東方麗霊想   作:和菓子屋蜜柑

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こんばんわ。あぁ、gw終わってしまいました
と、いうことでお待ちかねの早苗さんの登場でございます
東方麗霊想episode6 ゆっくりしていってね!


Episode6‐1

今日は久しぶりに霊夢が妖怪退治に行くらしい

これは俺がこの世界にくる以前から行われていたものらしく、俺は止めることが出来なかった

 

 

「それじゃ、神社の事よろしく頼むわね」

 

 

霊夢はいつもの紅白の巫女服と魔封針や陰陽玉、お祓い棒を持っている

それはいつもの弾幕に使うものではなく、さらに威力を高めた物で、完全に妖怪を滅するために使われるものだと、少し前に霊夢に聞いた

 

 

「ああ、気をつけて。」

 

 

霊夢の腕は確かだと思う。信頼していない訳じゃない

このもどかしさ。俺には霊夢みたいに戦う力がない。霊夢みたいに空を飛んだりもできない。能力があったて、霊夢と同じ場所には立てない

そんなもどかしさが俺にはあった

最近の霊夢には、妖怪退治の依頼が増えてきている

傷がない訳ではない。

 

 

「この神社には結界が、一番強いのが貼ってあるから、絶対に弾幕張れる奴以外は入れないから大丈夫。あんたが来てから更に強化したから」

 

 

「・・・ああ。わかってる。霊夢・・・」

 

 

「なに?」

 

 

「気を付けて」

 

 

「・・・うん。でもそんな心配しなくても大丈夫よ。だからそんな顔しないの。」

 

 

「・・・俺そんな顔してたか?」

 

 

「そうね、結構ひどかったわよ。それこそ、俺は何もできないって・・そんな感じの表情。もし、仮にそんな事を思ってるのなら、それは違うわよ」

 

 

「?」

 

 

「・・・家に帰ってくるとお帰りって言ってくれて、温かいご飯や、迎えてくれる人がいるって、とても素敵な事なのよ。私は・・・それに救われてる。」

 

 

「・・・・。」

 

 

「それじゃ、行ってくるわね。あ、晩御飯は初めて食べた時のあのハンバーグがいいわ」

 

 

「ははは、了解。でも出来るだけ、傷がないように帰って来てくれよ?」

 

 

「わかったわ。それじゃ、行ってきます」

 

 

「ああ、いってらっしゃい」

 

 

そう言って、霊夢は空を飛んで行った

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

霊夢が飛んで行って、神社の掃除をしている時だった

 

 

「こんにちわー。霊夢さーん!」

 

 

風が揺れ動く。でも、優しい風だ

声がした方をみると、蒼白の服が見えた。髪は緑色でその髪にはカエルとヘビだろうか。それらの髪飾りが付いていた

 

 

「あ、霊夢なら、妖怪退治にいきましたよ・・・って・・え?」

 

 

「あ、そうですか。・・・え?昴君?」

 

 

そう、そこにいたのは幼馴染の成長した姿だった

 

 

~少年説明中~

 

 

「ああ、本当に昴君なんですね・・・・。奇跡です!」

 

 

「本当にこんなところで再開できると思わなかったよ」

 

 

「・・・あの時は、本当にごめんなさい。さよならも、ごめんなさいも、ありがとうも、言えずに」

 

 

「気にしないでいいんだ。早苗。」

 

 

「・・・あの時の傷は・・・・残っていますか?見せてください」

 

 

「・・・。どうしてもか?」

 

 

「はい。どうしてもです」

 

 

昔も見た、一度決めたら、何かを貫く通すという眼。彼女がこうなってしまったら確かてこでも動か無かった

・・・しょうがない。本来なら見せたくないが・・・。

 

 

「わかった。」

 

 

しゅるり・・・と上の衣の紐を解く。下着にタンクトップを着ているが、それも脱ぐ

袴だけの状態で、俺は早苗に振り替える

 

 

「・・・やっぱり凄い傷跡ですね・・。昴君ごめんなさい。」

 

 

「だから・・今はもう傷は癒えているから大丈夫。痛くもないから」

 

 

「・・・。私は、昴君に謝らないといけない事があります」

 

 

早苗が俺の腹の傷を触り、うつむきながら語り始めた

 

 

「私は既に昴君と会ったときから、風祝として修行を終えていました。私は諏訪子様と神奈子様の巫女でした。本来ならあの通り魔に刺されてもお2人の力を借り、更に私自身の奇跡を起こす程度の能力で傷はすぐにでも完治できるはずでした。でも、私はそれをする事ができなかった」

 

 

「・・・能力の行使か?」

 

 

「はい。あの世界で能力を見られることは、異端で、嫌われます。だから、私は昴君の前では能力は使いたくありませんでした。もちろん、頭の中では、諏訪子様や神奈子様にすぐに能力を使うようにいわれていましたが・・・」

 

 

自嘲するように早苗は笑った

 

 

「でも、私は・・昴君の前で能力は使いたくなかった・・・。何故だかわかります?」

 

 

「・・・すまない。わからない」

 

 

「私は・・・東風屋早苗は・・・昴君の事が、好きです。好きだからこそ、昴君に・・・嫌われたくありませんでした」

 

 

頭を金づちで殴られたような衝撃だった

 

 

「あの時私が能力を使ってすぐに治癒していれば、昴君の身体に私の傷はなかったはずです・・・。すべて私の責任です・・・」

 

 

「・・・。さなえ」

 

 

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、」

 

 

俺の袴をぎゅっと握りしめ、早苗が泣く

ぽろぽろと涙を流す早苗に俺は昔よく泣いていた早苗にやっていたように頭を柔らかく、優しく撫でた

 

 

「すばる・・・くん?・・・?」

 

 

「早苗。俺は・・・・あの頃、能力をもし早苗が使っていたとしても、俺は早苗の事は嫌いにはならなかったよ。俺はむしろ、守れてよかったって思っているんだ。あの時、一番大切な人だったから。」

 

 

「でも、その昴君のお腹の傷は消えないんですよ!?」

 

 

泣きながら叫ぶ早苗。そんな早苗が落ち着くように俺は頭を撫で続ける

 

 

「俺は・・・・男だからいいんだ。女の子を守るのは、男の役目・・・だろ?」

 

 

「ふええええっ・・・すばるくん・・・・」

 

 

そこで完全に早苗の涙腺は崩壊した

 

 

「ほら、大丈夫だから・・・落ち着け」

 

 

ぎゅっと早苗を胸に引き寄せ、抱きめ頭をなでる

たしか、早苗がまだ幼い時にいたころは、早苗のほうが大きくて俺の方がよく抱きしめられていたのに、今は俺のほうが大きくて、早苗を抱き寄せている。

この時、俺はお互い、過去に置いてきてしまった物を取り戻していった気がした

そして、それは早苗が泣きやむまで続いた。




次の更新は、土曜日の夜になります
時間は・・・どうしましょう。21時くらいから23時ころにはうpします。
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