オレはオレの幸せに会いに行く   作:ほったいもいづんな

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あけましておめでとうございます。 新年明けましたね、今年もよろしくお願いいたします。

今回は平和回、すなわち遊戯王5D'sの地縛神編の振り返り回みたいなもんです。


14話 学校が午前中に終わる日の無駄にテンションが時と同じ

 14話

 

 

 

 

 ティアナちゃんの事で一悶着あって数日経った。 今ではもうすっかり仲直りしたなのはちゃんとティアナちゃん、あと何故か仲良しになっていた翔次君。 今日も朝から訓練をしていたんだけど……

 

「…………」

 

 今日は新人達に内緒でテストを実は行なっているらしい。 ので俺はそうそうに訓練を切り上げて邪魔にならないところで待機してるんだけど……暇だし『アレ』試してみるか。

 

「はあぁぁぁぁぁぁ…………」

 

 上空に飛び、木々を見下ろせる高さからオレは魔力を高める。 静かに少しずつ、両手を握り身体の奥から力を込める。

 

「はあああああああーーーー」

 

 高める。 高める。 金色の魔力波が全身を包み、嘶く。 そしてドンドン膨張し強い光を放つ。

 

「だああああああ!! ゥウリィやあぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

 このくらいでおよそ500万の魔力! オレが何の負荷も掛からずに出せる限度! これをしばらく継続する!

 

「うおおおおおおおおお!!」

「ーーっと……ちょっとキリンー!!」

「うおおおおお……お?」

 

 誰だ? オレは魔力の解放をやめて自分を呼ぶ声の主の方を向く。 そこには焦りながら飛んで来たであろうフェイトちゃんがいた。

 

「キリン! 何してるの!?」

「フェイトちゃん、いや暇だったからさ……」

「暇だからってああいうのやっちゃダメ。 キリンは周囲に直接影響が出るくらい特殊な魔力なんだから、最悪機械系統が壊れちゃうよ?」

「うっ! それは色んな人に怒られちまうな……」

 

 シャーリーさんとかその辺りに怒られそう……あとヘリとかに何かあったらヴァイス君にも言われそうだな……

 

「みんなも終わったから、戻ろ?」

「あ、ハイ」

 

 オレ達は宿舎に戻る。 当然地に足をつけてだ。 帰りの中、フェイトちゃんがオレに先ほどの行為について聞いてくる。

 

「それで? 何であんなことしてたの?」

「ん? あぁあれ? アレはなぁ……まだ拳君がいた頃の話からなんだが……」

 

 オレ達がまだ3人で旅をしていた頃、オレはまだまだ魔力の扱いが上手くなかった。 それでも強くなりたいってずっと思っていたのよ。 そしたら拳君がさ……

 

『お前の肉体はすでにこの世界の常識を遥かに凌駕している。 時が経てば自然と肉体と精神が一致していく。 別に急ぐ必要もあるまい』

『だけどもよぉ……拳君みたいになるにはどうしたらいいんだ?』

『それは無理だ』(速答)

『何で!?』

 

 何でも拳君の力はオレ達魔導師みたいな魔力を行使するんじゃなくて、『神のエネルギー』を使うんだって。

 

「神のエネルギー……?」

「うん、神のエネルギー、ゴットパワー、この世の力の遥か先に位置する力のことなんだって」

 

 拳君は……というか『管理会』自体神様が産み出した物だから神の力を持っているんだって。 だから魔力を持っている限り神の力を得ることはできないって言われたのよ。

 

「……でもさっきやってたことは……?」

「そ、それが本題なのよ」

 

 拳君曰く、「『器に魔力がある限り』神の力を取り入れることは出来ない」だそうで。 そして……

 

『全力を出し、そしてエネルギー尽きるまで全力を維持し続けろ。 そうすれば消費した魔力だろうが何のエネルギーだろうが、それは昇華し、浄化され、『()()()()()』になる。 その力が『神の力』、それを取り込む事で『神の領域』に入れる』

 

 一度だけ、拳君はそう言ってくれた。 それ以来何度か試しているんだけど……

 

「冷静に考えてオレってば無限の魔力だから無理じゃね? とは思ってるんだけどさ」

「そうだよね……」

「んだけども、拳君がわざわざ言ってくれたって事はよ? オレでも可能性はあるってわけだ。 じゃあ頑張れは何度かなるんじゃね?」

「うーん……私はアドバイスくらいしか出来ないけど……キリンが頑張るなら応援するね」

「ありがとフェイトちゃん」

 

 神の領域、必ず辿り着いてみせるからな!

