそこは見覚えのある場所だった。
「これは・・・あのときの神社?」
そう、その場所は俺が幻想郷に行くために使ったあの神社だった。
今更ながら、何となく博麗神社に似ている
「うちにそっくりねぇ。まぁ、分社なだけあるわ」
「分社?」
「そうよ。この社は博麗の分社。あっちの世界にある博麗神社がホンモノって言えばわかりやすいのかしら。だからここを紫は転移先に選んだのね」
「・・・そうか・・・。」
結局最初からある意味霊夢とは縁があったってことだな。
「それじゃ霊夢。いこうか。案内するよ」
「わかったわ。」
霊夢と一緒に本道に出て、そのまま歩く
実を言うと、この神社から俺の家は近かったりする
「なぁ、霊夢すこしだけ寄りたい所があるんだ」
「寄りたい所?」
「あぁ。元・俺の家だ」
霊夢と最初に来た所は元・俺の家だ。まぁ、現在も俺の家のはずなんだが、それはさておき、家の様子を1回見ておきたかった
家の鍵を使い、久しぶりすぎた家に入る。ほこりだらけだと思った家は、全く持ってそんな様子はない
「あれ?この家、なんか封印がかかってるわよ」
霊夢が指摘する
「・・・へ?」
「だから封印。これは・・・ちょっと特殊なやつね」
どうやら俺の家にかかっている封印は何か悪い物を閉じ込めるものではなく、ほこりとか害虫をわかないようにするための封印・・・というより結界がかかっているらしい
「まぁ、こんなの組めるやつは、アイツしかいないでしょうけどね」
霊夢がぼやく
「よし。一応家が使えることを確認したし、酒の運び込みはここでいいか。それじゃ霊夢。次は目的地の酒屋にいこう」
「待ってました!」
霊夢が嬉しそうに言う
ついでに俺と霊夢の見た目は20過ぎくらいの年齢に見えるように紫が境界をいじっった
なんか身体の中をいじられているようで果てしなく気持ちが悪かったが、霊夢の20の姿はその場でもだえたいくらいにキレイで美人だった
いつも大人びているのに、色気がでて更に美人度が増した・・というか
何とも言えない。うん。ありがとう紫
俺と霊夢は電車に乗って隣町の酒屋に来た。
「すいません、このお金で買えるだけの缶酎ハイください」
そういって俺は紫からもらった金を出す。全部使って缶酎ハイを買ってこいとのこと
その金額は消して少なくはない
諭吉さんが20人いる
「え?これ全部缶酎ハイですか?」
「はい。」
「ええと・・・・それでは缶酎ハイのコーナーはこちらになります」
そうして俺と霊夢は缶酎ハイのコーナーに連れて行ってもらい、霊夢に好きそうな缶酎ハイをえらんでもらうことにした
「霊夢悪い。ちょっと、すこしだけ外してもいいか?1時間程度で戻ってくるから。」
「いいわよー。うーん迷うわね。」
霊夢は見たこと見たことも無い酒に挑んでいる(まぁ、ただ選ぶだけだが。)
俺は外に来て俺にとって一番の用事を済ませることにした
向かったのは、歩いて15分程度の店
ここで買うのは宝石なんかじゃないけど。
「すいません。指輪が欲しいんです」
俺の急いでいる状態を見た店員がすっ飛んでくる
「はい、どういった指輪をお探しでしょうか?」
「ーーーーのーーーーと言ったもので。」
「それでは、こちらのーーーーをーーーーのような物はいかがでしょうか?」
デザインも問題が無かった
むしろ、俺が探していたかのような指輪。
「それに鎖を付ける事は可能ですか?首に提げるような・・・」
「できますよ。お値段の方はこちらの方になります」
ぐぅ。高い。
しかし、このくらい俺が手を付けていない貯金に比べたら余裕だ。
「わかりました」
「お支払いのほうはいかがいたしましょう?」
「現金直払いで」
要求された金額を俺は持ってきた封筒から出し、払う
店員から商品を受け取り、霊夢の元に戻る
霊夢は結果論からいくと、最後の1ケースを決めていた
「ただいま、霊夢。選び終わった?」
「おかえり昴。むむむ・・・。よし!これにする」
霊夢が最後に選んだ酒はジュースのように甘い酒だった
「お買い上げありがとうございます。軽トラックで配送も可能ですが・・・・どうされますか?」
「あ、お願いします。」
帰りはタクシーでいいだろう。そう思い、俺はタクシーを呼び止め、霊夢と共に乗り込み家に帰った
少しするとあの酒屋の店員が大量の酒を持って、家に運搬をしてくれた
だいぶあるようで、かなり時間がかかったが、まぁいいとしよう
運搬が全部終り、店員が家から帰っていくと、霊夢にこの家の施錠をしっかりするように言われ、玄関の鍵を閉める
そのあと、俺と霊夢は紫特製スキマ鞄に買ってきた酒を突っ込み始める
この鞄はどうやら紫の支配領域に繋がっているらしく、買ってきた物をこの中に入れてこいとのことだった
「ふぅ。ようやく全部終わった。」
「流石にこの量は疲れたわね・・・」
「だなぁ。それで霊夢。帰りの方法は霊夢か聞けっていわれてるんだけど。」
「あ、それねぇ」
霊夢がどこからか札を取り出し、紫特製スキマ鞄に突っ込んだ
その瞬間鞄の色が変わる
「ほら、紫。さっさと空間つなげなさい」
霊夢が鞄に向かって言う。きっと紫に今繋がっているのだろう。携帯電話みたいだなと思った。
しばらくすると、鞄を中心にスキマが展開された。
「ほら、昴帰るわよ?」
「・・おう。」
あっけなく終わってしまった霊夢との買い物
無性に寂しくなった
「あ、ちょと霊夢まってくれ!」
あることを思い出しそういうと、自室だった部屋に入る。そこの付けの上に置いてあった物をつかみ取る
「ほら、・・・・手」
霊夢が再度俺に向かって手を出した
俺はその手を取り、霊夢と共にスキマに向かって歩む
幻想郷に、今の俺の居場所に向かって
本当に申し訳ない。甘いという要素が無くなった。
例大祭に間に合わないし、約一週間過ぎてるし、あああああ。
とりあえず、これからまたしばらく更新が空くと思います
それまでにもう少し甘くなるような小説作っておきます。スランプ・・・なのかなぁorz
それと、評価をしてくださっている方に多大な感謝を申し上げます
読んでくださっている方が面白ければそれで良いのかなという気持ちなので、まぁ、文章能力とストーリー構成がアウトなのはつくづく申し訳ない。精進いたします
それではまた、次回はEpisode- Finalでお会いいたしましょう