寒いとカイロが欲しくなりますよね? そんな貴方にはなのはキャラの火属性娘達が一番! おっぱいシグナムからクールシュテル、好きなのを選んでね!
17話
人騒動の後にティアナ達の活躍によりレリックが無事だった事が判明した。 奪われたのは空のケース、本物はティアナの幻術によって姿を変えてキャロが持っていた。 意外な活躍にヴィータは褒める前に安堵した。 自らの失態を部下がカバーしてくれた、安心と嬉しさが同時にやってきたヴィータは笑顔で愛する部下達を褒めた。
一方空箱をつかまされた『ナンバーズ』達、いやルーテシアは誰よりも肩を落としていた。
「ルールー……」
アギトは落ち込む主人を見て心が痛む。 彼女の目的はⅺと書かれているポッドに入っている自分母親を目覚めさせる事である。 同じ番号を持つレリック、つまりティアナ達が奪取したレリックが無ければ自分の母が目覚める事はない。 自らの目的を達する事が出来ずにただただ落ち込むしかなかった。
「………………」
「その……ルールー? えぇっとな?」
ルーテシアとアギトは主従に似た関係にある。 だからアギトは自分の力不足を恨むもルーテシアを励まそうと言葉を絞り出す。
「だ、大丈夫だって! 管理局も壊したりはしないだろうしさ! それに、後で奪い返せばいい話だろ? あたしらなら大丈夫だ!」
「……うん、そうだね……」
アギトの声もルーテシアには空振りのように見える。 ルーテシアの静かな雰囲気がアギトの空元気をまさに空回りさせているように見えるが、彼女は小さく言った。
「ありがとう……アギト」
「……! へへっ当たり前よ!」
ルーテシア・アルピーノ、目的を達するまでその表情が柔らぐことはないが、その心はしっかりと揺れ動いている。 ……だが本人はそれを知らない。
「それで、何とか帰還できたものの私が与えたその身体にキズをつけられたと」
「そうだ……認めたくはないがな」
邪悪な笑みを浮かべいる男、ジェイル・スカリエッティはポッド内にいるローリと会話もとい報告を聞いていた。 スカリエッティの目には身体に残っている戦闘痕、何より切断され機械のパーツやらが露出している右腕を注視している。
「君のその身体は私の娘達の約3倍の性能を持っている。 そしてインヒューレントスキル……ISを敢えて搭載しないことで純粋なパワーとスピードのみを極限以上まで高めた最強の肉体。 ……その身体を持ってしてもあの魔導師に叶わなかったわけだね」
「あぁ、奴のあの馬鹿げた魔力……まるで際限がないように思えた。 恐らくは尋常じゃないほどの魔力量か……」
「本当に無限に魔力があるかも……しれないねぇ」
キリンに対する情報を改めて整理する二人。 スカリエッティは一つの映像をローリに見せる。 それは今から10年程前の記録であった。
「それは?」
「これは昔に取った記録でね。 遠い次元世界の端に小さな次元震が発生している」
「……この私が知らないことか」
「おや、そうなのかい? まぁ知らなくても無理ないかもしれない、何故ならこれを起こした原因は『彼』なのだから」
「何!?」
映像にはその当時スカリエッティが観測したであろうデータが映っていた。 科学者や魔導師でしか分からない数字や単語、だが一つだけローリにも理解出来る項目があった。 それは発生した魔力の量を示す数値だった。
「346万……!?」
「そう、この数値こそ幼少期でありながら叩き出すことに成功した魔力量! 少なくとも私が知る限りではこれ以上の魔力を保有している人間は見た事がない」
「……SSSクラスでは足りん、まさにあり得ない数値だ」
「因みに言っておくと、君の身体はこの魔力量を参考に色々調整がされている。 だけども……というかやはり戦闘機人がベースでは今の性能が限界。 これ以上の性能アップは……」
そこまで言ってスカリエッティは黙る。 次の言葉を、ローリ本人の口から言わせたいのだろう。 沈黙のままローリを見ている。 その視線に気付いていたローリは少し気に食わなさそうに、だが確固たる意志を持ってスカリエッティに言う。
「スカリエッティ」
「……何だい?」
「……『頼み』があるーー」
ローリの言葉を聞いたスカリエッティは嬉しそうに、狂った笑い声を上げる。 その声は彼のアジト内に不気味に響き渡っていた。
高町なのはは困っていた。
「やだぁ〜! 行っちゃやだああ!!」
「あはは……どうしようかなぁ……」
