暗闇の中でぷかぷか浮かんでいるような感じ。
心地良い眠りだった
そんな眠りの中、1つの明かり。その明かりに導かれると船が見え、紅い髪を持つ女性が立っていた
「なんだい、あんた。船に乗るのかい?」
「船?それにあんたは・・・こんな場所になんでいるんだ?」
「あたいは三途の水先案内人で死神さ。ん?あんたそのリボン・・・。」
その目線の先には、俺の手に握られていたリボンがあった
紅いリボン。
「あぁ。あんたが映姫様が言ってたやつだね。ほら、あんたが行く場所はここじゃない。ええと、ちょっとそのリボンを貸してな」
リボンを渡すと紅い髪の女性は両手の手のひらに乗せた
次の瞬間、そのリボンはふわりと舞い上がり、蝶のように飛んだ
「ほら、お前のいるべき場所にこれが連れていってくれるはずだよ。まだ、あんたはここに来るべき人間じゃないから。ほら、行った行った」
そういうと、働く気がないのか、その場で寝っ転がり寝始めた
俺は紅い髪の女性がいう通りにそのリボンを追う
再び暗闇に入ったが、紅いリボンは光を放ち、導いてくれた。その背後で「これはあたしからのちょっとしたサービスだよ。頑張りな」という言葉が聞こえた。
一際大きい光が見えた瞬間、俺は走り出した。
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「う・・・ここは・・・?」
「あ、気がつかれましたか?」
ぼんやりとした意識で声のした方を向くと、白銀の髪をした女の子がいた
「ここは白玉楼。冥界です」
「冥界・・・?俺は死んだのか?」
「いいえ、死んではいないですよ、ちょっと待っててくださいね。鈴仙さーん!」
ぱたぱたと誰かを呼びに行った
「妖夢、そんなに声ださなくても、聞こえてるって。あ、如月さん、気持ちは悪くないですか?」
「今のところ、大丈夫・・・。えと、俺は死んだんですか?」
「いいえ、ここが冥界なのは現世に影響をださないためです」
答えたのはさっきの銀髪の女の子だった。
「影響・・・?」
「はい。霊夢さんの儀式を中止させる為の儀式です。もし失敗したらまた異変が起る可能性があるのでできる限り影響のない白玉楼が選ばれたのです。申し遅れました。私は白玉楼に務める庭師の魂魄妖夢と申しまちゅ」
・・・・・・?
ちゅ?
なんだかいたたまれない空気になってしまった。噛んだのか
「みょん・・・・」
真っ白だった肌が紅くなる
あ、恥ずかしかったのか
「ととと、ほら妖夢。早く八雲紫たちに知らせてきて。私は診察しないといけないから」
「ううう。一生の不覚・・・。それじゃ、鈴仙さんの言うとおりに知らせてきますね・・・」
ふらふらとした足取りで出て行った
「それじゃ、昴さん、問診していきますので、答えてくださいね」
それから、問診され少し横になって休んでると、紫が入って来た
「気分はどう?どうやら彼岸に行ってしまってたようだけど」
「やっぱりあそこはそういう所だったのか。」
少しヒヤリとした。
「さて、そんな話より、あなたが持ち出した計画は順調よ。現在霊夢は封印状態にあるわ」
「・・・。」
「封印は私が行い、現在は私の式である藍に頼んで維持しているわ。でもあまり封印状態を続けるのは人間である霊夢にはよくないわ。そこでようやく目覚めたあなたに早速だけど、動いて貰うわ。霊夢の封印を解いた瞬間に、霊夢が行った儀式の破棄の術をかける。霊夢の行ったあの儀式は霊夢の意志に関係なく進行してしまうものだから、封印を解いたらすぐに行わないといけないの」
「俺にできることはなんだ?」
「そう。ここからが重要なの。儀式の破棄の術はかけられた者に多大な痛みを伴わせるものなの。それこそ痛みですぐに意識を飛ばすくらいの痛みを。でも、この儀式破棄の術式を成功させるためには術式が完成しそこから霊夢の意識を飛ばさないように近くにいてほしいの。この術で意識を繋ぎ止めれる人はかけられた者の心から親愛する男性だけなの」
「わかった。いつ術式はいつ行うんだ?」
「そうね・・・。今あなた薬を服用していないわよね?その状態で立てる?」
「ちょっとやってみる」
両手を地面について膝に力を入れ、立ち上がる
その際に何故か身体に痛みは走らなかった
「あ・・・れ?立てる」
「やっぱり。あの死神は変なところで働くんだから・・・まぁ、いいわ。昴が立てるとわかったなら早い方がいいわ。今夜にしましょう。今夜は都合の良い事に満月だから。夜までしっかり身体を休めておきなさい」
紫はスキマを使わずにそのまま去っていった。彼女も力を夜に向けて温存しているのかもしれない。
どうも、和菓子屋蜜柑です。
今回短かった訳は、次回がもりもりにする予定だからです
上手くまとまれば、次回でEpisode Finalのシナリオが終了になります
Episode Finalの次は、やはりendingですね
ついでに舞台を白玉楼にした理由は妖夢に会いたかったからです(キリッ
幽々子様の登場は次回ですね。まぁ、ちょろっとしか出ないですけd・・・
それでは次回をお待ちください。