東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

35 / 41
いつから1話だけ更新だと錯覚していた・・・?
ネタはこれまでにして、今夜は二話同時投稿です
お気をつけください
この異世界人は、コラボとなっております
今回、コラボさせていただいた方は『東方聖霊夜』を書いている『聖魂のマキシ』さんです
それでは、ゆっくりして行ってください


Episode-Extra 異世界人(読み飛ばし可)

昴side

 

「ねぇ、昴。ちょっと、なんかおかしくない?」

 

 

霊夢の一言からそれは始まった

 

 

「おかしい?どうしたんだ?」

 

 

「なんか・・・結界が揺れているっていうのかしら。昴が幻想郷に来たときみたいな感覚がするの。紫のやつ、またなんか悪巧みでもしてるのかしら」

 

 

「うーん。そんなに紫は悪い奴じゃないけどなぁ」

 

 

「・・・わかってるわよ。でも、なんか結界の揺らぎを感じるの」

 

 

霊夢が湯飲みを手に取り、ずずずと飲もうとした瞬間、空が割れた

正確にいうなら、見慣れたスキマが1つ開いていた

 

 

「やっぱり紫じゃない。・・・あれ?でもこのスキマ紫じゃない・・・?」

 

 

「紫じゃない?どういうことだ?」

 

 

「勘よ」

 

 

「そうか、霊夢の勘なら合ってるな」

 

 

俺はスキマから落ちてきたものを見に行った

 

 

「妖怪かもしれないから、気を付けなさい」

 

 

「わかった」

 

 

後ろで霊夢がお茶を飲みながら、言う。

心配してくれる、その心がとても嬉しい

スキマはどうやら、縁側の目の前にある庭で開いたみたいだ

縁側に向かうと、犬○家のように頭から地面に突き刺さっているのが一人、後は見慣れた白黒の塊

 

 

「・・・魔理沙?」

 

 

名前を呼ぶと、バッと顔を上げた。

どうみても、魔理沙だ

 

 

「お前誰だ?・・・なんで私の名前を知ってるんだぜ」

 

 

「・・・いや、だって、魔理沙だろ?」

 

 

「なんだ?お前は私のストーカーか?」

 

 

・・・。おかしい。

魔理沙は俺の親友で、霊夢の親友。俺の事を知らない訳は絶対にない

その前に・・・・

そう、一番の疑問から始めよう

 

 

「なぁ、魔理沙。その隣の犬○家みたいになってる人は誰なんだ?」

 

 

「犬○家?ん?・・・か・・・駆真あああああああああ!?」

 

 

魔理沙の叫び声が博麗神社に響き渡った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

犬○家の状態になっていた人を引抜くと、なんと生きていた

・・・あの状態で生きている人っているんだな

 

「ひ、ひどい目にあった。あのBBAめ・・・」

 

 

「あ、大丈夫?どうして君はうちの庭に頭から刺さっていたんだ?」

 

 

「うう、口の中が土の味がする・・・。俺の名前は神崎駆真です。あっちの世界・・・もしかして、平行世界(パラレルワールド)って知らない?」

 

 

「平行世界?聞いた事あるが・・・あ、そうだ。俺の名前は如月昴」

 

 

敵意がないし、この前、吸血鬼も効くような結界の効果がまだ続いているため、最悪なんかあっても大丈夫だろう

とりあえず、土まみれの駆真に濡れたタオルを手渡す

 

 

「ありがとう。それで、ここは博麗神社でいいんだよね?」

 

 

「そうだ」

 

 

「・・・もしかして、紫から何も聞いていない?」

 

 

「紫がやっぱり絡んでるのか・・・。はぁ。これは霊夢の指示を聞いた方がいいかもしれないな。ごめん。ちょっと待っててくれ」

 

 

俺は居間に戻る。

そこには、紫と霊夢が茶を飲んでいた

さっきはいなかったのだが、まぁ、紫だしな

 

 

「おはよう、紫。霊夢。なぁ、さっきの音、人だった」

 

 

「昴、おはよう。それを今、霊夢に話をしていたのよ。とりあえず、異世界人を連れてきてもらえる?」

 

 

「霊夢。いいのか?」

 

 

「そうね。とりあえず、紫の指示に従って」

 

 

「了解」

 