 

 

 

 

 

 

 

「なんか騒がしいなぁ……?」

「……スバルとティアナと……翔次?」

 

 オレ達が食堂に入るとスバルちゃんがなんかわちゃわちゃしてる。 ……お、近くにエリオきゅんとキャロちゃんがおるやんけ。 聞いてみよ。

 

「あ、キリンさん」

「フェイトさんも」

「や、一体どったの?」

「あぁその……さっきスバルさんが……」

「あー!? キリンさーん!」

「あ、なんか張本人が来たから大丈夫だわ」

 

 スバルちゃんがこっちに気付いたからかこちらに近付いてくる。 スバルちゃんがいた席にはスバルちゃんに向かって何か言いたそうなティアナちゃんと何故かそっぽ向いてる翔次君が。 どうしたのよ?

 

「あぁぁぁさっきティアが、ティアが翔次さんの事を……!」

「翔次君の事を?」

「『名前』で読んだんですよぉぉぉ!!」

『はぁ……うん?』

 

 ティアナちゃんが翔次君の事をちゃんと名前で呼んだだけ? ……あ、そう言われると彼女がちゃんと彼の事を名前で呼んでいるシーンなかったような……?

 

「いつもいつも……『あんた』とか『ちょっと』とか言っていたじゃないですか!」

「言われてみれば……確かに」

「さっき午後のお休みは出掛けようって話をしてて、そしたらティアナが……『翔次、あんたも行かない?』って誘ったんですよぉ!!」

「何だとぉぉぉ!!?」

 

 ご……ご……午後って休みだったのかぁぁぁぁ!!

 

「さっき戻ってくるとか言ったよ私」

 

 すんません聞き流してましたぁぁぁぁぁ!!

 

「……ちょっとスバル、別に変な事じゃないでしょ?」

「いやいやティア、だってティアが人の事をちゃんと呼ぶんだよ!?」

「いや……上官達のことは名前で呼んでるじゃない……」

「ツン成分が810%を占めているティアが……もしかして『アレ』なの?」

「アレって何よ……」

 

 スバルちゃんはいやらしそうな顔をしながらオレに顔を寄せてくる。 うわっ、悪そうな顔してんねキミ。

 

「やっぱりキリンさん、アレがあーなってコレになったんですかね?」(怪しい手付き)

「ちょっと、その怪しい手付きは何?」

「…………あぁ、やっぱりほら、アレがあーなる前はこうだったじゃん? だから翔次君によってコレがこーなってアレに……」(ノリノリ)

「キリンさん!?」

 

 せっかくだし、オレはこのノリに付き合うことにするぜ!(越前)

 

「将来的にはスティックキー(♂)がフロンティアゲート(♀)をオープン・ザ・フューチャー(合体)的な?」

「キリンさんそれセクハラですよ!?」

「ん〜? ティアったら何を言ってるの〜? 今のどこがセクハラなのかにゃぁ?」

「う……翔次! 何知らんぷりしてるのよ、助けなさいよ! あんたも巻き込まれてるのよ!?」

「キリンがそういう状態になったらスルーするのが一番だ」(諦め)

「何遠いとこ見てるのよ!?」

 

 いやぁ……楽しいですなぁ。(クソ)しばらくはこのネタでイジれーーゴファッ!?

 

「キリンさーーん!?」

「……スバル?」

「は、ふぁい! 何でしょうかフェイトさん!?」

「同性でも……セクハラって成り立つから気を付けようね……ね?」

「は、はいいぃぃぃぃ!!」

「あと、エリオやキャロみたいな小さな子どももいるから……TPOは守ろうね? ……いいかな?」

「ごめんなさーい!!」(土下座)

「じゃ、私キリンにも言わないといけないから、行くね?」

「行ってらっしゃいませー!!」(90度)

 

 

 

 

『賢い可愛いミョルニルちゃんが後の展開を教えてあげますけど、ぶっちゃけマスターがフェイト様に怒られただけです。 あぁちゃんとティアナ様に謝らせていたのでご心配なく。 ……私の出番いつも雑じゃあありませんか?』

 

 

 

 

 

 

 

 マジサーセンっした……

 

「気をつけてよね、いいキリン?」

「あい……」

 

 いやホント久しぶりにキャッキャウフフな話だったから……ついテンションが上がってしまいました。 ホントすんません……

 

「はぁ……ところでキリンは午後どうするの? 私は片付けたい仕事があるけど……キリンは?」

「オレ? どーすっかなぁ……」

 

 みんな出かけちゃったしなぁ〜。 スバルちゃんとティアナちゃんはバイクに2ケツで、サイドカーに翔次君乗っけて行っちゃったし。 エリオきゅんとキャロちゃんは仲良くデート(シャーリーさん計画プラン)に行っちゃったし……

 

「んならせっかくだしちょっと街でお買い物してくるわ。 洋服とか見たかったし」

「うん、行ってらっしゃい」

「うん。 ……あ、そうだおめかしして行きましょうねぇ〜」

「あぁうん……ミョルニル、キリンのことよろしくね」

 

 なぁに買おっかなぁ〜フンフンフフーフン〜

 

