東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

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こんばんわ、和菓子屋蜜柑です
東方麗霊想Episode Final-8おまたせいたしました
それでは、ゆっくりしていってね!


Episode Final-8

何度か、攻防戦を繰り広げている間に、霊夢も効果が出ていたのだろう

身体の変化に気がついた

 

 

(霊力が薄れてる!?)

 

 

昴を押し返そうにも、男の腕力には勝てずに結局霊夢はそのまま何か丸い物を飲まされてしまった

 

 

「何を飲ませたのよ!?」

 

 

しかし、目の前の彼は蹲り動かない

 

 

「ちょっと!?」

 

 

流石にその異様な雰囲気に霊夢は目をむいた

真っ青なのだ。顔色が。

可笑しいくらいに真っ青。

さっきまで普通に動いていた人間の顔じゃないくらいに痛みにもだえている

 

 

「れ・・・霊夢。」

 

 

昴が弱々しく呟く

 

 

「俺の勝ちだ・・・。すぐにあいつらが来てくれる・・・」

 

 

「あいつら・・・?」

 

 

「俺も・・・死なない・・・・霊夢も・・・消えない・・・」

 

 

昴はうつぶせになりつつも、霊夢の手をつかんだ

どこにそんな力があるのだろう?と思える力で

 

 

「俺に・・できるのは・・ここまで・・・。あとは・・・みんな・・・頼む・・」

 

 

手をつかんだまま、昴は失神した

その手を離そうとするも、強く握られていて離れない

しかし、その手はギリギリと傷付けるように強いものではなく、優しいながらも離れないものだった

 

 

その手を振り払おうとしていると、バンッと音がして扉が開いた

 

 

「ははは、間に合ったんだぜ」

 

 

「アリスさん、奇跡ですよ!」

 

 

「さぁ、大人しく帰るわよ?」

 

 

そこには私の親達がいた。

白黒の魔法使いは泥で汚れた服を着ていた。

七色の魔法使いは体調が優れないのか、ただでさえ白い顔が青くなっている。

蒼白の巫女は多分、一番焦ってきたのだろう。汗だらけで緑色の綺麗な髪を首に張り付かせていた

 

 

「なんで・・あんたたちここにいるのよ・・・。外には靄があるはずなのに・・・」

 

 

そう、霊力の吸収用に必須だった黒い靄。アレがあれば幻想郷の有力者であろうとこの神社に近づくまでに戦えるだけの力は奪えているはずだった

そもそも、結界も張ってあったはずだ

ここにこれるはずはない

 

 

「残念だったな。霊夢。そんなところで私たちはお前に弾幕ごっこを申し込むぜ。」

 

 

「3対1で?」

 

 

「ああ、もちろんだぜ。私たちは今、魔力や霊力がほとんど空っぽだからな。これくらいでもしないと勝てそうにないからな。それとも、空っぽなやつらに負けるのが怖いのか?楽園の素敵な巫女」

 

 

瞬時に私は体内の霊力を確認する

さっき昴に飲まされた薬のせいでいつもの半分以下にまで霊力が減ってしまっていたけど、こいつらの相手をするのは大丈夫だろう

 

 

「いいわ、最後の仕事をする前の最後の遊びに付き合ってあげるわ」

 

 

札を構え、初撃が来るのを待つ

まず、最初に突っ込んで来たのは魔理沙。なんとも彼女らしいといえた

それは予想済み。魔理沙は弾幕を張りながら素早い動きで私に向かってきた

その弾幕を避けた瞬間、人形達が展開され、弾幕を撃つ。同時に私も弾幕を展開し、後ろに突っ込んでいった魔理沙に撃つ。魔理沙を討ち取ったと思った瞬間に、それはきた

 

 

「奇跡「白昼の客星」

 

早苗のスペルカード。奇跡「白昼の客星」上空で星屑が展開され、降ってきた

 

 

(こんなスペルカードは避けれる)

 

 

回避をした瞬間、強烈な魔力を感じた

 

 

「行って、上海、蓬莱」

 

アリスの人形の攻撃。

避けている最中に目の前がグラリと歪んだ。弾幕が避けきれない。被弾する瞬間、勝負を決めようと思った

 

 

「夢想天生!」

 

 

くらいボム。

目の前にいたアリスと早苗を飲み込み、被弾させる。

 

 

勝った。そう確信した瞬間だった。

 

 

アリスのいた場所から、最もよく知るアイツのスペカがだされた

 

 

「ほら、霊夢いい加減素直になるんだぜ。恋符「マスタースパーク」

 

 

極太のレーザーが私に向かって飛んでくる

避けようと思った瞬間、後ろに倒れたままの昴がいた。・・・。このまま避けたら昴はマスタースパークに巻き込まれ、確実に瀕死の重傷が更にひどくなるだろう

私の選択は迫られた

1つは昴を見捨て、自分だけ魔理沙の攻撃を避ける

1つは魔理沙の攻撃を結界で受け止めて昴を守るか

スッと目を閉じ、瞼の裏に浮かんできたのは、昴の顔。料理を作っている時や、掃除をしている時。いつもあの顔をみると心が温かくなった

 

 

ーーーー昴だけでもーーーー

 

目を開き、札を取り出し、結界を張る

次の瞬間には全身に衝撃が襲い、なんとか結界が魔理沙のマスタースパークを防いでいた

ズリズリとマスタースパークの威力に足が押されながらも耐える

 

(ここで耐えないと、昴に怪我がーーーー。)

 

 

どのくらいたっただろう。

意識が朦朧としてきた。原因はわかっている。霊力の使いすぎ。でも、ここで結界を解いたら昴にーーー

駄目。もう霊力が切れるーー。昴だけでも、まも・・・・・る

 

 

そこで私は意識を手放した

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふぅ、ようやく・・・・落ちたか・・・・」

 

 

「アリスさん、ナイスでした」

 

 

「よかった・・・。霊夢が幻術にひかかってくれて・・・・。」

 

 

正直に言うと、魔理沙の最後のマスタースパークまでは本物だった

魔理沙のマスタースパークが切れる寸前に、アリスが紅い館(紅魔館)図書館の引きこもりな魔女(パチェリー)から教えて貰った幻術であたかも魔理沙のマスタースパークが続いているかのような風にみせかけ、魔理沙のマスタースパークに対抗できるまでの結界をずっと張り続けていたのだった

普通ならそんな結界を張っている程度なら霊夢の半分以下の霊力でも、3時間以上が余裕で持つが、永淋特製の薬により、5倍以上の早さで減っていく霊力に流石の霊夢も耐えられなかったようだ

 

 

「それじゃ、紫。頼んだぜ」

 

 

「そうね、頼まれたわ」

 

 

どこからかともなく、紫が出てきて、大きいスキマを開いた

 

「それじゃ急いで行くんだぜ」

 

 

紫の開いたスキマを通り、気絶した霊夢と昴を運びいれ、私とアリス、早苗は博麗神社から姿をけした

 

 




魔理沙たちも相当身体に無理をさせています
魔理沙も早苗も魔力、霊力共にほぼ空っぽの状態ですし、その身体から力をだすとすると、多分、生命力か何かが減るんじゃないですかね(元に戻ると信じてる)
ついでに昴の容態は流石に生死を彷徨うのではないのでしょうかね・・・
とりあえず、7月の投稿は今日で締め切りです

予告
霊力を使い切ったが術の停止はしていない霊夢と、重傷で意識がない昴。魔理沙たちが紫と向かった先で何が起るのか・・・・
舞台は白玉楼に移される
東方麗霊想Episode Final-9をお楽しみに!
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