どうも、烏天狗の射命丸文です
今回は異変を起こした博麗神社にやってきました
・・・まぁ、今回はなんと言っても、異変を止めた霊夢さんと同居している方に取材をしに来たんですけど。
それと、渡す物もありますしね・・・・
「こんにちわ-」
「あ、文。新聞ならいらないわよ。それと、素敵な賽銭箱はあっちよ」
「どうもです。霊夢さん」
縁側に降り立つと、そこには見慣れた紅白の巫女、霊夢さんがいた。
「今回は霊夢さんに用事ではなくて、ええと、名前なんだっけ?」
名前をきちんと覚えてなかったので、ネタ帳に書いてあるページを素早く開ける
「あ、そうだった。昴さんです。昴さんに用事があってきたんですよ」
「昴に?・・・・。あいつを誘拐するとかいったらぶっ飛ばすわよ」
ひぃぃぃ!いきなり、鬼巫女です!目が本気です!
でも、そんなことで、取材できる訳はないっ
「それで、昴さんはどこにいるんです?」
「そうね、昴ならもうすぐ来るわよ。今、お茶入れてくれてるから」
「霊夢-。茶入ったよ-」
「ほらね」
声のした方を向くと、そこには木製の盆をもった男がいた
「どうも、こんにちわ。あなたが昴さんでいいですよね?今、お暇です?」
「えっと、射命丸さんでしたっけ?」
「はい。清く正しい射命丸文です!」
「一応、掃除も終わったし、あとは・・・買い物いくくらいだから、少しの間だったら大丈夫です」
「ありがとうございます!」
あの鬼巫女と違って、昴さんは温厚な感じですね。
「それじゃ、いくつか質問するので答えてもらってもいいですか?」
「・・・まぁ、俺に出来ることなら」
「それじゃ、一つ目です。あなたは霊夢さんのことをどう思ってますか?」
「・・・」
ついでに、霊夢さんは昴さんの隣でお茶を飲んでますね。
この質問で少し興味がわいたようで、霊夢さんも昴さんの方を向いています。面白くなってきました
「少し大雑把な所があって手を出すのが速い・・・かな。でも、霊夢は綺麗で、まっすぐで、仲間思いで優しい・・人だ」
「ふむふむ。それじゃ、逆に霊夢さんの嫌いな所はありますか?」
正直、これは個人的な興味ですね。あ、隣の霊夢さんが私をにらむ
おお、怖い怖い
「嫌いな所はないけど、縁側で寝てる時にはきちんと何か羽織るものを着て欲しいかな。いつか風邪をひくんじゃないかと、俺は心配だな。」
「・・・だ、そうですよ?霊夢さん」
「っーーー。き、気を付けるわよ・・・・」
ほんのちょっぴり目尻に涙をためていう彼女は初めて見た表情をしていた
いつも、クールな霊夢を知っている文なだけに、それはかなり驚いた
(あやや、これは霊夢さん重傷ですね)
「んー。昴さんは外の世界から来たと伺いましたが、この世界はどう感じます?」
「あ、それ私もきになるかも」
「あ、あぁ。そうだな・・・正直な感想は不便・・・かな。正直、外の世界はコンビニ・・・里でいう店屋なんだけど、そこは一日中開いてて、いつでも雑貨や食料品が買えたのは便利だったな。この世界にそれがないのは少し不便に感じる。でも、不便でもここにしかない良さがある」
「ここにしかない良さ?」
「この世界はすごい綺麗だ。空気も星空も、人も」
「ふふふ、それは外見が綺麗ということです?」
「・・・まぁ、そういうのもあるんだけど、何より、心かな。外の世界は人を騙したり欺けたり、そういうのが多いんだ」
「へぇ・・・・そういうもんなんですかね」
「ああ」
「それじゃ昴さん。ここに来てから、やりたいこととかあります?」
「そうだなぁ・・・。とりあえず、お世話になった方達への挨拶回りかな」
「ふむ。それじゃ、最後に質問です。昴さんは霊夢さんに向けて送る言葉はありますか?」
「・・・そのうち、きちんとした言葉を贈るから、今は少し待っててくれ。」
「・・・いつよ?」
「そのうちさ。きちんと、整ったら、必ず言うから」
「ふむ。それは、それは。そのときは、また私に取材させていただきませんか?」
「え、嫌よ」「ちょっと流石に」
「え゛」
「だって昴が私だけに向けて贈るのよ?私以外誰にもーーーーーーーー聞かせないわ」
「俺も、霊夢にだけ・・・に聞かせたいかな。・・・式にはきちんと招待するから」
「・・・まぁ、それで妥協しますか・・・」
「わざわざ、ごめん。でも、これだけは譲れないな」
「いえいえ、こちらこそ、お暑い所を見せていただき、おなかいっぱいですよ」
「ははは、惚気だけどなぁ・・・」
「文なんて惚気を聞かせておけばいいのよ」
「そんな霊夢さん。私と霊夢さんの仲じゃないですか」
「ふふふ、冗談よ」
「それじゃ、私はそろそろ行かせていただきますね。では」
そう言って私は博麗神社の縁側を飛び出した。
いつもなら、自分の速度で飛んで、空を駆ける事のだが、今日は違った
あの博麗の巫女が飛ぶように、ゆっくりと飛んで帰った。彼女の飛ぶ時に見ている景色はとても緩やかに動き、いつもなら見落とすような景色を映していた
人間の生は短い。
私たち妖怪には瞬く間にその友人を失っていく
だから、私は毎日文字に起こし、その記録をしていく
今を幸せに生きる友人たちのために。
そして、その記録として、いつまでも残るように
その日、私は初めて新聞を書き始めた事を思い出した
これで11月の投稿は終了です
次回から、IFが始まります
・・・俗にいうヤンデレ早苗さんです
正直、今、書いてますが、どこまで書けるかわかりません
和菓子屋のSANがすり切れる・・・
とりあえず、頑張って書いてきます
次回は・・・いつになるかなぁ・・・