先日保護した少女は金の髪に右目は緑、左目は赤の虹彩異色。 名は『ヴィヴィオ』、母親を探していると自分で言っていた。 そんな彼女に懐かれたのがなのはであった。 しかもなのはがいないと癇癪を起こしてしまうほど懐いており、なのはの雰囲気を感じ取ったのか、はたまた本能的になのはが信頼できる人間だと察知したのかは分からないがその懐きようはとんでもなかった。 因みに代わりを申し出たスバル達は速攻でヴィヴィオに拒否された。
「お仕事に行かないといけないんだけどぉ〜……ダメ?」
「ダメ!」
「あぁ〜即答かぁ……どうしよう」
今日ははやてやフェイト、キリンと翔次も含めた5人でとある所に行かなければならない。 だがヴィヴィオの癇癪がなのはを困らせている。 なのはは末っ子である、故に我が儘を言われた経験が少ない。 だからこの状態でのあやしかたなど知る由もない。 所謂未経験者、圧倒的年下へ対する経験不足。 困り果てているなのは、そんな所に二人の経験者が。
「こんにちは」
「……ふぇ?」
「やっはろー! うさぎさんとキリンちゃんだよぉ!」
「フェイトちゃん、キリン君……とザフィーラさん? 何で?」
そこにはエプロンを身に付けたキリンとうさぎのぬいぐるみを手に持つフェイト。 あと狼状態のザフィーラが。 フェイトはひょこひょこぬいぐるみを動かしながらヴィヴィオに話しかける。
「僕はうさぎだよー」
「うさぎと……?」
「キリンちゃんはキリンちゃんだよぉ?」
「キリン……? 首は長くないのにキリン?」
「そうそう、首は長くないキリンちゃんでーす!」
「あはは、変なのー」
「ふふ、そうです。 変なキリンと可愛いうさぎだよー」
「キリンちゃんも可愛いからね! ホントだよ?」
「あははー!」
一気にヴィヴィオの表情が変化し、膨れっ面から笑顔にすぐ変わる。 その様子を見ていたスバル達は思わず感嘆の声を上げる。 なのはは逆に二人の姿に呆気にとられる。
「僕、ヴィヴィオと遊びたいな」
「というわけでヴィヴィオちゃんにはうさぎさんをプレゼント!」
「ホントー!? わーい!」
ヴィヴィオはさっきまでなのはの服の裾を掴んでいたが、今はぬいぐるみを両手で持っている。 すでにヴィヴィオの興味はぬいぐるみへと移動していた。
「ん〜でもでもこれだけじゃあちょっと物足りない? 足りなくなくなくない?」(迫真の演技)
「そうだねぇ〜……あっ! あんな所にザフィーラが!」(迫真の演技)
「……え?」
不意に指をさされ思わず素っ頓狂な声をだすザフィーラ。 そんなのを気にせず二人の名演技が光る。
「ヴィヴィオちゃんヴィヴィオちゃん、あそこにモフモフのわんこがいるじゃない?」
「ホントだー!」
「お、おい。 何をーー」
「ザフィーラ、待て」(にらみつける)
「あ、はい」
フェイトのにらみつける視線に抵抗を辞めざるをえない。 流石はフェイト・テスタロッサ、アルフを躾けていただけはある。 待ての一言でザフィーラをその場に固定させる。 因みにヴィヴィオには聞こえない程度の小声である。 ザフィーラを沈黙化させたフェイトは声色を戻してヴィヴィオとの話に戻る。
「ヴィヴィオ、きっとあのわんこに抱きついたら気持ちいいよね?」
「うん!」
「こう……思いっきり勢いをつけて行きたいよね!」
「うん!!」
二人の言葉に目を輝かせながらザフィーラを見るヴィヴィオはまさに獲物を見つけた野じーーもとい子どもである。 そんなヴィヴィオを持ち上げるキリン。
「そんなわけでどーん!」(ヴィヴィオぽいー)
「なっ! 馬鹿者……!」
「どーん☆」(南斗人間砲台)
「ぐわはぁ!?」
「ヴィヴィオちゃんにはオレ達が戻ってくるまでわんこをモフモフする権利を上げよう!」
「わーい! モフモフ! モフモフ!!」
ヴィヴィオは完全に機嫌を直し、ザフィーラをモフモフする行為に夢中になる。 その余りの手際の良さに全員が謎の感動をしていた。
「おぉ……スゴイコンビネーション、孤児院で働いていたのって本当なんだぁ」
「フェイトさんもスゴイ……熟練者って感じ」
「はい、よくお世話になりました……」
「私も……」
「あ、そっか。 そういえばそうね」
かくして、第一次ヴィヴィオ騒動はフェイトとキリン、そしてザフィーラの犠牲の上で無事解決した。 なのはは無事仕事に行けるのであった。
「モフモフ! モフモフ!!」
「ーーーー」(南無)
手抜きしたっていいじゃない、手抜きが許されるのが初投稿までだけどstrikersは初投稿だからいいよね?
今回も誤字脱字等のミスがありましたら、コメントにてお教えください。