東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

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連続投稿だよ!ゆっくりしていってね!


Episode5-2

魔理沙とはまた違った、澄んだ金色の髪。

青色を基調とする服。そして、数日前に見たことのある人形

一目でみて、スゴイ美人さんだと思った

 

 

「この間のお礼で甘いものを持っていたわ」

 

 

「本当っ!それじゃ、ちょっと待ってて!今お茶を持ってくるから」

 

 

パタパタと台所に駆けていく霊夢。ふわりふわりと霊夢の髪が揺れ動いているのを見送る

 

 

「あなただったのね。上海が言っていた男の人って。はじめまして、私はアリス。アリス・マーガトロイド。七色の魔法使いよ。」

 

 

「あ、俺は如月昴。博麗神社で居候してます」

 

 

「ふふふ、あなた面白い人ね。上海も気に入るわけだわ」

 

 

おお、なんだろう。ものすごいキレイに笑う人だ

上品?気品があるという感じだろう

 

 

「・・・一応、聞いてもいいかしら。あなた霊夢が好きなのね?」

 

 

「ごふっ!!」

 

 

俺は飲んでいたお茶を噴出した

 

 

「ああ、ごめんなさい。驚かせるつもりはなかったの。でもあなたの優しい眼を見てたら、ああ、そうなんだと思っただけで」

 

 

・・・そんなに分かりやすかったのかな

 

 

「俺は・・・霊夢が好きだ。でも、まぁ、俺の片思いだけどね」

 

 

そう自嘲気味に笑うと、アリスは言った

 

 

「あの子は寂しがり屋で、臆病で素直じゃないの。だから気長に待ってあげて。きっと、どこかの恋色の魔法使いなら、『恋は諦めたらそこで試合終了なんだぜ!』とでも言うんだろうから、頑張ってね」

 

 

「君は、反対しないのか?」

 

 

「ええ。恋は実った方が素敵ですもの。それに・・・霊夢だってね,ボソリ」

 

 

ん?最後は聞き取れなかった。まぁいいか

 

 

「まぁ、諦めないで。何かあったら相談くらい乗ってあげるわよ。

 

 

「ありがとう。」

 

 

幻想郷は、優しくて、いろいろなヒントをくれる。この世界の住民達は皆そうなんだろうか。あっち《外》の世界みたいに汚い世界じゃなく、とても心が洗われるようだ

 

 

「アリス、お茶入ったわよ」

 

 

そんなアリスとの会話を断ち切るかのように霊夢が戻ってきた

 

 

「何話してたの?」

 

 

「この前、上海がお世話になったから、その話をしてたのよ。そうよね、昴」

 

 

(アリスが、助け舟を出してくれてる?)

 

 

 

「ああ、そうだな。それにしても、上海は人形なんて思えないくらいに動くんだな」

 

 

「私は魔女でもあるけど、人形師でもあるの。上海は、私の作った子の中でも最高の子の一人なの。自律人形っていってね。もう一人いるんだけど、そこの子は蓬莱って言って今は家でお留守番をしているわ。」

 

 

「へぇ。すごいんだね。」

 

 

「それより、アリス!お菓子よ、お菓子!!」

 

 

霊夢がアリスを急かす。霊夢は甘いものを見ると眼が凄い輝く

 

 

「はいはい・そんなに急がなくてもお菓子は逃げないわよ」

 

 

「ほら、あんたも早くきなさい!」

 

 

「お、おお。ってまたすごいな」

 

 

「ふふふ。今回は霊夢のおかげで実験が成功したから、腕をよりにかけて作ったわ。」

 

 

アリスが持ってきていたバスケットを開けると、ラズベリータルトケーキとクッキーが出てきた

ラズベリータルトケーキは、俺が外の店で見たものよりもすごい出来栄えで、クッキーは幻想郷の人の形で焼かれて、更にその上からはチョコペンだろうか。本人たちの絵が書かれていた

 

 

「あ、私がいる。」

 

 

「おお。魔理沙も紫もいる」

 

 

「それが一番手間がかかったかしら。でも、作ってる時は楽しかったわ。でも、ごめんね、新入りのあなたがいるなんて知らなかったから、あなたのがなくて」

 

 

「いやいや、俺はいいんだ。それよりも、この人はなんていうんだ?」

 

 

俺が指差したのは、カメラを持ている天狗

 

 

