遅くなった分、今回も4000字オーバーです。それではゆっくりしていってね
あれから、俺と霊夢の日常は戻った
紫に異変の事を聞くと奇跡的に郷の人間には被害は出ていないようだ
俺と霊夢は永遠亭に担ぎ込まれた
俺は主に傷口の縫合。霊夢は俺が飲ませた薬による副作用を抜くため。
俺が白玉楼で動けた理由は彼岸であったあの死神のおかげだったらしい。あの死神が俺が動けるだけの体力渡してくれたらしい。今度、宴会を開くときに来てくれないだろうか・・・。流石に俺は何度もあっちにいけない。
「はい、縫合状態も良い感じね。安静にしていないと、また傷口が開いちゃうから気を付けて。霊夢もきちんと霊力は戻ったようね。普通に妖怪退治に出ても問題ないわよ」
「ありがとうございます。八意先生」
「ありがと、永淋」
「それじゃ、希望通り退院させてあげるけど、自宅で安静にしなさい。・・・思い人に思いが繋がったからと言って夜にお楽しみしちゃ駄目よ?」
八意先生が笑いながら言う
「なっ!?」
「そ、そんなわけ無いでしょ!?」
「ふふふ、それじゃお大事にね。」
八意先生が手を振って病室から出て行った
あ、俺達からかわれた?
隣の霊夢を見ると顔は真っ赤に染まり、頭から湯気が出ているように見える
「あ、如月さん。抜糸をしますので、2週間後にまたきてくださいね。お大事に」
鈴仙さんも八意先生の後を追い、出て行った
しばらく俺と霊夢は固まっていたが、「・・・帰るか」と俺のつぶやきで帰ることになった
早苗や魔理沙が遠慮なくマスタースパークなどのスペルカードをぶっ放したおかげでボロボロになっていたが、鬼の伊吹萃香を筆頭とする妖怪が俺と霊夢が戻るまでに完全に直してくれていた
小さくても鬼らしい。もの凄い力持ちらしい。何度もこの神社も直してくれているみたいだ
「人間側には迷惑かけなかっただけ、マシよね・・・。
「まぁ、傷が開かない程度になら。」
「大きな宴会を開きましょ。料理は多分妖夢とか、アリスとかも手伝ってくれるだろうし・・・、お酒、とびきりのを出しましょう?」
「そうだな。腕にかけていいものを作るよ。」
そうして、博麗神社での宴会が決まった
すぐに霊夢が天狗で新聞記者?である射命丸文を呼び、宴会を開く事を伝えた
アリスが上海と共に神社に遊びに来た時に、一緒に料理を作るのを手伝ってを欲しいと頼むと、逆に「霊夢と一緒に作ったほうがいいんじゃないの?」とからかわれたが、了承してくれた
妖夢は、なんだろう。何故か気が合う。もの凄い気が合う。好きとかじゃなくて、苦労人としての立場から話していたら、ウマが合った。料理も得意なようで、今回の宴会で手伝って欲しいと言うと、「もちろんです」と言ってくれた
神社全体を掃除し、大きいレジャーシートを引き、前日に倉から大量の酒を出す。
流石に、ワインなどはあまり置いてないので、里に降りて買ってきた。
このお金はどこからでた?と疑問だが、紫が半分受け持ってくれた為に、俺達の金が結構浮いたのだ
「ふぅ。とりあえず、準備はこれくらいかしらね。」
「そうだな・・・。少し皆がくるまで休もうか。お茶入れてくるよ」
「あ、昴。私がたまには入れて来るわ」
そういうと霊夢は台所に歩いて行った
霊夢のリボンで縛っているあの髪が霊夢が動くにつれて揺れ動いていた
その間に俺は外の世界で買ってきたあるモノをズボンのポケットにしまった
余談だが、現在、俺の服は仕立て直し中なので昔の私服を着ている
「おまたせ」
盆に2つ湯飲みを乗せ霊夢が戻ってきた
そのまま、俺に湯飲みを渡してくれた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
ズズズと茶を飲むと、いつもより旨い
「なぁ、霊夢。こんないい茶葉あったけ?」
「いつもと同じ茶葉よ?」
(・・・もしかして俺は霊夢より茶を入れるのが下手なのか!?それとも霊夢が茶を入れるのが天才的に旨いのか!?)