 

 

 

 

「…………」

「あ、フェイトちゃん。 ちょうどいいところに……」

「私も行きたかったな……」(ボソ)

「フェイトちゃん?」

「……! な、なのは!?」

「もしかしてキリン君とお出かけしたかったの……?」

「ちが、いやそうじゃなくて!!」

「……それなら代わりにお仕事引き受けようか?」

「だ、だいじょーぶゅ! 大丈夫だかりゃぁ!!」

「フェイトちゃんカミカミだよ?」

「んにゃぁぁあああああ!!?」(赤面)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、今日も平和なやぁ」

 

 はやては廊下を歩きながら身体を伸ばす。 今日の午後は新人達の訓練は無し、そのおかげか六課は非常に静かだった。 はやては自分の小休憩も挟み自分の仕事に戻ろうとしていた。

 

「こない静かやと六課の存在意義が若干薄れる気がするなぁ」

「でも何もないなのはいいことでごぜーます!」

「……せやなぁ」

 

 はやての独り言に相槌を打つのは子どもの声。 元気一杯のその声はまだまだ親に甘えん坊な時期の子どもだと伺える。

 

「新人達……もう新人言うてええのか分からんけど、あの子達は午後休みでええなぁ」

「お姉さんはお休みじゃあねーんでごぜーますか?」

「せや、私はみんなの上司やから働かないといけないんよ」

「はぇー! とっても偉いんでごぜーますね!」

 

 子ども相手に愚痴を少しこぼすのは少々如何なものかと思われるが、はやては普段から多忙でなのはやフェイト、ツヴァイを始めとした仲間達が幾分か仕事を分散しているとはいえはやては六課で一番上の人間。 どうしてもはやてで無ければならない仕事があり、それが一番多い作業なのだ。

 

「……ところで」

「はい?」

「あんさん……何者や?」

 

 はやては足を止め、いつの間にか隣でヒョコヒョコ付いてきている子どもの前に立つ。 子どもは黒髪で丸みがかったショート。 ブカブカのパーカーを着ており身体的特徴は見えにくい。 性別は判断付きにくいが、はやての審美眼的には男の子のように見える。

 

「ふぇ? えぇーとーー」

「あ、はやてちゃんー!」

「……リイン?」

 

 ふと、背後からツヴァイの声がしたのでつい振り返るはやて。 ツヴァイの登場で少年の台詞が遮られてしまう。

 

「どうしたんですか? 廊下な真ん中に立って」

「ん? 実はこの子がな……ってあら?」

「……誰もいませんよ?」

 

 はやてが少年の方を見るといつの間にか消えていた。 ツヴァイはツヴァイではやての背が目に入り、その正面に立っていた少年の姿は見ることが出来ていなかった。 不意に現れ、いつの間にか消えた少年に疑問のみが募る。

 

「おっかしぃなぁ……確かにさっきいたんやけど……」

「もしかしてはやてちゃん、疲れすぎて幻覚が……?」

「ちゃうって! ホンマにおったんや、可愛い男の子が」

「男の『娘』……!? もしかしてはやてちゃんってそういうのが……!」

「ちょっ! 字ぃ違う! 普通の『男の子』やって!」

「みんなさーん! はやてちゃんがショタコンだったのですよー!!」

「うおぉい! そない大声で紛らわしいこと言うなー!」

 

 その後、六課内で『八神司令はショタコンの男の娘好き』という噂が流れ、それを聞いたフェイトがエリオを守ろうと誤解が解けるまでエリオの半径10メートル内にはやてを入れないようにしていたとか。

 

 

 

 

 

 

 

「『()()()』! 勝手に行ってはいけないと行ったはずです!」

「ふぇ? でもパパが少しだけならダイジョーブって言ってたですよー?」

「あなたぁ! 何してるのですかぁ!」

「わ! ごめん! 少し覗くだけだと思ってたんだけど……まさか『はやてちゃん』に会うとは思ってもなかったんだ」

「まだこの子の魔法は安定しないからダメだと言いましたよね!? ……全く、『()()()』が混乱しなければいいが……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それぞれが過ごす平穏な午後。 だがそれは長く続かなかった。

 

「……という訳なんだが……君にもお願いしたい。 いいかい?」

「構わない。 ……ちょぅどこの肉体を()()に試してみたかった所だ」

「それでは私の娘達を頼むよ……『転生者小五 楼人(しょうご ろうり)』」

 

 最後の転生者、強襲。

 




最後の転生者、小五ロリ君です。 次回そのベールが剥がれるんじゃないんですかね?

あと『アイカ』は……まぁまぁ後で分かりますよ。 多分ね。

今回も誤字脱字等のミスがありましたら、コメントにてお教えください。 あ、vividstriker!の小説(汚い)を投稿したんで、興味ある方は見てみてください。
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