再び、俺は庭に戻る。

縁側に座っていた魔理沙と駆真に声をかけ、居間に連れていった

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「~~~という訳なんです」「訳なんだぜ」

 

 

「多分、向こうの世界の私ね」

 

 

駆真と魔理沙の話から紫が推測したものは、

・異世界の紫がここに駆真と魔理沙を落とした

・完全にこっちの紫(俺達の世界)はそれに関与していない

・戻そうにも、戻し方がわからない。(座標と時間軸がわかっていないため)

 

 

「それで、この二人はどうするんだ、紫?」

 

 

「そうねぇ、ねぇ霊夢。解析が終わるまで、あなたの所で預かってもらっては駄目かしら」

 

 

「え゛」

 

 

「出来るだけ、早く解析を終わらせるから。お願い」

 

 

「おい、見ろよ駆真。あの紫が霊夢に頼み事をしてるぞ」

 

 

「なん・・・だと。紫さんが・・・・!?」

 

 

「なぁ、駆真・・・あっちの世界の紫ってどんな人なんだ?」

 

 

「容姿は全く同じ。性格が俺らの世界の方が悪いと思う」

 

 

 

「・・・うん。悪かった」

 

 

「それで、霊夢。お願いできるかしら」

 

 

「昴と二人っきりがいいのに・・・。はぁ。まぁ、いいわ。しょうがないわよね。これも博麗の巫女の仕事と思えば」

 

 

「おい、駆真聞いたか?あの霊夢が・・・仕事熱心だ」

 

 

「異変が起きそうだね」

 

 

「・・・お前ら、霊夢の事なんだと思ってるんだ・・・?」

 

 

 

「「縁側で茶を飲んで、ぐーたらしてる巫女」」

 

 

「それじゃ、霊夢、ごめんなさいね。急いで解析してくるわ。」

 

 

「早くしてよね」

 

 

そんなこんなで、博麗神社に二人の居候が加わった

 

ーーーーーーーーーー

駆真side

 

 

「霊夢、今日の予定は?」

 

 

「今日は・・・そうねぇ。あ、お味噌がないから、買い物かしら」

 

 

「ん、了解。それじゃ買い物行くか。昼飯は何がいい?」

 

 

「なんでもいいわ.昴が作ってくれるなら」

 

 

この世界に転がりこんでから、こっちの霊夢を見た

が・・・なんだあれ!?

でれでれ!?デ霊夢じゃないか!?

なんか、見てて恥ずかしい。

仲の良い夫婦みたいだ

とりあえず、どういう関係なのか聞いてみた

 

 

「俺と霊夢?・・・まだ、式は挙げてないけど、付き合ってるよ」

 

 

・・・・簡単に言われてしまった

って・・・式!?

 

 

「あ、そうだ。君たちも買い物くるか?」

 

 

「・・そうねぇ。二人にしとくのは、ちょっと気が引けるし・・・それじゃ、さっさと行きましょうか」

 

 

昴さんはバイクを持って来た

え?幻想郷にバイクってあんの!?と、いうかカッコイイ・・・

 

 

「す、昴さん!後ろのせてもらってもいいですか!?」

 

 

「あ、ごめん。それは嫌かも」

 

 

「え?」

 

 

「俺の後ろは霊夢の席って決まってるから。ごめんな。駆真は空飛べるか?」

 

 

ナチュラルに断られた-!?

 

 

「飛べます・・・けど」

 

 

「それじゃ、空から行くか。霊夢悪い。霊力入れてくれないか?」

 

 

「わかったわ。ん。これでいい?」

 

 

霊夢がバイクに手を当てると、霊力が補充される

ついでに、白色が基調の青いラインが入っているバイクが真っ赤なバイクに変わった

 

 

 

「ありがとう。それじゃ、行こうか」

 

 

昴さんが、バイクを運転。飛べるハズの霊夢は昴さんの後ろに。昴産の腰に手を回して、完全に密着している

 

 

「駆真?大丈夫か?顔赤いぞ?」

 

 

「だ、大丈夫ですからっ!」

 

 

見せつけているのか、それとも素でやってるのか・・・

その後、バイクが空を飛んだり、空で文屋に会ったり、里で買い物したりした

 

 

「昴さん。夕飯くらい手伝いますよ」

 

 

