東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

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おはようございます。こんにちわ
今日も暑いです。夜にUPしようと思ったら、蜜柑は動かなくなりそうなので、昼間にしました。
それでは、お待たせいたしました。東方麗霊想Episode Final-7をお楽しみください
・・・今回は軽く甘い為に、人によってはブラックコーヒーをご用意ください


Episode Final-7

「・・・絶対に連れ戻す」

口の中で呟く。それは俺自身に言い聞かせる無力な人間の魔法の呪文。

なんの効力ももたない、魔理沙やアリス、魔法や霊力を使える彼女たちにとったら何の意味を持たないものだとしても、俺に決意をもたらした

 

 

今からすることは俺は下手すると痛みでショック死するかもしれない

でも、もうこれしかない

霊夢自信で止められないなら、俺が止める

そして、俺自身も絶対に生きて帰る

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紫と別れてすぐに俺は痛み止めを飲み直した

その際に、鈴仙さんに一緒に渡された薬の袋を開けてみたのだ

中には、鈴仙さんが言っていた通り、緑色の錠剤とメモが入っていた

 

【このメモを読んでいると言うことは、痛み止めを飲み直したようね。この緑色の薬は、一時的に霊力を消す効果があるわ。霊夢を追っていて、逃げられたくない、ここぞの時で使う事をおすすめするわ。でも、この薬はあなたの飲んでいる痛み止めの効果を消すという副作用があるの。本来あなたは床で安静にしていないといけない身。もしかしたら、痛みでショック死してしまうかもしれない。だから、絶対に使い方には注意しなさい。・・・この薬を使わない事を祈っているわ 八意永淋】

 

綺麗で読みやすい字だった

 

 

「霊力を消す・・・?」

 

 

その言葉に1つの希望が俺の頭で導き出された

そして、急いでさっき別れた紫の元へ戻る。

 

 

「紫っ!」

 

 

戻ると紫は服装を整えており、ちょうど日傘をさそうとしている所だった

歩けるだけ回復したようだ。

 

 

「昴・・・?霊夢は?」

 

 

「そのことで頼みがある!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「・・・。なぁ、霊夢。もう結界を解いてくれ。止めれないなら、最後の瞬間まで霊夢の隣にいたい」

 

 

「・・・」

 

 

霊夢が結界を解き、近づけるようにしてくれたと思ったら、薄い、ギリギリ今までの俺が破ることのできない結界を霊夢の横に座ろうとした俺との間に張ってきた

・・・。なんという・・

 

 

「・・・。なぁ、霊夢。これも解いてくれよ」

 

 

「巫女の勘で触らしたら駄目だと思ったのよ」

 

 

流石巫女。鋭い

俺のやろうとしている事は完全にわかってないものの、軽く注意はしているという感じか

 

 

「なぁ、霊夢。あとこうやって話していられるのは、どれくらいなんだ?」

 

 

「・・・そうね。最後の術式を唱えるのを除くと、あと15分ってところね」

 

 

15分。今の俺は霊夢の影響で霊力が、増している。

増していると言えども、まぁ、魔理沙や霊夢。そんな所には全く勝てないけど、数日前の俺よりも確実に強くなっている

一応、霊夢から教えてもらった霊力の扱い方で、今回霊夢の張った結界は破れるだろう

・・・しかし、勘のいい霊夢の事だ。バレる可能性がある

慎重に結界を解いて、霊夢を・・止める

ゆっくりと指先に霊力を集め始める。

焦らずに、ゆっくりと霊力を貯める

 

 

「なぁ、霊夢。俺の名前呼んでくれない理由ってあるのか?だいたい、あんた・・・とかそういう呼び方で呼んでたけど」

 

 

悟らせないように会話を交える

80%くらいまでいけただろうか

 

 

「・・・・のよ」

 

 

「え?」

 

 

「恥ずかしかったのよ!」

 

 

顔を真っ赤にさせて答える霊夢。

そんな顔を見ると、「あぁ、可愛いな。」とこんな状況でも思ってしまう。

そんな事を思っていると、指先に霊力が貯め終わった

さぁ、ここからが正念場だ

 

霊夢から死角になる場所にゆっくりと指を伸ばし、結界に触る。

無理矢理こじ開けるのではなく、ゆっくりと扉を開くかのように少しずつ綻びを増やしていく

 

 

「ははは、そっか、恥ずかしかったのか。」

 

 

「名前を呼んで初めて、私は昴の名前を呼ぶのが恥ずかしかったって気がついたのよ」

 

 

残りの時間は10分

大丈夫。まだ間に合う

 

 

「多分、好きっていうのを自覚したくなくて、あんたって呼んでたと思うのよね・・・。呼んでから気がついたのよ・・・」

 

 

綻びは・・・まだ足りない。俺が破れるまでもう少し増やさないと

残り時間は8分

 

 

「なぁ、霊夢。もし、博麗の後継問題を相談してくれてたら、この未来は変わったか?」

 

 

「そうね・・・。変わってたかもしれないわね。私ももっと自分に素直になってあんたに話せばよかったわ」

 

 

「そっか。ははは。紫には感謝しないとな」

 

 

「紫?」

 

 

「あぁ。幻想郷に誘ってくれて、こんな素敵な巫女さんと暮らるなんて幸せだよ」

 

 

「そう思うとそうね・・。最初はなんで外来人なんて連れてきてるのよって思ったけど、そう思うと紫に感謝しないといけないわね・・・」

 

 

よし・・・俺が破れるまで結界の綻びが広がった

 

 

「なぁ、霊夢。もし、俺が霊夢をこのまま止めれるとしたら、どうする?」

 

 

「そんなわけないわ」

 

 

「もしもの・・・話だよ」

 

 

「そうね・・もし、なら・・・私はあんたと一緒に暮らしたいわ・・・昴」

 

 

口の中に緑色の錠剤を突っ込む

霊夢の思いは聞けた。後で怒られるかもしれないが、まぁ、しょうがないだろう

 

 

「何の薬?」

 

 

飲み込まないように注意して俺は結界の綻びを中心に手を思い切り当て、結界を破る

その瞬間、パリィンとガラスが割れるような音がして、結界が弾けた

 

 

「!?」

 

 

霊夢が驚いた顔をし、即座に結界を張りなおそうとする

歯で思い切り薬を噛み砕き、俺は、霊夢の顔を持ち上げ、自分の唇をその赤い艶々とした唇に付けた

霊夢の唇。何度も口づけをしてみたいと思った。

正直、こんな形では奪いたくなかったが、今は、どうにかして薬を飲んでもらわないといけない。

・・・。ノーカンということに彼女はしてくれないだろうか?と心の中で思いつつ、噛み砕いて溶かした薬を舌で霊夢に無理矢理飲ます事に成功した

体中から痛みがあふれ出す。俺にも薬が効いてきた。ズキンと体中から意識を刈り取るような痛みが襲ってくる。

・・・俺が今倒れてももう少ししたらきっとアイツらが来てくれる

そしたら、俺の勝ちだ・・・・




霊夢の霊力はきっと化け物並なんでしょうね
薬でどうのこうのできるものじゃ無いとしても、スキは作る事のできるはず
・・・飲ませ方は迷ったんですよorz
あの場面で、薬を飲ませるにはソレしかない!?って思ったんですよ・・・。反省はしている。後悔はしていない。
次の更新は8月になると思います
それでは次回までお待ちください
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