そんな妙なショックを受けつつ霊夢が入れてくれたいつもよりも旨い茶を飲み、みんなを待った
「おーい霊夢~昴~。」
高速で空を駆け、魔理沙は幻想郷の住人たちを連れてきた。
「それじゃ、今日はゆっくりしていってね」
霊夢がそう声をかけると、宴会は始まった
鬼と天狗が飲み比べを始め、吸血鬼とその友人は瀟洒なメイドを引き連れ、優雅にワインを飲んでいた
そのころ、俺は台所で鬼気迫るほど、料理をしていた
「駄目だ!追いつかない!」
「昴!つまみ追加!」
「了解!アリス、手空いてる!?」
「今、他のモノ作ってるわ!」
「妖夢は!?」
「魚もうすぐ捌き終わりますので、そちらやります!」
「頼む!」
こんな感じで3人は料理を作っていた
宴会が終盤に差し迫る頃、ようやく俺たち3人は解放され、宴会に混じることが出来た
「ふぅ。遅くなってしまった。・・・・と霊夢は・・・?」
死屍累々となっている宴会場の中から霊夢を探す
天狗と鬼はまだ飲み続け、それを横目にしながら俺は通り過ぎた
宴会場を探しても、霊夢はどこにもいなかった。
真っ赤な顔をしている早苗を発見し、聞く。・・・もの凄い酒臭い。
「早苗。霊夢を知らないか」
「れいむしゃんですか~?れいむしゃんなら、あっちでお酒ついでるのみましたら~。すばるきゅんもどうれすか~」
「ありがとう」
完全に酔っぱらっている早苗をうまくスルーし、早苗が教えてくれた方向に向かって歩く。そこには、酔いつぶれている吸血鬼とその友人を世話する銀髪のメイドがいた
「こんばんわ。今日は招待してくださり、本当にありがとう」
「ええと、あなたが十六夜咲夜さん・・・でいいのかな?」
「ええ、そうよ。」
「あのとき、助けてくれて本当にありがとう。俺はあのときあなたに助けられてなければ死んでいた。あなたの能力で出血を止めていなかったら今、俺はここにはいないだろう」
「咲夜で結構よ。そうね、傷は深かったものね。それで今大丈夫なの?」
「今は八意先生の治療で傷もふさがってる。それと、霊夢を知らないか?」
「あぁ。霊夢ならあそこよ。ふふふ、ほら、私たちのことはいいから行ってらっしゃい」
「ありがとう。また何かお礼するよ」
『楽しみに待ってるわ」
瀟洒なメイドに見送られ、俺は霊夢を見つけた
そこは宴会場をすべて見渡せる場所。神社の屋根の上だった。どうせ霊夢は自分の能力で屋根に上がったのだろうと思ったが、どうやら違ったようだ
はしごが近くにかけてあり、そこから登ったようだった
俺もそのはしごを使い、上に登る。登るとそこにさがしていた人を見つけた
「霊夢」
「・・・昴?」
「隣いいか?」
「ええ、もちろん。昴もどう?」
霊夢の隣に腰をかけると杯を差し出された
「病み上がりだから一杯だけ貰うよ」
「神社の倉にあったいいやつよ、どうぞ」
「ありがとう」
透明の液体を白い杯に入れられる
「いただきます」
ゆっくりと飲むとこれから行う事に対して少し勇気がでた
「なぁ、霊夢。」
「なに、昴」
「月が綺麗だな」
「・・・そうね」
「霊夢左手を出してくれいないか?」
「?」
意味がわからないと言った少し酔っている顔で霊夢は左手を差し出してくれた
俺はポケットから外の世界で購入してきた指輪を霊夢の細く白い指の薬指にはめた
「これ・・・指輪?」
「この前、外で買ってきたものだよ。いつか霊夢に渡せたらいいなと思って。」
ゴホンと1回咳払いをする。
よし、心を決めろ、如月昴
そして、俺はその場で立ち上がる
「博麗霊夢さん。俺はあなたのことがこの世界で一番愛しています。俺と結婚していただけませんか?」
少し間が空き、霊夢の瞳から涙がこぼれた
「私も・・・私も昴の事が一番愛してる。・・・儀式を破棄させた事もあるし、責任・・・とりなさいよ?」
ふたりの影はゆっくりと1つになり、黄金に輝く月が二人を祝福しているように感じられた
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「・・・アリスさん」
「あ、妖夢」
「あの二人、上手く入って良かったですね」
「まったくだぜ」「そうね」
スキマを使わずに歩いてきた紫とどこにいたかわからない魔理沙が二人して歩いてきた。
「あの二人はこれからも先も幸せになるしかないって恋色の魔法使いは宣言するぜ」
「それじゃ、影ながら私たちは親友の新しい門出を祝って乾杯でもする?」
「いいですね、やりましょうアリスさん」
「おお、いいな。」
「それじゃ、私はここらへんで」
「何言ってるんだ紫。お前も入るんだぞ?」
「え?」
「ほら、紫。はやく杯持って?」
アリスが紫に無理矢理杯を持たせ、妖夢が酒をついでいく
その慣れているような動作に少し苦笑しつつ、紫は素直に受け取った
「それじゃ、音頭は魔理沙よろしく」
「おう、わかったぜ。ゴホン。二人に末永い幸せが訪れる事を祈って・・・乾杯!」
「「「乾杯」」」
東方麗霊想、本編これにて完結でございます
正直、遅くなった理由は、最後の終わらせ方に悩んでいたからです。・・・どうだったでしょうか?
これからは、本編で絡むことのできなかったキャラを絡ませたりしていこうと思っています
とりあえず、書きたいモノをまとめておきます
感想でもし、特にコレが読みたい!と言うモノがあれば、ゆっくりですが書き上げていこうと思います。
早苗さんヤンデレ化。昴を攫い霊夢が助けに行くボツになった話(長編)
文との絡み(短編)
妖夢との絡み(多分短編)
紅魔組との絡み(中編)
とこのくらいでしょうか。
次作については、そのうち、活動報告にていつ始動させるか載せます
ここまで読んでくださった読者の皆様。評価を付けてくださった方、本当にありがとうございました
これからもよろしくお願いします