「あ、いいよ、別に。料理は俺が好きで作ってるんだから。お客さんは座ってて」

 

 

そういう昴さん

なんか、すごい家庭的な雰囲気が漂う

 

 

「なぁ、駆真。なんかすごい、居心地が良すぎるんだが・・・」

 

 

「奇遇だね。魔理沙。俺もそう思ってたんだ」

 

 

「変なこという魔理沙ねぇ・・・。これもこの世界の魔理沙じゃないから、借りてきた猫みたいに鳴ってるのかしら?」

 

 

「・・・そういう憎まれ口はあっちでも、こっちでも、変わらないなぁ」

 

 

 

「飯抜きにするわよ?」

 

 

「本当にすいませんでしたー!」

 

 

「できたぞ-」

 

魔理沙が土下座したところで、昴さんが声をかけてきた

どこかのブラックな館と比べると、質素だった。

だけど、素材を生かし、薄味ながらも美味しい。

 

 

「「「ご馳走様」」」

 

 

「お粗末様でした」

 

 

あっというまに食べ終わると、昴さんが片付けを始め、霊夢は、倉に行ってくると行ってしまった

 

 

「昴。あれ、取ってくるわ」

 

 

「ん。了解。それじゃ、片付け終わったら、俺は準備するよ」

 

 

昴さんが片付け終わると、杯を4つ出してきた

なるほど、そういうことか

霊夢がもどってくると、その腕にはたくさんの一升瓶

 

 

「飲むわよ!」

 

 

その一言で宴は始まった

 

 

「はい.余り物で悪いんだけど、良かったら食べて」

 

 

昴さんが出してきたのは、饅頭

 

 

「いただくんだぜ」

 

 

魔理沙が、それを一口。

すると、表情が変わる

 

 

「う・・・・美味いだぜ!」

 

 

俺も一口。

 

 

「・・・なにこれ。美味い」

 

 

「ふふん。あたりまえでしょ。私の昴が作ったものなんだから」

 

 

「ははは。そういわれると、嬉しいな。まだまだあるから、気にしないで食べてくれ」

 

 

霊夢の持ってきた辛口の日本酒と饅頭はよくあった

 

 

 

 

 

酒盛りが終り、深夜寝静まる頃。

俺は外に出ると、庭には魔理沙がいた

魔理沙は博麗神社の屋根を眺めているようだった

ぼそりと、魔理沙が何かを呟く

 

 

「私もあんな風になれたらいいんだぜ・・・」

 

 

俺は聞き取れなかったため、魔理沙に声をかけた

 

 

「魔理沙」

 

 

 

「わ、わわわ!?駆真!?」

 

 

「何を見てたんだ?」

 

 

無言で見つめる先を見た

屋根の上には、仲睦まじく、肩と肩を寄りかかって月見をしている二人の姿

何故かわからないけど、その姿がとても羨ましく思えた

・・・自分の気持ちがまだよくわからないけど、もし、魔理沙の事が俺が本当に好きなら、いつかは・・・

 

 

 

翌日、朝一に紫がやってきた。それも二人。

昴さんたちの世界の紫はどうやら、俺達のことに関してはノータッチだったらしく、俺らの世界の紫の仕業だったらしい

庭で霊夢に俺達の世界の紫がシバかれていたのは別の話

 

 

「駆真」

 

 

スキマで帰る時に昴さんに呼び止められた

 

 

「どうしたんです?」

 

 

「頑張れよ。人間死にかけても、意外と歯を食いしばれば、どうにかなるから」

 

 

なんだか重い言葉だった

まるで、体験したかのような言葉。

いや、多分、実際に体験したんだろう。風呂の時に見た昴さんの身体は傷跡が酷かった

 

 

「・・・ありがとうございます」

 

 

「おーい。駆真ぁ?帰るぞ-?」

 

 

「わ、わかった。それじゃ、すいません.昴さん。短い間ですが、平和な世界に入れて良かったです」

 

 

俺は昴さんに礼を言って魔理沙を追ってスキマに走っていった

元の世界に戻る為に




次回は、文の博麗神社、突撃インタビューとなります
次回をあげるのに、ちょいと、時間がかかると思います。もしかしたら、月末になるかも・・・。ほんと申し訳ない

それでは、また、次回。よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。