「ああ、そいつは天狗の射命丸文よ。こいつの取材はめんどくさいのよねぇ。でも本当にいい出来じゃない。アリス。個人個人の特徴がよく出てるわよ」

 

 

「ふふふ、そう?」

 

 

「なぁ、この緑色の服を着た日本刀を持っている子は?」

 

 

「そいつは、魂魄妖夢。白玉楼で庭師をやってんの。でも、基本的に庭師といえども、家政婦・・・みたな感じかしらね。幽々子の。」

 

 

「妖夢は・・・幽々子の従者なんだけどね、主人である幽々子がよく食べるのよ。まぁ、妖夢自体はおっちょこちょいで頑張り屋さんなんだけどね」

 

 

「へぇ、ちょっと会ってみたいかも。と、いうか、この世界には猫耳や兎耳が付いている人もいるのか!?」

 

 

見つけたのは、猫耳と兎耳の少女・

 

 

「兎の方は、永遠亭の鈴仙・優曇華・イナバね。医者の助手をしてるわ。その猫は紫の所の式の一人の橙ね。何?あんたそういうの好きなの?」

 

 

「!?いや!断じてそういうことはないぞ!?獣耳とか、動物が好きってだけで!!」

 

 

「へぇ、そうなの。」

 

 

霊夢はニヤニヤしながら俺を見る

 

 

「まぁまぁ霊夢に昴。取り合えず、食べましょ?」

 

 

「そうね、せっかくアリスが作ってきてくれたんだから」

 

アリスの気のきいた声によって俺は救われた!!

ありがとうアリス!

その後、俺たちはやってきた白黒の魔法使いと共に茶会が始まった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

アリス視点

 

霊夢の家にいた新入りの昴。あの子は霊夢を変えている。それも、霊夢にとっていい方に

よかった。私たち以外にも頼ることのできる人ができたのか

それが私には嬉しかった

それにしても、あの二人。いいカップルかもしれないわね。

今度来るときは、スバルの人形を作ってプレゼントしてもいいかもしれない。きっと、顔にはださないけど、霊夢は喜ぶだろう。

 

 

親友だからこそ、気が付く変化。霊夢は何時も通りに見えたが、言動や表情は以前の霊夢じゃない。前から表情はあったけど、あんな楽しそうな顔は見たことない。でも霊夢は自分の感情に気がついていないだろう。・・・だからこそ、おせっかいで人形を贈るのだが。

 

 

「さぁ。家に帰ったら親友のために特別な人形を作ろうかしらね。ね、上海。」

 

 

「シャンハーイ!」

 

 

あかね色に染まる空はの中七色の魔法使いの少女は帰って行った

 

 

 

 

 

 

~後日談~

 

アリスは出来上がった昴人形を博麗神社に持っていった

 

「霊夢。」

 

「あら、アリス。どうしたの?」

 

 

「ふふ、これ作ったの。霊夢・・・貰ってくれない?」

 

 

「!」

 

 

霊夢の表情が一瞬、嬉しそうな表情に変わった。霊夢に霊夢人形をあげたときは無表情だったのに

むぅ。なんか悔しい。

 

 

「・・・まぁ、くれるんだったら貰っとくわよ」

 

 

「そう?ありがとう。それで本人は?」

 

 

「あいつなら里で今日のお夕飯の材料を買ってきてくれてるわよ。」

 

 

「そう、なら私は彼が帰ってくる前に帰るわね。それじゃ霊夢。人形大切にしてよ?」

 

 

「わかってるわよ」

 

 

何時も通りのそっけない霊夢の返答は柔らかかった




とりあえず、GW中はこれで投稿はしません(多分)
次は、妖夢か早苗ですね。本編の最後の辺に永遠亭メンバー。番外編で文とかチルノを予定で組み込みました。あ、でもにとりも捨てがたい・・
このまま早苗の登場が出てくると、妖夢の登場が本編でいなくなってしまう・・・
このままGW中は書きために入ります。少々更新スピードが遅れます。

それはさておき、昼間、妖夢のレーザーカットキーホルダーを買ってきました
霊夢がない!!と心の中で叫びつつ、好きなキャラである妖夢を購入。
あと、缶バッチを3枚購入してきました。中身が見れないようになってるんで選べないですけど、「霊夢!こい!」と念じながら開けると、文、咲夜さん、妖夢でした
あれ!?霊夢は!?orz

~追加情報~
ちょこちょこ、活動報告も書いてますので、そちらの方もよかったら覗いてみてください
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